マッチ箱のコル
白根御池小屋からのガスで煙る北岳。
トップ アイコン
過去に登った山行記録。

1ピッチ目終了点から上部。
ホールドは大きい。
 今回は天気に恵まれ、快適登山。雨が降ったときはこのルートは
スラブが多いので中止か。
全体のホールドがしっかりしており、多少強引登ってもよい。
3mの垂壁は別だが。。
左にDガリー奥壁、右に中央稜と展望コース。
人気ルートのため渋滞するようだが一度は登っておいても良いコース。
南アルプス 北岳第4尾根
 7月3日
 新宿駅南口 8:00ワゴン車で出発。
 13:50 甲府南インターより、市川大門、奈良田を経由して広河原に着く。
 14:15 出発。北岳の写真を撮りながら吊り橋を渡り、沢沿いを進む。
 16:30 白根御池小屋に着く。今回は小屋泊まりの為、
       4尾根マッチ箱のコルを見ながら夕食まで一杯。
 
7月4日  
御池小屋4:20 3:00起床。まだ暗いが満月に近い月で明るい。
     ヘッドランプをつけ出発。
二俣5:10 荷物をデポして、登攀具のみ軽身で登り。
沢入口6:00 わずかな草付きの踏み後を進むとバットレス沢に入る。
     全面にBルンゼ前に出る。すでに登攀を開始している
      パーティーあり。分岐で登攀具を身につけ、ザイルにつながる。
横断バンド6:45 Aルンゼから入ったがあまり歩かれていない。足下が崩れる。
      結構難しい所もある。Bルンゼ上の横断は落石に注意。
     すぐ下で人が登っている。時間的には結構早い。
テラス7:20 狭いテラスで靴を変え、準備をする。後続隊が来て、
      一杯になる。最初のピッチはクラックに足をつっこみ、
       スラブの登攀。斜度はあるように感じる。
1ピッチ終了8:10 最初のピッチは気を遣う。我々11人パーティーは他の
      パーティーに迷惑がかからないように互いに手助けしながら急ぐ。
     後ろのパーティーから緊張感がないパーティーに見えるようだ。
核心部8:50 3mほどの手がかりのないスラブ壁が全面が現れる。
     ルートは2通りありそうだ。正面を直登し、前傾したところをハーケンを
     つかんで登るルートとスラブ面を本当に細かいホールドを探しながら
     右側にトラ張りながら切れたリッジ巻くルート。
     今回は後者を選択。結構気を遣う。
マッチ箱の9:50 15m程度の懸垂下降をしてコルに。といっても現在は
コル     狭いバンド。崩壊してバンドになってしまった。
終了点10:35 枯れ木テラスを越え1ピッチで終了点。靴を脱ぎ。一息。
北岳頂上11:25 草付きの狭いバンドと岩溝を登ってゆくと稜線に人が見える。
     まさに天の声。手を振っている。上り詰める北岳頂上。
八本歯上12:00 稜線を下る途中4尾根を振り返る。マッチ箱のコルが見える。
     すごい所登ってきたんだと自己満足。
二俣13:30 疲れた。一度雪渓に出たところで小休止。水が冷たくてうまい。
     登攀中満足に水を飲めず。一杯飲み込む。
広河原15:00 下ってくるとただ暑い中の下山。着いたとたんビールだ。
 急に山を登りたくなり、今回は初めてガイドのお世話になってのぼってみた。バットレス4尾根は1尾根や2尾根と異なり
岩は硬く、快適登攀ができる。ルートはスラブとクラックが主体。核心部3mの壁は2ルートあり、今回は右側を
回り込みながら細かいスタンスを探し登った。晴天でフリクションが効き、楽しい山行。
 登山実施  実施日(2004年7月3、4日) 
       
実施者   山岳ガイド 桑原氏他9名、中村
北岳
核心部3mの垂壁。右側を巻きながら越す