9月13日
 多摩を5:00出発。戸台手前の仙流荘の前の無料駐車場に止め、10:00発の
村営バスに乗り込み、北沢峠まで時間短縮をする。途中進行左側に鋸岳が見え
鹿窓も見てとれる。
駐車場10:00 時間の関係で渓流荘前に車を止める。橋本大橋前は駐車場なし。
      河原の戸台口前は30分程度の歩きがある。
北沢峠11:00 停留所から目の前の樹林帯の尾根を登る。ほとんどの人は
      仙水峠の方に。こちらは直接甲斐駒に登る。
双児山12:50 樹林帯から尾根が開け出すと双児山。展望が良くなる。
駒津峰13:40 目の前に甲斐駒と摩利支天が雲の中に見え出す。
      仙水から登ってきた人がごった返す。
甲斐駒15:00 のんびりしていられないので急ぐ。六方石を過ぎ、摩利支天への
      迂回ルートとは別れ、直登コースを上る。このコースは岩石帯を登ることに
      なる。あまり歩かれなくなって踏み跡、表示等が少なくなってきている。
      自分で適当に道を探して登ることになる。この時間になればさすがに人が
      少なく、1パーティーのみ。
鎖場15:55 あまりゆっくりもしていられないので鋸岳方面の標識を確認して
     15:15出発。岩場帯を下ることになる。20分ほどで古いワイヤーが
     張られているバンドを越え、10m程の鎖場に出くわす。
     結構中間がハングって居る。
六合石室16:30 途中雷鳥を見ながらの下山。まだこの地域にも居るんだ。
     慣れているせいか逃げない。
     小屋が一新している。今日の泊まり客は我々入れて15人。
     結構一般コースになったこのコースは。10人ほどは板の間に寝れる
     スペース。今回は土間にごろ寝。

 9月14日
石室5:15 朝方雨が降り出したので待って、出発。下のテント場への
     トラバース道を通って、テン場で準備。
中ノ川乗越7:00 樹林帯を歩いてくれば目の前にガレ場が現れる。左には熊穴沢の
     ガレ場。朽ちた標識が落ちている。
第2高点 ガレ場を登り返し、着けば剣のある見覚えのある第2高点。目の前には
     鹿窓ルンゼと第1高点が見てとれる。ここからが核心部。ハーネスの準備。
大ギャップ下8:10 高点を巻き気味に左の尾根を下り、草付きを踏み跡をぐっと
     下れば大ギャップ下のルンゼに出る。ここが夏道。ガラガラルンゼを渡れば
     鹿窓ルンゼの取り付きになる。
鹿窓8:40 鹿窓ルンゼは結構急だが確実にホールドはある。窓手前には100m程
     鎖が垂れ下がっていた。これがそうか。昔は無かったんだが。ぐっと登り
     やすくなった。鹿窓をくぐってみんなで感動。
小ギャップ上8:55 目の前は切れた草付きバンド。丁寧にトラバース後リッジに出て
     切れたりっぎの前には小ギャップの鎖場。ハイライトの小ギャップの
     上り下りにも鎖が取り付けられるようになった。
小ギャップ9:40 前パーティーが小ギャップをザイルを出して登り返している。
     下ってみれば確かに10m程の壁の中腹はハングっている。
     こちらもザイルをつけて登り返し。ここを登れば後はハイキング。
第一高点10:10 稜線越しに歩いてくれば着く。ここは角衛イ沢を登ってきた
     ハイカーがいる。ここまでは一般コースか。
     のんびり第2高点を振り返って過ごす。
角衛沢出合10:30 狭い急な踏み跡を下れば出合。ガレ場を登って来る者が
     見てとれる。
大岩下11:40 最初のガレ場は大岩ですっきり下山だが、直ぐに小岩の
     ガラガラ下り。下りにくい所だ。左壁に沿っての下山。大岩下は水が出ている。
河原13:10 急な2時間半の下り。やっとケルンがある河原に出た。ここまで
     8時間の行動。ここからは河原沿いに歩くことになる。
戸台15:20 流れを渡渉して河原歩き。でもすごく荒れている。2年でこんなに
     なるものなのかと思い暑い中2時間の歩き。
戸台大橋16:00 仙流荘まで戻るには戸台大橋のバスストップまで歩かざるを
     得ない。しょうがないアスファルト歩き。ここからは仙流荘まで臨時バス。
甲斐駒が岳・鋸岳縦走
第2高点から鹿窓越えて第1高点を見る
六合小屋から第一高点
鹿窓ルンゼから鹿窓峰
過去に登った近辺山行記録。

詳しい写真は下記にあります。
クリックすると行きます


第2高点下って大ギャップ
第2高点
トップ アイコン
 鋸岳に鎖が取り付けられているという噂を聞いて15年ぶりに鋸岳に来てみた。一泊2日での山行を計画して、北沢峠から
甲斐駒が岳直登コースを上り、六合石室で仮泊。翌日中ノ川乗越より第2高点、大ギャップ、鹿窓、小ギャップと今回は夏道コースを選ぶ。
距離は短いが、アップダウンが大きいので時間のかかる。
 登山実施  実施日(2008年8月31日) 
 
        実施者   中村@多摩、浅井、宇田川、高橋
 今回は15年ぶりにやってきた。このコース鎖が取り付けられた噂を
聞いてやってきた。鹿窓ルンゼ、小ギャップの両壁には
りっぱに取り付けられていた。
これで一般コースになったか。でも気をつけて歩きたい。
 六合小屋は改修されて、星空は見えなくなった。。
今回はバスを使って2泊3日を1泊2日でやってみたが十分可能。
それから鋸への道は富士見の方からも登れるようになったようだ。
次回はそちらから挑戦だ。
四季山行記録。