Urban Architecture Planning Partnership
       

















 好評連載 「もうすぐ生れる!」 模型の残骸で綴る思考の軌跡 IFM−岩切の回廊」編
4/10 写真追加しました!
 このプロジェクトのスタディの過程をまとめるに当たって、どういう形にまとめようか、しばらく考えあぐねていた。スタディをはじめてから、着工を目前に控えた現在に至るまでかなりの時間が過ぎてしまったため、「こまごまとした経緯を正確に詳しく思い起こせない」ということもある。
 しかし、最初に打ち立てた基本方針から、スタディした模型が殆どズレていないため、細かな説明が陳腐に見えてしまうのではないか、と言う思いが最も大きい。
 今回のスタディをどう説明するかは、もう少し考えるとして、先ずは、あまり深く考えずに写真のみ単純に羅列し、掲載してみようと考えた。
敷地
 仙台市の北部に位置する古くからある街道沿い町の一角での新築計画である。
 クライアントの所有する敷地何百坪のうち、杉やケヤキの大木のある雑木林の中に住宅を新築すると言う計画である。

 30歳代の旦那さんと奥さん、小学校一年生の男の子の三人家族である。
敷地模型
1/100模型でのスタディ
 わたしたちは先ず、 お金を出して買おうにもなかなか買うことの出来るものではない、これらの木々を、出来るだけ伐採せずこれらの木々が魅力的に見える計画にしようと、基本方針を立てた。

 具体的には、「木立の中を一直線に駆け抜ける長い回廊」を森の中に設置し、そのなかに生活が展開しているような住宅にしよう、と考えた。
 この住宅では、日常生活の必要に応じて、動線に従って移動するたびに、木立からの木漏れ日がちらちらと降り注いでいる、というイメージである。

 また、「これらの木立を見上げる視線」をこそ大切に扱おうとの意見も出た。

 この基本方針のおかげで、今回のスタディは道に迷うこともなく、最初のアイデアのまま、最終案にたどり着くことが出来た。
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1/50模型での検討
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最終案 1/30模型