上州・表妙義縦走
 会の女性を引き連れ表妙義を縦走したが、アップダウンの多さ、
鎖場の多さ、はたまた濡れた岩場と神経を使うコース。
北アルプスの稜線でもこんなに鎖場は多くは無い。
ある意味では一線級の縦走路ともいえる。
簡単に一般コースと表記されているが、岩に慣れた人の
一般コースだということをあろう。
初心者を連れてゆく時は、時間がかかっても良いからザイルの
確保をしよう。
縦走後半では腕の弱い人、女性等は鎖にぶら下がるだけで、
疲れてしまうようだ。
 早朝多摩5時過ぎに出発。妙義神社前の駐車場に8時前に到着。
妙義神社8:00 出発。鳥居をくぐり石段を登るところから始まる。
林道分岐8:20 神社最後の建物は右側の石段と左側の山道がある。
     今回は左側の中間道を進む。30分ほど登ると奥の院への分岐表示。
分岐点8:55 中間道から奥に院に行くには濡れた下りトラバースから始まる。
     最初の注意所だ。
奥の院下9:05 奥の院下の分岐。神社から右の石段を登ってくるコースと合流。
     左コースで来たので大の字を見られなかったので散歩がてらに
     下ってみる。長い鎖場を下っても見えないので登り返すと鎖場上に
     登山道から別れた所にあった。
大の字9:30 鎖場を登れば鉄製でできた5m角くらいの大の字。ここは展望がよい。
奥の院9:50 登り返して分岐から直ぐ上に奥の院の岩場。30m程度の鎖場。
     上に行く程傾斜がきつくなる。今日は濡れているのでゴボウだ。
     その上の左側へのトラバースも足場はあるが気を遣うところだ。
     鎖の途中に大木のそばに奥の院がある。
見晴らし10:05 鎖場を越えれば上にも鎖場ある。右側が切れたここを登れば
     見晴らしにつく。錆びた標識がある。
玉岩10:20 切れたビビリ岩をトラバース後、長い3連の鎖場を乗り越せば
     玉岩前に出た。白雲岳の頂上はとおりすぎてしまった。
     岩の上は何もない。下ってコルからこの岩見るとすごく切れているのが
     見てとれる。        
大ノゾキ10:35 頂上に石碑あるのでわかる。小休止後10:50出発。
     長いスラブの鎖場が待っている。傾斜はそれほどではないがキレットの
     底に着く。切れた尾根をあるく。
天狗岳11:10 樹林の中を登るのみ。とにかくガスで廻りは見えないのだから
     どの辺を歩いているのか地図とにらめっこ。錆びた看板でわかる。
タルワキコル11:30 中間道に下る標識あるが ただ上り下り。
相馬岳11:50 樹林の中を登るのみ。頂上は樹木の中。あまり広くは無い。
     北側に北稜からと思われるわずかな踏み跡があった。ここで燃料補給。
ホッキリ13:10 相馬岳の頂上にはバラ尾根への標識。
     何だこの下り。超急降下。
     おまけに雨で濡れて赤土は滑る。たまに木にテープでルート標識。
     途中沢沿いに下る。今日は大いに水が流れている。2度水流を渡る。
     ここで中間道への下山標識有り。     
急なハシゴ13:45 鷹戻しの前には5m程の急な丸岩をよじるところから始まる。
     その上に長い立った鉄ハシゴ。この上に鷹戻しがある。
鷹戻し14:30 今日は岩が濡れているのでザイルを出すことにした。2段の鎖場を
     回り込むと20mほどのスラブ面。ここが核心部。適度にスタンスが
     あるし、太い鎖が付いているので補助にして登ればよい。
     登り切ると下まで切れた山復を右側に回り込んで10mのトラバース。
     こちらの方がいやな感じ。
ルンゼ鎖場15:30 鷹戻しを過ぎれば危ないところは無いと思っていれば
     下ってくればコルに出る。下に急なルンゼの中に鎖場がある。下が
     見えないし、鎖場の取り付きまで濡れている。ザイルを出して
     上段を下る。私はそばの立ち木を使い懸垂下降。
     下段5mは立っているので2本の鎖を交互に使いながら下る。
東岳16:30 東岳は駐車場側の切れた斜面の下りから始まる。
     頂上の岩を駐車場側に巻き切れたルートが正規。反対側に踏み跡が
     あるので注意。
     途中第4石門への下る、分岐にフィックスロープがある。
     今回は全山縦走のため尾根沿いに進む。
中ノ岳16:40 中ノ岳越えれば固定ナイロンロープのトラバースと長い鎖場の下降。
     最後だ。焦らずに下ろう。
主稜のコル16:50 。ここで星穴岳への登山道と分かれる。下りは長い鎖。
     でもスタンスは切られているので安心。
中ノ岳神社17:30 長いルートは神社の境内に出て終わり。
鷹戻しの次の下部鎖場の下り。
2本の鎖を使っての下降
ビビリ岩を巻いてゆく。
 運動不足のため今回は、妙義山の表妙義妙義神社から全山縦走して中の岳神社まで鎖のアップダウンを楽しんだ。
この山歩く距離は少ないがアップダウンが多い、必ずといいって良い程、急な岩場で登り下り部には鎖場となっている。
一部前日の雨で安山岩の岩場は濡れて居たのでザイルも使用した結果9時間の大縦走となった。
 登山実施  実施日(2007年7月7日) 
         実施者   中村、山口あ
鷹戻しの鎖場の登り20mのぼった後右にトラバース

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過去に登った周辺山行記録。
過去の記録
詳しい写真は下記写真集にあります。
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写真集
奥に院の鎖場。結構傾斜がきつい。光っているところが鎖場
大ノゾキ下の鎖場の下降
妙義山独特な山貌。真ん中の尾根を歩く