「行殺(はぁと)新選組りふれっしゅ・緋村こころちゃんシリーズ」

『京の都の花戦』


 新選組に緋村こころが入隊してから、数週間が過ぎた。男なのに女装しているという問題点はあるものの、
緋天美剣流の使い手でキンノー浪士を容赦なく叩き切る超一流の腕前の持ち主なのと、別に女装していても
違和感がまるでないため、最近では誰もそんなことを気にしなくなっていた。まあ、慣れというものもある。
ただ、一人だけ、この事を快く思わない隊士がいた。
 斎藤はじめである。島田とは同じ日に入隊した同期の桜。そして、その後も二人で組んで様々な事件を
解決していた。口で言わなくても目と目を合わせれば、お互いの胸のうちが分かる。親友。まさに2人は
それだった。

 だが、緋村こころが現われてからというもの、斎藤の、島田の親友としての地位が危うくなっていたのだ。
 元々、島田はかわいい女の子に目がないのだが、あっちで鉄砲を食らい、こっちで突きを貰い、
刀で脅され、槍でつつかれ、ハンマーで殴られ、斬馬刀で昏倒させられ、その度に斎藤の所に戻って
来ていた。男同士気兼ねすることはない。男にしか分からぬ世界もある。
 だが、緋村は島田好みのかわいい女の子(見た目が)で、中身は男。しかも緋村も島田のパートナーを
自認しているため、2人の仲は急速に深まっていった。それに反比例して、
島田が斎藤の部屋に帰る事(平隊士の島田に個室はないから)が少なくなり・・・・

 「許せない!」

 斎藤の瞳に怒りの炎が宿る。それは自分を裏切った島田に対する怒り。そして後から来て島田を盗った
ドロボウ猫のような、緋村こころに対してである。




 斎藤が自室で怒りに燃えていた、一方そのころ。

 島田と緋村は、祇園界隈を偵察していた。最近とみにキンノーの行動が活発化しているからだ。
しかし、祇園ではキンノーの動きがない。土方は市中でのキンノーの行動が陽動である可能性が高いと判断。
全く動きのない祇園にこそ大きな悪が胎動していると見て、新選組隊士の中で知名度が低く、
いてもいなくても通常任務に差し支えのない島田と、新規入隊でキンノーに顔の売れていない
緋村こころのコンビを祇園での密偵の任に当たらせていた。まあ、2人はカップルに見えるから場所が
祇園なだけにそれも都合が良かったのだが。

 新選組であることを隠しての行動なので2人とも浅葱色の隊服は着用しておらず、島田は平服、
こころは夏らしく白のワンピース。体の線を強調する強調するデザインで胸元は、かわいらしい
大きなリボンで飾られている。リボンで胸のない体型をフォローしているわけだ。

 「島田さぁん。今日で3日になりますけど、何にも見つかりませんねぇ」

 「そもそも、土方さんの勘だからなあ。実は何にもない、とかいうオチもありえるぞ」

 「でもでも、こころは島田さんと、毎日デートできて幸せです〜」

 と言って、こころが俺の腕に自分の腕を絡ませる。

 「うーむ、斎藤が勘違いして怒ってるだろうなあ。あいつ男のくせに嫉妬深いからなあ」

 「でも、この任務はこころじゃないと勤まりません!」

 「そうなんだよなあ。こころと2人で連れ込み茶屋(今風に言うとラブホ)に入っても違和感はないけど、
斎藤と2人で入ったら絶対白い目で見られるからなあ」

 金の無いキンノーは料金の安い連れ込み茶屋で密談を持つことが多い。逆に、お座敷よりも茶屋の方が
情報が漏れることも少ないという利点もある。そんなわけで俺たちも一件の連れ込み茶屋を定宿にして
動いているが、今のところ何の成果も上がっていなかった。

 「島田さん! あれ!」

 こころが合図する。俺も目で追った。指名手配中のキンノーが店に入っていく所だ。

 「よし、ようやくしっぽをつかんだか!」

 俺とこころは、何げなく散策している振りをしながら、その店の前を一旦通過する。

 「らんじぇりーしょっぷですね」 今、京で流行の舶来の女性下着の専門店だ。

 「ああ。だが、店に入って行ったのは、」

 「はい、指名手配中の『やおい菊の助』でした」 俺の言葉をこころが結ぶ。

 「ふむ、男なのに堂々と女性向けの下着屋に入るとは、不埓千万、即刻引っ捕らえて・・・・」

 「でも、ここって、確か・・・・」 額に指を当てて考え中のこころ。

 「何?」

 「芹沢局長とかが、ひいきにしている店ですよ」

 「そういえば、カモちゃんさんの下着は派手だったが・・・・」

 ぎゅううううう・・・・・こころが俺の頬をつねる。

 「いつ見たんですかぁ! どこで見たんですかぁ!」

 「え、あ、いや、その・・・・痛い! こころ、痛いってばさ」

 「まったく、島田さんったら!」

 「め、面目ない。 てか、なんでお前はそんなことを知ってるんだ?」

 「だって、女の子同士だもん☆」

 「ふう」

 俺はため息をついた。本人がそう思い込んでいるのだから世話がない。そういえば、こいつと
やおい菊の助は同類なのだった。

 「では、こころが聞き込みをしてきますので、お金をください」

 「聞き込みするのに、なぜ金が要る?」

 隊務金は俺の財布に入っている。無駄遣いすると土方さんから怒られるからだ。新選組の隊士には、
幹部も含めてお金にルーズな人が多い。というか、トップが一番ルーズなよーな。手元に一朱銀でも
あろうものなら、みんな飲み食いに使ってしまう。小判があろうものなら、服に消える。
それでなくても貧乏なので、土方さんも頭を痛めているのだ。

 「だって、こころたち、今は新選組の人じゃないんですよ。買い物しないで訊いたら変じゃないですか」

 「なるほど。確かにその通りだな。ほい」 俺は財布から小判を出して、こころに渡す。

 「おつりと領収書はちゃんと持って来るように」

 「は〜い。では、緋村こころ、聞き込みに行ってきま〜す」





 数分後、包みを抱えたこころが店から出て来た。やおい菊の助は出て来ない。まだ店の中だろうか?

 「どうだった、こころ?」

 「はぁい、ばっちりです〜。 ほら、これが最新の寄せて上げるブラですよ〜」

 嬉しそうに袋から『ぶらじゃあ』を取り出してみせるこころ。

 「あのな、任務の方だ」

 「あ、そっちもバッチリです〜。 何と、あのお店、新選組の情報をキンノーに売ってたんですよぉ」

 「ええっ! そりゃ大事じゃないか! しかし、一体何で、下着屋風情が?」

 「ん〜と、やっぱり芹沢さんからの情報みたいですよ、あ、最近土方さんや伊東さんもよく来るって
言ってました。新選組の人は特別に2割引なんだそうです。
こころも今度は隊服を来て買い物に来ますね」

 「うーん。新選組のトップが情報を流してるのか」

 「あ、雑談の中とかから、重要な情報を選別してるみたいですよ」

 「で、情報を売ってるって?」

 「はい。こころも一つ買って来ました。ほっぺたの十文字傷を見せて、
キンノーのフリをしたら教えてくれました」

 うーん、さすがというか、なんというか。これだから女はたくましい。あ、こいつは男だった。

 「しかし、新選組の幹部って女ばっかじゃん! 下着屋で情報収集とは、
ううむ、さすがキンノー、目の付け所が違うなあ」

 「たくさん買ったです〜」

 「たくさんって、あ、こころ、そういえばおつりと領収書」

 「はい、領収書です」

 「おつりは?」

 「全部使っちゃいました」

 「全部って・・・・小判1枚使っちゃったの?」 (幕末当時で1両=2万円相当)

 「は〜い。舶来の下着って高いんですよ。あ、情報代も入ってるんですー」

 「うう、また土方さんに怒られる・・・・」

 「そんなこと言ってる場合じゃないです〜」

 「あ、そうだった。こころ、急いで屯所に戻るぞ」

 「はーい」

 俺たちは情報を持って急いで祇園を後にした。



 「島田、この領収書は、何だ?」 土方さんが頬をぴくぴくと震わせている。

 「必要経費として認めてもらえませんか?」

 「女性用の下着がどう転んだら情報収集の必要経費になるんだ?」

 土方さんのぴくぴくがひどくなった。こりゃいかん。もうすぐ爆発するぞ。

 「もっとすごい情報を手に入れたんですよぉ」

 こころが割り込んだ。いつものようにニコニコしている。

 「ほほお」 土方さんが興味をそそられた表情になった。た、助かったぞ、こころ。

 「何と、伊東参謀がクーデターを起こして新選組を乗っ取るそうでーす」

 「何だと!」

 「伊東さんは、祇園で指名手配キンノーで極悪政治犯の坂本龍馬と会談してるそうです。
 で、局長と副長を暗殺して新選組を乗っ取る計画だそうですよ。
 祇園の芸妓さんからも裏は取れてますから、間違いないと思うです」

 「こころ、そんなこと俺には言わなかっただろ?」

 「だって、敵を欺くにはまず味方からっていうじゃないですか」

 「俺だけ欺いてどうする!」

 「うむ、良く知らせてくれた。伊東がクロだとは思っていたが、
 よもやそのような計画を立てていたとはな」

 「では、副長」

 「うむ、この下着代は、お前の来月の給料から差っ引くことにする」

 「ふくちょー」

 「あ、土方さん」 またしてもこころが割り込む。

 「何だ?」

 「この下着屋のおねーさんは、おしゃべりで、新選組の情報をキンノーに流してました」

 「なにい! 誰が新選組の情報を流したというのだ!」

 「副長、そのお店の名前に見覚えがありませんか?」 と俺。

領収書に目を落とした土方さんの表情がわずかに硬くなった。

 「えーと、情報を流したのは、例えば、土方さんとか、土方さんとか、土方さんです」

 そしてこころが追い打ちをかける。

 「・・・・わかった。この件は不問に処す。両名ともご苦労であった。しばらくゆっくり休んでいいぞ」

 「はっ」



 一礼して、二人で副長室を辞した。俺はこころと別れて、道場で一稽古して、井戸で汗を流してから
斎藤の部屋へと向かった。ここんとこずーっとこころと2人っきりだったから、たまには斎藤の顔も
見ておかなければ。

 「さいとー」

 俺は斎藤の部屋の障子戸を開ける。斎藤は3番隊組長だから個室なのだ。俺は平隊士なので個室はない。
大部屋である。

 「島田っ」 斎藤が俺を見て顔を輝かせる。

 「任務は、どうだったの?」

 「うん、まー、こころのお陰でなんとかうまくいったよ」

 「そう、緋村の・・・・」

 斎藤の顔に影が走る。しまった!斎藤の前でこころは禁句だった。

 「あー、その、何というか・・・・」

 「あ、別に大丈夫だよ。島田の任務がうまく行ったんなら、それで良いしね」

 斎藤の表情はかなり無理をしている。

 「俺もしばらく休暇だ。斎藤、メシでも食いに行かないか?」

 「うん、そうだね。ところで、島田・・・・」

 「なんだ?」

 「緋村に、何かプレゼントしたんだって?」

 ひいっ、何という早耳!

 「な、何の事かな?」 空惚けてみせる俺。

 「緋村が自慢してたんだよ!」 おのれ、こころ余計な真似を!

 「あー、まー、プレゼントというか、何と言うか」

 「島田! 緋村に何を贈ったの!」

 「い、言えない、それだけは口が裂けても言えない」

 「僕にも言えないことなの?」

 ふるふると首を横に振る俺。

 「じゃあ、いいよ。島田が緋村に口で言えない物を贈ったっていいふらしてやる」

 「や、やめてくれ〜」

 「じゃあ、僕にも緋村に贈ったの同じのをプレゼントして」

 「ええっ!?」 俺は自分の耳を疑った。ついに斎藤にもそんな趣味が!?

 「お、同じものって・・・・他のじゃダメなのか?」

 「差別は良くないと思うんだ」

 「お前、俺にアレを買えというのか?」

 「うん。緋村に買えて、僕には買えないというの?」

 「えーと、たぶん斎藤には無用の長物だと思うんだが・・・・」

 「ひどいよ、島田。緋村に使えて僕には使えないって言うんだね」

 俺は気付いた。斎藤の手が刀の柄にかかっている。やばい、このままでは斬られてしまう。
俺と斎藤では剣の腕前に雲泥の差があるから、あっさりとやられるだろう。

 「わ、わかった。じゃあ、明日買って来るから」

 「ほんと、約束だよ、島田」

 ふたたび、曇りの空に差し込んだ陽光の如く明るい非表情になる斎藤。

 「ああ」 大喜びの斎藤とは正反対に俺の心は沈んでいた。




 翌日。
俺は、斎藤に約束どおり、こころに買ってやったのと同じのを買ってきてやった。

 「ありがとう、島田。開けていい?」

 「あー、できれば俺がいない所であけてくれ」

 「もう、島田ったら、照れ屋さんなんだから。じゃあ、後でね」

 ハミングしながら遠ざかって行く斎藤。そうかー、ついにお前もそっちの道に走るのかー。
まあ、こればっかりは本人の趣味だし・・・・。いいや、ヤケ酒でも飲みに行こ。




 自室に戻った斎藤は、島田から貰った包みを開けてみた。中から出て来たのは、

 「ぶ、ぶらじゃあ???」 どう見てもブラジャーにしか見えないものだ。

 「はっ」

 気配を感じ、戸口を振り返る斎藤。嬉しさのあまりうかつにも障子戸を開けたままであった。
そして、そこには同じく8番隊組長の藤堂平がいた。

 「うんうん、はじめちゃんも男の子だから、そういうのに興味あるよねー」

 「えっ、ええっ!?」

 藤堂の目は、斎藤の手の中の物体に注がれている。はっ、として後ろに隠す斎藤だが、
その隙に藤堂は素早くどこかに立ち去っていた。

 「あ、藤堂さん!」 慌てて追いかけるが、もうどこにもいない。




 さらに翌朝。
 ひそひそひそ。斎藤が通るとあちこちの物蔭からひそひそと声がする。

 「よー斎藤、男のくせに天使のブラしてるんだってな!」

 後ろからバンっと背中を叩かれた。2番隊組長の永倉アラタだ。男のようにハキハキした体育会系の娘
である。

 「な、なぜそれを!」

 「屯所中のウワサよ」 永倉と一緒に十番隊組長の原田沙乃もいた。 

 「へー、が天使のブラを着けてる斎藤を見たって言ってな、さすがに斎藤はそんな真似しねーだろーと
思ったんだが、島田を締め上げたら斎藤からねだられて買ったって事だったからさ。
ちぇ、賭けに負けたから沙乃に酒を奢らなきゃなんなくなったよ」

 「こ、これは、緋村が先に・・・・」

 “僕は着用してない。というか噂が伝言ゲームみたいに大きくなってる!”

 「こころは最初から女装してるじゃねーか。いまさらなー。男らしくないぞ、斎藤」

 「斎藤も往生際がわるいわね」

 “うう、おのれ、緋村こころ、最初から仕組まれた罠だったのかぁ!”


 「ま、男だから胸が無いのなんか、気にするな!」

 豪快に笑いながら、永倉が立ち去る。

 「そうよ、時代の最先端の液晶テレビもプラズマテレビもフラットなのよ。
今の流行はフラットなんだから。うん、そういう寄せて上げるのは邪道よ」

 原田もそう言って立ち去るが、すすすっと斎藤の方に戻って来て、

 「いいこと、斎藤、効果があったら沙乃にも教えなさいよ」

 と小声で囁いてから、急いで永倉の後を追う。斎藤はといえば、その場に凍りついていた。


 「あーっ、天使のブラの斎藤さんですー」 緋村こころの声がした。

 「緋村・・・・」 ごごごっと斎藤の背後に怒りのオーラが立ちのぼる。

 「こころとお揃いですね、ほらほらー」 そう言って自分の裾をめくってみせる緋村。

 「緋村、よくも・・・・」 そう言って柄に手をやる斎藤。

 「一つ、私の闘争をゆるさず」

 「ううっ!」

 「おぼえてろー」 そう捨て台詞を残して走り去る斎藤だった。





 今回、みごとに緋村こころの策略に嵌まり、しばらく皆から白い目で見られた斎藤だった。
そして島田・こころ組のもたらした情報により、新選組トップの暗殺は未然に防がれたのだが、
それでも伊東をはじめとする一派が、新選組から分離して、高台寺党として独立するのを
防ぐことはできなかった。
 斎藤は組長の立場にありながら、天使のブラを愛用しているというウワサが消えないため
(意図的にある人物が流していると思われる)新選組にいられなくなり、やはり高台寺へと逃げるように
去った。一説によると、斎藤は新選組から高台寺党に送りこまれた間者であるという説もあるが、
さて、真相や如何に。

(おしまい)



(あとがき)
 ある斎藤はじめちゃんマニアの方と話をしてて、その方が斎藤VSこころの戦いでは斎藤を勝たせる話を書くとの事だったので、私は緋村こころちゃんを勝たせてみました。この作品も副長ラブ様のINKYOに投稿したものです。
※緋村こころちゃんは副長ラブ様の創作されたオリジナルキャラクターです。


(おまけ)
【斎藤】 やたっ。これで僕の勝利が決定だね。
【緋村】 ふんふふふーん。るるるーん。
【斎藤】 そうやって、お気楽に歌っていられるのも
     今のうちだけだよ、緋村。
【緋村】 あ、斎藤さん。島田さんの事はこころにまかせて
      くださいね。
【斎藤】 話を聞いてなかったのかい?
【緋村】 だって、斎藤さん、もうすぐ高台寺に行っちゃうんですよね?
【斎藤】 はっ!(気づいたらしい)
【緋村】 斎藤さんともお別れですね。ライバルがいなくなって、
      こころも寂しいです。
【斎藤】 そ、そんなー。そうだ、島田も一緒に高台寺に行こうよ。
【島田】 嫌じゃ。
【斎藤】 もう、幕府は終わりだよ。今からは薩長の世の中になるから、
      島田ももっと大局的に物を見ないとダメだよ。
【島田】 俺が高台寺に行ったら、油小路で斎藤に斬られるからな・・・・
      友を信じた俺がバカだったんだ・・・・・
【斎藤】 しまった、そうだったー。
      えーと、えーと、じゃあ、不条理度を上げて・・・・。
【島田】 斎藤のバニーが決定、と。
【近藤】 わあい。ウサギさんだあ。
【斎藤】 うわー、うわー、うわー。
      そ、そうだ、僕は土方さんの密命を受けて潜入してたから
      新選組に戻って来れるんだ。
【土方】 密命? そんなのは知らんぞ。
【斎藤】 そんな! 土方さーん!
【緋村】 でも、その頃には、こころと島田さんはラブラブですー。
      斎藤さんの入る余地なんか1ナノメートルも残ってないですー。
【斎藤】 しくしくしく。

 じつは、このおまけの台詞SSが「京の都の花戦」の原案だったりします。
 設定は、副長ラブ様の『花の新選組』が、伊東甲子が存在しているため、その頃としました。屯所は西本願寺に移った頃をイメージしてますが、かなーりいいかげんに書いてます(オイ)


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