そみなさんのキッチンには、様々な種類のオイルが備えられていることと思います。
コーン油、菜種油、サラダオイル・・・そしてオリーブオイル。
原材料やメーカによって数あるオイルのうち、料理によって色々と使い分けていらっしゃることと思います。
ここではオイルの主成分である油脂について調べてみたいと思います。
オイルの主成分である油脂は、人間の体にとって優れたエネルギー源であり、バランスの良い食生活を続けていくには必要不可欠な要素です。
また、油脂には、動物性脂肪、植物性脂肪があり、おおまかに飽和脂肪酸、一価不飽和脂肪酸、多価不飽和脂肪酸の3種類の脂肪酸に分けられます。
化学的に、飽和脂肪酸とは分子中に炭素の二重結合をもたない脂肪酸をいい、不飽和脂肪酸とは分子中に炭素の二重結合をもつ脂肪酸で、二重結合が一つのものを一価不飽和脂肪酸、二つ以上のものを多価不飽和脂肪酸と説明されています。
下記に主なオイルと油脂の組織成分を示しますので見てみましょう。
【主なオイルと油脂の組織】 |
@飽和脂肪酸
A一価不飽和脂肪酸
B多価不飽和脂肪酸
ココナッツオイル
@92%
A6%
B2%
オリーブオイル
@12%
A80%
B8%
コーンオイル
@16%
A27%
B57%
ひまわり油
@10%
A18%
B72%
べにばな油
@12%
A10%
B78%
バター
@58%
A39%
B3%
マーガリン
@64%
A30%
B6%
上記を見てもおわかりのように、オリーブオイルは他のオイルに比べ、一価不飽和脂肪酸(オレイン酸)を多く含んでいるのが特徴です。また、中でもヴァージンオリーブオイルは、一価不飽和脂肪酸を豊富に含むとともに、未加工の完全な自然食品である為、天然の抗酸化物質とビタミンにも恵まれています。 |