朝早く車で出発。中木ダム下の曲がり角の数台止められる道路際に車を止める。
7 :30駐車場を出発。GPSと地図を頼りに取り付きを探す。
取り付き7:40 ダムから300m弱下った車待避所の灌木に赤テープで
    相馬岳取り付きの表示。良く見ないと見落とす。
P1尾根取付8:20 超急登を灌木をつかみながらの登り。
    最初からのハードワーク。これから先はもっと大変。
P5,6のコル9:30 P5から見るP6は際だって峻立している。
    底が見えない。懸垂を考えたが10mほど戻り、
    枝尾根に踏み跡有り。ここを下ればコルまで出られる。腹後しらいして
    ここからは10mのルンゼ登り。岩はホールド多く、
    まあしっかりしている。ザイルなしで登れる。
P6,7のコル10:30今度はP6の下りは20m弱の懸垂下降。
    右側にトラバリながら下る。まっすぐ下るとP7スラブになり、
    岩もろく落ちる羽目になる。右側二つ目の泥ルンゼ10m弱登り、
    反対側5mの懸垂後開けたP7岩壁下を100m程トラバッた後枝尾根を登った。
    ここは色々なルートを取っているようだ。
    今回は赤テープは発見できなかった。
P7 10:50 小尾根を枝をつかんでの急な登り後開けた頂上。
    ここからはP11までピークを枝払いしながら巻いて行く。
P12コル12:40 P11は左側に折れて、目の前に枝で隠れたP12がある。
    下るには灌木にロープを通して20m以上の懸垂で下ると狭い
    テラスに出る。ここでP12への心構えをする。両脇は絶壁になって
    いるので正面の狭い灌木リッジを登ることになる。
P12 14:00 今回も単独の為、コルの灌木にザイルを固定して、
    自己確保して、登り始める。20mくらいのピッチだが、中間部に張り出した岩有り。
    ハーケンが2本打たれ、残置シュリンゲ有り。強度を確認して、
    使えるので右足をかけ、左足は細かいスタンスに乗り、A1要領で乗り越す。
    この2,3mが核心か。あと上は細い小枝をそっとつかんでの登り。
    上に登れば、ロープを固定して懸垂して、
    コルからザックを背負ってのゴボウ登り。ああ疲れる。
仙人窟14:55 P12で終わりと思いきや、まだ先に難所が待ちかまえている。
    P12の下りはやはり1カ所懸垂が5mほどある。気を緩めずにおこう。
    後はリッジ伝いに左壁を枝払いしながら強引にトラバース。
    多少の踏み跡を注意してゆけば広場が見えてくれば、仙人窟の上に出る。
はさみ岩下15:10 左面泥部を登り尾根伝いに行けばはさみ岩に出る。
    まだ時間があるので相馬岳に向かう。この辺やめておけば良いのを
    行ってしまって後悔。どうも登り返しの所まで行ったようだ。
下り点15:35 目の前に相馬岳がある。ここからは頂上まで登り返し点。
    今の時刻では真っ暗になると思い、来た道を下山することにする。
    どんどん踏み跡を下ってしまった結果一つ右の尾根妙義富士への
    踏み跡に入ってしまった。こちらの踏み跡の方が明瞭。
    5:47登り返して16:00分岐点に戻る。
仙人窟16:20 やっとの思いで仙人窟まで戻る。疲れた。一休み。
    ここからは穴を通過して岩場を100m下り左側太い灌木2本にわずかに
    白いペイント跡。落ち葉で不明瞭な沢を下ることになる。
    途中赤テープの目印があったから沢を下るのは間違いないようだ。
    どうも道は左岸横に地図上ありそうだが道がわからない。
    途中から左岸はがけ状態になりそのまま下る。
沢途中18:00 ヘッデンつけて下ってきたがもう沢では真っ暗。
    またビバーグと観念して右岸を50m登り尾根沿いにツエルト張ってお休み。
    翌日5時半起きて明るくなって5:50出発。この尾根道作業道の様で
    踏み跡が続いている。20分歩いたら妙義湖上の小川橋の林道に出た。
P6
 星穴岳に続く妙義シリーズ。星穴岳と同じ位楽しいバリエーションルートということで来てみた。廃道に近いと噂の
裏妙義妙義湖中木ダム下の取り付きからわずかの踏み跡と枝払いの岩稜をアップダウン。標識や目印は取り付き以外全く無かった。
今回単独のため結構神経を使った。 P5、P6、P12と十分楽しませてくれる。登りや懸垂下降とザイルを使うことも多かった。
 登山実施  実施日(2006年11月4日) 
       実施者   中村単独
P5
 今回も一人で妙義山に来た。
前回の星穴岳同様時間切れでビバーグ。まあしょうがないか。安全第一。
この相馬岳北稜は歩いている人が少ないせいか枝払いがうるさいが、
玄人好みのコースだ。ルートファイディングを要求される。
妙義縦走コースと違って結局この日誰にも会わない静かなコースだ。
存分に楽しめる。
でも星穴岳より1ランク上のバリエーションルートと私は思う。
くれくれも多くの人が歩いていないし、目印がないルートと思ってください。
行く人はしっかりしたリーダーと行こう。
時間がかかるコースだということを念頭に入れておこう。
3級程度のルンゼ右を登る。
トップ アイコン
仙人窟のトンネル
P6のルンゼ登り。ホールドはある。
過去に登った周辺山行記録。
過去の記録
詳しい写真は下記にあります。
クリックすると行きます

写真集
P11の下り。25mの懸垂後狭いテラスに降りる
下り時妙義富士側に入り込む
懸垂ロープ