3月16日(金) “〈『中国新聞』より ― 〉故・広瀬さんの裁判、遺族に承継へ”

在ブラジル手帳原告が死去(中国新聞ホームページ 3月14日)

 被爆者援護法に基づく被爆者健康手帳の発行を求めて広島地裁に提訴していたブラジル・リオデジャネイロ市の日本人女性(91)が13日、がんのため、同市内の病院で死去した。15日の第2回口頭弁論を控えた悲報に、弁護団は訴訟承継策の検討を始めた。女性は広島市で被爆し、1973年にブラジルに渡った。06年広島県に手帳交付を申請したが県は却下。女性は、国と県に却下処分の取り消しを求めて提訴していた。

ブラジル被爆者訴訟を継承へ(中国新聞ホームページ 3月16日)

 被爆者健康手帳を来日して交付申請しないことを理由に却下したのは違法として、ブラジル在住の男女2人が広島県に処分の取り消しを、県と国に慰謝料など(中略)の支払いを求めた訴訟の弁論が15日、広島地裁であった。原告側は、リオデジャネイロ市の原告女性が現地時間の3月12日に91歳で亡くなったことを報告、遺族の承継手続きを進める意向を示した。男性も昨年4月に96歳で亡くなっている。

サンパウロの事務局より――

 こちらは相変わらず暑い日が続いています。又、ブラジル独特の大雨が急に降って来て低い所は洪水になっており人々が困っています。

 日本の皆さま、お体には気をつけて下さい。

(渡辺 淳子)

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