5月1日
0:40分八王子発ムーンライト信州号に乗って5:00信濃大町駅着。
タクシーで大谷原まではいる。
大谷原出発6:30 ボストに登山届を入れ、出発。川の左岸の林道を進む。
30分もすると右側の沢筋に東尾根の取付点を過ぎる。
西俣出合7:15 一面雪の世界。赤岩尾根の取り付け点でもある。
テントの設営。赤岩尾根の夏道ルートはトレースされていない。
黄色の取り付き看板が目印。急な藪尾根から冬季ルートは始まる。
5月2日
出合出発6:30 今まで雨が降っていたが空が一部青くなったので、
行ける所まで行くことにして遅い出発。スノーブリッジを対岸に渡る。
後は谷沿いに進む。1時間もするとデブリの山を上り下り。
途中1m程の雪玉が転がってくる。まだ雪崩が起きているようだ。
鎌尾根分岐8:00 ここから沢の分岐。小高い丘に登り、谷を詰める。
ここでルート間違い。右側の谷沿いを詰めるのが本当のルート。
鎌尾根上9:00頃 右側の沢を詰めて行くと急な雪壁に成ってくる。
ザイルを出し、尾根上にでる。ここからはもう分岐は無い。
ただ上に行くだけ。
切れたリッジ11:00 急な雪壁を登れば前に両脇が切れたリッジが
現れる。リッジ上を恐る恐る前に進む。
緩斜面13:15 二つ目の急な雪面を登れば、目の前には稜線が見える。
進む方向には切れたせっぴが見える。後はコンテで進む。
せっぴ下13:45 稜線直下は広い広場。せっぴは削られていて垂壁のみ。
稜線14:15 鹿島槍と布引岳の中間に飛び出す。稜線は雪が消えている。
鹿島槍14:55 近くに見える頂上が疲れた体には、つらい。
頂上からは穂高、剣岳が見え360度のパノラマ。
冷池小屋16:30 もう西俣に戻るには暗く成るので今日はここまで。
出発するのが遅かったからしょうが無い。
5月3日
冷池小屋6:45 小屋前の踏み跡を登り始める。すぐ赤岩尾根分岐。
雪のトラバースから始まるが今日はバケツの足跡。気をつけて下る。
すぐ急な下りだが、凍っていないのでどんどん下る。
高千穂平7:30 振り返って見る鹿島槍ヶ岳。昨日登った鎌尾根も見える。
西俣出合9:25 最後の下りは沢沿いに下らないと対岸に渡れない。
昨日渡った小さなスノーブリッジはすでに無かった。酒盛り後下山。
間違えて登った鎌尾根。結構神経を使う。何しろトレースが
消えているのでせっぴに注意しての登り。
トレースがあるのと無いのとでは全くスピードが違う。今回は疲れた。
この時期は雪崩がまだ収まっていないのでくれぐれも注意が必要です。
切れた稜線を越えて登って行く
毎年5月連休には北アルプスに行っているので仲間が鹿島槍、ダイレクト尾根に行きたいというので出かけた。
行動日、朝は霧雨で周りがわからない。デブリを乗り越し、見当をつけて登ったら、鎌尾根を登ることになる。
連休でもトレースが消え、20cmほど潜りながら、2カ所ほどの切れたリッジや急雪面を登り、最後は、せっぴが
小さい所を登り、鹿島槍、500m程下の稜線に飛び出す。トレースが無かったので疲れる山行となった。
登山実施 実施日(2005年5月1〜3日) 夜行2泊3日
実施者 中村、松本
北俣本谷。正面は布引岳
稜線から鎌尾根を見る
鎌尾根稜線
過去に登った周辺山行記録。
撮った写真は下記にあります。
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鎌尾根ルート