7月18日(土)〔@〕 “7月度月例会 在外被爆者援護を訴え続けた綾子さんの半生に祈りを”

 7月18日、ブラジル被爆者平和協会の月例会が開かれました。

 モジ市、スザーノ市、エンブー市など遠方にお住まいの方も来てくださいました。
 出席者は約20名。

 13日にお亡くなりになりました森田綾子様のお祈りから始めました。

 その後在ブラジル・在アメリカ被爆者裁判を支援する会から送られてきた支援ニュースを皆様に配り、それについての説明を致しました。

 又ブラジルの2人の被爆者が訴訟をし、昨年7月30日勝訴した、いわゆる手帳裁判について、 その後広島県が控訴していましたが、16日に広島県知事が控訴を取り下げた事を皆様に伝えました。
 出席者からあまりにも遅い、馬鹿にしてると怒りの声が聞かれました。

 次に我々在外被爆者は被爆者援護法にのっとった援護が行われないのか、一番取り残されている健診、治療がブラジルで無料でしてもらえるよう被爆者みんなが署名した要望書を厚生労働省に出そうと決議されました。
 ブラジルの医療機関は健診、治療がいつでも出来るように準備は整っています。

 この問題が私達ブラジル在住の被爆者に残された最後の問題です。
 これを私達は一番最初に国に要望したのですが、25年が経った今も、まだ解決されていません。

 もう一つ。
 昨年10月医師団が来られたとき、病気の方々が帰国治療の申し込みをされましたが、その後何の音沙汰もありません。
 どうなっているのか、病気の被爆者を放っておくのかという意見も出されました。

 又、8月6日、8月9日、西本願寺と、サン・ゴンサロ教会での原爆被爆者追悼式のお知らせを致しました。

 同じくレジストロ市で8月5日に行われる灯籠流しに招待されている事もお伝えいたしました。

(盆子原 国彦)

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