庚申山から鋸山
 春山第2弾として、今回は日光庚申山荘に止まり、朝早く、庚申山に登り、雪稜をずっと歩き、鋸山まで縦走して、
六林班峠より、GPS頼りに山荘まで下ってきました。
先人1人歩いたトレースがあったので時々腰まで潜る程度ですんだ。
でも、鋸山手間からは、鎖場は雪が付き、慣れないとちょっと気を使う。ミニ剣岳別山尾根といった感じか。
皇海山へのトレースは強風で消え失せていた。
  登山実施  実施日(2009年4月4,5日) 1泊2日

  
       実施者 中村@多摩単独
四季山行記録
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写真集
 4月4日
  多摩を7:00出発。関越道から北関東次号車道で伊勢崎ICでおり、
122号線で足尾まで。
  国民宿舎かじか荘上の駐車場に車デポ。数台止まっている。
駐車場11:00 林道ゲート手前にも数台留められる。
    一の鳥居までは約1時間の林道歩き。
一の鳥居11:50 ここからは広い登山道。落ち葉をかき分け、
    名所見物?しながら登る。山荘近くになると登山道は白くなり始める。
    結構来る人が多そうで、トレースはある。
庚申山荘12:30 別の山荘が見えれば左に曲がって200mで庚申山荘。
    とても大きい2階建ての山荘。でも誰もいない。
    一応明日のコースを下調べで20分程登ってみる。
    今日は1人での宿泊だ。明るいうちから酒を飲み始めると
    山荘前の道を歩く人も居た。六林班への道はトレース無し。 
 4月5日
庚申山荘4:30 今日のコースは長い。寝袋、食事セットは山荘にデポして
    暗いうちから出発。ヘッドランプとアイゼンでの装備だ。
    山荘裏の岩壁沿いに雪道を登ってゆく。
    雪の中に鎖場があったり、梯子があったり奇岩の間を登って行く。
一の門5:30 30分も歩けば明るくなってきた。
    結構傾斜がある所登っている様だ。
    一の門の奇岩をくぐれば、山道コースとの合流点。
庚申山6:20 急登が終われば、なだらかになり始め、左手に樹木の中を
    進み始めれば庚申山の山頂。周りは樹木で水準点とわずかな標識があるのみ。
    見落としていまいそう。
御岳山6:40 山頂を過ぎれば、目の前に鋸山と皇海山が見えてくる。
    ここからは新しいトレースが人一人分あったので進むことにする。
    急な雪稜を下り登り返すとなんと御岳山???。
渓雲岳7:15 この尾根何度も登り返すことになる。後で知ったが
   11の頂点があるらしい。雪で山頂の標識に気づかなかったのかもしれない。
薬師岳7:55 この辺まで穏やかな上り下りの為こんなもんかと思っていたら
    後半がちょっとスリルを味わうことになる。
コル8:20 この辺から鎖場や梯子場が現れてくる。
    鎖も細いので下る時冬用手袋に。足場が雪で隠れているので気を遣う。
    特にコルに下りる鎖場は急で足場がないので気を遣う。
    20分も歩くと目の前に切れた稜線の向こうに急な雪面があるではないか。
    下までつながっているな〜。おまけにトレースは上部を横切って居るではないか。
    しょうがない行くか。最後はザイルを出せばよいかと近づくと
    雪が柔らかかったのでステップを刻んで通過。夏はバンドなり、
    鎖があるのかな〜。その上は今度は岩場を直登。
    鎖が雪に隠れているので樹木を頼りに強引に登る。
鋸山稜線9:20 切れた稜線を上り下りを繰り返すと六林班への標識。
    目の前に皇海山がガスにかかって目の前。でも道がない。
    きっと一回下って登り返すのだろうと思って六林班方向に下る。
鋸山コル9:45 下ってきても皇海山へのトレースがない。
    唯一あるトレースは左側の樹木沿いにトラバース。
    結局皇海山への道がなかった。稜線右側にあるのだろう。
    でも今日は反対側は吹雪いているので皇海山はカット。下る。
六林班10:25 稜線通しの樹木の中を下ってくると広場に出た。
    この辺が六林班なんだろうと予想する。標識がない。
    トレースは沢沿いに下っていたのでGPSを頼りに下ることにする。
    途中までトレースを下ってきたが途中から雪が解け途切れた。
    しょうがない。右側の尾根沿いに下り始めたら沢に下りてしまった。
    登り返しだ。3時間ほど彷徨することになる。後でトレース見たら
    左側の尾根に取り付くようになっていた。
林道13:15 山荘方向に登り返した結果踏み後に出た。
    近くに木にテープがある。山荘への林道に出たことになる。
    後は踏み後伝いに山復を巻く。でも何度か沢を渡る場面が出てくる
    。一回りするので遠い。
庚申山荘14:30 すでに朝歩き始めて12時間も歩いたことになる。遠い。
    よかった。皇海山まで行ってたら暗い帰りのなるところだった。
    腹ごしらいとデポ品を詰めて15:00下山。
駐車場16:40 後は下るだけ。でも今日は12時間の行動で疲れた。
鋸山山頂近く。
雪面トラバースと隠れた鎖場直登がある
わずかに標識
 このコースは昔は一般コースだったらしいが、長く難しい道だ。
今回長いルートを予想してきていたので気にしなかったが。
やはり雪のあるこの時期に登るときは、冬山装備にザイルは必要です。
時間も多めに取った方が良い。
今回は1人だったのでザイルは使わなかったが。
 でもこんな時期登りに来るものは居ないだろうと思ったが
トレースがあったので少し助かった。
鎖場も多く、稜線も細いので細心の注意をしよう。
今回は前日雪が降って冬山状態だった。
この時期よい子は行かないようにしよう。
庚申山山頂
迷子地点
庚申山付近より鋸山、皇海山を見る

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登ってきた切れた雪稜線。