10月14日(木) “在ブラジル被爆者裁判 敗訴に、報道機関より問い合わせ”

 (『中国新聞』2004年10月14日付 夕刊)

― 在外被爆者の請求棄却 広島地裁
        ブラジル在住3人の手当訴訟で ―

 被爆者援護法に基づく在外被爆者への健康管理手当をめぐり、ブラジル在住の向井昭治さん(77)=サンベルナルド・ド・カンポ市=たち三人が、時効を理由に支給されなかった計約二百九十万円の支払いを広島県に求めた訴訟の判決が十四日、広島地裁であった。橋本良成裁判長は「時効の適用は権利の乱用には当たらない」として、原告の請求を棄却した。
 …

 広島裁判 敗訴の判決を受け各報道関係者より電話の問い合わせがあり、今後の対策について協議中と伝える。

 盆子原さんが10時に事務所に入る。盆子原さんは、今月4日よりサンタ・クルース病院で始まった被爆者事前健診を受診される被爆者の世話を続けている。おかげで健診は順調に進んでいる。
  今朝は向井ツタノ一家3名 政田母子 昨年帰国治療の松本さん バストスの本多さん等が受診のため来院。
 渡辺淳子理事が最後まで皆さんのお世話をしている。

 午後 盆子原さんチエテ方面に行き 渡辺さん事務所に来る。
 明日以後の健診者へ電話連絡をする。

 広島県より医療健診相談用のテキスト200部が郵便で着く。

(森田 隆)

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