10月7日 夜さわやか信州号で扇沢5:30着。
6:30始発トロリーバス。朝焼けで今日は天気が悪くなりそう。
10月8日
6:30 トロリーバス出発。
黒四ダム7:00 ダムの外に出ていつもの場所で準備。
今日は黒部川捜索の為、ダム放流は中止。静か。
ダム下7:20 木橋の下の流れも今日はない。
内蔵助分岐7:50 分岐の下の広い河原で1本。内蔵助への登山路に人。
この道今大変荒れているのに。この辺から雨が降り出す。
新越沢9:10 対岸に2段大滝が見て取れる。
最初の木道9:35 ここは木橋ないと進めない。
雪の時は懸垂で河原まで下るのだろう。
反対からくる登山者を確認して前に進む。
別山谷出合10:00登り下りは狭い岩場を鎖を頼みに進む。
十字峡11:45 反対からくる登山者が多く、順番待ちが多い。
ちょうどこの時間が対面通行になる。ここは剱沢が流れ込む所だが
単に吊り橋があるだけ。
吊り橋13:30 黒四発電所鉄塔が見えてくると対岸への吊り橋。
鉄塔下を下り、長い橋を渡る。
仙人ダム14:00広い歩道となり、仙人ダムに。ダムをわたり、
地下道をくぐり抜ければ後は急登の山道となる。
最後の踏ん張りどころ。
小屋分岐14:35 阿曽原温泉への岩で滑る下りの始まり。
阿曽原小屋14:50 雨で濡れた体を休めるバラック建の小屋。
今日は満員。布団1枚に2人我慢しよう。
温泉は河原に下り露天風呂で最高。男女1時間交代で熱めの湯に
したり、ゆったり。
10月9日
小屋出発6:30 霧雨の中昨日下ってきた岩道を登り返す。
小屋分岐6:50 ここからは水平道の表示がある登り。
阿曽原峠7:30 何もない所。ここから岩の出た水平道。
所々ロープが着いている。数回の沢渡渉後、仙人湯に。
仙人温泉9:40 小屋の前に小さな浴槽。でも湯は熱い。
ちょっと入りづらい。
ヒュッテ分岐11:20 池の平に行く道と分岐。
小屋の水くみポンプの音が聞こえてくると分岐が近い。
仙人池を見るために左の沢を詰める。
仙人池11:45 仙人ヒュッテの前が仙人池。
でも今日はガスがかかっているので逆さ剱岳が望めない。
紅葉は始まりかけている。小休止。12:00出発。
仙人峠12:20 木道でできた道。ここからの下り、池の平までは
紅葉が最盛期。
池の平小屋12:50 こじんまりとした小屋。山岳写真を取りに来た
団体畠山さんのグループでいっぱい。2階に寝場所確保。
後、志水哲也ガイドグループも来る。超満員。お風呂あり。
10月10日
小屋出発4:50 ヘッドランプをつけ出発。今日の行程は長い。
テント場の左の草道から始まる。
岩場乗越5:20 岩場に切られたトロッコ道らしい道を
トラ張りながらの暗い道。この辺から白み始める。
小窓雪渓5:50 ガラ場を下り、雪渓に出る。この時期表面は凍っている。
アイゼンをつけ、小窓に向かい直線に登る。三の窓雪渓に比べると
傾斜は緩やかだ。
小窓稜線6:35 草付きから稜線。積雪期には来たことがあるが
稜線の踏み跡ははっきりしている。
小窓の王7:20 岩場になるとアップダウンとトラバースの迷路。
注意して進まないととんでもない所に出る。
岩を越、反対を下るところも多い。
三の窓8:10 岩場を池の谷側を巻いて開けた鞍部が三の窓。
チンネが目の前にでんと大きく座っている。右側を巻いて
池の谷ガリーをゆくことになる。浮き石が多いので落石に要注意だ。
長治郎の頭9:20 すでに剱の頂上、源治郎尾根が見え隠れしてくる。
剣岳頂上10:35 ここまで長治郎の頭前で迷子になって1時間弱使い、
5時間近くかかる。でも今日は景色は最高。赤谷山、立山、五竜岳、
針ノ木とすべてが見て取れる。ゆっくりしていられない。
室堂まではまだ長い。かにの横ばい11:15
新しくステンレスの鎖が設置されている。最初はまっすぐ下るが
途中から左側に横ばい。最後は鉄階段下り。
一服剣13:00 鎖場を登り返し、剱沢トラバース道を行く。
疲れた体は水平道でも四苦八苦。
剱御前小屋14:00 雷鳥平が見て取れるが、下りは長い。
雷鳥平15:00 ここまでくれば後は観光ルート。
室堂 16:00 16:30最終トロリーバスに間に合う。
三の窓から池の谷。雪渓が残っている
夏休み剣岳を目指したが雨の為、退却。今回下の廊下をアプローチにして、
小窓から北方稜線沿いに剱岳に出かけた。
この時期しか通れない、下の廊下、裏剱を望める池の平と紅葉。近頃山域地図に載りだした
小窓の雪渓から小窓王、三の窓、池の谷を通り、2999mになった剣岳に登った。
登山実施 実施日(2005年10月8〜10日) 2泊3日
実施者 中村単独
今回剱岳で唯一歩いたことがない、
裏剱周辺と小窓の雪渓を2泊3日でやってみた。
通常3泊4日の行程だが、山小屋泊まりで荷を軽くして
やったみたが結構疲れる。
特にザイル等は使わなかったが安全第一で持って行くが重かった。
下の廊下は鉄線があるので、足場と対面者に注意。
スリップに注意。当日も富山県警が下廊下を捜索していた。
池の平までは長い登り。我慢の登り。
北方稜線は岩場の上り下りがあり、最初の訪れる人は必ず、
道を外れるだろう。
時間を持ってゆこう。
なおこのコースは熟達者向けのコースですので
初心者は、剱岳には剱沢からの登りを使おう。
過去に登った周辺山行記録
下の廊下最初の木道を行く。下50m切れている
別山谷出合を行く。鎖を頼りに登り返す
頂上付近から源治郎尾根
かにの横ばいの鎖場