　８月１５日
　　４：００多摩発。沢渡にて低公害バスに乗り換え、上高地に到着。
　　朝食及び登り始める
上高地８：２０　今日は晴れ。。
明神９：１０　明神到着。すでにこの道は何回も来ているのでそのまま歩き続ける。
徳沢園１０：００　徳沢園で小休止。
新村橋１：２０　吊り橋を渡って、対岸の林道をすすむ。許可車両が止まっている。
パノラマ分岐１１：１０　林道の分岐から登り始め。昔と比べると雑草が多く生え始めて
　　　　山道が狭くなっている。ナイロンザイル切断事故の記念碑を過ぎれば
　　　　分岐点が近い。ここからは正面の尾根に取り付いてゆく中畠新道を進む。
奧又白池１３：３５　左に松高ルンゼ、右に切れた雪渓を見ながら、細い、急で、
　　　　木の根を掴んでの登り。時々クマザサで道をふさいでいる。
　　　　宝の木が見え出すとトラバース池に付く。
　　　　今日はここまでだが、上の様子が気に掛かる。
　　　　一泊するか上の状況を見に行くことにする。１３：４５空身で出発。
踏み替え点１５：２０　最初は左手の茶臼尾根との合流ガレ場。お花畑になっている。
　　　　結構多い。途中雷鳥の子供が戯れている。逃げる気配無し。
　　　　穂高で初めて見た。昔はザイテンや北穂の南稜にもいたと聞くが。
　　　　ずっとガレ場が続き、踏み替え点岩場の間のルンゼの急登。
　　　　１カ所小石に赤テープがつけられているのが唯一の標識。
　　　　上は、さらに岩峰群とＡ沢の雪渓。まだ雪が残っている。
　　　　１時間半程度でこれる。
奧又白池１６：４０　下りも結構ガレでゆっくり下山。奧又の池でツエルト張って
　　　　宿泊。茶臼尾根側１０ｍ程下ったガレ沢に水場でおいしい水を
　　　　補給。でも夜中雨に降られた。
　８月１６日
テント場４：３０　雨でだいぶ濡れている。周りは岩の乾くのを待って登攀らしい。
　　　　結構大いに登って欲しい。こちらはＡ沢雪の付きも悪いが濡れて重いので
　　　　あきらめて下山。５：３０出発。
パノラマ分岐８：３５　下るも濡れていて、重荷にはゆっくりくだらないと危ない。
　　　　下りも神経を使うコースだ。結構滑る。　　　　　
新村橋１０：２０　感慨無量で戻ってくる。
上高地１１：３０　沢渡の車を拾って竜島温泉に行く。

　ひさしぶりに、徳沢新村橋を渡り、パノラマコースと別れ、中畠新道を重荷を背負って、
井上靖の「氷壁」の舞台の場所である前穂の東壁が目の前です。
久しぶりに来て、アルピニストの故郷に戻った気持ちです。この時期、涸沢と違って、
池の周りに６張りのテントのみの静かな場所です。
今回初めて穂高で雷鳥を見ました。何度も穂高に来ているのに奧又の池の上で子供の雷鳥でした。
　　　　登山実施　　実施日(２００９年８月１５日，１６日）　
　　　　　　　　　実施者　中村＠多摩単独　