2004-03-12 |
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前回プレゼンテーションの玉砕から、緩やかにスキップするフロア構成とRC打ち放しのボリューム構成で全体を構成しようと、再度、作業に取り掛かる。先ずは何にも考えずに手を動かしてみる。ボリュームは多少小割りになるが、ボリューム構成にリズムがあるものを目指す。前回の提案はボリュームと素材の迫力に力点を置きすぎた構成だったように思い直す。 |
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study-model-10 |
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2004-03-12 |
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「初期案の構成が気に入っている」とのクライアントの話を思い出し、大きなワンルームの中に様々なボリュームがある構成で再度挑戦。しかし、やはり、閉じたボリュームだけで空間を構成すると息が詰まってしまう。クライアントの話は話として、内部と外部が心地よく入り混じった建築を目指して再度、考え直すことにした。 |
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study-model-11 |
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2004-03-13 |
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内部空間と外部空間、RCのボリュームと空白、それらの空間を空中に市松模様に配置し内部と外部が不思議な感じで構成されないかと考え、試したスタディ。次回提案までの基本路線はここで固まった。しかし、これをどう構造的な辻褄を合わせるかなど、まったく考えていなかった。 |
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study-model-12 |
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2004-03-16 |
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study-model-12をもう一度考え直しながらマイナーチェンジ。最も気になっているのは、外周部にRC壁をぐるりと巻き込んでいる点。このままでは面白くもなんともない、ただ不細工なだけの箱になってしまう。 |
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study-model-13 |
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2004-03-17 |
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RCの構造を念頭に置き、されど、考え込むこともせず、更に手を動かす。一歩前進しようなどと大それたことを考えず、半歩前進することを念頭においてつくってみる。四隅にRC壁を立ち上げそれを足掛かりに構造的な辻褄を合わせようと目論む。しかし出来上がってみれば、やはりその四隅の壁がやはり邪魔になってしまうことに気付く。 |
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study-model-14 |
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2004-03-18 |
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四隅のRC壁を排除して構造的な辻褄を考える。構造的な辻褄に関しては多少先が見え始める。
中庭のスキップフロアの見えがかりを多少気にし始める。 |
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study-model-15 |
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2004-03-19 |
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更にマイナーチェンジ。プラン的な整合性を持つには幾つかの平面構成が考えられるが、あまり深く考えず、全体構成を考えてみる。この時点ではリビングは北側に、ダイニングキッチンもリビングとは別室で北側にと漠然と考えていた。 |
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study-model-16 |
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2004-03-19 |
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構造的な辻褄を合わせることに始めて成功。スタッフ内での雑談は施工方法、RC打ち継ぎの方法にまで及ぶ。
リビングとダイニングキッチンは西側、エントランスから見て一番奥の棟、に配置した方が良いのではないかと思い始める。日当たりとしては今ひとつ問題は残るが、落ち着き具合を考えると敷地の一番奥の方が良いのではないか。 |
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study-model-17 |
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2004-03-20 |
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study-model-17を再度マイナーチェンジにて作り直す。頭の中では平面構成をどうするか、ある程度細部まで考えながらつくったつもり。中庭の構成は微妙な違いで、まったく違う表情を見せるので注意を払って考える。 |
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study-model-18 |
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2004-03-20 |
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第三回プレゼン案に最も近いモデル。ここまでのスタディを振り返って、同じ模型を何度も作り直しているようにも見えるが、考え方や最終的な出来栄え、施工方法等において少しずつ積み上げているのが分かる。
ただ、この時点では、それまであった自信が揺らぎ始めているのも事実。途中までは結構な自信があったのだが・・・。もうすでに自分ではこれが良いのか悪いのかよく分からない状態。 |
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study-model-19 |
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