UF-104Jとは、現役を引退し岐阜基地に在る第2補給処に格納されていた、F-104Jを使用し製作された フルスケールの無人標的機です。実際に14機が標的機に改修され95年から97年の間に、全 機が標的機としての使命を終え、ここ硫黄島近海の空域で、F-4及びF-15によって撃墜されま した。ここに紹介するUF-104J「592」、「600」号機は最初に改修された機体で、名古屋や岐阜 で各種テストが行われた後、硫黄島に空輸され、更に詳細なテストを実施するために整備及び 飛行訓練をしていた時の写真です。 |
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空輸された時にはまだ、部隊も発足していないため格納庫なども無く、唯一在る小さな格納庫で翼を 重ねて格納されていました。 |
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エプロン地区でのRUN-UPの様子です。 後方には米空軍のC-141が駐機してい ます、硫黄島は米軍の中継基地として も使用されています。また現在は無くな ってしまいましたが、当時は米国の沿岸 警備隊(コーストガード)が所在していた ため、定期便のC-130なども見ることが 出来ました。 |
UF-104Jの2号機「600」号機です。部隊発足前の為、まだ部隊マークが描かれていません。 |
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尾翼に飛行開発実験団(岐阜)のマークが描かれた「592」、「600」号機。 |
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97年3月に最後の一機(600)が撃墜されUF104Jの運用は終了しました。 |
UF-104J&F-4EJ |