Urban Architecture Planning Partnership
         
















  西宮/剣谷町の住宅

はじめに
計画地は、兵庫県西宮市郊外の住宅地です。
元々は広い敷地を持つ邸宅が建っていたようですが、ミニ開発により5軒の宅地に分割されました。敷地は北側を緑地を含む景観の良い川に面しており、その景観を活かすことを念頭に置いて計画しました。
3階建ての鉄筋コンクリート造の建物です。


外部空間


道路からのアプローチです。どこにでもある住宅地のようですが、建物の奥は川が流れていてとても見晴らしの良い立地です。


2F部分の外壁材に木を使うことで、コンクリートの重々しさが軽減され、3階建てですが、軽やかな佇まいの外観になっています。


建物廻りの植栽がコンクリートの外壁とあっていて建物を引き立ててくれてます。植栽がもっと大きくなって建物になじんでくるとさらにいい感じになりそうです。


建物脇にある玄関です。外部からの入口となる玄関部分は建物外壁から少し離して設置していて、外部と内部に程よい距離感をつくっています。



玄関から入ったところです。
ダイニングとキッチンがカフェのような雰囲気になっています。

リビング・ダイニング


リビング側からダイニング、キッチンを眺めたところです。


ステンレスの天板のすごくすっきりしたキッチンです。取手がないためぱっと見はわかりませんが、キッチンも含め壁面はすべて収納になっているため、収納量はとても多い空間です。


キッチンダイニング側からリビングを見たところです。とても景色がいいところです。


外部のテラスです。木々の緑が気持ちいいですね。


リビングスペースです。階段が浮いています。こちらも壁面がすべて収納になっています。


階段部分の入口にも扉がついていて閉めると空間がとてもすっきりします。階段がいい感じです。


階段からの眺めです。

階段ホール・2階客間


階段スペースです。蹴上げ板がないため階段が軽やかに見えます。


コンクリート打ち放しの空間をベニヤ材の仕切りで分けています。この仕切りは比較的容易に設置することができ、階段の手前部分に設置することで将来部屋の増設が行えるようにしています。


階段スペース奥の客間です。大開口からの眺めがとても気持ちがいいです。

3F寝室



部屋の真ん中にある階段スペースです。空間をやわらかく仕切っています。


寝室です。床・壁・天井とも落ち着いた色のベニヤ材の空間でいい雰囲気に仕上がってます。

リビング(夕方)


最後に夕方のリビングです。外部の木々がライトアップされ、とてもきれいな風景を見ることができます。木々を眺めながらゆったりとした時間を過ごすことのできる心地の良いリビングです。