8月11日
0:35立川駅より快速電車に乗り、スタート。電車は満員で一部の
猛者は床に新聞紙を引き寝入っている。昔の私を思い出す。
4:30
3:00のバスに乗り夜叉神に
4:00過ぎ到着。登り始める準備をし、
暗い中バス停
反対側少し下の階段
から歩き始める。曲がりくねった
結構広い登山道だ。
5:30
夜叉神峠
。遠く北岳を望む。休憩していると女性の一人旅の方が登ってくる。
結構足が強そうだ。後この女性と前後して登る。
7:30 南御室小屋前 地図では4時間程度の時間だが、急登がない代わり5回程
嫌なアップダウンがある。ここで縦走路中数少ない水場で冷たい
南アルプスの天然水を補給し、元気をだし登りだす。
しばらく行くと先ほどの女性に追いつき、登りながら話があい、一緒に登る。
8:30 砂払岳 一時薬師岳と間違え、方向感覚が麻痺する。歩きながら話をすると
東京の板橋より来ているKさんとの事。昔ワンゲルをしていたと言うから
どうも足が強いはずだ。今回の予定は一日目は薬師小屋にするつもり
だったが時間がありすぎる。鳳凰まで足を延ばす事にした。
9:20
薬師岳頂上
薬師小屋を越え一登りで頂上。標識もあり、間違いない。
広い頂上である。地蔵岳から下ってきたカップルに効くと地蔵岳まで二度の
アップダウンがあるとのこと。Kさん躊躇するがまたザレた道を登らない
行けないとの事で時間もあるので今日のうちに地蔵岳まで行くことにする。
10:00
観音岳頂上
地蔵岳がすぐ見えているが急な下りとザレた登りが
見て取れる。結構下りが難しい。登りは暑い日差しの中の滑る。
アカヌケ沢の頭付近から頂上のオリベスクが目の前に入ってくる。
11:30
賽の河原
地蔵岳の鞍部のザレた花崗岩の砂場に多くの
仏様
。
よく持ち上げたものだ。信仰心がなせる技か。
11:40残るはオベリスクのみ。鞍部から100m近い岩である。頂上は蓮の花を
思わせる形から付いた名前か。先端は二つに割れている。頂上まで
登りたいものがいるせいか垂直に割れたクラックにフィックスロープがある。
ここを登るにはザイルの確保が必要だ。賽の河原に戻り、ザレた埃だらけの道を下る。
12:30
鳳凰小屋
いつも頂上で缶ビールで乾杯するのを忘れてしまった。
もう難路はないから下りながら暖まったビールをぐい飲み。やはりうまい。
今日の予定はすでに終わっているがまだ早い。Kさんの持ってきた缶詰を
さかなにして宿の缶ビールで再度乾杯。
下りは3時間で、バスは18:00まであるとの事で燕頭山経由の
尾根伝いに下る事にする。
13:30頃
燕頭山
狭い平地。周りの景色は見えない。ここからの下りが
大変である。特に西の平からの急坂の下りは要注意。Kさんも疲れから足が
痛み出した様だ。一日で3山下ってきたのだから
男でも大変な事をしているのだから無理もないが。
18:00
御座石鉱泉
到着。まだバスがあるが、温泉に浸かりたいし、うまいものも
食べたいので宿も空いているとの事でゆっくり泊まる事にする。
8月12日 9:00 宿のワゴン車で穴山駅まで送ってくれた。凸凹の林道を30分程で
着く。普通電車を乗り継ぎもどる。もちろん車内では缶ビールでの祝杯をする。
間の岳
鳳凰三山に来てみて、つくづく良い山の印象。3山の縦走は気持ちの良い山行になる。
白根三山の景色に巨大なオベリスクと目を飽きさせない。また通常一泊二泊の山行になるが、
夏場、夜叉神に早く着けば、健脚の者ならば充分日帰りができる。女性のKさんも
がんばって下りてこれた。その後膝が痛いと言っていたがどうかな。
楽しい山行にしていただいてありがたかった。
北岳
薬師岳からの北岳
登
山実施 実施日(2002年8月11日+α)
実施者 中村政司
今まで南アルプスは北岳、甲斐駒ガ岳、仙丈岳と夏冬来ているが、鳳凰はとなりの頂上からみているがなかなか来る機会が
なかった。今回は現役を引退しているし、ゆっくり登山のつもりできてみた。今回は電車に乗り、2:30頃甲府駅に着き、
広河原行きバスに乗り、途中夜叉神峠で下車。暗い中で出発準備する。腹ごしらい後ヘッドランプをつけ、出発。
山小屋に泊まるつもりでできるだけ軽量にしてきた。だが恒例のビールはザックに入っている。
アカヌケ沢の頭
過去の周辺山行記録
上の写真をクリックするとオベリスクが見えます
観音岳より地蔵岳
地蔵岳