イエスさまの目は何色



イエスさまの目は何色?

砂漠の中のこんこんと水のわき出る泉の色
だれも行ったことのない深海の濃い藍色
宇宙の果てにある星が放つ光の色
ノアがみた虹の色

いいえ、みんな違います
イエスさまの目は
わたしが苦しむとき一緒に流してくれる涙の色


世界一の臆病者



犬におびえ、虫におびえ、人におびえ
病におびえ、地震雷におびえ、親におびえて生きていた

誰かに助けを求めたくて
誰に求めたらいいかわからなくて
頼れる誰かを探していた

失敗におびえ、いじめにおびえ、裏切りにおびえ
注目におびえ、傷つくことにおびえ、明日におびえてふるえてた

誰かを信じて安心したくて
でも、誰も信じられなくて
信頼できる誰かを求めていた


長くつらい冬が過ぎたとき、求めているおかたに出会った
わたしはそのかたのことを知らなかったのに
出会ったとき、なつかしいと思った

そのかたは遠い昔からわたしを知っていた
そのかたはわたしが生まれることを
世界の基ができる前から計画していたと言った

そのかたに出会って
世界一臆病なわたしは、勇気ある者となった



からっぽのてのひら



頼りにしていたものがなくなり
自慢だったものを失い
てのひらはからっぽになってしまった

  途方にくれ
生きる意欲さえなくしたそのとき
声が聞こえた

  生きよ、生きよ、生きよ

  生きられない。だって、何もないから……

からっぽの手を広げると
目に見えない宝物がつまっていた


永遠のいのちやどりて



どんなに苦しくても
どんなに傷つけられても
「助けて」
と叫んだとき
あなたはもう
助けられているのです

どんなにみじめでも
どんなにさみしくても
「イエスさま」
と呼んだとき
あなたはもう
ひとりではありません

どんな小さな声でも
だれにも聞こえなくても
「神さま」
と呼んだとき、
あなたには永遠のいのちが
やどっているのです




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