12月11日(月) “向井さん逝去に 日系2病院のご厚意へ改めて深く感謝”

 このたびの向井昭治様の訃報に、皆さまからお悔やみや励ましのお返事をいただき、一同感謝致しております。

 向井様の入院、治療、手術には、日伯友好病院の方々の援護があり、全ての費用を無料にして下さいました。
 在外の被爆者は、日本の被爆者と違い、診察、治療、手術など全て自己負担で行わなければなりません。向井様も病状が悪化したとき入院に躊躇されましたが、日伯友好病院から、医師を乗せた救急車を回すのですぐ入院するようにとの、親切な言葉があり、入院されました。

 またサンタクルス病院でも、健康管理手当を支給されていない16名の被爆者の健診を行って下さり、申請書も書いていただきました。
 その時病気が悪化している被爆者を、集中治療室に入院させて下さり、健康になられるまでおいて下さいました。これらの費用も全て無料で行って下さいました。

 このとき厚生労働省にお礼の手紙を書いて下さいとお願い致しましたが、無しの礫でした。  私達は現地での診察、治療を願っていますが、まだまだその願いは遠いようです。

(盆子原 国彦)

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