8月10日
ツエルトマット駅
11:30 イタリアまで行ける山岳鉄道にのって出発。
シュバルツゼー12:00 ロープウエーを乗り継いで2650mのヘルンリ小屋へ
     出発点。前面にマッターホルンがそびえ立っている。12:30出発。
岩場下13:00 ひと登り後岩場の下を登り始める。鉄階段も有り、
     ハイキングコース。尾根上に小屋が見てとれる。
ヘルンリ小屋14:30 おおむね平坦な山道を登り、小屋前のテラスに着く。
     明日は暗いうちから登り始めるため、今日のうちに取り付きを確認に行く。
     15:30出発。
取り付き16:00 最初から被っている取り付き。太いフィックスロープを使い、
     トラバースしながら稜線にでる。ロープを結びあって登る。
     取り付きには表示板ある。小一時間東壁との間の稜線を進む。
     ホールドは十分にあるが切れているので要注意。
岩場下16:50 小屋に戻ってくる。7時の食事までボけーとしている。
8月11日
 4時の小屋の照明でみんな起きだし、朝食後急いで出発。
小屋5:00 小屋裏の登山道をヘッドランプをつけての出発。
取り付き5:30  すでに順番待ち。ヘッドランプでの登攀開始。
     6時過ぎには明るくなる。すでに下山してくるパーティーもある。
     このマッターホルンの規定時間に登れないとガイドが判断すると
     下山してしまうそうだ。半分以上のパーティーが中止するようだ。
     特に注意するところはソルベイ小屋真下のルンゼ状スラブが立っている。
ソルベイ小屋8:50 3000m程度から雪が付着しだし、アイゼンを履く。
     こうなると登りに時間がかかる。小屋に着くと北壁からの
     強風と雪つぶてを浴びることになる。ここで天候待ちに入る。
     後からあがってきたパーティーも様子見後下山してゆく。
     我々も登頂を断念せざるを得ないと判断。10:00下山開始。
取り付き14:15 早速小屋下のスラブの下山から確保しての下山。
     登りより下山が難しい。またルート取りも難しい。
     14:30ヘルンリ小屋。
     シュバルツゼーまで下ることにする。
ヘルンリ稜から下を見る
マッターホルン
登山実施  実施日(2006年8月10,11日)  実施者 中村 他4名
 夏のヨーロッパアルプス第3弾。1日目はツエルマットからシュバルツゼーにロープウエーで登り、
ヘルンリ小屋までハイキング。
翌日暗がりの中出発。東壁側の岩稜を登る。3000m程度から雪が付着、アイゼンを履き、ガリガリ登攀。
ソルベイ小屋下のスラブは急。小屋前で北壁よりの強風と雪で小屋で天候待ち。最終的にあきらめ、下山。
下りはルート取りが難しく、結構時間を費やす。シュバルツゼーまで下る。翌日2560mのこの地点でも雪化粧。
当然マッターホルンも真っ白に雪化粧となる。

北壁
ヘルンリ小屋
ヘルンリ稜
ヘルンリ小屋への途中から北壁を見る。
翌日ホテルより雪化粧のマッターホルンを見る
マッターホルン最初の取り付き 暗がりの中を登る
ソルベイ小屋
 マッターホルンは独立峰の為天気の影響を受けやすい。一度天気が悪化すると3日は登れない。
今回7月は猛暑で登れたようだが、8月は山は白くなったりで、なかなか登る機会が無かった。
また登っても下りが難しいので、登りと同じくらいの時間を要する。
ガイドは規定時間に登れないとどんどん下ってしまうようだ。体力をつけて登ろう。

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過去に登った海外山行記録。
過去の記録
詳しい写真は下記にあります。
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写真集
ヘルンリ小屋
登攀中の岩場