八本歯手前からの北岳。
詳しい写真は下記にあります。
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写真集
八本歯の通過
黒い所4尾根
過去に登った山行記録。

森林限界よりボーコンの頭を見る。
森林限界よりの初日の出
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南アルプス池山尾根から北岳
 久しぶりにやってきた雪の北岳。池山尾根が北岳への最短ルートだがとても長い。池山小屋からピストンすると、
朝早くでないと明るいうちには戻ってこれない。だがボーコンの頭から見るバットレス4尾根、2尾根、甲斐駒、鳳凰三山
富士山と見飽きない。ルートは雪面歩きが主だが八本歯の頭および、コルから肩までは斜面が凍っている所もあるので注意が必要だ。
 登山実施  実施日(2006年12月31〜1月2日) 
 
         実施者   中村、松本
 12月31日
 多摩を5:00車で出発。8時過ぎ 甲府昭和インターより、
   南アルプス街道を経由して夜叉神に着く。
夜叉神8:40 出発。林道を10分歩くと夜叉神トンネル。シャッターが閉まり、
     マンドアから入る。でも真ん中に支柱が溶接され、大きいザックの
     出し入れに時間を取る。
鷲住山入口9:50 林道を1時間ほどトンネル内のつららをたたき落としながら
     遊びながら進む。曲がり角にカーブミラーがあるところが入口。
吊り橋11:00 鷲住山の岩場を越え下りは20分ほどで野呂川の発電所横の
     吊り橋に出る。結構高く、揺れるので一人ずつの渡り。
     渡り終えるのに1分かかる。対岸を10分ほど上ればトンネル横の
     林道に出る。
歩き沢橋11:55 林道で小休止後3つのトンネルを越え、
     歩き沢橋横の登山口を急登する。
池山小屋15:40 重荷と急登で、参りながら小屋に着く。小屋が新しくなっている。
     昔の小屋は横に雪を被って今にも潰れそう。久しぶりに来て
     変わり具合にに驚く。今日は池山ホテルの住人とさせていただく。
 1月1日  
池山小屋6:30 5:00起床。まだ暗いが星がきれいに輝いている。
     ヘッドランプをつけ森林帯の中に出発。
森林限界7:10 ここからは富士山が見てとれる。富士山横から初日の出が出たところ。
     一年の安全をお願いした。ここからはボーコンの頭の雪面が見てとれる。
     遠くに感じるが歩けば1時間程度。
     20分ほど休憩と写真撮り。7:30出発
ボーコンの頭8:45 ここからは北岳が良く見てとれる。八本歯まで水平道。
八本歯コル9:30 八本歯のアップダウンを重ね、フィックスロープを掴み、
     コルに下る。ここからは最後の急登。今日は雪面に覆われているので
     アイゼンを効かせトラバリながら肩にでる。
     この辺の北面は強い風にさらされ、顔が痛い。
北岳頂上10:30 コルから1時間我慢すれば3193mの頂上。標高が1m高く
     なっている。360度のパノラマ。でも寒い。すぐに下山。
八本歯11:25 ここまで来れば強風を弱くなる。ここまで登りに着けたトレースは
     強風で消され、慎重に下山。通りでこの日隣の富士山で滑落が
     起きたのもうなずける。
ボーコンの頭12:20 のんびりの下山。バットレスの4尾根を登った人の
     トレースも見てとれる。
池山小屋14:00 森林内の急坂を下ってきて、いやになった頃小屋に着く。
 1月2日  
池山小屋6:30 下山だが今日は鷲住山の登り返しが待っている。重い荷を
     背負い、池山尾根を下るとする。林道近くになると急になり、
     雪で滑り、岩で滑り、急なだけに気をつけよう。
林道8:10 歩き沢橋手前に出て、対岸を恨めしながらの林道歩行。
     15分程度下るとふたつめのトンネル手前に昔使った深沢降下点の印。
     現在どうなっているかわからないため今回はパス。
     今度確かめに行ってみよう。
吊り橋8:45 発電所横の吊り橋で一本。ここからは登り返しが待っている。
林道10:30 正味50分程度の登り。後は岩場の下り。
夜叉神11:55 長く、暗い夜叉神トンネルはヘッデンの明かりを頼りに歩く。
     計ってみたら18分程度かかる。今回はトンネル内凍結して
     いなかった。さあ後は新しくできた芦安の市営の金山沢温泉に
     直行だ。ここは不思議にクライミングウオールもある。
 久しぶりにきた池山尾根からの北岳。このコースは北岳への冬期最短ルート
だが長い。今回は天気に恵まれ、快適登山。
強風、風雪時にはコースを間違えやすい。
現に我々も下山時肩に降りるとき、枝尾根に入ってしまった。気をつけよう。
八本歯からも下山時視界が悪いときは要注意だ。
八本歯の通過はトレースが通常付いているが降雪時は要注意箇所だ。
歩行時間がかかるが経験者と行けば初心者でも行くことができる山だ。