新しいスキル ◇

『両手武器ロスイチノーカン(仮称)』(各武器毎に習得しなければならない)
(名称募集中)
(実用新案申請中 うそ
(ぴか中)


仕様:
ストレングスに準拠
技能判定に成功した場合、両手用接近戦武器使用による自動的ロストイニシアティヴの効果を免れ、あたかも片手用の接近戦武器を用いているかのように、通常通りにイニシアティヴを決定することができるようになる
技能判定に失敗した場合、自動的にそのラウンドの一番最後の攻撃になる。これは、相手がゾンビであっても、その攻撃のあとになってしまうことを意味する。パーティの仲間がイニシアティヴを取っていようとなかろうと関係なく、自動的に一番最後にされてしまう
この技能の使用は、イニシアティヴ決定フェイズより先に宣言されなければならない
技能の対象となっていない両手用武器の場合は、ペナルティとして判定に-4 される
ペアコンバット時に、相手が小型の片手用武器(ダガー、ショートソードなど)を使用している場合、判定に-2 のペナルティ
ロングボウ等の射撃兵器は一切これに含まれない


詳細:
両手用の剣や斧は、
重量と慣性モーメントの都合からいつもイニシアティヴを失ってしまいます。
しかし、その武器の扱いに特化した戦士ならば、
常に「イニシアティヴ」を取られてしまうような、
鈍臭い戦いを避けられるようになり、
次第にその武器特有の「間合い」を見極めていくことでしょう。
この「間合い」を見極められるかどうかというのを少しでも再現するためのルールです。
要するに、両手剣の間合いを失うように距離を詰められさえしなければ、
イニシアティヴを自動的に失うということ自体を避けることができるのです。
ウェポンマスタリィを導入している場合に有用な技能です。
そうでないキャンペーンでは、あまり必要無いでしょう。
ウェポンマスタリ導入時には、
その武器の熟練度が一段階上昇する毎に、
技能レベルも一つ上がることにしても良いかも知れません。

導入に至るまで:
なんでこんなスキルを思い付いたかといいますと、ウェポンマスタリィ導入時に、
ただでさえだれも使わなかったバトルアックスが余計に選ばれなくなってしまい、
少し寂しい感があるので、それに一筋の光明を当ててやる目的で考案しました。
ウェポンマスタリィ導入時のノーマルソードとバトルアックスの性能差が、
余計に拡がってしまうように感じられ、従って誰も、
この武器を選ばなくなる傾向がより強くなってしまうのです。
しかしながら、この技能の導入によって自動的ロストイニシアティヴを免れれば、
バトルアックスは少しばかり凶悪さを増します。
それでも、ノーマルソードを持った戦士と戦う時にはやっぱり不利なのですが
(ノーマルソードの防御タイプがH だから)。
バトルアックスの特殊効果には、ディレイ+ スタンというものがあって、
バトルアックスの攻撃が命中した場合、
相手のイニシアティヴを自動的に失わせたり、
スタン効果で朦朧状態に陥れることができ、
バトルアックスの使用者がイニシアティヴを失うことなく
これらの恩恵を受けることができるようになるのです(運が味方すれば)。

イメージ的には、バトルアックスや2H ソードなどの破壊的な武器は、
ドラゴンやキメラ、熊などの『怪物』どもと野蛮に渡り合い、そして、
ウェポンマスタリ導入時の戦略的には、
まさにこれらの『野獣』と激しくぶつかりあうように調整されております
(これらの一次的目標はM型です)。

ファンタジーRPG ならではの凶悪な怪獣どもと強力な両手武器で激しく渡り合う、
パワー型の戦闘を再現する際のルール面での補助になれれば、
この技能の導入の目的が果たされたこととなるでしょう。

ちなみにノーマルソードでの野獣狩りは、その防御タイプから、
あまり本来の性能を引き出せないうちに終わるでしょう。


そういえば、ゲーセンにもプレステにもあった、『ソウルエッジ』という武器格闘ゲームで、
ジークフリートやロックの武器が両手用の鈍重なものだったために攻撃モーションが遅く、
片手用の素早い武器を使ってくるタキやソフィーティアなんかに手を焼いたもんです。
DD でいえば、ロストイニシアティヴに相当するよな、あの振りの遅さは…。
ま、勝てるけどね(笑 


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