TDRの部屋分室S

 

1988年、水冷2サイクルエンジンを搭載したデュアルパーパスモデルとして登場した 。
TDRとは「Twin Dirt Racer」(ツインダートレーサー)それぞれの頭を取って名づけられた。

TDR80(3GA)・TDR50(3FY)
TDR250の弟分であるTDR80/50は1988年7月に登場。
同社の50ccスポーツRZ50やDT50に搭載されていた水冷2サイクル単気筒エンジンを中低速向けにリセッティングし、
φ25.4mmの大径鋼管セミダブルクレードルに3点リジット懸架搭載方式で搭載。
特にシリンダヘッドの懸架はフレームの剛性向上と体感振動の低減に寄与している。

サスペンションはフロント最大140mm、リヤ最大130mmのホイー ルトラベルを確保し、リヤはモノクロスサスペンションを採用。
ホイールは3本中空スポークの軽量アルミキャスト、タイヤはフロント:3.50-12-2PR、リヤ:100 /90-12 48J。
ブレーキは前後203mmのディスクブレーキを採用し、TDR250のイメー ジを踏襲したデザインで
全容量8Lのガソリンタンクにボディマウントのカウルを装備し 、タコメータが標準装備されていた。
電装は6V。
最高出力は80cc版で10ps、50cc版で7.2psを発揮していた。
カラーリングはホワイトとソフィアイエロー のちに80cc版にヤマハブラックが追加。
オプションでリヤキャリア、アンダーガード、ハイグリップタイヤ等が設定されていた。
1990年登場のTZR50に同系エンジンは受け継がれる。

 

 

TDR50,8080怪 スペック

車種 TDR50 TDR80 My TDR80怪

*車 体*

発売年月日 1988/7 1988/9
エンジン形式/モデルコード 3FY/3FY1 3GA/3GA1
乗車定員

一名

全長 X 全幅 X 全高 1,695x720x1,045o 1720x720x1,045o 1720x720x1,130o
軸間距離 1135o 1130o 1300o
最低地上高 205o 210o 215o
シート高 745o 750o
車両 乾燥重量 /重量/総重量 80/92/147Kg 80/92/147Kg ?
分布荷重 前/後:(総)前/後 44/48kg: 58/89Kg 44/48kg: 58/89Kg ?
最小回転半径 2b 2b ?
変速機型式

6段リターン

一次減速比: ギヤ

3.578: 68/19

ギヤ変速比
1: 39/12 :3.25   3: 31/20 :1.55   5: 26/25 :1.04
2: 34/16 :2.125   4: 27/22 :1.227   6: 24/26 :0.923

二次減速比: スプロケ

3.285: 46/14 2.375: 38/16 2.5: 40(KITAKO TZM50用#420:535-0019040)/16
2.312: 37/16 (KITAKO TZM50用#420)
チェーン(メーカー)たわみ・ 駒数 #428(DID)20〜25o・ 106

#428(DID)20〜25o・ 102

#428(DID)20〜25o・ 110 →
#420(エヌマ チェーン420SR)20〜25mm・ 116
冷却液  全容量 /予備量 1.3L / 0.25L
フューエルタンク 全容量/予備 8L/約1.3L 8.9L/約1.0L
2STオイルタンク容量 1.2L
*エンジン*
エンジン型式

水冷2サイクル単気筒

総排気量 49cc

79cc

94.336cc
ボアXストローク Φ40.0 x39.7mm Φ49.0x42.0mm Φ53.5x42.0mm
最高出力 7.2ps/10000rpm 10ps/8500rpm
最高トルク 0.58kgm/8000rpm 0.88kg-m/7750rpm
圧縮比 6.9:1 6.6:1 9:1(およそ)
クラッチ形式 湿式多板(2x3) 湿式多板(3x4)
始動方式

キックスターター式

点火方式 CDI点火 CDIデイトナ製TZR50(3TU)用)点火
潤滑方式 分離給油(タンク700mlほど)
ミッションオイル ヤマハギヤオイル 交換700c O.H時は750cc ヤマハギヤオイル+カストロGTX 5W-30 交換700c O.H時は750cc
スパークプラグ 

BR7ES / BR8ES(NGK)

BR8ES / BR9ES(NGK)

SF406B(スプリットファイヤープラグ)
BR8ES('12.6.6)
→SF406B('12.6.25)
弁方式

ピストンリードバルブ

ピストンリードバルブ(TZR50用)
ピストン

ピストン

φ40x48.5  中央盛り上がり0.5 ピン上端から肩まで18.2
リング間2.9 吸気ポート16x11.6x2  IZUML
φ49x56 中央盛り上がり3 ピン上端から肩まで24
リング間3.5 吸気ポート20x10.8x2  5T801 (A)
Φ53.5x・・・・ 以下不明
(アドレスV100の1oUP 加工)

ピン

φ12x33

φ12x41 φ12x

リング

上:キーストン1o  下:プレーン1.1o

上下:キーストン1.1o
*電 装*
ヒューズ 10A 20A
発電器方式 フライホイールマグネット
3000回転時7.0〜7.8ボルト
フライホイールマグネット(TZR50用改 全波整流)
3000回転時**〜**ボルト
バッテリー  形式/容量 YUASA 6N4B-2A  6V 0.8AH YUASA YT4L-BS 12V4AH('07/4)
STX4L-BS('13/5)
ヘッドライト

6V25/25W

12V HID 35/35W
28Wスライド式('11/11)
ストップ/テールランプ 6V17/5.3W 12V17/5.3W相当LED
フラッシャーランプ 6V8W x4 12V8W相当LED x4
メーター/パイロットランプ 6V3W x8 12V3W相当 x8
*キャブレタ*
刻印

3FY00

3GA00

☆04RADJE
型式 ミクニVM18SS ミクニVM18SS KEIHIN(ケイヒン)PWK28SPL(ちと短縮化)
ベンチュリ口径 18mm 20o 28mm+α(ちと拡大)
エアスクリュー(戻し回転数) 1と3/4±1/4 1と3/4±1/4 1と1/2
メインジェット ♯95 ミクニ六角/小 #110 ミクニ六角/小 #125 ケイヒン六角/大 →115(50用マフラー時)
パイロットジェット #30 三國パイロットジェット/小 #25 三國パイロットジェット/小 #48 →45(50用マフラー時)

スタータージェット

♯40 ♯30 #50?
ジェットニードル 4 I1-3  4 I1 N80F
クリップ段数

3/5or4/5

3/5

3/5
スロットルカッタウエイ 1.5 2.0 3
メインノズル

E-0

E-6

油面高さ(H寸法)

18〜20o
アイドリング回転数

1300RPM

1600RPMにしたつもり
*足回り*
車輪 タイヤサイズ F 3.50-12-2PR 100/90-12 48J  
(BRIDCESTONE BT22)
R 100/90-12 48J 120/80-12 65J  
(IRS MBR-730)
120/70-12 51P(2011.3)
(INNOVA METEOR-F)
構造 T/L
ホイール 12インチ・軽量アルミ中空キャスト製 12インチ・軽量アルミ中空キャスト製 (リヤTZM用)
空気圧 前・後 1.25・1.50kg/cu
リム幅  前・後 2.50・2.50 2.502.75(TZM 50用)
Fフォーク オイル ヤマハサスペンションオイル G10 ヤマハサスペンションオイル G15
オイル量/油面(最圧時) 159cc/130o 180cc?/140mm [プリロード6cm]
スプリング・自由長/限度 454.6o/450o 420/417mm(TDR50純正7巻カット)
インナーチューブ径 30パイ(540o) 30パイ(DT50用 580mm)
ホイールトラベル 140o(実寸136o) 120mm(TZR50用ロッド)
リヤ周り サスペンション ド・カルボンタイプ
ガス封入式モノクロスサスペンション
NSR250用(年式不明 OH済み)
ガス封入式モノクロスサスペンション
ホイールトラベル 130o

?o

スイングアーム 純正 TZR50用改(95o延長に)
ピポット ニードルベアリング化('11/3)
ブレーキ ディスク 前後とも 203o
多孔ディスク式
前 203oウェブ加工  後 180oウェブ加工(TZM50用)
多孔ディスク式
(穴径拡大)
キャリパー 前後片押し1ポッド
ブレーキオイル DOT3又はDOT4 DOT4
パッド 純正

前:TZR50(R)・TZM用  後:純正

 

50用電装図

MyTDR80怪・電装図

 

 

流用適合車種・部品

フロントスプロケ:#428
内径16:20oの
6角スプライン
ボルトピッチ35o

93822-14043(50用 14T)
34Y-17460-00(80用 16T)

428サイズ(7.5o厚)

420サイズ(6o厚)

TZR50/R 93822-12012 12T
TZ50 93822-12181 12T
RZ50(5FC1-3) 3TU-17460-00 12T
RD125(-85)
RZ125(82-)
DT125(86-87)
TZR125(国内)
XTZ125
TY125
TT-R125
SEROW225
BRONCO(86-05)
SDR200
FZR250/R(-88)
FZ250PHAZER
ZeaL:FZX250(要スペーサー)

XLR250,200 (内径18:20のためちと不安)
RZ50 (5R6/1HK 517-17461-21 12T
DT50 (3LM 全車種 93812-12010 12T)
TZM50R(4KJ-17460-00)
MATE 50 [メイト] (3AC/4AT1〜7/5)
MATE 80 [メイト] (4AW1〜4/3KG1〜5)
YB-1 FOUR (5JE 全車種)
TT-R90 (5HN1〜4)
リヤスプロケ:#428
内径φ62 
ボルトピッチ80o

3FY-25446-50-33(50用 46T)
3GA-25438-50-33(80用 38T)

#428  TTR125 ラージホイール/LARGE WHEEL(02-):54T
TTR125(02-):54T
DT125(86-87):53T
DT200(-87):50T
RZ50(5FC-25449-20 49T)
TZR50R(95-):49T
TZR50/R(90-94):47T
SR125
メイト(ネジ穴の直径が少し小さいので削って広げて使うと格安でジャストサイズ
YAMAHA NEWS Mate50:4AV-25441-39(41T)3,318TZM のリアホイールにポン付けできる
TZM用:#420:内径が大きい(φ64)のとボルト径が細いので加工するかTZM用ホイールに交換する
ステム ベアリング交換だけで、3MAのがポン付けらしいです
3LN(FZR250R)もステムごと付くらしい  が ハンドル切れ角が減るみたいです
Fフォークブーツ : CL50用の純正ブーツ
車のジムニーのショックアブソーバ用のブーツ が使えそうです→
ブレーキレバー
3FY-83922-00
TZM50の物(55Y-83922-00)がちょっと安い
リヤクツシヨンアセンブリ
3FY-22210-00-33
NSR250 '92
CBR600F4
ピストン 80cc φ49 ピンφ12
3GA-11631-00-96
アドレスV100(CE11A・13A)φ52.5→シリンダーボアアップすれば単価が安い(ただし要加工)
ジョグ(JOG)&アクシス(AXIS)90φ50→ボアアップピストンのφ54はシリンダー壁が薄くなり不安
POLINI(ポリーニ)のDT80(55mmのシリンダーキット・・・( ゚д゚)ホスィ…
いやこっちのMalossi(マロッシ)(57.5o)も捨てがたい・・・→
クラッチスプリング :
90501-216A6
内径10.2o 外径14.5o 長さ32.5o
セロー 90501-23700 10.9-15.5-36.9
TZR(1KT)  90501-23630 10.5-15.3-34.5
XTZ 5RM-E6333-00  10.6-15.4-30.4
TT-R 90501-204A0 10.2-14.4-33.1
プラグ,ストレイトスクリユ
90340-12059
ガスケツト
90430-12038
ネジ径 M12 ネジ長 12mm ピッチ P1.5
ドレインボルト
TZR50TZ50RZ50TDR50/80YSR50/80DT50
ブレーキディスク
F:3FY-2582U-00
R:3FY-2582W-00
 内径48o、外径203o、ボルト径8o
 ボルトPCD4
8o
KSR110用(?)
ブレーキパッド :前後
3FY-W0045-00
YSR80/50
DT125R
XC125D/SV
DT200R
セロー225
CDIユニツトアセンブリ
50:3FY-85540-00
80:3GA-85540-00
  80 50(車体)
イグニッションコイル オレンジ -オレンジ
マイナス クロ -クロ
点火コイル 白/緑 -白/
ピックアップ 緑/白 -アースに落とす
黒/赤 -黒/赤
キルスイッチ 黒/白 -黒/白

 

 

 

 

リヤタイヤ一回転で

 

クランク一回転で

Fスプロケ →クラッチ →クランク リヤタイヤが 一周1570oなので
(120/80-12)

後に1410oに変更
(120/70-12)

80cc純正
38/16
2.375回転
1速3.25
7.71875
27.625 13度03分 56.82o 51.02o
2速2.125
5.046875
18.0625 19度93分 86.91o 78.05o
3速1.55
3.68125
13.175 27度32分 119.14o 106.99o
4速1.227
2.914772
10.43181 34度50分 150.42o 127.47o
5速1.04
2.47
8.84 40度72分 177.58o 159.48o
6速0.923
2.192307
7.846153 45度88分 200.08o 179.68o
     
50cc純正
46/14
3.285回転
1速3.25
10.67857
38.21804 9度41分 41.03o
2速2.125
6.9821428
24.98872 14度40分 62.8o
3速1.55
5.0928571
18.22706 19度75分 86.13o
4速1.227
4.0324675
14.43198 24度94分 108.76o
5速1.04
3.4171428
12.22977 29度43分 128.34o
6速0.923
3.0329670
10.85482 33度25分 145.00o

 

 

ギヤ比

R\F

12 13 14 15 16

17

 
30 2.5  2.307 2.142 2 1.875 1.764























31 2.583 2.384 2.214 2.066 1.937 1.823
32 2.666 2.461 2.285 2.133 2 1.882
33 2.75  2.538 2.357 2.2  2.065 1.941
34

2.833

2.615 2.428 2.266 2.125 2
35 2.916 2.692 2.500 2.333 2.187 2.058
36 3 2.769 2.571 2.400 2.250 2.117
37 3.083 2.846 2.642 2.466 2.312
現在
2.176
38 3.166 2.923 2.714 2.533 2.375
(80純正)
2.235
39 3.250 3 2.785 2.600 2.437 2.294
40 3.333 3.076 2.857 2.666 2.500 2.352
41 3.416 3.153 2.928 2.733 2.562 2.411
42 3.500 3.230 3 2.800 2.625 2.470
43 3.583 3.307 3.071 2.866 2.687 2.529
44 3.666 3.384 3.142 2.933 2.750 2.588
45 3.750 3.461 3.214 3 2.812 2.647
46 3.833 3.538 3.285
(50純正)
3.066 2.875 2.705
 

加速より←                        →高速より

 

 

1.7〜 17-30:1.764  高速より↑
1.8〜 17-31:1.823
16-30:1.875
17-32:1.888
1.9〜 16-31:1.937
17-33:1.941
2 15-30:2
16-32:2
17-34:2  
2.0〜 17-35:2.058
16-33:2.065
15-31:2.066
2.1〜 17-36:2.117
16-34:2.125
15-32:2.133
14-30:2.142
17-37:2.176
16-35:2.187
2.2〜 15-33:2.2
14-31:2.214
17-38:2.235
16-36:2.250
15-34:2.266
14-32:2.285
17-39:2.294
2.3〜 13-30:2.307
16-37:2.312 ←現在
15-35:2.333
17-40:2.352
14-33:2.357

16-38:2.375 ←80純正
13-31:2.384
2.4〜 15-36:2.4
17-41:2.411
14-34:2.428
16-39:2.437
13-32:2.461
15-37:2.466
17-42:2.470
2.5 12-30:2.5
14-35:2.5
16-40:2.5
2.5〜 17-43:2.529
15-38:2.533
13-33:2.538
16-41:2.562
14-36:2.571
12-31:2.583
17-44:2.588
2.6〜 15-39:2.6
13-34:2.615
16-42:2.625
14-37:2.642
17-45:2.647
12-32:2.666
15-40:2.666
16-43:2.687
13-35:2.692
2.7〜 17-46:2.705
14-38:2.714
15-41:2.733
12-33:2.75
16-44:2.75
13-36:2.769
14-39:2.785
2.8〜

15-42:2.8
16-45:2.812
12-34:2.833
13-37:2.846
14-40:2.857
15-43:2.866
16-46:2.875

2.9〜 12-35:2.916
13-38:2.923
14-41:2.928
15-44:2.933
3 12-36:3
13-39:3
14-42:3
15-45:3
3.0〜 15-46:3.066
14-43:3.071
13-40:3.076
12-37:3.083
3.1〜 14-44:3.142
13-41:3.153
12-38:3.166
3.2〜 14-45:3.214
13-42:3.230
12-39:3.250
14-46:3.285 ←50純正
3.3〜 13-43:3.307
12-40:3.333
13-44:3.384
3.4〜 12-41:3.416
13-45:3.461
3.5〜 12-42:3.5
13-46:3.538
12-43:3.583
3.6〜 12-44:3.666
3.7〜 12-45:3.75
3.8〜 12-46:3.833  加速より↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

戻る

 

 

リ ミ ッ タ ー解除 手順
・Step1 エンジン停止時にCDI側の「緑/赤」と「黒」の線が繋がった2極配線コネクタを外して  車体側のコネクタの「緑/赤」と「黒」の間の抵抗値を測定してください。
 テスター測定レンジはKΩで 測定終わったら、元に戻してください。
・Step2 速度メーターから出てる「緑/赤」の配線(60kmを超えるとマイナスと短絡するスイッチ)を  4極コネクタ(アッパーカウル内に存在)のメーター側で切断して、コネクタに残った(車体側)「緑/赤」配線と  近傍に有る「黒」の配線の間にStep1にて測定した抵抗値と同等値の抵抗を接続してください。
 メーター側に残った配線「緑/赤」はテーピングで絶縁してください(←これは重要でない)。
 絶縁で重要なのは「緑/赤」と「黒」が直接短絡しない事が大切です。
短絡すると、リ ミ ッ タ ーが常時掛かったままになります。

 

 もしくは80用のCDIを使う(上死点45度固定なので高回転時に伸びがなくなるかもと思ったがそんなことはなく10000まできれいに回るらしい)

 

 

 

 

2013.5.25