2年ぶりのマチガ沢。いつも天候が悪く、東南稜を間違えてしまうが、
今回は晴で登ることができた。仲間に感謝。
 でも1、2ピッチのルンゼ部はヌルヌルツルツルでしっくり来ない。
今回は2ピッチ目を右に巻きながらクラック伝いに登ったが、
くれぐれも右壁の方に行かないようにしよう。
別ルートができている。
 又谷川独特の嫌らしい草付きがルートを外れると出てくるので注意も必要だ。
今回はルートを間違え結構時間を取ってしまった。
これから登る東南稜。
真ん中のへこんだ下が取り付き点
 マチガ沢には良く来るがいつも天候に邪魔され、ルートを間違えてしまうが、
今回は晴れ女を連れて来たので東南稜を登ることができた。でも東南稜登る距離は短いが
それまで4時間近く沢登りの後だけに疲れも出るが、
一度に、沢登り、岩稜登攀、最後は山歩きとトライアスロン並に楽しませてくれる。
 登山実施  実施日(2007年9月16日) 
       
実施者   中村@多摩、山口す
取り付き点から東尾根を見る。
最初のゴルジュ上から下を見る。
取り付き点。
谷川岳・マチガ沢より東南稜
 15日夕方3:00多摩を出発。天神平駐車場に車をデポ。仮眠。
マチガ出合6:30 この時期は奥まで入ることができるので、
     マチガの出合まで車ではいる。でもすでに10台程度の車。
     マチガ出合のビーナスに挨拶して(実は某大学山岳部の遭難慰霊碑なんだが)、
     巌剛新道を登る。
第1見晴台7:10 今日はこの新道、水がやたらに出ている。
    沢の水流が不安になる。見晴らし台から草付きの踏み跡を下り、
    マチガ沢にはいる。すでに目の前には大滝が見えている。
    先行パーティーが登っている。準備を整え、7:35出発。
ゴルジュ8:30 ここからはザイルを出して、最初の滝を登り、
    続くチョックストン滝は右の垂壁をピトンにそって右上がりに登る。
    さらに上には草付きの滝。
    草付き直登もできるし、左壁の傾斜の強いスラブ壁も登れる。
    今日はスラブ壁を登り、一番乗越が少ない場所を狙って、
    ハングを乗り越す。
上のゴルジュ9:30 要の手前にもゴルジュがある。
    今日はまだ時間があるのでザイルを出して、
    濡れたハングっている滝を乗り越す。
要の滝10:30 小さな傾斜の強い滝をいくつか越すと
    要の滝手前に出る。この滝は小さいので見落とす人が多いが、
    東南稜の稜線とトマノ耳の山頂を結んだ線の下に位置する。
    今回は滝を右側を草付きを巻きながら東南稜の取り付きに向かう。
取り付き11:30 前パーティーがを準備しているので休憩。
    声をかけ1ピッチ目を乗り越している。出発12:10。
第1テラス13:00 1ピッチ目岩溝からハングに阻まれ、
    ヌルヌル岩を残置シュリンゲに助けを借り、右壁に上がり、
    バンドを右上がり後、上の岩溝手前で切る。
第2テラス13:40 2ピッチ目再度ハングったヌルヌル凹地を
    右上がり後クラックルートに行くために、恐怖の右トラバース。
    残置シュリンゲの助けでトラばる。スタンスがない。
    その後垂直のクラックを登るとテラス。
ジェードル上14:00 右側草付き部を右巻くと10m程のジェードル。
    ピンはある。真ん中に足場を求める。平らな小テラスに古いボルトがある。
草付き上15:00 ここから道を間違え。
    先に垂直な右壁にピンの打たれたバンドがある。
    このルートに挑戦。確保ピンを打ち登るが2m墜落。
    しょうがないので左の壁を探すと5m程の下り草付きと
    直登できそうなルートがある。
    正規のルートは草付きバンドが正解のようだ。
    今回は欠けそうな岩を丁寧に触り5m程直登し、
    上は嫌らしい草付きが10m程で、右壁ルートと合流。
リッジ15:30 簡単なリッジ通しに登ってくると最後の岩壁手前に出る。
      ガスって来ているので熊笹帯から稜線コルにショウートカット。
稜線16:40 ガレ場を出て、登攀終了。
頂上17:00 急いで西黒尾根を下る事にする。
     横浜の某山岳会が隣のAルンゼで事故を起こしているようだ。
     救助中途の出合った仲間より聞く。
巌剛分岐17:50 ここで暗くなるのでヘッドランプでの下山。

駐車場 19:30 やっと終わった。13時間の山行。
トップ アイコン
過去に登った周辺山行記録。
過去の記録
1ピッチ目ハング下を右に出る。