幼虫の足場(1)


幼虫の足場ー1幼虫の足場ー2

<1>枝に静止している5齢幼虫です。腹脚でしっかり枝をはさんでいるので、これなら 落下することはないだろうと感じるのはごく自然でしょう。

<2>一方これは葉の上の幼虫です。葉を揺らそうが、ひっくり返そうが滑り落ちること はありません。なぜでしょうか。

幼虫の足場ー3幼虫の足場ー4幼虫の足場ー5

<3>上の写真の幼虫が立ち去った後の葉です。幼虫のいた所にぼんやりと白いものが見えます(黄色の矢頭)。

<4>別の葉ですが、同じものを指でこすり上げると、白い糸の束になります(黄色の矢頭)。葉の上に何やら白っぽく広がっていたのは、葉にはりめぐらされた糸だったのです。この糸 は幼虫が口から吐いたものです。

<5>見る角度によっては光の反射具合で、糸の広がりが白いホコリみたいによく見えます。これが幼虫の足場です。この糸に腹脚の爪をひっかけ葉上を静止〜移動するので滑り落ちないというわけです。ですから何もない葉に幼虫を置くと(葉が傾斜していると)、いとも簡 単に落ちてしまいます。


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