在アメリカ被爆者協会名誉会長 倉本寛司氏の逝去に寄せて
在ブラジル原爆被爆者協会 森田 隆
在外被爆者問題の指導者 在アメリカ被爆者協会名誉会長 倉本寛司氏の逝去の報に接し 哀悼の誠を捧げます。
省みれば倉本さんと私は同じアメリカの被爆者として常に共に戦って参りました。
1988年当協会が自費で実施した南米在住原爆被爆者の実態調査により188名の被爆者名簿を作成しましたが、北米倉本氏の調査用紙を送付頂き南米に適した項目を加えて成功しました。
又現 広島市長 秋葉 忠利氏を倉本氏と私達夫婦が是非平和都市広島の市長にとお願いして三人で上京請願書を提出致しました。
今年五月広島において広島県医師会に碓井新会長を南北被爆者協会関係者代表として表敬訪問して倉本氏、当協会の盆子原氏私達夫婦四人で全日空ホテルの豪華な日本食堂で楽しい夕食をして再会を約して別れました。
悲報を受け思わず大声を上げました。
被爆者援護関係の先輩 倉本寛治氏の逝去の報に接し心からの哀悼の誠を致し冥福をお捧げます。
2004年10月13日
写真 = 2004年4月23日、東京・国会第2会館「在外被爆者と連帯する中央集会」で。
右から倉本氏、在アメリカ被爆者協会・友沢光男会長、在ブラジル原爆被爆者協会・森田夫妻ほか役員と。