3月20日(火) “〈『長崎新聞』より ― 〉森田会長、長崎訪問 高校生や市民と交流”
在ブラジル原爆被爆者協会の森田隆会長(83)=サンパウロ市在住=と盆子原(ぼんこはら)国彦理事(66)=同=が19日、長崎市筑後町の県教育文化会館で、高校生や市民と交流し、在ブラジル被爆者訴訟の最高裁判決で勝訴したことなどを報告した。 2人は1945年8月6日、広島市で直接被爆。被爆後、ブラジルに移住し、森田会長は84年に同協会を設立した。現在、ブラジル在住の被爆者を支援している。 2人は、在ブラジルの被爆者が訴えた在外被爆者に対する被爆者援護法の健康管理手当支給をめぐる訴訟で、最高裁判決が2月6日に原告側の訴えを認める判決を言い渡したことを受けて来日。今後、国に在外被爆者への被爆者援護法の完全適用を求める。 交流会には約30人が参加。森田会長は「23年間取り組んできたことが最高裁の勝訴として返ってきたことをうれしく思う」。盆子原理事は高校生の活動に触れ「今年はブラジルの高校生が高校生平和大使と一緒にスイスジュネーブの国連欧州本部に行けるようにしたい」と話した。 参加した高校生は「私たちは核兵器廃絶と同様、一緒になって在外被爆者問題を訴えていきたい」と述べた。 2人は同日、在外被爆者が日本の被爆者と同様の支援を受けられるよう県に要望した。 |
サンパウロの事務局より――
皆さまお元気ですか、いつもお世話になります。
18日に、ブラジルを発たれてから3週間ぶりに、森田会長とこちらの様子を電話で話しました。
(今回の訪日に初めて同行しなかった妻の)綾子様の事をとても心配しておられ、又、こちらの奥さまも同じ様に森田さんの事を気づかっておられる事がとても心にしみます。
(渡辺 淳子)