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     鳥の聞きなし2004年2月29日〜4月3日 柴田昭彦 新規作成

                                   
2022年2月5日 『鳥の聞きなし』の自費出版本の頒布のお知らせ
                                   日本最大の「鳥の聞きなし一覧表」は削除し、77種掲載の一覧表を新規掲載
                                  鳥の聞きなしの内容による分類の試案も初公開

                                 
2022年2月19日 「鳥の聞きなし一覧表」から精選した一覧表を初公開
                                 (日本最大の鳥の聞きなし一覧表から、重複したものを削除した、最新更新版)


(2022年2月5日)『鳥の聞きなし』の自費出版本の頒布のお知らせ

  このたび、本サイトの従来の内容をすべて収録し、さらに、サイト未収録の内容も含んだ『鳥の聞きなし』の本を自費出版しました。

 

内容は、以下のとおりです。5〜9は、従来、このサイトに未掲載で、初公開となります(6と9は、このサイトに新たに掲載)

・口絵写真(2ページ)(鳥の写真8枚)
1 はじめに(2ページ)
2 鳥の聞きなしについて(4ページ)(筆者の聞きなしの収集の経緯とその意義)
3 鳥の聞きなしの出典(8ページ) (引用文献72件、参照インターネットサイト21件、参照した野鳥図鑑6冊)
4 
鳥の聞きなし一覧表(24ページ) (従来、本サイトに掲載していたこの一覧表は2014年で更新停止していたが、このたび、追加文献によって更新した最新版を収録したもの。従来、未掲載だった高校生の聞きなしについても新たに追補している。本邦初公開の日本最大の鳥の聞きなしのコレクションということになる。同種のものは、従来、発行されていない。文献70参照・・・なお、重複分を削除したコレクションは、高校生の聞きなしと最新情報分も含めて、このサイトの下欄に、新規掲載している(2022年2月19日)。
5 4の一覧表を
聞きなしの五十音順に並べ替えた索引(21ページ)
 4の一覧表から、筆者の好みで選んだ聞きなしの代表的なもの77種(1ページ)・・・このたび、この77種を新たに,本サイトに掲載することにした。
7 4の一覧表に掲げた
鳥の鳴き声を音声表記で示した一覧表(17ページ)
8 7の一覧表を
音声表記の五十音順に並べ替えた索引(19ページ)
 鳥の聞きなしを、その内容によって、20種類に分類した試案(3ページ)・・・今まで誰も行ってきていない取り組み(文献70参照)・・・本サイトに新たに掲載

B5サイズ、口絵カラー写真2ページ、本文100ページ、計107ページの冊子

『鳥の聞きなし』の購入方法

筆者(柴田 昭彦)のメールアドレス ey9mh2@bma.biglobe.ne.jp あてに以下の書式で、内容を記入して、申し込んでください。
1冊1000円(送料代別途必要)です。
折り返し、メールにて、申し込み方法(申し込み先、送金方法、送料など)をお知らせします。
少部数作成のため、一人1冊限定とさせていただきます。限定部数に達したときは、頒布打ち切りとなります。

<メールの書式>

 『鳥の聞きなし』を1冊申し込みます。

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(聞きなしとは?)

 野鳥のさえずりを、人の言葉に置き換えて、覚えやすくしたものが「聞きなし」である。意味のある短い文を当てて、まねる
ようにしたもので、鳥声の翻訳という人もある。
 
「聞做(ききなし)」という呼称を用いたのは、鳥類研究家の川口孫治郎氏(1873〜1937)が最初である。
川口氏は、諸雑誌(『郷土研究』『鳥』『動物学雑誌』など)に発表した研究論文や、『杜鵑研究』(1916年)、
『飛騨の鳥』(1921年)、 『続 飛騨の鳥』(1922年)といった著書の中で、昔話や民間に伝わる聞做を紹介し、
それが鳥仲間に広がっていって、「聞きなし」として親しまれるようになったものである。 
(※『杜鵑研究』の79頁に「聞做」という語彙が使われていることについては、松ア悦郎氏より教示いただいた。
 
「聞做」という語彙の初出文献は、筆者の知る限り、『杜鵑研究』(1916年)である。
 (川口氏自身の『杜鵑研究』より前に公表した報告の中に、「聞做」という語彙を用いた文献は一つも見当たらない。)
なお、日本野鳥の会の創設者(1934年)である中西悟堂氏(1895〜1984)は、『定本野鳥記2』(p.29)には「聞傚し(ききなし)」
と記していたが、『定本野鳥記11』(p.165)では「聞做し(ききなし)」に変更している(『野鳥と共に』春秋社、2004年、p.183)



(聞きなしの文献) 

1.川村多実二(著)『鳥の歌の科学』(臼井書房、1947年)(中央公論社、自然選書、1974年)
                                      
(『全集日本野鳥記10』講談社、1986年、に再録)
2.松田道生(著)『野鳥観察図鑑』(地球丸、アウトドアガイドシリーズ、1999年4月)
3.安西英明(著)・中野泰敬(写真)『旅のついでのバードウォッチング』(オークラ出版発行、日本野鳥の会発売、2005年4月)
4.杉坂学(監修)『野鳥観察図鑑』(成美堂出版、鳴き声が聞ける!CD付、1999年7月)
5.小宮輝之(監修・執筆)『日本の野鳥』(学習研究社、フィールドベスト図鑑8、2000年5月)
6.松田道生(監修)『バードウォッチング入門』(山と渓谷社、1996年5月)
7.蒲谷鶴彦・松田道生(著)『CD Books 日本野鳥大鑑 増補版 鳴き声420 』(小学館、2001年)
8.◆寺島良安(著)『和漢三才図会』(正徳二年=1712年、自序)(『和漢三才図会6』東洋文庫466、平凡社、1987年)
9.川口孫治郎(著)『飛騨の鳥』(郷土研究社、1921年)  (『全集日本動物誌21』講談社、1984年、に再録)
10.川口孫治郎(著)『続飛騨の鳥』(郷土研究社、1922年) (『全集日本野鳥記5』講談社、1985年、に再録)
11.浜口哲一(執筆)『バードウォッチング入門』(文一総合出版、1997年)
12.内田清之助・金井紫雲(著)『鳥』(三省堂、1929年)
13.柳田国男(著)『野鳥雑記』(甲鳥書林、1940年)(甲鳥書林、1956年)(角川文庫、1962年)
14.★越谷吾山(著)、東條操(校訂)『物類称呼』(1775年=安永4年)(岩波文庫、1941年)(復刊、1977年)
15.山口仲美(著)『ちんちん千鳥のなく声は』(大修館書店、1989年)
16.山口仲美(編)『暮らしのことば 擬音・擬態語辞典』(講談社、2003年)
17.中西悟堂(著)『定本野鳥記』(春秋社)(8巻+別巻、1962〜66年)(新版、16巻、1978〜85年)(第1・2・3・5・7・10・11巻)
  中西悟堂(著)『野鳥と共に 野鳥記コレクションT』(春秋社、2004年)
18.京極徹(企画構成/文)・中野泰敬(写真)『はじめに覚える33種+50』(河出書房新社、1998年)(鳥の声CD付き)
19.蒲谷鶴彦(監修)・松田道生(著)『野鳥を録る−野鳥録音の方法と楽しみ方−』(東洋館出版社、2004年)
20.叶内拓哉(写真・文)『家のまわりで見られる鳥50種』(岩崎書店、2002年)(バードコール付き)
21.(財)日本野鳥の会(編)『今日からはじめるバードウォッチング』(財団法人日本野鳥の会、1993年)
22.(財)日本野鳥の会レンジャー(著)『野鳥と自然の解説実践ハンドブック』(財団法人日本野鳥の会、1992年)
23.高野伸二(著)『野鳥を友に』(朝日新聞社、1985年)(朝日文庫、1989年)
24.(財)日本野鳥の会愛媛県支部(編)『愛媛の野鳥 観察ハンドブック はばたき』(愛媛新聞社、改訂版、1995年)
25.柴田敏隆(監修)、鈴木茂也(写真・文)『バードウォッチング 身近な野鳥図鑑』(講談社、カルチャーブックス,1994年)

26.山岸哲(著)・藪内正幸(作画)『聴いて楽しむ野鳥100声 野鳥おもしろ雑学事典』(インプレス、2004年)
27.上田恵介(監修)・柚木修(指導・執筆)『小学館の図鑑NEO 鳥』(小学館、2002年)
28.叶内拓哉(文・写真)・本若博次(イラスト)『日本の野鳥100 A野山の鳥』(新潮文庫、1986年)
29.上田恵介(解説)・和田剛一(写真)『ポケットガイド3 野鳥282』(小学館、1997年)
30.真木広造(監修・写真)『野鳥』(永岡書店、2005年)

31.川口孫治郎 『杜鵑研究』 (東京宝文館、1916年)
32.花部英雄(著)『昔話と呪歌』(三弥井書店、2005年)
33.渡辺瑠海(著)『田舎暮らしはつらかった』(ロコモーションパブリッシング、2005年)

34.吹田順助(著)『旅人の夜の歌−自伝−』(講談社、1959年)
35.宮地武彦(編著)『多久・飯盛翁が語る 佐賀の民話』(佐賀新聞社、1999年)36.柴田敏隆(著)『鳥のおもしろ行動学』(ナツメ社、2006年)
37.笠井湧二(著)『仏法僧の不思議』(幻冬社ルネッサンス、2006年、CD付)
38.吉井正(監修)・三省堂編修所(編)『コンサイス鳥名事典』(三省堂、1989年)
39.吉井正(監修)・三省堂編修所(編)『三省堂 世界鳥名事典』(三省堂、2005年)
40.田守育啓(著)『オノマトペ 擬音・擬態語をたのしむ』(岩波書店、2002年)

41.西日本新聞文化部(編)『昭和の尋ね人−アウトサイダー列伝』(不知火書房、1999年)(安部幸六)
42.田川郷土研究会(編)『増補英彦山』(葦書房、復刻増補版、1978年)(初版:『英彦山』1958年発行)(p.681〜701)
43.菅野徹(著)『町なかの花ごよみ鳥ごよみ』(草思社、2002年)
44.安部幸六(著)『英彦山の鳥』(英彦山神社々務所、1937年)
45.中坪禮治(文)・黒岩武一(写真)『鳥たち』(丸善フォトブック)(丸善株式会社、1993年)
46.納富信子(著)『さが昔話―佐賀・南里家に伝わる話―』(佐賀新聞社、2002年)
47.今村久兵衛(著)『うぐひす』(小鳥の飼ひ方叢書 第五篇)(文化生活研究会、1926年)

48.小野正弘(編)『擬音語・擬態語4500 日本語オノマトペ辞典』(小学館、2007年)・・・「鳥の鳴き声オノマトペ」を収録。
49.柴田武(著)『柴田武にほんごエッセイ 2地域のことば』(大修館書店、1987年)・・・「ふくろうの鳴き声」を収録
50.宮本常一(著)『なつかしい話 歴史と風土の民俗学』(河出書房新社、2007年)・・・山鳩の鳴き声(上 笙一郎)(p.230)
51.城野茂門(著)『暮らしの鳥ごよみ』(海鳥社、1992年)・・・鳥の異名・聞きなし抄録(巻末8頁)
52.安西英明(著)『基本がわかる 野鳥 eco 図鑑』(東洋館出版社、2008年)・・・「形容詞や聞きなしで覚える」(p.58,59)
53. 日本口承文芸学会(編)『シリーズことばの世界 第4巻 うたう』
 (三弥井書店、2007年)・・・ききなし(繁原 央)(p.222〜3)
54. 吉田巧(監修)・岩下緑(音声監修)『鳴き声と羽根でわかる 野鳥図鑑』
 (池田書店、2010年)
55. 藤沢衛彦(著)『図説 日本民俗学全集 第2巻 ことば・ことわざ・民謡・芸能編』
 (高橋書店、1971年)(日本民話にみることばの起原)(p.14〜26)
56. 新井二郎(著)『高尾自然観察手帳』(JTBパブリッシング、2009年)
 (p.125)(野鳥のさえずり)
57. 長澤武(著)『動物民俗T』(ものと人間の文化史、法政大学出版局、2005年)
 (p.15〜20)(小鳥と聞きなし)
58. 長澤武(著)『動物民俗U』(ものと人間の文化史、法政大学出版局、2005年)
 (p.179〜203)(昔話・民話の中の動物たち、二 鳥類)
59. 川田潤(著)『トリキチ誕生』(私の動物誌、理論社、1959年)
 (p.148〜151)(聞きなし)
60. BIRDER 2017年4月号(新しい鳥の聞きなし、ホオジロのさえずり)
61. 籾山徳太郎「ホオジロの囀聲の聞做し方」(VOGEL,NO.12,March 1955,
 日本野鳥の会郡山支部報)(日本野鳥の会郡山支部)(p.61〜66)(1953.8.27稿)
 (ホオジロの聞きなしを83種類、タメトモホオジロの聞きなしを1種類、掲載している)
62.石塚徹(著)『歌う鳥のキモチ』(山と渓谷社、2017年)(p.258〜270、「カナ表記は聞き分けに有効?」「聞きなしと方言」
    ・・・著者自身が工夫した、ヒガラ、センダイムシクイ、ホオジロの聞きなしが載せてあって、興味深い)
63.高木俊雄(著)『日本伝説集』(郷土研究社、1913年)(筑摩書房、2010年、ちくま学芸文庫)(p.234〜237、不如帰)
64.稲田浩二・稲田和子(編)『日本昔話ハンドブック 新版』(三省堂、2010年)(p.181〜182、ほととぎすと兄弟)
65.花部英雄・小堀光夫(編)『47都道府県・民話百科』(丸善出版、2019年)(p.58時鳥の姉妹)(p.117時鳥と兄弟)
66.鈴木棠三(著)『日本俗信辞典 動物編』(株式会社KADOKAWA、2020年)(底本:『日本俗信辞典』角川書店、1982年)
    ・・・テーマは「俗信」だが、鳥の聞きなしも多数、収録され、ここに漏れているものも多い。
67.関敬吾(著)『日本昔話大成 第1巻 動物昔話』(角川書店、1979年)
    ・・・昔話の集大成であり、ここに収録しきれていない聞きなしが、多数、掲載されている。
68.藪柑子実『聞做草子』(朝陽会、2008年)・・・「第二話 ほととぎす」で、聞きなしを取り上げていて、興味深い。
    (p.55 と p.218 に 本サイトへの言及がある。)
69.鈴木素直『野鳥とみやざき』(鈴木素直・発行、1978年)・・・「ききなし」の紹介がある。
70.鈴木素直『鳥は人の心で鳴くか―みやざき・野鳥民俗誌』(本多企画、2005年)・・・宮崎県下で採集した多数の「聞きなし」
    を紹介していて、貴重である。
「聞きなし」の全国的な検討も集大成も行われていないことを嘆いている(p.158,p.186)。
                      
・・・今回自費出版の柴田の「鳥の聞きなし」の本が、この嘆きを解消してくれるものと考える。
71.武藤鐵城『自然と伝承 鳥の巻』(日新書院、1943年)・・・秋田県の民俗学者の著作。他の書物に見られない「聞きなし」を
    紹介していて、貴重である。本書は
『武藤鐵城著作集1 鳥・木の民俗』(秋田文化出版社、1984年)の中に、「鳥の民俗」

    
として再録されていて、表記も現代かなづかいに改められている。引用の際には、こちらのほうが便利である。


(聞きなしのサイト・・・インターネット・ウェブサイト)細かいサイト名は省略(グーグル検索などで探せる)
           ・・・2004〜2008年ごろに検索して見つけたものが多く、2022年現在では、見当たらないことが多くなっているようだ。

A.鳥の聞きなし (infoseek)
B.鳥の聞きなし (asahi)
C.身近な野鳥の「聞きなし」一覧 
D.森林レクリエーション バードウォッチング 
E.「聞きなし」一覧表
F.南阿蘇の自然散策(No.33) 
G.高校生が作った鳥の声《聞きなし》集(池田博明)
H.銀座の学校(資料 聞きなしに挑戦しよう!) 
I. 第67回「鳥の声−パート2」(三好宏明) 
J.ホトトギス あなたの地方では何て鳴く? 
K.鳥の声の話 
L.上達への道−BIRDER.jp 鳥が、もっと好きになる
M.生き物の鳴き声・聞きなし[にほんごであそぼ受信録]
N.So−net blog:戦国はにわイズム

O.オラ ケタル:鳥の聞きなし
P.ことりのさえずり:ききなし

  
ききなしのコーナーで、「鳥たちのさえずり」を聞いて、ききなしのフレーズと比較できるユニークなサイト。鳥暦付き。
Q.カワラヒワ?ホオジロ?庭に野鳥がやってきたよ♪

  
南アルプス邑野鳥公園のプリント『聞きなしのいろいろ』によったものらしい。
  ホトトギスとホオジロの聞きなしに、他では見つからないものが載っている。「ナンショウクイ」は記載ミス。
R.「焼酎いまだ求めず」北海道の野鳥
  センダイムシクイの「焼酎一杯グビー」は書き間違いかもしれないが、「グイー」と「チヨチヨビー」の合成になっている。
S.金山の野鳥・・・116種の中に、聞きなしにふれたものがある。
T.第8回「さえずりと聞きなし」・・・連載「野鳥に親しむ」の1編。
U.春だ!鳥の声に耳をすまそう!(富山県のHPに収録された『地域環境教育プログラム集』の一つ)


(野鳥図鑑)

(1)真木広造(写真)・大西敏一(解説)『決定版 日本の野鳥590』(平凡社、2000年)
 ※2000年の日本鳥類目録に収録された542種と未収録の89種を合わせた日本産鳥類631種のうち、594種を収録。
     聞きなしについては、11種の鳥について収録している。
(2)ピッキオ(編著)『鳥のおもしろ私生活』(主婦と生活社、森の野鳥観察図鑑、1997年)聞きなしは5種。
(3)高野伸二(編著)『日本の野鳥』(山と渓谷社、山渓カラー名鑑、1985年)
(4)竹下信雄(著)『日本の野鳥』(小学館、フィールドガイド1、1989年)
(5)叶内拓哉・安部直哉・上田秀雄『日本の野鳥』(山と渓谷社、山渓ハンディ図鑑7、1998年)
(6)上田秀雄(著・録音)・叶内拓哉(写真)
 
 『DVDブック 知っておきたい鳥の声120』(山と渓谷社、2012年



(2022年2月5日、お知らせ)

 これまで、「鳥の聞きなし」の日本最大の一覧表を提供してきましたが、一覧表を収録した自費出版本の発行にあたり、将来には消滅するサイトであるので、この機会に、従来の一覧表は削除させていただきます。そのかわりに、転載可能な、筆者の好みで選んだ「鳥の聞きなしの代表的なもの77種」(自費出版本に収録)を掲載します。ただし、以前に見られたような「悪ふざけのような形での引用・利用」は遠慮いただきたいと思います。
 
今まで、長きにわたり、日本最大数収録の「鳥の聞きなしの一覧表」をご利用いただき、ありがとうございました。


今回、初掲載の、以下の「鳥の聞きなしの代表的なもの77種」の一覧表が、「もっと短く整理された聞きなし一覧表を!」という声にお応えできるものと思います。

 <鳥の聞きなし77種>   (本表は転載可)  (ただし、悪ふざけのような形での引用は、お断りします)   
              (2022年2月5日、初掲載)       (柴田昭彦作成) 

鳥名
鳥の聞きなしの代表的なもの               (筆者=柴田の好みで選んだもの)
アオジ 「しょうひぜいいちえんつりつりつり」  「消費税一円・ツリ・ツリ・ツリ」
アオバズク 「ほっほっぼうずっこい」          「ホッホッ坊主っ来い」
アカハラ 「けいりんけいりんでパー」        「競輪競輪でパー」
アカハラ 「てやんでえ、ちくしょう、バカヤロー」
イカル 「あけべこきい、みのかさきい」     「赤べこ着い、蓑笠着い」
イカル 「いいこときいたあ」            「いいこと聞いたア」  
イカル 「おきくにじゅうし」             「お菊二十四」 
イカル 「これたべてもいい?」          「これ食べてもいい?」 
イカル 「ヒジリコキー」               「聖人子キー」
ウグイス 「つきひほし」            「月日星」 
ウグイス 「ほう、ほけきょう」         「法、法華経」
ウズラ 「あじゃぱー」            「アジャパー」
オオセッカ 「びじょびじょびじょ」       「美女美女美女」  
オオヨシキリ 「ぎょうぎょうし」          「行々子」
カワラヒワ 「きりきりころころ」        「錐錐ころころ」
キジバト(ヤマバト) 「トシヨリコイ」           「年寄り来い」
キビタキ 「ソフトクリーム」 
キビタキ 「ちょっとこい」          「ちょっと来い」
クロツグミ 「おい、おい、てうて、ごりょう、ごりょう、てうて」  「おい、おい、手打て、五両、五両、手打て」 
コジュケイ 「かあちゃんかわいい」     「かあちゃん可愛い」
コジュケイ 「ちょっとこい」          「ちょっと来い」
コジュケイ 「なんかくれっ、なんかくれっ」 「なんか呉れっ、なんか呉れっ」
コノハズク 「ブッポウソウ」         「仏法僧」   
サシバ 「キッス、ミー」
サンコウチョウ 「きちじほいほい」      「吉次ホイホイ」
サンコウチョウ 「ひつきほし」         「日月星」   
ジュウイチ 「ジヒシン」           「慈悲心」  
ジュウイチ 「じゅういち」          「十一」
センダイムシクイ 「しょうちゅういっぱいぐいーっ」    「焼酎一杯グイーッ」
センダイムシクイ 「チカレタビー」              「疲(ちか)れたビー」
センダイムシクイ 「チヨノフジ」                「千代の富士」
センダイムシクイ 「ツルチヨギミ」              「鶴千代君」 
ツバメ 「つちくうてむしくうてしぶーい」                  「土食うて虫食うて渋ーい」
ツバメ 「にくやいて!にくやいて!にくやいて!ジュ〜〜〜ッ」   「肉焼いて!肉焼いて!肉焼いて!ジュ〜〜〜ッ」
ツバメ 「むしくってつちくってくちしぶーい」                「虫食って土食って口しぶーい」
ノジコ 「きんからかみ、きんびょうぶ」        「金からかみ(唐紙)、金屏風」
ハシブトガラス 「かわいいかわいい」         「可愛い可愛い」
ヒバリ     「いっしょうかしてにととる、りいとるりいとる」           「一升貸して二斗取る、利(りい)取る利(りい)取る」
ヒバリ     「おてんとさまにかねかした、ひいちぶ、ひいちぶ、ひいちぶ」 「お天道様に金貸した、日一分、日一分、日一分」
ヒバリ     「つきにしゅ、つきにしゅ、つきにしゅ、りとる、りとる、りとる」  「月二朱、月二朱、月二朱、利取る、利取る、利取る」
ヒバリ     「テンヘノボロ ノボロ テン トオイワイ」               「天へ上ろ上ろ天遠いわい」
ヒバリ     「ひいちぶ、ひいちぶ、つきにしゅ、つきにしゅ」          「日一分、日一分、月二朱、月二朱」
フクロウ 「こーぞー はなくそくうたか」    「小僧鼻糞喰ウタカ」
フクロウ 「ごろすけ、ほうこう」         「五郎助、奉公」
フクロウ 「ノリスリオケ」             「糊擂り置け」 
フクロウ 「のりつけほうせ」           「糊付け干うせ」
ホオアカ 「へっぴり、ジッチャオチャアガレ」       「へっぴり、老爺お茶あがれ」
ホオジロ     「あっとおどろくためごろう〜」         「あっと驚く為五郎〜」
ホオジロ     「いっぴつけいじょうつかまつりそろ」      「一筆啓上、仕り候」
ホオジロ     「いつもつけんがきょうつけた」         「何時(いつ)もつけんが今日つけた」
ホオジロ     「おらがととは さんぱ にじゅうし」      「おらがととは三八二十四」 
ホオジロ     「きょねんのさんがつつけました」       「去年の三月つけました」
ホオジロ     「げんぺいつつじ、しろつつじ」         「源平ツツジ、白ツツジ」
ホオジロ     「さっぽろラーメンみそラーメン」        「札幌ラーメン味噌ラーメン」
ホオジロ     「シャッキン、ゼニヨコセ」             「借金、銭よこせ」
ホオジロ     「チンチロいつつぶにしゅまけた ごほんもらってもとにしろ」  「チンチロ五粒二朱まけた 五本貰って元にしろ」
ホオジロ     「ちんちろべんけいさらもってこい」                 「ちんちろ弁慶皿持って来い」
ホオジロ     「つんといつつぶにしゅまけた・ごもんもらってもとにした」   「つんと五粒二朱負けた・五文もらって元にした」
ホオジロ     「でっちびんつけいつつけた いつもつけんがきょうつけた」  「丁稚賓付何時つけた 何時もつけんが今日つけた」
ホオジロ     「とんといつつぶにしゅまけた」         「とんと五粒二朱まけた」
ホオジロ     「バカヤロおまえなにいってんだー」      「バカヤロお前なに言ってんだー」
ホオジロ     「べんけい!さらもてこい しるすわっしゅ」  「弁慶!皿持て来い 汁すわっしゅ」
ホトトギス 「アチャトデタ、コチャトデタ、ボットサケタ」  
ホトトギス 「オトットこいし、オトットこいし」   「弟こいし、弟こいし」
ホトトギス 「テッペンカケタカ」          「天辺かけたか」
ホトトギス 「テッペンハゲタカ」          「てっぺん禿げたか」
ホトトギス 「トウキョウトッキョキョカキョク」   「東京特許許可局」
ホトトギス 「トキスギニケリ」           「時過ぎにけり」 
ホトトギス 「トッキョキョカキョク」         「特許許可局」   
ホトトギス 「ホッチョかけた、オトトコイシ」   「包丁かけた、弟恋し」   
ホトトギス 「ホンゾンカケタカ」          「本尊掛けたか」
ミソサザイ 「いちぴい、にいとく、さんぴい、しいなん、ごちいち、ぶんぷく、ちくりんちゃん」
                      「一ぴい、二とく、三ぴい、四なん、五ちいち、ぶんぷく、ちくりんちゃん」
メジロ 「ちょうべえ、ちゅうべえ、ちょうちゅうべえ」    「長兵衛、忠兵衛、長忠兵衛」
メジロ 「チヨダノシロハチヨヤチヨ」     「千代田の城は千代八千代」  
メジロ 「チルチルミチルあおいとり」    「チルチルミチル青い鳥」
メボソムシクイ 「ぜにとり」               「銭取り」
ヤイロチョウ 「シロペン、クロペン」         「白ペン、黒ペン」

 

<鳥の聞きなしの内容による分類の試み>

 鳥の聞きなしは、鳥の鳴き声を覚えやすくするために工夫されてきたものであり、その内容は、バラエティに富んでいる。

 柳田国男は、民俗学的アプローチから、鳥名の方言、昔話、民話などによって、「人間の心持だけを鳴いていた」(『野鳥雑記』1940年)という表現を用いながら、聞きなしの実態を赤裸々に描いた。

 山口仲美は、『ちんちん千鳥の鳴く声は』(1989年)において、古典文学から童謡まで、歴史上の鳥の鳴き声を拾い、日本人がそれらを「どう聞き」「どう書きとめたか」を丁寧に見ている。ここから、愛情にあふれた日本人と鳥との関係が見えてくる。

 しかしながら、現在、「鳥の聞きなし」を、内容によって分類しようというアプローチは、ほとんど行われていないように思われる。

 筆者は、自分自身で作成した「鳥の聞きなし」の一覧表によって、次のような分類を考えてみたので紹介しよう。

(1)  
鳥の鳴き声が、その鳥の名前そのものや、地方での方言名、俗称に
なったもの

   カッコウ(カッコウ)、コマドリ(ヒヒン・カラカラ)、オオヨシキリ(行々子)

(2)鳥の鳴き声や生態から、各地で作られた民話・昔話の中の言葉

   ホトトギス(本堂建てたか)、ヤイロチョウ(白ペン、黒ペン)

(3)昔から使われた言葉や、その土地の方言によって聞き取られた言葉

   モズ(コトゴトシク)、サンコウチョウ(竹富島、西表島の言葉による聞きなし)

(4)鳥から、子供や他の人に対して呼びかけや命令をするような言葉

       ウグイス(もう起きろ)、コジュケイ(ちょっと来い)

(5)鳥の気持ちになって、言い表した言葉

   ツバメ(土くって虫くって口しぶい)、トラツグミ(さびしい)

(6)人から、鳥に対して、呼びかける言葉

   フクロウ(小女郎、戻って、寝んころせ)

(7)三光(日、月、星)を含む言葉

   イカル(月日星)、エゾムシクイ(日月)、サンコウチョウ(月日星、ホイホイホイ)

(8)天気に関わる言葉

   アカショウビン(降れ降れ降れ)、サシバ(天気エー)、フクロウ(糊つけ干せ)

(9)不吉な言葉(子供の、鳥や巣へのいたずらを戒めるもの、雰囲気を伝えるもの)

   シジュウカラ(親死ね、子死ね)、ホトトギス(死出の田長)

(10)教訓や戒めを含んだ言葉

   キジバト(親に孝行)、フクロウ(夜明けなば巣つくろう)

(11)長く繁栄することを願う言葉

   メジロ(千代田の城は千代八千代)、ホトトギス(ときはかきは=常磐堅磐)〔永久不変を祝う言葉〕

(12)宗教的な言葉

   ウグイス(法、法華経)、ジュウイチ(慈悲心)

(13)博打に関する言葉

   クロツグミ(おいおい手打て五両五両)、ホオジロ(ちんちろりん)

(14)人名や若君を呼んだ言葉

   サンコウチョウ(吉次ホイホイ)、センダイムシクイ(鶴千代君)

(15)地名を入れた言葉

   ヒバリ(庄、新原、今在家、鹿部)、ホオジロ(京浜急行三崎口) 

(16)戯れ(年齢、九九、遊び言葉、戯言)の言葉

   イカル(お菊、二十四)、ホトトギス(テッペンハゲタカ)

(17)鳥以外の生きものと同一の鳴き声を持つもの

   キビタキ(ツクツクホーシ)

(18)鳥暦として、親しまれている言葉

   コガラ(にいにい)(2月2日)、ヤマガラ(にいにいにい)(2月22日)

(19)何気ない、日常会話の言葉

   イカル(いいこときいたあ)、ヒヨドリ(いーよ、いーよ)

(20)聞きなしの作られた当時の世相を映し出す言葉

   センダイムシクイ(千代の富士)、ホオジロ(あっと驚く為五郎〜) 

 私が、もっとも気持ちを引かれたのは、何といっても、最後の「世相を映し出す言葉」である。センダイムシクイの「千代の富士」は、力士の全盛時代に生まれた聞きなしであろうし、ホオジロの「あっと驚く為五郎〜」は、この言葉が流行した時代の産物であることは言うまでもあるまい。

 千代の富士の活躍年代は1980〜1991年で、1981年に横綱となって、ウルフフィーバーが起きている。ハナ肇の「あっと驚く為五郎〜」の大流行した年代は1969〜1971年であった。それぞれの聞きなしが生まれた年代は、人々に大きなインパクトを与えた、1981年、1969年ということになるのではないだろうか。

 「聞きなし」は、「世相を映し出す鏡である」ということも、多少、言えるのではないだろうかと、筆者は、ひそかに思うのである。
 
 鈴木素直は、『鳥は人の心で鳴くか―みやざき・野鳥民俗誌』(本多企画、2005年)で、宮崎県下の「聞きなし」を多数紹介しつつ、
「聞きなし」の全国的な検討も集大成も行われていないことを嘆いている(158頁,186頁)。

 筆者の『鳥の聞きなし』の本が、多少は、この鈴木氏の切実な声に応えるものとなっているのではないかと思う。

 今後、このテーマ「鳥の聞きなしに関する全国的な検討と集大成」での「さらなる探求」が進むことを願っている。




<鳥の聞きなしの精選一覧表>(2022年2月19日、初掲載) (禁無断転載)

 
鳥の聞きなしの精選一覧表(鳥名の五十音順)

    2004年2月29日〜4月3日に新規作成、2021年9月17日最終追加、最終版完成

    2022年2月19日最終版より精選        (禁無断転載)
  

 ※従来掲載していた最終版の一覧表から、音声表記と考えられるものを省き、明らかな重複分を省いたもの。
  なお、精選前の最終版については、『鳥の聞きなし』の本に掲載している。
  出典については、上掲の「聞きなしの文献」を参照されたい。

 ※空欄になっている箇所は、上の欄と同じ。

      (禁無断転載)
鳥名    「聞きなし」(注記)(採集地)        歴史的な例(◆文献8)(★文献14) 出典
アオジ(青鵐) 「消費税一円・ツリ・ツリ・ツリ」 37(p.26)(43)
アオバズク(青葉木菟) 「ホッホッ坊主っ来い(ほっほっぼうずっこい)」 5
「坊主こい・坊主こい」 51
「ホッ・ホー」「ホッ・ホー」  「トク・トク」「トク・トク」 37(p.21)J
    (夏の夜に我が子の名前の「徳」を呼び続けている母の声)
アオバト(緑鳩) ◆「比宇比宇(ひうひう)」    8(6-p.263)
「アーホー、アーホー」 (『遠野物語』の五二話) (馬追い鳥) 58
「マアーオ・マアーオ(孫の意)」 51
アカショウビン(赤翡翠) 「降れ・降れ・降れ(雨を呼ぶ声)」 51
アカハラ(赤腹) 「競輪競輪でパー」 25
「カモン、カモン、チュー」  (『野鳥誌』で紹介されていたもの) 3(p.48, 56)、52
「カモン・カモン・チュウー(come on come on chu)」 (※近年、優勢な聞きなし) 37(p.23)(27)
「オーヤンフィーフィー」  「欧陽菲菲」 (石塚徹の妻の聞きなし) 62
「愚痴、無知、アハハ」
「てやんでえ、ちくしょう、バカヤロー」
「待て、止まれオーイ」
「みよちゃん、たくちゃん、いらっしゃーい」
「ちょっとちょっとなにー」
アビ(阿比) 「オーイ、オーイ」     (※人を呼ぶような声に聞こえる) 7
イカル(斑鳩) 「爺(じい)茸(たけ)食(く)えい」 1
「ヂヂ(爺)コケ(茸)クエー」(飛騨南部)  (中川源次郎氏の垂教)  7、10
「ジジコケクエー」 (爺さん、キノコ食べろ、の意味) 48(p.561)
「爺・喰エー」 37(p.26)(46)
「好(い)い事聴いたあ」    1
「良い事聞いた」
◆「比志利古木利(ひじりこきり)」    8(6-p.266)
「ヒジリコキー」(古い時代の戯れ言葉) 13(p.11)
     (ヒジリ:聖=上人、コ:児、キー:嘲ける意味)
「ひじりこき」  (『古今著聞集』二条中納言定高卿の歌) 17(3-p.18)
「ヒジリコキー(聖人子キー)」(長野県) 57
「オチビコピー(落彦ピー)」(長野県) 57
「キシリコキリ」「きしりこきり」  (北原白秋・邪宗門) 48(p.561)
「月日星(ツキヒホシ)」        2、5、19、(1)
「月日星々」  (彦山地方) 44(p.41)
「月星日」   (地方によって三光鳥ともいう) 13(p.12)
「蓑笠着い(ミノカサキー)」と鳴くと雨     (軽井沢地方) 2、7
「蓑笠(みのかさ)着(き)い」 (6)
「ミノカサキー」   (信州の諏訪筑摩) 13(p.12)
「蓑笠欲しーぃ(みのかさほしーぃ)」 56
「赤い衣こ着い(アケベコキー)」と鳴くと晴   (軽井沢地方) 2、6、7
「赤え衣こ着い、蓑笠着い(あけべこきい、みのかさきい)」 5、17(3-p.12)
「アケーベエキー(赤い着物を着なさい)」(東北地方) 57
「赤衣着い(あかべこきい.晴天)、蓑笠着い(みのかさきい.雨天) 51(巻末1)
「赤ベベ着イ・簑笠着イ」 37(p.26)(46)
「これ食べてもいい?」 「これ食べてもいい」 3(p.48)、23
「痛(いて)えとこ ちょきん」 (長野県戸隠地方) 23
「四六、二十四 (しろくにじゅうし)」 (越後赤倉) 3(p.48)、7、23
17(3-p.12)
「お菊二十四」 (京都府天橋立地方)  7、18、25
17(3-p.12)
28、29、(6)、57
「キッコイー、菊子いいー、菊子いいかえ」 (菊子:長澤武の小学校の同級生。若くして他界) 57
「起きて火焚け」 51
「お市後家ェ(おいちごけー)」 51
「俺が年ゃ四十四」      (阿蘇地方)
「コーヒー!おいちー!」   (BIRDER読者の新作) 60
「コーヒーいれて〜」   (BIRDER読者の新作) 60
「りっぽーービタン,えー(リポビタンA)」   (BIRDER読者の新作) 60
「ただ飯くれ〜」って聞こえる(笑)   (BIRDER読者の新作) 60
「キヨコ、キー」 18
「キーキー、キヨコ、キー」 18、A、C
「オツビコキコキー」  (信州) (石沢健夫、野鳥Vol.1,No.1,3,1934年) 7
「豆ダカキコキコキー」(木曽福島)   (石沢健夫、1934年) 7
「豆ダカキコキー」(木曾福島) 17(3-p.18)
「キーヨスクー」 (駅売店のシンボルマークはイカル。店名は聞きなしに由来。) 7
「イカルコキー」 (昔の人はこのように聞いてイカルの名をつけたというが真偽不明) 28
ウグイス(鶯) 「法、法華経(ホー、ホケキョ)」 4〜6、19、22、23
「ほうほけ経」 (狂歌『万載狂歌集』紀定丸)(江戸時代) 15(p.44)
「ほう法華経」 (『浮世の有様』) 15(p.45)
◆「法華経」 8(6-p.276)
「鳴けこお」 47(p.142)
「ホホキ(法吉)」 (出雲国風土記)(奈良時代) 15(p.28)
「法を聞け」 (1710年に妻が病没して悲嘆に暮れていた、大和の清九郎(1678〜1750、高取町谷田生れ)は、飯貝(奈良県吉野町)の本善寺<浄土真宗を中興した蓮如上人が開創>での宝物展覧の折に、上人が生前所持していた鶯籠の説明で、鶯は「法を聞け」とさえずるので上人は賞翫(珍重)されたという因縁を聞き、山仕事の折に耳にしたさえずりは「法を聞け」という催促であったと気づいたと伝えられている。光蓮寺(大淀町鉾立)の住職に導かれ、聴聞を重ねて信仰を深め、「ほこたて清九郎」の名が広まっていった。のちに、親鸞が開宗した浄土真宗の篤信の信者「妙好人清九郎」として有名になった。) (左記参照)
  (柴田昭彦「清九郎道」新ハイキング別冊関西の山、36号、1997年9月)
「法をきけよ」「法を聞けよ」 (遠藤撮雄 『妙好人 清九郎物語』 法蔵館、昭和62年、9頁、55頁)
京都市山科区西野広見町の西宗寺(さいしゅうじ、蓮如上人往生の地)境内に「蓮如上人放鶯の像」という銅像がある。上人像の傍らに鳥籠が見られる。これは、病気療養中の蓮如上人(1415〜99)に、弟子の空善坊が鶯を籠に入れてお見舞いしたところ、上人は「鳥類だに、法を聞け、法を聞けと鳴く。なんぞ同行聴聞せざるや」と弟子を戒め、鶯を放たれたという故事によるものだという。この故事から、西宗寺の号は「放鶯山」となった。
※これでみると、鶯籠は弟子が見舞いの折に持参したもので、可愛がって飼っていたのは弟子であり、蓮如は籠に入れるのはかわいそうだから逃がすように言い、弟子が放った鶯が「法を聞け」と鳴くのを尊く聞いて、念仏を唱えたという。
(2007年6月16日、記録)
「ウークヒ」 (平安時代)    (※「うぐいす」の語源。「ウーグヒ」+「ス」) 15(p.31)
「ウー・ウグイス」  (※昔の聞きなし。これが鳥名となったとの説もある。) 37(p.24)(30)
「ウウウクヒ」 (鈴木朖(あきら)『雅語音声(おんじょう)考』)(江戸時代の国学者) 15(p.31)
「ひとくひとく(人来人来)」(古今和歌集)(平安時代) 15(p.33)
    (※「人が来る、人が来る」の意)
◆「古計不尽(こけふじ)」      8(6-p.276)
「コケフジ(苔藤)」  (鎌倉・室町時代) 15(p.39)
◆「月星日(つきほしひ)」 (※三光を囀る)     8(6-p.276)
「月日星(つきひほし)」 (『雅筵酔狂集』春)  (※これを「三光」と賞するという) 15(p.39)
「ちよ(千代)」 (『玉葉和歌集』平貞時) 15(p.39)
「千代千代千代」 (『閑吟集』)(室町時代の小歌集) (※地鳴きによる聞きなし) 15(p.40)
◆「喞喞(つぇっつぇっ)」 (冬月の鳴き方)(地鳴き) 8(6-p.276)、
15(p.40)
「ほほうほほう」 (人情本『風月花情 春告鳥』)(江戸時代) 15(p.41)
「ゴキフショー」(江戸時代に言われ始めた表現)  48(p.559)
「御器伏しょう」「ごきふせう」(よくない鳴き声とされる)  (※御器は、食器の意)
「もう起きろ」 25
「もう寝なさいっ」 25
「もーちょっと待(ま)ってよ!」   (「春だ!鳥の声に耳をすまそう!」より)
「リーカチャン」(小学校に入る前のリカちゃんに聞こえた鳴き声)(自分を呼ぶ声) 28
「ミィーチャン」(小学校に入る前のミユキちゃんに聞こえた鳴き声)(自分を呼ぶ声) 28
「ボークチャン」 (子どもたちに鳴き声を聞くと、自分を呼ぶ声と思うことが多い) 28
「オーイ、ガンバレッ!」 (中間テストで点がとれなくて落ち込んでいた女子高1年生) 28、U
ウズラ(鶉) 「アジャパー」 19、25、
37(p.21)L
「あじゃっぱあー」
「もぅ結構!」 25
「チチカイ」「チチッカイ」 48(p.550)
「チッカラケー」 48(p.550)
「御吉兆」「知地快」「帳吉古」「吉幾利快」「嘩々快」   (江戸時代)   7、12
「wet−my−lips」 19
ウタツグミ(歌鶫) 「Peter,peter,peter,bopeep,bopeep,bopeep,bopeep」 19
ウトウ(善知鳥) 「うとう」       (謡曲「善知鳥」)     15(p.200)
「やすかた」     (謡曲「善知鳥」) 15(p.200)
「うとうやすかた」  (謡曲「善知鳥」) (※実際の鳴き声は、ガォー、グォー、など) 15(p.202)
ウミウ(海鵜) 「うへへへへへ」 25
「おらおら藁藁わらわら」 25
ウミガラス(海鴉) 「オロロン、オロロン」 (北海道天売島) (寺沢孝毅『オロロン鳥』丸善、1993年) 7
「ウルルーン」 (※この鳴き声からオロロンチョウと呼ばれる) 38
ウミネコ(海猫) 「ニャオ・ニャオ」 37(p.27)(50)
「ミャーオ」「クワォー」 (ネコに似た声で鳴く) 38
エゾセンニュウ(蝦夷仙入) 「トッピンカケタカ」 7、28、29、P
「とっぴん欠けたか」
「トッピ・トッピン・掛けたか」 37(p.23)(23)
「テッペンカケタカ」
「ジヨッピン掛ケタカ」   (※北海道では鍵のことをジヨッピンといい、こう聞いて、 37(p.23)(23)
                  戸締まりの注意をうながす防犯語になっている由)
エゾムシクイ(蝦夷虫喰) 「シーチキン」 3(p.56)
「日、月(ヒ、ツキ)」   (出典不明) 4、6、7
「ヒッツッキー(日、月)」 23
「ヒーツーキー」 38
エナガ(柄長) 「地(じい)踏んだ、地(じい)踏んだ」   1
「地ぃ踏んだぁ、地ぃ踏んだぁ(ジィフンダァ、ジィフンダァ)」 6
「ジイフンダァ、地イ踏ンダァー」 (南飛騨) 10
◆「豆伊豆伊(ついつい)」    8(6-p.307)
「つよ つよ」     (九州柄長) 44(p.36)
「つるり つるり」   (九州柄長) 44(p.36)
オオクイナ(大水鶏) 「ファー、ファー」(石垣島などの八重山諸島)(「ファー」は八重山方言で「子ども」) 7
オオセッカ(大雪加) 「美女美女美女」   (一人の女性の聞きなし)
「愚女愚女愚女」   (もう一人の女性の聞きなし)
オオハクチョウ(大白鳥) 「孤峰、高校、孝行」 25
オオヨシキリ(大葭切)
(大葦切)(行々子)
「常光寺(ジョウコウジ)、常光寺、ケェケェシ、ケェケェシ、草履こ片ひた(ゾウリコカタヒタ)、
 なんじした」    (お寺の奉公人が和尚さんの草履をなくして泣く、という民話の由来)
2、7
    (武藤鐵城『自然と伝承・鳥の巻』1943年)
「チョコウジ、チョコウジ、ゾウリカタアシナンダンダイ、キラバキレ、キレキレキレ」 13(p.63)
 (※長興寺の寺男が和尚の草履を片一方落として、打首死で行々子となった。)
「ワランジ カタシデ クビキラレ」 (播磨) 13(p.62)
「ジョウリカタバラ、キラバキレ」 (青森県八戸) 13(p.62)
「旦那衆、旦那衆、草履片方どこかへやった 切ろうば切れ、切ろうば切れ、キョキョキョ」
(新潟県) (人間のヨシキリは旦那の草履番をしていて片方を見失う。旦那が怒り、探しても見つからなかったので、首を切られて捨てられ、鳥になって鳴いて謝りつづけている)
58
「長興寺、長興寺、草履片足なんだんだい、斬らば斬れ、斬れ斬れ」 18
「長光寺・長光寺・草履片ばら、あっち行っても無え・こっち行っても無え」 37(p.24)(32)
「常光寺、常光寺、草履こ片ひた、なんじした」 5
「常光寺、常光寺、けえけえし、けえけえし、草履こ片ひた、なんじした」 4、6
「常光寺常光寺ケエズケエズ」 (羽後の仙北地方) 13(p.64)
「ケエケエズ、ケエケエズ 坊主の頭でクルクルクル」(東京近くの武州保谷村) 13(p.64)
「ケケシ、ケケシ、親の乳チュウチュウ」 1
「ギョギョシ、ギョギョシ」(九州) 57
「ギョギョジ、ギョギョジ」(秋田県) 57
「チョチョジ、チョチョジ」(津軽半島) 57
「仰々しい、行行子  (ぎょうぎょうしい)」 P、54
「行行子(ぎょうぎょうし)」 7
「行々子(ギョギョシ)」 7、13(p.56)
「行行シ・行行シ、ケケシ・ケケシ・親ノ乳・チュウ・チュウ」 37(p.24)(32)
★「ぎようぎようし」(出雲・西国・四国)、「けけし」(播州)、「からからし」(仙台) 14
「凝視凝視御々視(ギョシギョシギョギョシ)」 25
「ベベシカシカシ、オシカラカシテキュッキュッ(ベベシ痒いかゆい押しころがしてキュッキュッ)」(長野県) 57
「若衆来い来い」 25
オオルリ(大瑠璃) 「 I C B P 」 (部分的)    ※ICBP(国際鳥類保護会議) 25
「朝鮮人参健康法」
「新聞取ってくれないか」
「一回着てみにゃわからんて」
「そんなに急いでどこ行くの」
「あなたご飯が出来たわよ」
「海は広いな大きいな」
「押してもダメなら引いてみな」
「王様の耳はロバの耳」
「お茶飲みいかへんか」
オーストンウミツバメ(海燕) 「オーストン、オーストン」 7
オナガ(尾長) 「ゲイ!」 「来い来い来い来い」 25
カイツブリ(鳰) 「ケレレレレレレレッアリャリャッ」 25
カケス(懸巣) 「ぎや ぎや」 44(p.38)
「ぎやあ ぎやあ」 44(p.39)
「ひよう ひよう」 44(p.39)
カッコウ(郭公) 「カッコウ・カッコウ」  (※世界中何処でもほぼ同じ) 37(p.20)E
「Cuckoo(クックー)」(英名)       「Kuckuck(クックク)」(ドイツ名) 23
「Koekoek(クウクウク)」(オランダ名)
「かっこう」(日本語) 40(p.8)
「cuckoo(クックー)」(英語)       「coucou(クク)」(フランス語)
「Kuckuck(クックック)」(ドイツ語)   「kukushka(ククシュカ)」(ロシア語)
「kakuk(カクク)」(ハンガリー語)    「cuculo(ククロ)」(イタリア語)
「kaki(カキ)」(フィンランド語)      「cuchillo(クチリョ)」(スペイン語)
「カッコー、カッコー」  (3)、28
「格好」 25
「割烹」 25
「括弧括弧学校」 25
「ククー」「カッコウ」 38
「クラッコ、クラッコ」(『南総の俚俗』) (千葉県の東部の村々) 58
「クワッコー・クワッコー」と鳴くのは雄鳥であって、 42(p.696)
 雌はただ「ポッ・ピッピッピッピー」と鳴くだけである。
「ワコー、ワコー」(和歌山県北部の高野山麓)
 (継母が谷に突き落として殺した子どもたちを探す鳥になった木樵の父の鳴き声)
58
「漁師来い黒来い」「漁師こい黒こい」 (豊前の山奥) 13(p.102)
「皮こ食った(カワコクッタ)!」「皮コ食った! 皮コ食った!」 2、5、19
◆「豆豆豆豆(つつつつ)」    8(6-p.265)
「早来早来」「ハヤコハヤコ」 「ハヤコー」  (※別名、早来鳥、はやこ鳥) 13(p..28,104)
「ハコ」(※別名、ハコ鳥) 13(p..28,104)
「ガンコ・ガンコ」   (※山の薯の昔話。ガンコとは、薯の筋だらけの悪い部分) 13(p.26)
           (ホトトギスの「弟恋し、堀つて煮て食はそ」「ホチヨカケタ」参照)
カモメ(鴎) 「かんかん」 (歌舞伎脚本『お染久松(ひさまつ)色読販(うきなのよみうり)』) 15(p.189)
(カラス) (→ハシボソガラス、ハシブトカラスを参照)
カワラヒワ(河原鶸) 「錐錐ころころ(きりきりころころ)」 5
「手斧手斧(ちょうなちょうな)」 5
◆「比由牟知由牟知由牟(ひゆんちゆんちゆん)」 8(6-p.306)
「錐錐(キリキリ)ころころ、手斧手斧(チョウナチョウナ)、コンコンコントントントン」 25
「キリキリコロロ、キリリ、ビーン」 38
「キリンキリン チビンチビン」   (ヒワ) 55
「きゆる きゆる きゆる びーん」  (小河原鶸) 44(p.42)
「ちういん」  (小河原鶸) 44(p.42)
ガン(雁)
 (カリ、雁)
(マガン、真雁)
(ヒシクイ、菱喰)
(カリガネ、雁金) 
「かり」 「かりかり」 (『後撰和歌集』)(平安時代)(※「仮り」「仮り仮り」の意味も掛ける)  15(p.224)
「かりかりかり」 (狂歌『蜀山百首』) (※「借り借り借り」の意味) 15(p.229)
「よる」 (武蔵国)(『伊勢物語』一〇段)  (※「よる」は「心を寄せる」の意味) 15(p.230)
キアオジ(黄青鵐) 「a little bit of bread no chee−ese」 19
キガシラシトド 「oh dear me」 19
  (黄頭鵐)
キクイタダキ(菊戴) ◆「豆伊豆伊(ついつい)」   8(6-p.308)
キジ(雉) 「健」
「ケン」  
「けーん けーん」 「ケーン ケーン」 15(p.154),18
「喧々(ケーン、ケーン)、ブルブルッ、高校退学っ」 25
「ケッケーッ」  (桃太郎の話の中) 37(p.21)M
「ほろろ」  (古今和歌集) (平安初期)          (※キジの羽音) 15(p.157)
「ほろほろ」 (『続詞花和歌集』巻一九、源義光)(平安後期の歌)(※キジの羽音) 15(p.159)
「けいけいほろろ」 (鎌倉中期の辞書『名語記』)   (※ほろろは、キジの羽音) 15(p.168)
「ケイケイ」  (室町末期の『日葡辞書』) 15(p.172)
(※犬の声は、鎌倉期はケイケイであったが室町末期にはケンケンに変わった。)
「けんけんほろろ」 (浄瑠璃『壇浦兜軍記』)(江戸中期) 15(p.170)
     (※ほろろは、キジの羽音)
キジバト(雉鳩) 「父親粉食え(デデコクエ)、父親粉食え」 2、5、19
「テデコーケー(父よ粉を食え)、アッパーツーター(母が搗いた)」 13(p.100-1)
別名:ヤマバト   (青森県八戸付近)(※山鳩)
    (山鳩) 「てで(父)、コ食え、てで、コ食え」(青森県西津軽郡深浦町岡町) 32(p.22-33)
「父(てて)、粉(こ)食(け)。これけってよこした」「テテ、コケ、アッパ言った」「テテコケ、アッパヘタ」(青森県八戸市)     「テデコケ」
     「てて粉食え」「父 粉食え 父 粉食え」「てて、こくえ。てて、こくえ」(秋田県南秋田郡昭和町)  (※以上、東北の北奥羽地方だけに分布する「山鳩不幸」と題する昔話)
「テデコーケー(父ちゃんこれ食べて)」「アッパーツーター(母ちゃんが作ったんだ)」
(青森県八戸市)
58
「鉄砲、鉄砲」 A、C
「出・鉄砲」 37(p.20)D
「てでぽっぽ」「父(てで)っぽっぽ」「父(てで)懐(こよ)しい」「てでっぼっぼ」
    (岩手県北上市更木(さらき))  
32(p.33-38)
「とど(父)恋しい、とど恋しい」(宮城県登米郡南方町)
「ててーっ、ぽっぽー 土手ー、つけ(築け)つけ」(宮城県名取市)(土手を高く築け)
「テデッポッポ 雨が降るじど 土が流れる 乳こ飲みたい」(山形県西置賜郡白鷹町)
「すててっぽっぽ、蓑笠持って来い、蓑笠持って来い」(富山県射水郡小杉町)
「ととぽっぽ親が恋しい」(石川県)
「でーし(弟子)恋し、おーし(惜しい)こー(子を)流いたあ」(和歌山県西牟婁郡すさみ町)
(※以上、父の遺言に従い、川淵に埋めたという「鳶(とんび)不孝」と呼ばれる昔話)
「デ、デ、ボッポー」   6(p.46)
「デデッポッポ(デデッで止むと雨、続くと晴)」  51
「デデポツポウ、デデポツポウ」 (のバト) (木暮正夫『ブッポウソウのこえ』、 37(p.83ー84)
    木暮正夫・文『ピピッとひらめくとんち話』岩崎書店、平成16年、所収)
「デデポーポ、デデポーポー」 38
★「ててつぽうぽう。かかァほうほう」 (東国) (ててっぽうぽう。かかァほうほう) 14
「テテッポッポ カカッポッポ」  50(p.230)
  <埼玉県生まれの児童文学者、上 笙一郎(かみしょういちろう)の話の中で>
「テテッポー」「テテッポポー、テテッポポー」 (兵庫県姫路市) 左記参照
   (2007年10月3日(水)、サンケイ新聞夕刊、1面、夕焼けエッセー)
「先生バカー」 25
「うううう」  (『醒睡笑』)(江戸初期の笑話集) 15(p.20)
「トトッ、トツトウ」 (紀伊中部) 9
「とと、とう、とうとう」 44(p.56)
「とてつぽつぽ」 44(p.56)
「ドテッポッポー」(飛騨、益田郡中部) 9
「ボーボー」 33(p.103)
「グーグルー」 33(p.103)
「トー・キョーに・カエリタイ?」「ト、トー・キョーに・カエリタイ」 33(p.103)
「トーキョートーキョー」 33(p.120, 179)
「豆食いたい、人にオスナイ(恐ろしいの方言)、たまにそんよ」(吉城郡三川付近) 9
「トショリコイヨ」  9
「トシヨリコイ」 9
(※ 正岡子規『病牀六尺』(岩波文庫、1927年・初版、1984年・改版、66頁)に、
<八幡鳩(数珠カケ鳩)が「トシヨリコイ」と鳴くのである>とある。)(2007.7.6追記)
★「としよりこひ」 (関西)     (としよりこい) 14
「年寄リ来イ」 37(p.20)D
「年寄り来(こ)よ来(こ)よ」 「来(こ)う来(こ)う」 17(5-p.66)
「親に孝行」 17(5-p.66), 25
「与総次コイコイ」 51
「くーくー」 「くくー」 (鳩、山鳩) 16(p.118-9)
「人取って食う食う」 17(11-p.170)
「オードリー・ヘップバーン」
「放課後、GOGO」
「Go gp,Let’s go」
「マロンケーキ」
「高等学校」
「城内高校」
「日本鋼管」
「こっちへ集合」
「坊主の法事」
「恋、してる!」
「かあさん元気」
「もうすぐ釈放」
「熟れたらおいしい」
「焼芋、いかがっすかー」
キセキレイ 「鍋も茶碗も破れてしまえ、親死ね子死ね鍋釜こわれ、家のぐるり海になれ」 51
  (黄鶺鴒)
キバシリ(木走) 「see−see−see−sissypee」 19
キビタキ(黄鶲) 「おーしーつくつく(オーシーツクツク)」 4、6
17(2-p.135)
「ツクツクオーシー」 17(2-p.58)
「ツクツクホーシ」   7
「ツクツクホウシ」  38
「チョットコーイ」 (1)
「チョットコイ・チョットコイ・オーシンツク・オーシンツク」 37(p.25)(35)
「ちょっと来い」 54
「ソフトクリーム」  54
「ソフトクリ〜ム、ソフトクリ〜ム」  (非公認 !?)
「猟師(レウシ)恋(コヒ)シ、黒口(クロクチ)来イ」  44(p.23)
(昭和12年4月、鳥学会の権威、大阪市榎本佳樹氏による)
「つくつくぼうし、つくつくぼううし」 (榎本佳樹氏による) 44(p.23)
クジャク(孔雀) Wikipedia の「聞きなし」の項目には、「イヤーン」がクジャクの聞きなしの代表例として掲載されていたが、日本の動物園に多いインドクジャクの実際の鳴き声は大きくやかましい甲高い声であり、「イヤーン」とは異なる。猫の声を人間がまねたような調子で「ミャー」「ミャーオ」「ミャーミャー」「ニャーニャー」「ニャオーン」「ニャーン」などと聞こえてくる。繁殖期での雄の雌に対する声は、「カーカー」「カカカカーッ」「カヨー」「ギェー」「ギャーガーゴー」「クケー」「クヮクヮクヮクヮ」「クワォークワォー」「ケーケー」「コォー」「コーコー」など。「アオーン」「キオーン」「ケオーン」「ヤオーン」などの表現もある。「ニャーン」「ヤオーン」などは、「イヤーン」に近い表現と言えるかもしれないが、代表的な聞きなしとしてふさわしいとはとても言えない。効果音で聞いてみると、「アアーアアーアアーアアー」と尻上がりの甲高い声に聞き取れる。(2007年12月13日、記す) インターネット情報から
(追記)クジャクの聞きなし「イヤーン」は、2007年11月29日の更新時に掲載されていたが、
   2007年12月11日の更新時に削除された。
クロツグミ 「おい、おい、手打て(テウテ)、五両(ゴリョウ)、五両、手打て」 2、4、6、7、19
  (黒鶫)  (秋田県角館地方) (博労の馬の売り買いの民話)
          (武藤鐵城『自然と伝承・鳥の巻』1943年)
「クロッチョ・クロッチョ・今日モ来テ・今日モ来テ・清子・清子・清子……」と無限に続く。 37(p.23-24)(28)
「キョロン、キョロン、キヨコ、キヨコ」 A、C
「キヨコ、キヨコ」 (探鳥会のリーダーが、「自分の妻の名前を連呼する」と言う) 52
ケリ(鳧) 「ケリ」    (「キリッ」という鳴き声を「ケリ」と聞きなしたのが、鳥名の由来) 7
「ケリケリ」  (鳴き声から鳥名をつけた) 15(p.224)
「ケリケリケリ」
「キリッ、キリッ」 38
「did all eat」 38
コオリガモ 「アォ、アオナ、アォアオナ」 (雄の鳴き声) (本種を「アオナ」と呼ぶ地方がある) 7
  (氷鴨) 「あおな」 19
「アオアオー」  (北海道では「アオナ」と呼ぶ) 38
コガモ(小鴨) 「ピリッ・ピリッ」 37(p.26)(49)
コガラ(小雀) 「にいにい」  (※鳥暦(とりごよみ): 2月2日 コガラの日)
「目だってピースピースピース」
「じーちゃん山に行こうよ」
「やっぱ どーしよーかなー やめよ−かなー」
「あかん、行けー行けー」
「朝日新聞」
「ヒーリヒーリ、やけど」
「体きいつけてやー」
「ロ・ローレンローレンローレン」
「コーヒーふたつ下さいなー」
コシジロ 「トッテケテット、トットト」   7
  ウミツバメ 「ピーウィッ、オッテケテットト」 (高野伸二ほか『増補改訂版・フィールドガイド                        日本の野鳥』日本野鳥の会、1991年) 7
 (腰白海燕) 「オッペケ、ペッポ、ペッポッポッ」  (川田潤) 7
「トッテケットッテットット」    7
コジュケイ 「ちょっと来い(チョットコイ)」      2、6、25
 (小綬鶏) 「チョットト来い」 17(1-p.150)
「チョックラ来い」 17(1-p.150)
「コーロッケ」 17(1-p.150), 25
「今日(きょう)やって来い」 17(1-p.150)
「チトコイ、チトコイ」 17(1-p.150)
「ちょっと来い、ちょっと来い、ちょっと来い」
「K子可愛い」 25
「かあちゃん可愛い」     3(p.48)
「母ちゃんかわいい、母ちゃんかわいい」   A、H
「かあちゃん怖い」  3(p.42)
「かーちゃんこわいッ」
「母ちゃん怖い、母ちゃん怖い」
コジュケイ 「People play」(人々は遊ぶ) ※Rと L の区別の苦手な日本人にはこう聞こえる。 7、19、21
 (小綬鶏) 「People prey」             ※「prey(獲物)」は誤植であろう。 7
「People pray」(人々は祈る)   ※英語圏の人には、こう聞こえるという。 21
「ピープルプレー(people pray)」 24
「ピープル プレイ」「ピープル プレイ」(みんなが遊ぶ、みんなが遊ぶ) 43(p.195)
「ピープルホエン」 25
「People When」 51
「one two three」 19
「ワンツースリー」 25
「People play,People when,One Two Three」 36
「チョッコボール」  I
「聞いとくれ」 (筆者の柴田には、このように聞こえた)
「ナンカ呉レッ、ナンカ呉レッ」   15(p.4)
17(11-p.179)
「ナンカ呉レ・ナンカ呉レ」 37(p.20)C
「ほっとけよ」
「もってこい」
「ガムちょうだい」
「かっとばせ」
コノハズク 「ウッコッコー」      (高野伸二) (3)
 (木葉木菟) 「ウットキトン」(中西悟堂、『多摩の鳥』152号)。 37(p.28)J
「オットー、オットー」と聞き、「オットー鳥」を伝える(群馬県吾妻川流域)(加藤義一)。 37(p.28)D
「オットット」(中西悟堂、『多摩の鳥』152号)。    37(p.28)J
「オッ・トー・ト」 (宮沢賢治はこう聞いてオット鳥とし、東北の伝説と結びつけている。) 37(p.27)C
「オットーン、オットーン」といふは夫のことなり(『遠野物語』の五一話、オット鳥)
 (長者の娘が長者の男の子と親しみ、見失い、探し歩いて見つけられずに、鳥になった)
58
「おつたつたー」 44(p.12)
「カキトン」(山階芳麿『日本の鳥類とその生態』)  37(p.28)O
「カキトン、カキトン」(石沢健夫) 37(p.28)E
「カップンクー」(岩手県二戸郡)(下斗米重房) 37(p.28)F
「カップンクー」(榎本佳樹、『野鳥』1巻5号、昭和9年9月) 37(p.28)G
「キットン」        (中西悟堂) 17(2-p.223)
「キョウッキョウッコー」(榎本佳樹、『野鳥』1巻5号、昭和9年9月) 37(p.28)G
「ギヨツ、ピヨツ、ピヨツ」(下村兼史『鳥類図説』) 37(p.28)I
「ギョブッコー」      (中西悟堂) 17(2-p.223)
「キリキリ」(人の姿をみとめて警戒している時か、驚いた時の鳴き声であろう。)  37(p.28)O
                            (山階芳麿)
「クウイ、クウイ」(西洋)             (山階芳麿) 37(p.29)O
「御祈祷」            (柴田敏隆) 25
「ゴキトー」 (彦山ではゴキトウドリともいう) 42(p.700)
「ゴキトン」           (柴田敏隆) 25
「ゴキトン、ゴキトン」 (埼玉県子ノ権現付近では御祈祷鳥という) 17(5-p.120)
「ゴトキン」(中西悟堂、『多摩の鳥』152号)。 37(p.28)J
「チャチャチャ」(榎本佳樹、『野鳥』1巻5号、昭和9年9月) 37(p.28)G
「cha−cha」 「cha−cha−cha」 (斉藤茂吉『仏法僧鳥』) 37(p.66ー68)
「トゥーウイット、トゥーウイット」(印度)     (山階芳麿) 37(p.29)O
「トッテンコン」      (中西悟堂) 17(2-p.223)
「フチ、トキト、フチ、トキト」(アイヌ民族はこう聞き、孫を失った老婆の悲哀を伝える) 37(p.29)S
           (平成3年7月31日付、北海道新聞)
「ブッカン、ブッカン」と鉦(かね)を叩く音のように聞こえる(高浜虚子の仏法僧) 37(p.27)B
「ぶっかん、ぶっかん」  (高浜虚子『十五代将軍』大正6年) 37(p.60ー63)
「ブッキョウ」  (烏賀陽貞子・恒正夫妻『野鳥を愉しむ』)(檜峰神社で近くの時) 37(p.29)R
「ブッ・キョ・コー」 (信州大学・中村浩志教授の文献『甦れ、ブッポウソウ』) 37(p.29)(22)
「ブッキョッコー」   (高野伸二『日本の野鳥図鑑』)  37(p.28)M
「ブッキョッコー ブッキョッコー」 (藪内正幸『鳥の鳴き声ずかん』)  37(p.29)(21)
「ブッキョン」  (烏賀陽貞子・恒正夫妻『野鳥を愉しむ』)(檜峰神社で遠くの時)  37(p.29)R
「ブツ、クツウ、コー」と夜どうし鳴く(中西悟堂)。 37(p.28)J
「ブッ・クワウ・コー」(福本和夫『唯物論者のみた梟』) 37(p.28)K
「ブットキットン」  (烏賀陽貞子・恒正夫妻『野鳥を愉しむ』)  37(p.29)R
     (四尾蓮湖<しびれこ>にて)
「ブッパッパァー」 (東京工業大学、崎川範行教授) 37(p.29)Q
「ブッパン」      (中西悟堂) 17(2-p.223)
「仏法(ブッパン)」(上田秋成『雨月物語』) 37(p.27)@
「ブッパンブッパン」 (上田秋成『胆大小心録』)(江戸時代) 15(p.47)
「ブッパン、ブッパン」  (山階芳麿) 37(p.28)O
「仏法(ブツパン)、仏法(ブツバン)」(上田秋成『雨月物語』) 37(p.48)
「ブッパンニ、ブッパンニ」 (上田秋成『胆大小心録』)(『雨月物語』の40年後に脱稿) 37(p.53)
「ブッピー、ブッピー」と鳴く鳥と「ブッパン、ブッパン」と鳴く鳥とがある(清棲幸保) 37(p.28)H
「ブッピヨー、ブッピヨー」(小林清之介『ブッポウソウの謎』) 37(p.29)P
「ブッブッキョウ」  (烏賀陽貞子・恒正夫妻『野鳥を愉しむ』筑摩書房) 37(p.29)R
       (中村幸雄氏由来の檜峰神社に一泊して聞いた鳴き声) 37(p.119-120)
「ブッポウ」 37(p.113)
「仏法僧(ブッポウソウ)」    2〜7、(1)、19
 (※ブッポウソウという鳥は「ギャーギャー」としか鳴かず、コノハズクとは別の鳥) 15(p.46)、24、25
雄が「ブッポウ」と鳴き、雌が和して「ソウ」と鳴く(田宮仲宣『嗚呼矣草(オコタリクサ)』) 37(p.27)A
「ブッポウ、ブッポウ」(雄鳥)、「ソウ、ソウ」(雌鳥) 37(p.54ー55)
    (田宮仲宣『嗚呼矣草(おこたりぐさ)』文化2年=1805年発行)
「ブッ、ポーッ、ソーッ」 (山階芳麿) 37(p.28)O
「ブッ・ポ・ソウ」   (田宮仲宣『嗚呼矣草』文化2年=1805年発行) 37(p.141)
「仏法僧、仏法僧」
「ブッポオン、ブッポオン」 (川端康成『高原』(一)) 37(p.74ー75)
「ブッポンソン」(福本和夫『唯物論者のみた梟』) 37(p.28)K
コマドリ(駒鳥) 「必加羅加羅(ひんからから)」   5、7
◆「必、加羅加羅(ぴっ、からから)」   8(p.298)
「ひんカラカラカラ」 25
「ヒン・カラカラカラカラ」 42(p.687)
「ヒヒン・カラカラ、ヒヒン・カラカラ」      ※駒(馬)のいななきそのまま。 37(p.23)(24)
「ひーとりごとー」
「ちょっと待ってよー」
「ちーちゃん電話だよー」
「いたー」
「奥さーん、雨よー」
サシバ(差羽) 「キッス、ミー」 3(p.48)、T
「キッスミー」  (『野鳥誌』で紹介されていたもの) 52
「キッミー」
「キンミー」   A、H、7
「キンミ キンミ」 44(p.52)
「キンミイ」 25
「キミー」   (大阪府泉南郡) 7
「天気エー・天気エー」 51
「ピックイー」 25、S
サンコウチョウ 「四十七里ホイホイ、七里ホイホイホイ」 1
 (三光鳥) 「四十七里ぽいぽい七里ぽいぽい」 44(p.22)
「つきひほしほし」 44(p.22)
◆「日月星(ひつきほし)」    8(6-p.291)
「月 日 星」 (6)
「月日星(ツキヒホシ)ほいほい」        (※月日星:三光) 2
「月日星、ホイホイホイ」  3(p.48),6(p.58)
28
「月星、星々々々々ン」  (上州四萬温泉) 7、19
   (石沢健夫「鳴声の聞きなし」野鳥Vol.2,No.7,p.25,1955年)
「月星、星星星星星ん(ツキホシ、ホシホシホシホシホシン)」 6(p.97)
「月日星、星星星星星ん(ツキヒホシ、ホシホシホシホシホシン)」 4
「喜平爺、喜平爺、餅搗(つ)いた喰え、喰え、喰え」 (加茂地方) 7
  (成沢多美也「聞きなしの弁」野鳥Vol.20,No.3,p.53−56,1955年)
「ギツチョ、サイホージ、ホイホイ」 (富士山麓印野村) 7、19
  (石沢健夫「鳴声の聞きなし」野鳥Vol.2,No.7,p.25,1955年)
「吉次(キチジ)、来い来い来い」  (羽前)    (石沢健夫、1955年) 6、7、19
「吉次(キチジ)いほい」 (宮城県地方) (吉次は、平安時代の平泉の商人) 2、7
「吉次(キチジ)ホイホイ」 17(2-p.233),19
   ※「吉次」とは牛若丸にちなむ金売(かねうり)吉次をもじったもの。
「キツジ、ホイホイ」   (「吉次ホイホイ」のなまり) 17(3-p.262)
   ※平泉の鎮守府将軍秀衡(ひでひら)のもとへ鞍馬山の牛若丸をともなった
     金売吉次にちなむ方言。
「吉次(きちじ)ホイホイホイ」 (吉次:牛若丸を秀衡のもとへ案内した、金売り吉次のこと) 57
「清兵衛爺・ホイホイ」 37(p.25)(37)
「年寄り、来い来い来い」 (羽前)    (石沢健夫、1955年) 6、7
「爺々ほいほい」 (上州上原)      (石沢健夫、1955年) 7
「爺こい爺こい」 51
「マイヌ イーナ フェフェ フェフェ」(沖縄県竹富島) 7
 ※お米(マイ)の飯(イーナ)が食えるよ食えるよ、の意味。
     (八重山野鳥の会『八重山野鳥の会10周年記念誌』1983年)
「フイ ホイホイ ホイホイホイ カカゼー ファイ ファイ カカゼー ファイファイ・・・」 7
 ※一日中餌を集めて食べる鳥の様子 (西表島)(八重山野鳥の会、1983年)
サンショウクイ 「ヒリ・ヒリ」   (※山椒の実を食べているのか、こう鳴いている様に聞こえる) 37(p.23)(22)
 (山椒喰) 「ヒリヒリヒリ」
「ピリピリ、ピリピリッ」「ヒリヒリ」 57
「ヒリヒリ・ヒリヒリ」 (※この鳥は実際にサンショウを食うのではなく、サンショウを食うと 42(p.685)
               ヒリヒリするということから、かく名付けられたものである。)
山椒辛くて「ヒリリン、ヒリリン」
「ヒリヒリン、ヒリヒリン」
シジュウカラ ◆「四十加羅(しじゅうから)」   8(6-p.304)
 (四十雀) 「シーシーガラガラ シジューカラ」(地鳴き)(鳥名の由来は鳴き声) 45
「ガラガラ」と、笑ってしまった、という民話    55
「一杯、一杯」 3(p.48)、52
「進め、進め、進め」 (6)
「ちよきん ちよきん」「貯金 貯金」「チヨキン チヨキン」 44(p.35)
(彦山の伝説)・・・「一人ノ酒好キノ木挽(こびき)ガ此山ノ麓ニ住ンデ居タ。或日山ニ出掛ケテ熱心ニ木ヲ挽イテ居ルト鋸ノ下デ蟇蛙(ひきがえる)ガ「五合買フ 五合買フ」ヲ繰返シ鳴クノデ木挽ハ之ヲ聞イテ堪リ兼ネ早ク帰ツテ酒ヲ飲マウト咽喉ヲナラシテ仕事モロクニ手ヲ付カヌ折カラ今度ハ頭上ノ樹枝ニ四十雀ガ来テ「貯金貯金」ト鳴イタノデ遉(さす)ガノ木挽モ大ニ悟ツテ考ヘ直シソレ以来酒ヲ中止シテ貯金ヲ始メタト云フコトデアル」(安部幸六、1937年)
「ピース、ピース」 A、H、52
「ピースピースピース」  (Peace=平和) 25
「ピッカチュウ」 P、54
「キッス、キッス」  I
「親死ね・子死ね・四十九日の餅つけ」 51
「土地、金、欲しいよ (とち かね ほしいよ)」 B、G
「teacher teacher」 19
「じゅうへい・もへい・にきち(重平・茂平・仁吉=人名)」 51
「十平、茂平、仁吉」 (福岡県早良地方、人になぞらえて)   (安部幸六) 41
「奇人変人大集合」
「その傘だれの」
「遊びに来てみ」
「弁当まんじゅう、おいしいよ」
「買ってけ買ってけ買ってけよー」
「お風呂の栓、しめといて」
「牛乳一杯ちょうだいな」
ジュウイチ 「慈悲心(ジヒシン)」      (鳥名の旧名は「慈悲心鳥」) 2、4、6、7
  (十一) 15(p.46)、19
「慈悲心、慈悲心」
「十一(ジュウイチ)」 3(p.48),4,6,7
17(10-p.267)
「ジュウウイチ、ジュウイチ」  (※鳥暦(とりごよみ): 11月11日 ジュウイチの日)
「十一、十一」(『日本の民話』の「呼子鳥」)
 (母親が天狗にさらわれた十一歳の子を探して鳥になって呼び続けている)
58
「ジュウイチー」 6(p.51)
「ジュウイッチー」 7
「ジュウイチイ・ジュウイチイ」「十一・十一」  (※鳴き声から来る仏様に由来の鳥) 37(p.21)H
「ジュイチイ・ジュイチイ」 38
「ジュウイチー・ジュウイチー……」と続けて鳴き、 42(p.699)
次第にテンポが早くなり「ジ・ジ・ジ……」と鳴いて終る。
「ジュッイチイッ」 17(10-p.267)
「ジュイチー」 18
「十一位(じゅういちーい)」
「ズームイン!」にしか聞こえなくなった(笑)  (BIRDER読者の新作) 60
「ミミキリ」 「チョウヘイ」 (福岡県英彦山=ひこさん) 7
   (安部幸六「趣味から見た英彦山の鳥」 野鳥 Vol.3,No.9,12) 
「じういち、じういち」 44(p.4)
「チョウヘイ、チョウヘイ」  (※英彦山付近では、長平鳥(チョウヘイトリ)と呼ぶ。) 44(p.4)
「みみきり、みみきり」 (安部幸六が肥後の五箇荘で聞いた、土地の人々の話から) 44(p.4)
ジョウビタキ 「カタッ カタッ」 (鳥らしくない声で鳴く) 45(p.22)
(常鶲) 「ヒッヒッカタカタ」 (この鳴き声が「ヒタキ」の名の由来) 45(p.22)
「カッカッ」(この声が火打ち石をたたく音に似ていてヒタキという名がついた) 5
シロハラ(白腹) 「カイツブリ」 44(p.26)
「びゆろん びゆろん」 44(p.26)
「ちよろん ちよろん」 44(p.26)
スズメ(雀) 「チュンチュン」  (大正時代から一般化) 15(p.69,129)
「グツグツ・米炊イテ・ビチャビチャ・虫食オウ」   37(p.18)A
「シウシウ(啾々)」(『色葉字類抄』)(平安末期の国語辞書) 15(p.112)
   (「啾々」は人の泣く声)
「シウ・シウ」「啾・啾」  (室町時代まで) 37(p.18)A
「じじ」   (源俊頼『散木奇歌集』)(平安時代) 15(p.116)
「ちうちう」  (『舌切雀』)(江戸時代)     (※ネズミと同じ鳴き声) 15(p.122)
「チュチュ」  (鈴木朖(あきら)『雅語音声考』) 15(p.124)
「父父(ちちちち)」  (狂言の「竹生島詣」) 15(p.20,125)
「ちいちい」  (森川許六『要文集』序)  (※すずめがうれしい気分の時に出す声) 15(p.125)
  (p.131)
「ちゃちゃ」  (曲亭馬琴、読本) 15(p.126)
「ちゃちゃくちゃ」  (竹田出雲、浄瑠璃) 15(p.126)
「ちゃちゃくちゃくちゃ」  (近松やなぎ、浄瑠璃) 15(p.126)
「チューチュー」 (江戸時代) 15(p.128)
セッカ(雪加) 「チンチンチンチン バァ ファートルカー スンスンドォー ピャーク ダーラドォー」 7
(沖縄県波照間島)   ※「私の子どもを取ると、損するぞ、百俵だぞ」の意味。 
     (八重山野鳥の会『八重山野鳥の会10周年記念誌』1983年)
「ひひひひひ」 44(p.30)
センダイムシクイ 「焼酎(しょうちゅう)一杯(いっぱい)グーイ」 1
 (仙台虫喰) 「焼酎一杯グビー」 
「焼酎一杯ぐいー(ショウチュウイッパイグイー)」 (長野県)   2、4、5
16(p.209)
「焼酎一杯グイー」(信州地方) (石沢健夫、野鳥Vol.1,No.1,3,1934年) 3、6(p.97)、7
17(3-p.97), 19
25、T、54、(6)
「焼酎一杯グイーーッ」 A、C
「チュウチュー一杯グィー」 57
「ショウチュウイッショウ・グーイ」 42(p.686)
「しょうちゅうチビチビ、いっきぐぃ〜」  「焼酎チビチビ、一気ぐぃ〜」 (石塚徹) 62
「四(し)っ丁(ちょ)五丁、ぎいー」  (東京の檜原村) 16(p.209)
「四ッちよ、五丁、ギーイ」 (西多摩の五日市付近) 17(3-p.97)
「四丁五丁ギー」 57
「鶴千代君(ツルチヨギミ)」 (歌舞伎『伽羅先代萩』に登場する名) 2〜4,6,7,19,(1)
28、(6)
「鶴千代君〜」 26
「鶴千代君ーッ」
「鶴千代ぎみい」  (仙台) 17(11-p.177)
「ツルチヨギミー」(鶴千代君) (仙台地方) 17(3-p.98)
「鶴千代ギミー」 17(5-p.110)
 ※宮城県の鳥の研究家、熊谷三郎氏は、芝居の伽羅(めいぼく)先代萩
  (せんだいはぎ)の「鶴千代君」からついた名前という。
「鶴喜代姫君」 (※こう聞きなして、歌舞伎の先代萩から和名がついてという説もある) 38
 (注)歌舞伎『伽羅先代萩』に登場する幼君「鶴喜代(つるきよ)」は、別名「鶴千代君」ともいい、足利家(モデルは仙台伊達家お家騒動)の後継者であり、殿様であるので、姫君ではない。「伽羅(きゃら)」を「めいぼく」と読むのは、「名木」の意味だという。若君「鶴喜代(鶴千代)」の見舞いに差し出された毒入りのお菓子を、鶴喜代の乳人(めのと)である政岡(まさおか)の息子千松(せんまつ)が食べて、身代わりとなった。
「チヨ、チヨ」  「千代、千代」  (『呼子鳥』蘇生堂、1710年) 7
「千代松君ー」  30
「千代の富士」 25
「乳乳ホシー」  (育児に追われる奥さんから) 22
「メチャクチャダーイ」 (自然破壊に野鳥が怒っているように思ったからと作者の弁) 22
「チカレタビー」 3(p.48)、22
「チカリタビィー(疲れたべ?)」 25
「疲れたベー(ツカレタベー)」 4、6
「疲れたビー」 24
「疲(ちか)れたビー」 26、(6)
「チカレタビーッ」 28
「オツカレサマーッ」 (叶内拓哉) 28
「爺や爺や起きい(じいやじいやおきい)」 5、25
「爺いや、爺いや、起きい」  (老童話作家、岸辺福雄氏の聞きなし) 15(p.5)
「爺や、爺や、起きい」 16(p.209)
「爺や爺や、起きーい」  (老童話作家、岸辺福雄氏の聞きなし) 17(3-p.97)
「牛の糞ビィッ」 (加茂の山村) 7
  (成沢多美也「聞きなしの弁」野鳥Vol.20,No.3,p.53−56,1955年)
「広々広々グリーン」
「いじわるしないで、いーっ」
「ノックしてよ、ギー」
「見てみろ!見てみろ!見てみろよー」
「行っちゃダメ?」
「明日も学校かーい?」
「そんなのずるいよー」
「はっけよい、のこーった」
タンチョウ(丹頂) 「食えって、食えって、食えないというのに」
  「あーはっはっは、当たった当たった」
  「あら奥さん、やあねえ」
  「助けて、助けて」
チドリ(千鳥) 「やちよ(八千代)」   (『古今和歌集』巻七、賀歌)  15(p.180)
 (※シロチドリの鳴き声というが、実際には、「ピヨ」あるいは「チヨ」と聞こえる。)
「ちよちよ(千代千代)」  (小野蘭山『大和本草批正』) (江戸時代) 15(p.183)
「チヨ(千代)」「チヨチヨ(千代千代)」 48(p.552)
「ちりちり」   (狂言『千鳥』) 15(p.187)
「ちいりちり」  (狂言小舞謡「宇治のさらし」) 15(p.188)
「ちんちん」 (小唄「ちんちん節」)(※「ちんちん」は男女の深い仲をも意味する) 15(p.191)
  (p.196)
「チチチチチチチチチヨ」  (唱歌「川瀬の千鳥」) 15(p.193)
ツグミ(鶫) 「ヒーア アム アイ」(わたしはここにいる)  (イギリス)  55
ツツドリ(筒鳥) 「ポポ、ポポポ」 23
「ポポ、ポポポポ」  (筒を叩くような声) 38
雄は「ポ・ポ・ポ……」と鳴き、雌はただ「ポッピッピッピッピッ」と鳴くだけである。 42(p.697)
「ポンポン、ポンポン」 (筒の口を、手で打つ時の音にそっくりな音) 57
「ぽうぽう」 44(p.3)
ツバメ(燕) ◆「乙(いっ」 (自分の名を呼ぶように鳴く) <別名:(乙鳥、いっちょう)> 8(6-p.250)
     「土喰(く)うて虫喰うて渋(しいぶ)い」 1
「土食うて、虫食うて渋うい」 17(2-p.29)
「土食うて虫食うて渋ーい」 16(p.209)
「土食って虫食って渋い(ツチクッテ ムシクッテ シブイ)」 2、4、6、7、19
「ドロクッテ、ツチクッテ、シブーィ(泥食って土食って渋ーぃ)」 2(p.18)
「ツチクッテムシクッテシブーイ」「土食って虫食って渋ーい」 48(p.557)
「土食って虫食って渋ーい、渋ーい」
「土食って、泥食って、しぶーい (つちくって どろくって しぶーい)」 B、G
「土食って土食ってしぶーい」  I
「虫食って土食ってしぶーい」 A、5(p.12)
「虫食って土食って口しぶーい」
「虫とって、つんむしって、シッショラシュー」    (佐賀の民話) 35(p.7)
「土食って虫食って、口渋ーい」 18
「土くって虫くって 口しいぶい」 48(p.557)
「土食うて、虫食うて口ちゃしぶーい」 24
「土食うて・虫食うて・口しぶーい」 51
「土食って渋〜い、虫食って渋ーい」
「土喰うて虫喰うてあとなん喰うけぇぶりー」(「にほんごであそぼ受信録」の作者の祖母)
「百姓米食って私しゃ土食って虫食って口しぶーい」 52
「常盤の国では芋喰って豆喰ってベーチャクチャ、クーチャクチャ」(愛知県) 57
「ベト(土)喰って泥喰って口や甘酸っぱいワー」(富山県の北東部の下立)(森俊の調査による) 57
「地球地球、地球儀」 24
「殿さんたち米のまま食う・わしらあ土食うてワラ食うて・口ぁしぶーい」 51
「土食うて虫食うて水飲んじ・あとにはなん食おじー」 51
「人ら米食うし、おいら虫食うて口渋い」  I
「人等ハ米喰ウテ・オイラハ虫喰ウテ・口渋イ」 37(p.22)Q
「ぐつぐつ米炊いて、ピチャピチャ虫食おう」 18
「肉焼いて!肉焼いて!肉焼いて!ジュ〜〜〜ッ」
「やめろ!冷たいよ!やめろって!ハハハ」
「キュッキュ、キュッキュ洗いなさい」
「結構、結構、吉川(キッカワ)君」
「残さず食べなさい」
トキ(朱鷺、鴇) 「おっかあ」
     「おおぜい」
  「ハオ」
  「青」
  「会おう」
ドバト 「ウオーウオー」 18
 (堂鳩、塔鳩、土鳩) 「ボロロローボロロロー」 18
トビ(鳶) 「比伊与呂々々々」    7
 (俗称トンビ) ◆「比伊与呂与呂(ひいよろよろ)」  8(6-p.336)、15(p.80)
  「ひよろ」 (『雑談集(ぞうたんしゅう)』巻九) (鎌倉末期の説話集) 15(p.78)
  「ヒイヨロヨロ ヒイヨロ ヒイヨロ ヒイヨロ」 (狂言「柿山伏」) 15(p.79)
「ぴーよろよろ」 44(p.53)
「ヒイリヨリヨ」  (『醒睡笑』)(江戸初期の笑話集)(寛永年間、1624-43年) 15(p.80)
「ヒイヤロメ」 (『華ゑくぼ』)(1793年成立)(※「ひい野郎め」と聞きなしたもの) 15(p.87)
「ヒューイヤロー」 (河野晴臣編『鷺流狂言手附本』) 15(p.88)
「ピーヒョロ」 「ピーヒョロー」 「ピーヒョロヒョロ」  15(p.69)
「ピーヒョロロ」  18
「ピーヒョロロロ」  5、28
「ヒロロ」 (秋田) 15(p.83)
「ピンヨロー、ピンヨロー」  (葛原しげる作詞「とんび」) 15(p.70)
                   (『大正少年唱歌(一)』大正七年、に最初に掲載)
「ぴんひょろ」 (奈良県など) 16(p.408)
「ぴろろん」  (椋鳩十『山窩調』) 16(p.408)
「とろろ」  (栃木県河内郡)(山梨県東山梨郡)(新潟県中魚沼郡)   7、9
「ひょろひょろ」  (三重県、津付近)     7、9
「拾(ひい)ろた拾(ひい)ろた」 15(p.23,87)
       (『囃(はなし)物語』)(江戸の笑話集)(1680年成立)
「ひいるぬす人」 (『醒睡笑』)(江戸初期の笑話集)  (※昼盗人、の意味) 15(p.23,85)
「ピーン、ホロホロ」 (飛騨地方)       7、9
「ピーン、ヒョロヒョロ」 (川口孫治郎氏の郷里=和歌山県) 9
「ピイーヒャラーヒャラ」 (名古屋)  7,9
トラツグミ(虎鶫) 「寂しい」
「サビーシー、サビーシー」(長野県佐久地方) 7
(野鳥編集部「鳥の声のききなし」野鳥 Vol.46,No.4,p.18−20,1981年)
「寂シイ・寂シイ」 37(p.24)(29)
「シー」 「死」 (愛知・滋賀)  (※トラツグミは、怪鳥ヌエ(鵺)の正体だという) 15(p.99)
「ノー」「スイー」(北アルプス乗鞍岳山麓の安曇村、恋こがれたノースイ鳥の悲恋の民話) 58
「ニョイ」「スイ」(岐阜県の奥飛騨地方の高根村、恋こがれた如意鳥とスイ鳥の行き違いの民話) 58
「ヒー、ヒー」 「火、火」 (新潟の柏崎地方の谷根(たんね)) 15(p.99)
「ヒーヒー」  (悲しげな声で鳴く)  38
「ヒーヒョー・ヒーヒョー」と連続し、ヒーは高く、ヒョーは低い 42(p.692)
「ひようひー」 44(p.24)
「ひーひよー」 44(p.24)
◆「休戯(ひゅうひい)」 8(6-p.351)
「ヒューヒー」 (江戸時代) 15(p.108)
ニワトリ(鶏) 「コケコッコ」「コケコッコー」「コケッコー」「コッケコー」「コケコー」 15(p.243)
    (庭鳥)     (※オンドリの鳴き声)
「コケッ・コッ・コウ」 37(p.19)B
「かけろ」   (平安時代の神楽歌)   15(p.244)
「かけろ」   (江戸時代の歌人、香川景樹)  (※「駆けろ」の意味を掛ける) 15(p.247)
「コキャアロウクウ」「コキャーロークー」(狂言「鶏聟(にわとりむこ)」)(大蔵流) 15(p.249)
「コックヮクォー」「コッカヤッコー」  (和泉流狂言) 15(p.249)
「トッテコー」  (鷺流狂言) 15(p.249)
「とってかう」「かっけこう」 (『醒睡笑』巻一)(江戸初期の笑話集) 15(p.250)
「トッテコー」「カッケコー」 (※脚気(カッケ)に効(コウ)あり、の意味をかける)
「取ってこう」  (鈴木棠三『日本俗信辞典』)  15(p.251)
「東天紅(とうてんこう)」 (狂言「佐渡狐」) 「トーテンコー」 15(p.252)
   (東の空は紅、の意味)    (※ニワトリの夜明けを告げる鳴き声)
「トウテンコウ」「東天紅」 37(p.19)B
「東天光(トウテンクワウ)」  (『書言字考節用集』)(江戸初期の辞書) 15(p.253)
「トッケイコウ」  (『詞葉の花』寛政八年刊)(江戸時代の落とし咄) 15(p.255)
           (※「(娘と)取っ換えっこ」の意味)
「こけかう」  (『狂言鶯蛙集』)(朱楽菅江の詠んだ狂歌)  15(p.256)
   ※「こけかう(コケコー)」の声は「苔深(こけふか)う」の意味がかかっている。
◆「各曷課(こっかっこう)」 8(6-p.221)
「各曷課(コッカッコヲ)」  「コッカッコー」 (『和漢三才図会』) 15(p.257)
「滑稽稿(こっけいかう)」 「コッケイコー」 15(p.257)
             (『西洋道中膝栗毛』二編上、明治三年)
「こけこっこう」  (夏目漱石『夢十夜』) 15(p.258)
「コケッ」「コケコ」「コケコー」「コケコッコ」「コケコッコー」 (中里恒子『鶏の声』) 15(p.258)
「ここここ」 (小林一茶『八番日記』)  15(p.263)
        (※「此処、此処(ここだよ、ここだよ)」の意味)
「こっこ こっこ」 (童謡、白鳥省吾「鶏と真珠」大正一〇年) 15(p.264)
「米くれろう!」 (童謡、槇本楠郎「梟と燕と鶏」、昭和三年) 15(p.265)
   (※「コメクレロー」は、「わしにも、うまい米をくれよ」の意味。)
「コックヮ ドゥードゥル ドゥ」(cock-a-doodle-doo)   (英語) 15(p.259)
16(p.99)
「コック・ア・ドウドル・ドウ」(cock-a-doodle-doo)   (アメリカなど英語圏) 37(p.19)B
「コクリコ」(coquerico)    「ココリコ」 (cocorico)   (フランス語) 16(p.99)
「コクリコ」               (フランス) 37(p.19)B
「キーキリキー」 (kikeriki)      (ドイツ語) 16(p.99)
「キッキリキー」            (ドイツ) 37(p.19)B
「クックルクー」 (chiccirichi)  (イタリア語) (※文献16(chicchirichi)は誤植) 15(p.260)
16(p.99)
「クックル・クー」          (イタリア) 37(p.19)B
「ククリク」             (ポーランド) 37(p.19)B
「クカレクー」              (ロシア語) 16(p.99)
37(p.19)B
「キキレキ」            (ポルトガル) 37(p.19)B
「クックル」            (スペイン) 37(p.19)B
「チック・タラオー」    (タガログ語地域のフィリピン) 37(p.19)B
「コック・ロロ」        (インド) 37(p.19)B
「コッキョー ココ」 (kokiyo-koko)  (韓国) 16(p.99)
「ゲルゲルゲル」 (咯儿咯儿咯儿)  (中国)(※「東天紅」は中国では「明け方の東の空」の意味。「東天紅」という鶏の鳴き声は日本で考案された。) 16(p.99)
「エッイッエッエッ」           (タイ)   16(p.99)
「ククルユッ」 (ku-ku-ru-yuk)   (インドネシアの中部ジャワ) 16(p.99)
「コンケロンゴ」 (kong-ke-ro-ngo) (ジャワ島西部) 16(p.99)
「コッケ・コ・コーコ」         (アラビア語圏のサウジ) 37(p.19)B
「アコーコー」             (ナイジェリア) 37(p.19-20)B
「コケリーコ」           (エスペラント語) 37(p.20)B
「コケッ・コー」       (ニュージーランドのマオリ族)  37(p.20)B
「ゲル・ゲル・ゲル」   (中国)   (※ただし、統一された表現はないという) 37(p.20)B
「アアア・アアア」      (ベトナム語)   (※ターザンの叫び声のように聞く) 16(p.99)
ノジコ (野路子) 「金からかみ、金屏風 (きんからかみ、きんびょうぶ)」    (注)からかみ=唐紙 P、54
「ちちゝゝゝひりりりーる」 44(p.46)
ハシボソガラス 「ガアガア」  15(p.8)
 (嘴細鴉) 「があがあ」 (近松門左衛門の浄瑠璃『用明天皇職人鑑(かがみ)』) 15
「ガーガー」 18
「ガアー・ガアー」 37(p.19)@
「ガァーガァー」
「嬶・嬶」  (江戸時代。女房を呼ぶ声) 37(p.19)@
「畫は雅(ガはガ)、画が偽(ガがギ)」 25
「率(いざ)わ、率(いざ)わ」 (『日本書紀』、ヤタカラスの声) 15(p.15-16)
    (※さあさあ早く、の意)
ハシブトガラス 「かわい、かわい」 4、6
 (嘴太鴉) 「かわいかわい(可愛可愛)」 「かわいいかわいい(可愛い可愛い)」 15(p.11)
「カワイ、カワイ」  (若者の聞きとり方) 37(p.19)@
「かか」  (『枕草子』) 15(p.18)
「カラ」 (奈良時代) (ただし、記録にはこの語形は残っていない) 15(p.13)
  (※「からす」の語源。「カラ」+「ス」。「ス」は鳥類を示す接辞語)
「コロ・コロ」「カラ・カラ」  (奈良時代) 37(p.19)@
「コカ・コカ」「子カ・子カ」  (鎌倉時代) 37(p.19)@
「子か子か」 「こかこか」  (『醒睡笑』)(江戸初期の笑話集) 15(p.20)
「子かあ子かあ」 「こかあこかあ」 (狂言の「竹生島詣」) 15(p.20,125)
「買(か)うたか買(か)うたか」  15(p.23,87)
        (『囃(はなし)物語』)(江戸の笑話集)(1680年成立)
「買(か)うた買(か)うた」  (『醒睡笑』)(江戸初期の笑話集) 15(p.23)
「カアカア」 15(p.8)
「カーカー」  15(p.69), 18
「カアー・カアー」 37(p.19)@
「カァーカァー」
「かあ かあ かあ」 44(p.37)
「かあかあ」  (『新ぱん浮世絵尽(づくし)』)(江戸時代の絵本) 15(p.22)
「かかあかかあ」 (四方赤良編『徳和歌後万載集』)(江戸時代の狂歌集) 15(p.21)
  (※「嬶嬶」の意味。「かかあ」は自分の妻のこと)
「児(こ)ろ来(く)」 「コロク」(『万葉集』巻十四、東歌) 15(p.8,9)
     (※君がおいでになる、の意)
「コロク」「ころく」「子等来」 (万葉集・東歌) 48(p.562)
「バカァ」 「アホウ」 15(p.3)
17(10-p.91)
「アハハ、アハハ」  (3)
「アアアア」 (高田与清(ともきよ)『松屋筆記』)(江戸の国学者) 15(p.24)
「アーアー」   18
「阿呆」 25
「アホー」   (関東)
「阿呆・阿呆」  (江戸時代。こう聞きとって、俺を馬鹿にするのか、と怒っていた) 37(p.19)@
「アホウ、アホウ」(山東京伝『繁(しげしげ)千話(ちわ)』)(江戸時代の戯作者) 15(p.24)
「アラ〜 アラ〜」
「おっかあ!」 25
「あっそう!」 25
(ハト) (→アオバト、キジバト、シラコバト、ドバトを参照)
ヒガラ(日雀) 「チビリ、チビリ」   3(p.48)
「チョチン、チョチン」 「提灯々々」 17(2-p.36)
「ちめてぇちめてぇ」    「冷てぇ冷てぇ」  (石塚徹) 62
「シーチキンシーチキン」  (石塚徹) 62
「レッツゴーレッツゴー」  (石塚徹) 62
ヒバリ(雲雀)     「日一分(イチブ)、ヒチチブ、ヒイチブ」 (飛騨地方)(砂田利一郎氏等の示教) 9
「日一歩、日一歩」 「ピーチブ、ピーチブ」 21
「ピーチク・ピーチク」 37(p.22)P
「シンシブ・シンシブ・リトル・リトル」(上る時)  「スキンシブ・スキンシブ」(下る時) 37(p.22)P
「日一分(ぶ)、日一分(ぶ)、月二朱(しゅ)う」 1、4
「ヒイチブヒイチブ」「日一歩、日一歩」(上がるとき)   「月二ぃ朱ぅ」(降りるとき) 48(p.556)
「日一分、日一分、月二朱、月二朱」 24
「日一歩、日一歩、月二い朱う(ヒイチブ、ヒイチブ、ツキニイ シュウ)」 2、19
「日一歩、日一歩、月二朱」(鹿児島県地方) (借金取りに見立てて) 41
 昇るときは「日一分、日一分(ヒイチブ、ヒイチブ)」。 6、7
 降りるときは「月二ぃ朱ぅ(ツキニィ シュゥ)」。
「日一分、日一分、日一分」は昇りの時の声にて、降りの時は「月二朱ウ・・・・」 9
 と啼くと昔から言う(福田吉郎兵衛氏の垂教)。
「日一分、日一分、利取る、月二朱」 18、C
「日一分」(昇るとき)    「月二朱」(降りるとき)    (金貸しにまつわるもの) 38
「日一分、利取る、利取る」
「日一分日一分利取る利取る」 K、25
「日一分、日一分、利取る、利取る、月二朱、月二朱」
「日一歩・日一歩・利トル・利トル・月二朱・月二朱」  (高利貸しの鳥) 37(p.22)P
「日一歩・日一歩・月二朱・月二朱・利ィ取る利ィ取る」 51
「一升貸して二斗取る、利(りい)取る利(りい)取る、 16(p.209)
 利に利(りい)食う、利に利(りい)食う、後(のち)に流すー」
「借って利やくう利に利やくう、利やくう(カッテリヤクウリニリヤクウ、リヤクウ)」 2
「利に利(りい)食う、利に利(りい)食う、後(のち)や流すう」 1
「利(り)ニ利ヤ喰ウ、利ニリークー、・・・(反覆)・・・後(のち)ヤ流スウ」 9
「天へ上ろ上ろ天遠いわい(テンヘノボロ ノボロ テン トオイワイ)」 2
昇るとき「借って利やくぅ利二利やくぅ,利やくぅ(カッテリヤクゥリニリヤクゥ,リヤクゥ)」 6
降りるとき「天へ上ぼろ上ぼろ、天遠いわい(テンヘノボロノボロ、テン トオイワイ)」
「借ッテ利ヤクウ利ニ利ヤクウ、利ヤクウ。天ヘ上ボロ上ボロ天遠イワイ」 19
 昇るとき(上り・のぼり)「借ッテ利ヤクウ利ニ利ヤクウ、利ヤクウ」 7、9
 降りるとき(下り・くだり)「天ヘ上ボロ上ボロ天遠イワイ」
 「天カラ小便シヨシヨ、天モッタイナイ、オリテシヨ」 (と云って下るともいう)
      (笠松整一、県勧業時報)
「テンジクロウニンニカネカシテ モトモトレナイ ツマラナイ チーチクチーチク」
  (手紙の文句: 天竺浪人に貸しちまい、元金(もと)もとれない つまらない、ちいちい畜生) 
55
「天に昇って小便しょ・天もったいない降りてしょ・降りてしょ」 51
「天まで昇ろう、天まで昇ろう」 18、A、C
「お天道様さ金貸したお天道様さ金貸した利ー取る利ー取る 5
 (おてんとさまさ かねかした おてんとさまさ かねかした りーとる りーとる)」
「お天道様に金貸した、日一分、日一分、日一分、(空に上がるとき)
月二朱、月二朱、月二朱、利取る、利取る、利取る(下りるとき)
「(下降)降りょー降りょー」 51
「降りよう、降りよう、降りよう、降りよう」
「貸金貸金天道返せ・貸金貸金天道返せ」 51
「貸金貸金、天道(てんどう)金返せ、貸金貸金、天道金返せ」(天上めがけて昇って行くが引き返す)
  (『日本の民話』「ひばりとお日さま」、新潟の民話「ヒバリ金貸し」などから)
58
「水(ミズ)ハホントニクレタンネ」(白馬山麓あたり) (小谷口碑集)   13(p.44,p.97)
「餅食べろ餅食べろ、ひと切れぺろりひと切れぺろり、もっと食べろもっと食べろ、もう駄目だもう駄目だ、おなかくちーいくちーい」 25
「米一斗五升・それで首切るか・さあ切れさあ切れ」 51
「庄、新原、今在家、鹿部」(福岡県古賀市「しょう、しんばる、いまざいけ、ししぶ」) (地名に模して) 41
ヒヨドリ(鵯) ◆「奇異奇異(きいきい)」      8(6-p.292)
「じいじい」 44(p.21)
「ヒーヨ」   (この鳴き声に「トリ」をつけて「ヒヨドリ」となった。) 15(p.192)
「ピーヨ」 5
「ピィィピィィ」   (手紙の文句: 貧乏(ぴいぴい)の者(ぴい)) 55
「ピイヨー・ピイヨー」      (※鳴き声がそのまま鳥名となった好例) 37(p.22)S
「いーよ、いーよ」 54
「はくしょん!」         (お風邪?)
ビンズイ 「ビン・ビン・ズイ・ズイ」    (※鳴き声がそのまま鳥名となった好例) 37(p.22)R
 (便追)
 (山雲雀) 「つーつー」 44(p.20)
フクロウ(梟) 「襤褸(ぼろ)着て奉公(ほうこう)」      1
「ぼろ着て奉公」 3(p.52)、23
11,(1),(2)、25
「ぼろ来て奉公、ゴロスケ、ホッホ」
「ボロ着テ奉公」 37(p.21)K
「ぼろ着て奉公しよ」 (岡山県の西の方) 13(p.74)
「太郎遊蕩、襤褸着て、奉公(タロウユウトウ、ボロキテ、ホウコウ)」 2、7、19
  (千葉県五井)   (川口孫治郎『日本鳥類生態学資料』1937)
「ボロキテトウコイ」(山口県の大島)(フクロウの別名:ボロコキ) 13(p.76)
    (トウコイ:早く来い)
「ボロ着て早(と)う来い」 15(p.150)
「ボロきて今日(きょう)来い」 15(p.150)
「ボロ着て来い来い」 15(p.150)
「ボロキチ」 (栃木県の宇都宮付近) 13(p.75)
「ホロスケホーコー ムダボーコー サンネンタッテモムダボーコー」
    (手紙の文句: むだ奉公、三年たってもむだ奉公)
55
「ゴロ助奉公無駄奉公」 59
「ゴロスケ奉公去年も奉公今年も奉公」 (ゴロスケ:フクロウの方言)(愛知県の一部の地方) 57
「五郎助奉公(ごろすけほうこう)」 E、(2)
13(p.11)、25、57
「五郎助」 「奉公」   (志賀直哉『焚火(たきび)』) 15(p.150)
「五郎助・ドウシタ」 37(p.21)K
「五郎助どうした・酒でも飲もか」 51
「五郎七(ゴロシチ)ほうこう ただ奉公」 (静岡県) 13(p.74)
★「五郎七ほうこう」 (片田舎の人) 14
「五郎七奉公」  (江戸時代) 15(p.149)
「五郎七奉公(ホーコー) ただ奉公(ボーコー) 三年たっても無駄奉公」 15(p.150)
    (岡山県)
「ゴロットホーコー」 (千葉県から茨城県へかけて) 13(p.74)
「ゴロッボーコー」 17(3-p.111)
「ゴロスケ、ホッホー」 3(p.52)
「ゴロスケホー、ゴロットカエセ」 (河合雅雄『少年動物誌』福音館書店) 62
「ゴロスケ・ホーホー」  「ギャーハヤー」  「ホッホッホッ」 23
「ゴロ助ホーホー」 6(p.49)
「五郎助ポーポー」 (5,6歳の吹田順助が東京で明治22年頃に聞いた鳴き声) 34(p.30)
「ゴロスケ、ホウホウ」 B、29
「ゴロスケ、ホッホ」 26
「五郎助奉公、ボロ着て奉公」 26
「五郎助奉公・糊付け干ーせー(ごろすけほうこう・のりつけほーせー)」 5
「五郎助、どうした、おさよ(=キセキレイ)はまめなか」 (三重県津市) 7
   (川口孫治郎『日本鳥類生態学資料』1937)
「ホーホ 五郎助どうした 酒でも飲んだか」 (伊勢から三河遠州の方面にかけて) 13(p.73)
「ホーッホー、ゴロスケ、ドウシタ、オサヨハマメナカ」 (伊勢津付近)(オサヨ:佳人) 9
「ホーホー ゴロスケボーコー」 15(p.143)
17(3-p.111)
「ホーホーグルスクホッホー」 (高野伸二『野鳥小図鑑』) 16(p.499)
「ホッホ、グルスク、ホッホー」 28
「ホッホウー ゴロクト・ホッホ」 (福本和夫氏による) 15(p.143)
「ホッホーゴロクトホッホ」 16(p.499-500)
「ホホウ ゴロスケホッホ」 「ホーホー、ゴロスケホーホー」 15(p.143)
「ホッホ、ゴロスケホッホ」  38
「法保(ホウホウ)」   (お伽草子『鴉鷺(あろ)合戦物語』) 15(p.142)
               (※フクロウが、法保(のりやす)の名前で現れる。)
「糊つけ干(ほう)せ」 1
「糊ツケ干セ」 37(p.21)K
「糊(のり)つけ干(ほ)せ」 23
「糊付け干うせ」 25
「糊つけ乾うせ」 51(p.72)
「糊つけ乾(ほう)せ」 24
「ノリツケホーセ」  (東京の付近から信州北国にかけて)※ 13(p.71)
(あしたはお天気だ、洗濯物に糊を付けて乾すにはよい日だ、と教えていると想像)
(※真田信治『方言の日本地図 ことばの旅』講談社+α新書、2002年、によれ
ば、この聞きなしの地域は、島根から秋田にかけての日本海側と愛媛で、東京付
近は含まれていない。国立国語研究所の『日本言語地図』1966〜74年、参照。
「糊つけ」「ホーセー(乾せ)」「あすは天気」 13(p.85)
「糊つけ、ホーセー、ホホ」 (飛騨、大野郡・吉城郡) 9
「糊付けホーセ(干せ)」(長野県) 57
「ノリツケ、ホーホー」(山形県最上郡) 2、7、19
          (川口孫治郎『日本鳥類生態学資料』1937)
「糊つけ ほほん」    (小林一茶『七番日記』) 15(p.145)
「糊付けホホン」(長野県) 57
「糊つけほほ」 「糊つけほうほ」 15(p.145)
「ノーツキホーホ」 (富山県の田舎) 13(p.72)
「ノラスケホーホ」(仙台など)     (※ノラスケ=なまけ者) 13(p.72)
「ホッホ、ノリスリオケ」 2、19
「ヌリツケ、ホーホー」 19
「ニイツケ、ホーホー」 19
「でれすけ、ホーホー」 19
「デレスケホーホー」 48(p.555)
「ダラスケデアホー」 48(p.555)
  「ほほう 糊すりをけ 糊すりをけ」(歌謡『多武峯延年詞章』「開口鳥管絃之事」) 15(p.144)
「ほほん、のりすりおけ」  (狂言「梟」、「大蔵流虎明本」) 15(p.144)
「糊摺り置け」 15(p.144)
◆「方伊方伊(ほういほうい)」(雄)        「久伊久伊(くいくい)」(雌) 8(6-p.340),
  「乃利須里於介(のりすりおけ)」(晴れるとき)(※糊を摺って用意しなさい) 15(p.146)
  「乃里止利於介(のりとりおけ)」(雨が降るとき)(※糊をとっておきなさい)
     (※晴雨を占う。天気予報をする。)
「ノリスリオーケ」(晴れ)  「ノリトケオーケ」(雨)      13(p.71)
「ノリスリオケ」(晴天になるとき)  「ノリトケオケ」(雨天になるとき)  48(p.555)
「糊すり置け」(晴れる時)、「糊とめ置け」(雨が降る時) 12
「ノリスリオケ」「のりすりおけ」「のりすりをけ」「糊擂り置け」 (ふくろうの天気予知では翌日は雨になるから、前もって糊づけものをしておくように、の意味) 48(p.555)
「ノリツケホーセ」「ノリツケホーソー」 48(p.555)
「ホーホー ノリツケホーソ」(晴れ) (兵庫県豊岡市) 15(p.147)
 (洗濯物に糊をつけて干そう、という意味) 49(p.281〜2)
「オーオー」(雨) (兵庫県豊岡市) (あしたは雨だという晩の鳴き声) 
「ホーホー ノリツケホーソー」(晴れ)、「ホーホー ドロツケホーソー」(雨) 15(p.147)
                    (鳥取県八頭郡八東町)
「ノリツケ ホーソー」(あした天気になるというとき) (鳥取県八頭郡八東町) 49(p.282)
「ドロツケ ホーソー」(あした雨というとき)
   (あした洗濯物をしては泥をつけるようなものだと、ふくろうが注意してくれる)
「ほーほー糊付けほーそー」(晴れ)、「ほーほー泥付けほーそー」(雨)(鳥取県) 16(p.500)
「ノリツケホーセン」(晴れ)、「フルツクフーフー」(雨)  (山口県阿武郡須佐町) 15(p.147)
49(p.283)
「糊付けほーせん」(晴れ)、「ふる付くふーふー」(雨)  (山口県) 16(p.500)
★「のりすりおけ」(挙白集)   (※をのれが毛衣の料にやと有) 14
「フルウ、ツクノコ、糊を磨(す)りおけ、明日(あす)は日和(ひより)」 (紀伊) 9
「フルウツクの子 糊をすり置け あすは日より」(和歌山・徳島・香川・広島県) 13(p.75)
   ※フルツク:フクロウのこと(中国・四国地方)
「フルツク フーフー ボロキテ コイコイ」 (山口県萩市) 49(p.284)
「風呂ふき大根」 51
「グルッウッ・ゴロッ・ウオーウー」 37(p.21)K
「小僧鼻糞食うかあ」 1
「小僧、鼻くそくうかあ」 13(p.86)
「小僧鼻くそ食うか」 51
「トロッコ、トートー、鼻くそ食わしょ」 51(p.72)
「コーゾー、ハナクソ・クーカァー」(小僧、鼻糞食うかあ)(九州)(コーゾー:梟) 15(p.151)
「小僧鼻糞喰ウタカ」 37(p.21)K
「かうぞうはなくそくうたか」 44(p.10)
 (九州梟を、英彦山では、鳴き声からきた「コウゾウ」の方言で呼んでいる。)
「コ−ゾー」 (九州の稍弘い区域)  (コウゾウ:福岡・熊本県でフクロウのこと) 13(p.78,p.86)
「コーゾー、カレクソクエ」     (肥後熊本付近) 9
「こーぞーかれ草食うか」 (肥前の南高来郡の一部)※鳥と小僧との童話あり 13(p.88)
「こーぞー、この月ゃどーかー」(長崎) 13(p.88)
★「此月 とつ くわう」 (薩摩)             14
「この月とっくおう(取っ食おう)」    (※今月、取って食おう、の意味) 15(p.151)
「コーゾー、ゴロクト、ホーセー」  (豊前田川地方) 9
「ゴロクト ホーシェン ホホン」 (鳥取県倉吉市) 49(p.283)
  (五、六斗の穀物を干しなさい、の意味で、こういう声で鳴けば、あしたは晴。)
「ホホン ホホン」(雨になるとき)
「ドーコー、カネツケ、ドーコー」 「ドーボー、カネツケ、ドーコー」(肥前多良地方) 9
「ドロスコ、ドーコ」 (佐賀県唐津市) 51(p.72)
「コーソー、ベーソー、鼻くそ食うぞー」  (福岡県)
「ゴロクソヘーゾ」 (筑後) 13(p.76)
「コジョロ 戻ってねんころせ」(柳田国男の生まれた中国の或村)(兵庫県) 13(p.78)
 <コジョロ(梟):小女郎=小さな女児> ※梟よ、家に還って寝えよ、の意味
「小女郎、戻って、寝んころせ」 13(p.85)
「ツクロウ」   (※夜が明けたら巣作ろう、と啼くという) 13(p.79)
★「夜明なば巣つくらう」   14
「夜(よ)明(あ)けなば巣つくろう」 (江戸時代)  (口に言うばかりで実行の 15(p.148)
 伴わない怠け者を意味する。梟の生態をとらえたもの。)
「オットーン、オットーン」   (遠野物語) 13(p.96)
「フクロー、フクロー」 17(3-p.111)
ブッポウソウ (→コノハズクを参照)
 (仏法僧) 「ゲッ・ゲッ・ゲツ」 又は 「ゲーッ・ゲゲゲ」 (昼間のみ鳴く) 37(p.22)O
「ギャー、ギャー」と聞こえる悪声(姿の仏法僧、鳥の仏法僧) 37(口絵W)
「げげつげげげ」 44(p.6)
ホオアカ(頬赤) 「へっぴり、老爺お茶あがれ(ジッチャオチャアガレ)」 2
「へっぴり老爺お茶あがれ(ヘッピリジジチャオチャアガレ)」 6
「ヘッピリ、ヅツチャ(老爺)お茶あがれ」(秋田県花館村) 7、19
 (石沢健夫「鳴声の聞きなし」野鳥Vol.2、No.7、p.25,1935)
「ヘッピリ・ゾッチヤ(老爺)お茶あがれ」 51
「へっぴりじっちゃ、おちゃあがれ」 「へっぴり爺っちゃ、お茶あがれ」 62
「爺ちゃん それ取っておくれ」 (6)
「四十九日の餅コつけ」 51
「カッチ・ツチハシ・ツルギザキ」(甲地・土橋・鶴木崎の地名) 51
「チョッピン、チチョチュピ」 38
ホオジロ(頬白)     「一筆(いっぴつ)啓上(けいじょう)仕候(つかまつりそろ)」  1
  (※自然選書版には誤植があり、「つかまつり」が「つかまり」になっている。)
「一筆啓上仕候(イッピツケイジョウツカマツリソウロウ)」 2、4、6、7、19、24、25
   (越谷吾山『物類称呼』1775)(=『古事類苑』1910、所収)
「一筆啓上仕り候(いっぴつけいじょうつかまつりそうろう)」 3(p.42)、5
17(2-p.29)、57、59
21、P、Q、45、54、56
明治時代の手紙の書き出しで知られる「一筆啓上仕候(いっぴつけいじょうつかまつりそうろう)」 (6)
ほおじろのさえずりを「一筆啓上仕候(いっぴつけいじょうつかまつりそろ)」と聞いたり
 (寺田寅彦、1948「疑問と空想」小宮豊隆(編)寺田寅彦随筆集、第5巻、岩波文庫)
60
「一筆啓上 仕(つかまつ)らん。チンチクチロ兵衛 褌(へこ)いらん。 25(p.7)
弁慶、皿持ってこい。シュッシュハシュッ」    (佐賀の民話)
「一筆啓上仕候」「弁慶皿持ツテ来イ」 44(p.44)
「一筆啓上仕候、チキチン」 10、61
   (川口孫治郎の郷里=和歌山県など近畿を中心として東国へも広く)(和歌山県有田郡)
「イッピツケイジョウツカマツリソロ(一筆啓上仕り候) チキチン」  (東京地方) 55
★「一筆令啓上候」 (東国―「物類称呼」)  10、14、61
「一筆啓上せしめ候」 (関東)  1、13(p.10)、57
「一筆啓上せしめ候」 (千葉県市原郡―齋藤源三郎氏に依る)  61
「一筆啓上仕り」(房総一円―齋藤源三郎氏に依る) 61
「一筆啓上仕る」(静岡県賀茂郡三濱(ミハマ)村―「静岡県伝説昔話集」 61
「一ピツ ケイジャゥ ツカマツル」(兵庫県加東郡―山本廣一氏に依る) 61
「イッピツ ケイジョォ ツカマツリソロ」(山口県阿武郡佐々並地方―兼常彌富氏に依る、山口県大島郡屋代島) 61
「一筆啓上仕候」(東京近郊から湘南に掛けて、千葉県山武郡東金町―鈴木邦彦君示教) 61
「一筆啓上仕る お仙泣かすな 馬肥やせ」(千葉県山武郡東金町―鈴木邦彦君示教) 61
「一筆啓上つきむき候 未だその傷(キズ)なほらず候」(和歌山県日高郡寒川(ソウガワ)村―沖野岩三郎氏に依る) 61
「一筆啓上 酒もて来い」(群馬県群馬郡―木暮理太郎氏に依る) 61
「一筆啓上」(兵庫県作用(サヨ)郡中安村中島) 61
「源平躑躅(つつじ)、茶躑躅」 1
「源平つゝじ茶つゝじ」(京都市附近―川村多実二教授による) 61
「源平ツツジ、茶ツツジ」 K、21
「源平つつじ白つつじ(げんぺいつつじしろつつじ)」 5、23、25、P、54
「源平つつじ、白つつじ」 (関西地方)(埼玉県など) 7、60
  (籾山徳太郎「ホホジロの啼声の聞きなし方」野鳥  Vol.10、No.7、p.48−9,1943) 
「源平つゝじ白つゝじ」(埼玉県北足立郡草加附近の農村―野口英夫氏に依る)(比叡山方面・奈良県吉野郡吉野山・和歌山県伊都郡地方―総べて中西悟堂氏示教) 61
「源平ツツジ、白ツツジ」 6(p.60)、(1)、21、29
「源兵衛千代チイチク」 (上総・香取郡) (籾山徳太郎、1943) 7
「源兵エ千代チイチクラ」 (千葉県香取郡八都(ヤツ)村―斎藤源三郎氏に依る) 61
「丁稚(でっち)鬢付(びいんつけ)何時(いつ)つけた」 1
「丁稚鬢付け何時つけた(デッチビンツケイツツケタ)」  6、7
「丁稚鬢付何時つけた(でっちびんつけいつつけた)」 (岐阜県)(籾山徳太郎、1955) 60
「丁稚賓付(デッチビンツケ)何時つけた」(岐阜県飛騨地方の殆ど全部―川口孫治郎氏に依る) 61
「丁稚賓付何時つけた 去年の三月つけました」(岐阜県吉城(ヨシキ)郡―川口孫治郎氏に依る) 61
「丁稚賓付何時つけた 何時もつけんが今日つけた」(岐阜県郡上郡高鷲(タカス)村―川口孫治郎氏に依る) 61
「でっちびんつけ紅つけた」 25
「丁稚賓附何時つけた」(飛騨で最も普通に呼びなされているもの)(賓附:原文のまま) 10
「去年の三月つけました」 (飛騨、吉城郡)(上に対する返答として訳したもの) 10
「何時(いつ)もつけんが今日つけた」 1
「何時(いっつ)もつけんが今日つけた」 (美濃郡上郡高鷲付近) 10
「チッペ死んで四十九日」    (チッペは嬰児の方言) 10
「チッペ死んで四十九日」(地名不詳―川口孫治郎氏に依る)
△「チッペ」とは嬰児の方言だとある。青森県津軽地方では此の鳥の事を「四十九日ノ餅搗コ」或は略して「四十九日」とも云うそうであるが、これは前の啼声の聞做しと関係がありそうに思へる。
61
「ちょっぴり小遣いあげてほしい」
          (BIRDER.jpスタッフの子どものころのフィールドノート)(自作)
「びっくりしたのはお芋さん」              (同上フィールドノート)(自作)
「まったくできない期末試験」             (同上フィールドノート)(友人作)
「父父(ちちちち)」(『醒睡笑』)(江戸初期の笑話集) 15(p.20)
     (ホオジロ類の鵐(シトド)の声)
◆「知里里(ちりり)」  (片鈴<かたすず>の鳴き声) 8(6-p.300)
  「知里里古呂呂知里里(ちりりころろちりり)」(諸鈴<もろすず>の鳴き声)   
「チチリ」(片鈴)、 「チリリコロロチリリ」(諸鈴)   (月令博物筌) 10
★「ちちり」(片鈴)、 「ちりりころろちちり」(諸鈴)     14
「ツンと五粒二朱負けた」(遠州)   12、60
「ツントイツツブニシュマケタ」(遠江国)  13(p.10)
  ※博打で、小玉銀五粒と二朱負けた、という意味
「ツントイツツブニシュマケタ(小玉銭五粒と二朱負けた)」(静岡県の西南部)(長野県の伊那谷) 57
★「つんと五粒(いつつふ)貳朱まけた」 (遠州) 14
「ツンと五粒(イツツブ)貮朱負けた」(静岡県西部=遠州―「物類称呼」) 61
「ツンと五粒(ゴツブ)二朱負けた」(群馬県勢多郡東(アヅマ)村・新田郡太田町附近―共に小野正行氏示教)    △方言「シトト」と云う。 61
「つんと しとしょう二朱まけた」(静岡県磐田郡上阿多古(カミアタゴ)村) 61
「つんと五粒二朱負けた・五文もらって元にした」 51
「つんつ五(イツ)つぼ二朱まけて五文貰って元にした」(静岡県下=駿河?―佐野又治氏に依る) 61
「つんつ五粒(イツツボ)七つぼ八つぼ八つ貰って元にした」(静岡県小笠郡横須賀町)
        △この鳥を「ツンツ」と云う。
61
「つんといってにしまけた」(静岡県濱名郡飯田村) 61
「わたしゃ頬白ばくちに負けた つんつ五粒二朱まけた」(静岡県磐田郡掛塚(カケツカ)町) 61
「取って五粒」 (岐阜県大野郡丹生川(ニブカワ)村岩井谷=川口孫治郎氏に依る) 61
「取って5粒2朱負けた(トッテゴツブ ニシュマケタ)」 (横浜) 2、7、19
「取って五粒二朱負けた」 (横浜) 1、4、6、10、23、61
「取ッテ五粒・ニ朱負ケタ」 37(p.26)(42)
「とんと五粒二朱まけた」(静岡県下=駿河?―佐野又治氏に依る) 61
「とんと五粒二朱まけた 五文貰って元にした」(静岡県磐田郡長野村) 61
「とんとう五粒二朱まけた」(静岡県下=駿河?―佐野又治氏に依る) 61
「とんと一粒二朱まけた 五文貰って元にした」(駿河?―佐野又治氏に依る) 61
「とんと一粒二朱まけた 三文貰って元にした」(静岡市) 61
「どんと一つ二朱まけた」(駿河?―佐野又治氏に依る) 61
「ちんちんころりん ほーじろりん ちょっくらいって 二朱まけた 一分にしょうと又まけた」(静岡県安倍郡千代田村=現・静岡市沓ノ谷)  △この鳥を「チンチン」と云う。 61
「チンチン ツチーィテ(突啄いて) チョー(手を) ネブレ(舐れ)」(広島県芦品郡―三島冬嗣氏示教)  61
「ちんちろりん」(静岡県榛原郡相良町―橘川次郎氏示教、同県駿東郡浮島村) 61
「ちんちりすく二朱まけた おやじに貰って又負けた」(静岡県富士郡須津(スド)村) 61
「ちきちん鳥(チョオ)二朱まけた 旦那に貰って又まけた」(静岡県富士郡田子浦(タゴウラ)村) 61
「チンチロ五粒二朱まけた 五本貰って元にしろ」(静岡県榛原郡御前崎村―曾根彌吉氏示教) 61
「ちんちろ五粒(イツツボ)二朱(ニシ)まけた 五文貰って元にした」(静岡県榛原郡御前崎村及び白羽(シロハ)村)   △此の鳥の方言を「チンチロ」と呼ぶ。 61
「ちんちろ五粒二朱まけた 五文貰って元にした」(静岡県小笠郡相草村=現・小笠村)
   △此の鳥を「チンチロ」と云う。
61
「チンチロイツツボ ニショマイテ ゴモンモラッテ モトニシタ」(静岡県榛原郡、民俗学者・野本寛一の父方の祖母、明治26年生まれの野本千代が6、7歳頃の寛一に教えたという聞きなし) 72
「ちんちろ五粒二朱まけた 五文貰って元にせよ」(静岡県榛原郡相良町)
   △此の鳥を「チンチロ」と謂い必ず卵を五粒産むと云う。
61
「ちょっくり行って二朱負けた」(静岡県賀茂郡竹麻(チクマ)村) 61
「ちょっくら五つ二ィまけた」(静岡県田方郡西豆(サイズ)村) 61
「一寸行って二朱負けた 旦那に貰って又負けた」(静岡県駿東郡清水村―佐々木邦氏に依る) 61
「ちょっぺん五粒二朱まけた 四文貰ってもとにした」(静岡県庵原郡両河内(リョウコウチ)村) 61
「ちょっと一ぺん二ィまけた」(静岡県加茂郡中川村) 61
「ちょっとチョボ一 二朱まけた」(神奈川県津久井郡内郷村―鈴木重光氏に依る) 61
「チョットイツツブ二朱負けた」(東京都世田谷区北沢) 61
「ひょっと―五粒二朱負けた」(静岡県賀茂郡下河津村) 61
「ヒョット―五粒二朱負けた」(山梨県北都留郡島田村鶴島―鈴木重光氏に依る)
    △これはその卵が必ず五粒あるからだと云う。
61
「チョットヒトツブ二朱勝った」(静岡県駿東郡須走村―高田昂氏示教) 61
「しょっとひとつぼ〔二朱負けた〕」(静岡県駿東郡御殿場町―古沢郁三氏に依る)
    △此の鳥を「ショット」と謂って居る。
61
「てっぺん一六、二朱負けた」 (東海地方) 17(11-p.171)
「てっぺん七郎又八郎」 51
「テッペンテンヂク」(旧・神奈川県久良岐郡金沢町富岡…廣瀬巨海氏に依る。=現・横浜市金沢区富岡町) 61
「てぺん一六 二朱まけた」(神奈川県津久井郡内郷村―鈴木重光氏に依る) 61
「てっぺん一六 二朱負けた」(群馬県群馬郡―木暮理太郎氏に依る) 61
「てっぺん一六 二朱まけた」(埼玉県比企郡小川町―落合玉蔵氏示教、東京都世田谷区烏山町―志村政吉氏示教) 61
「てっぺん五粒二朱まけた 旦那に貰って又負けた」(静岡県下=駿河?―佐野又治氏に依る) 61
「てっぺん五粒ほ−じろりん」(静岡県下=安倍郡?―佐野又治氏に依る) 61
「天辺白頬白 ちっくり行って二朱まけた 旦那に貸して又負けた」(静岡県庵原郡富士川(フジガワ)町)  61
「テッペンチクリピーチクリ」(埼玉県北足立郡草加町附近) 61
「テントニシュマケタ、シンシロイチャ二十八日」 (愛知県南設楽地方) 57
「一朱、五朱負けた」 21
「一朱二朱掛けて二分負けた」 25
「一朱二朱賭けて二分負けた」 36
「文久一文二朱負けた」
「ヒトト ヒトト 親死ね子死ね 一家親類皆死ね」(新潟県古志郡栃尾町―柴田日出男氏に依る)
△子供が此の鳥の巣を目附けて取って来ても親達は元の所へ送り返さす。それは前のように鳴いて呪うからだと云う。
61
「親死ね子死ね 弟の目つぶれ」(静岡県周知(スチ)郡城西(シロニシ)村)
△方言を「ヒトト」。鳴声が縁起が悪いので、その巣を取らない。
61
「親死ね子死ね 四十九の餅つけ」(静岡県磐田郡佐久間村)
△此の鳥を「ヒトト」といって、捕って来ても、夜中に不吉な鳴き方をするので放してやると云う。
61
「オヤシネコシネ」(伊豆七島八丈島中之郷村)(南部伊豆諸島特産のタメトモホオジロの聞做し方)
   △方言を「オヤシネコシネメ」(同村)或は「マチキメ」(三根・大賀郷両村)とも云う(この地方では魚類以外の動物の語尾に「メ」という一音を附ける慣わしがある)。前者は「親死ね子死ね」と鳴く者、後者は「まちく(咒う)」者と云う意味である。この鳥の卵に見られる斑紋を咒いの文字と見做して、其の卵を取る者は親鳥から咒われるとの言伝えから。
61
「シトトのキンタマ、イツツボニシュ」(飛騨の下呂付近)(籾山徳太郎、1943) 7
「シトトのキンタマ イツツブニシュウ」(岐阜県)(籾山徳太郎、1955) 60
「シトトのキンタマ、イツツボ二シュウ」(下呂付近)(中山源次郎氏の垂教) 10
  ※シトト(ホオジロ)、イツツボ(五粒)、二シュウ(二朱)
「シトトのキンタマ イツツボニシュウ」(岐阜県益(マシ)田郡下呂(ゲロ)町附近ー「中山源次郎氏より」川口孫治郎氏に依る) 61
「シトトのキンタマ イツツブニシュウ イッチョ マカッタ 〔ここで ”何処で” と合の手を入れると〕チンチュー街道で」(岐阜県郡上郡東(ヒガシ)村乙原(オツバラ)―小川まさ氏示教) 61
「しとどの睾丸(きんたま)七歩(しちぶ)二朱」  (川村多実二) 1
「しとどの睾丸七歩(ナナツブ)二朱」  (地名不詳)(川村多実二教授に依る) 61
「おらがとと三八(さんぱ)二十四」(薩州)                       12、23
★「をらがととは三八二十四」(薩摩)   10、14
「おらがとゝは三八二十四」(鹿児島県西部=薩摩―「物類称呼」)                       61
「オラガトトハ三八二十四」(薩州)   13(p.10)
※トトは亭主のことで、若い嫁御さんをひやかした言葉。九九の声を添えている。
「オラガトトハ三八二十四(俺が亭主は二十四歳)」(鹿児島県の薩摩地方)   57
「新城市は二十八日」(豊橋地方―市川世惠司氏に依る) 
△新城町では廿八日にはワラの市がある。朝早く市に出す藁を百姓が田へ取りに行くと、ホォジロが稲むらの先で今日は廿八日だと云うように啼く処から。
61
「節句節句にもちついてくれる」 (那須) 23
「あっと驚く為五郎〜」 21
「あっと驚く為五郎さん」   (高尾山にて小学生の聞きなし) 23
「アット驚く為五郎」 37(p.26)(42)
「ニッポン勝ってロシア負けた」  (日露戦争時のもの) 52
「さっぽろらあめんみそらあめん」   23
「サッポロラーメン、味噌ラーメン(サッポロラーメン、ミソラーメン)」 3(p.42)
「さっぽろラーメン・みそらーめん」
「札幌ラーメン、味噌ラーメン」 4、7、18、21
「札幌ラーメン、塩ラーメン」 27
「京浜急行三崎口」(終着駅をいいます)  (柴田敏隆氏の住む土地、横須賀市で) 36
「チャツメチャツメチャツマナアカンゾ」(茶摘め茶摘め茶摘まなあかんぞ) 53(p.222)
「借金銭よこせ」 (陸奥・八戸)   (籾山徳太郎、1943) 7、21
「シャッキン 銭(ゼニ)遣(ヨコ)せ」(八戸市―黒坂徳蔵氏示教) 61
「ちょんこめつけもちつけよ」 「ちょん米つけもちつけよ」 23
「弁慶米つけ(ベンケイコメツケ)」 4、6
「ベンケイ米つけ」  (秋田県花館) (石沢健夫「鳴声の聞きなし」1935) 7
「ベンケイ米つけ」(秋田県仙北郡花舘(ハナタテ)村―石沢慈鳥氏に依る) 61
「弁慶皿持て来い」(福岡県田川郡彦山村英彦山―安倍幸六氏に依る) 61
「弁慶皿もて来い汁吸わしょ」 1
「弁慶皿もてこい、汁すはつしゆ」 (熊本)  7、19
「弁慶皿もて来い、汁すはつしゆ(汁すわっしゅ)」 (熊本市付近) 10
「弁慶!皿持て来い 汁すわっしゅ」(熊本附近―川口孫治郎氏に依る) 61
「弁慶皿持ってこい・汁吸わしゅ」 51
「ベンケイ・サラモッテケー」(熊本県玉名郡南関町―熊田太郎氏に依る) 61
「弁慶皿もてチョイ」(熊本県飽託郡―川口孫治郎氏に依る) 61
「ワキンチョイ、皿持ッテコイ、鰮(いわし)ノ頭ヲツンデカモ」(意味は不明)(安部幸六) 41
「ちんちろ弁慶」 48(p.560)
「ちんちろ弁慶皿持って来い」 23
「ちんちろ弁慶皿持ってこい」 38
「チンチロ・弁慶・皿持ッテ来イ」 37(p.26)(42)
「チンチロ弁慶!皿持て来い」(島根県) (籾山徳太郎、1955) 60
「チンチロ弁慶!皿持て来い」(濱田市附近) 61
「チンチロベンケイチロベンケイ サラモテコイ シルスワショ」(山口県阿武郡佐々並地方―兼常彌富氏に依る) 61
「チンチロベッケイソ 皿モッテコイ チュツ」(広島県安芸郡熊野町―「梶川穣(ミノリ)氏より」三島冬嗣氏示教) 61
「チャンチャラベンケー サラモテコイ」(山口県大島郡屋代島) 61
「チャンチャラ可笑しいチャラ可笑しい あの子のしゃっ面まで可笑しい」(静岡県駿東郡清水村―佐々木邦氏に依る) 61
「チンチンベンケイ(弁慶)サラ(皿)モッテコイ」 55
「チンチクロウ・八郎兵衛」 37(p.26)(42)
「チンチクロウ 八郎兵エ」(佐賀地方―下村兼史氏に依る) 61
「チンチロクロベーハチロベー」(佐賀県) 60
「チンチクロベー ハチロベー」(佐賀県佐賀郡鍋島村―「今泉輝次氏より」三島冬嗣氏示教) 61
「一か八か賭けてみろ」 11
「一か八か賭けて損したチチッ」 11
「一丁買って頂戴」 57
「いっぱい買うから見つけて頂戴」 57
「一杯アイスクリーム、ツツ」 17(2-p.191)
「アイスクリーム一ぱい頂戴」 (1959年の著書に「近頃」の聞きなしとして紹介) 59
「一寸ねーちゃん酒もって来い」  I
「ちょっとねーちゃん酒持って来い」  (※子供の聞きなしという)
「ちょっと エクスキューズ ミー」  「ちょっと Excuse me」 (石塚徹) 62
「とってつけたようなお世辞」  (石塚徹) 62
「バカヤロお前なに言ってんだー」
「〆切直前あとちょっと」
「牛乳飲みなよ飲みなよ」
「パズルがメチャメチャだ」
「はよ歩いてよ一寸法師」
ホトトギス 「天辺かけたか(テッペンカケタカ)」 (江戸) (『古今要覧稿』)  1、2、7、19
 (不如帰) 31(p.80)、59
  (杜鵑) 「てっぺんかけたか」 3、4、6、(1)
  (時鳥) 17(2-p.29)
  (子規) 「てっぺん欠けたか」 25、Q
「テッペンカケタカ」    (3)、15(p.49)
17(5-p.104)
18、29、P、63
「テッペンカケタカ」 (空高く駆けていく) (東京地方、民話) 55
「テンテンカケタカ」 (てんてん(=手ぬぐい)掛けたか)  (東京地方、民話) 55
「テッペン(天辺)カケタカ」 57
「テッペンカケタカ」 (オス)、「テッペンカケヤシタカ」(メス) 15(p.62)
    (御伽草子『時鳥』1773)
「天辺翔けたか」 (※一番高いところを飛んだか、の意味)   16(p.323)
「天辺駆けたか」 7(p.16)
「天辺・掛ケタカ」「天辺・欠ケタカ」 37(p.20)F
「天辺欠けたか本尊欠けたか(てっぺんかけたかほんぞんかけたか)」 5
「トッタンカケタカ」「トッツァンカケタカ」(大分・島根県の方言) 48(p.554)
「てっぺん欠けたか」
「トッピンカケタカ」
「テッペンハゲタカ」(言ばの泉) ※江戸児のざれ訛りであるに相違ない(川口氏) 31(p.80)
※「てっぺん禿げたか」は、落合直文著『ことばの泉 日本大辞典』(大倉書店、明治31年初版)の「ほととぎす」の項目の中に見える。従って、川口氏の著書の中の出典を示す(言ばの泉)は誤りである。
「天辺・禿ゲタカ」  (戦後) 37(p.20)F
「テッペンハゲタカ」
「本尊かけたか(ホンゾンカケタカ)」 6
「本尊掛歟(ホンゾンカケタカ)」 (『古今要覧稿』に、京師にては本尊掛歟といふ) 2、7、19、31
◆「本尊掛歟(ほぞんかけたか)」   8(6-p.278)、
15(p.64)
「ホンゾンカケタカ」   「本尊掛けたか」   13(p.18,p.31)
 ※モズが唐から本尊の掛図を盗んで来たのを知って、いつも啼くという。 17(5-p.104)、57
「本尊掛ケタカ」 37(p.20)F
「ホゾンカケタカ」(京都付近、備中浅口郡) 31(p.80)
「ホンゾーカケタカ」 63
「ホリンカケタカ」(保護鳥図譜) 31(p.81)
「ホットンカケタカ」(山城久世郡高野(かうの)あたり) 31(p.81)
「ホッチョンカケタカ」(大和多武峰付近) 31(p.81)
「ホンチョンカケタカ」(山城大原地方) 31(p.81)
「ホウガンカケタカ」(岐阜市付近) 31(p.81)
「ホウガンカケタカ、ブクソナヘタカ」(美濃揖斐郡) 31(p.82)
「プッカイカケタカ」(保護鳥図譜) 31(p.82)
「ブッカイカケタカ」 「ブツカイカケタカ」 63
「ブッチョウカッタカ(仏頂買ったか)」 57
「本尊描けたか」 25
「ホンゾンタテタカ」(紀伊八幡(やはた)地方) 31(p.81)
「本尊買うたか」     (民話)  I、13(p.19)
「本尊買ッタカ」     (※仏壇に)     37(p.20)F
「ホンゾンカッタカ」 (高野山地方)(ホトトギスをだましたモズに、ホトトギスがたずねることば) 55
「本尊建てたか」 51(巻末7)
「本堂建てたか」     (民話)  I
「ホンドウタテタカ」(山城八瀬地方)※寺の本堂建立の資金を他の鳥に貸し付けたのに期限を過ぎても何の沙汰もないので、本堂建てたかと催促するようになったという伝説。 31(p.81)
「トッテカケタカ」  「捕って掛けたか」 (伊予の大洲あたり)(愛媛県喜多郡)  13(p.20)
 ※「モズがホトトギスへ借りを返すために蛙などを捕って枯枝の先に突き 17(5-p.104)
   刺して置く約束」に対する催促。
「取ッテ掛ケタカ」   (※百舌に向かって) 37(p.20)F
「原稿・書ケタカ」 37(p.20)F
  「本論書けたか」(そう鳴いたら、「序文はどうした」と返すのだという)
 (登山家・教育評論家である高田直樹氏からの2013年10月24日付けのメールによる。丹波の園部町出身の亡父から教えてもらった聞きなしだという。)
メールによる情報
  「一本つけたか」 51(巻末7)
  「ミヨちゃんかかさん」 51(巻末7)
  「借金取ったか」 51(p.73)
  「おとっあんこけたか」 51(巻末7)
  「かっちゃんとけたか」  46(p.64〜6)
(由来T「ホトトギスと継子」・・・かっちゃんという女の子の髪はほぐしにくく、いつもお母さんがゆでのばしてといていた。お母さんが亡くなり、二人目の母はといてくれない。死んだお母さんがホトトギスになって、心配して「かっちゃん(の髪は)梳けたか」と鳴くという。)
(由来U「ホトトギス兄弟」・・・両親のない兄弟がいた。弟はかっちゃんといい、目が見えないので、兄が山芋を食べさせていた。兄が山芋のおいしいところを食べていると弟が疑っているので、兄は自分のお腹を切って見せたら、弟の目が見えて、兄がつけ根ばかり食べていることがわかるが、兄は死んで鳥になってしまう。ホトトギスになった兄は「かっちゃん、解けたか(わかったか)」と鳴くという。
「カッチャントケタカ」 (肥前地方)(妹がいたずらで、姉の「かっちゃん(方言:髪の毛)」を柱に結び付け、津波で姉が死ぬ。妹はホトトギスの姿で永世おわびを言うという民話) 55
「ガンクー」 (ガンコ〈芋の端〉を食う) (岩手県平館) 63
「ガンクー、ガンクー」  (ガンコ〈芋の端〉を食う) (岩手県平館) 63
「クツテカケタカ」「沓手(くつで)掛けたか」  (※モズへの馬の沓の代償の話) 13(p.22,p.30)
「クッテタバラン」(『綺語抄』著者未詳) 31(p.80)
            ※沓直鳥の故事から聞きなしたものであろう(川口氏)
「ホトトギス」 (『江談抄(ごうだんしょう)』)(平安時代) 15(p.54)
「ホトトギス」   (※純日本の古来の聞きなしである。) 31(p.79)
「ホットトギス」     3(p.50)
「ホッ・ト・ト・ギス」     (※鳥名の因) 37(p.20)F
「ホトツキト」(富士山麓地方) 17(5-p.105)
「ホトタカチョ」(岩手県気仙郡) 17(5-p.105)
「ホトトケボ」(鹿児島県) 17(5-p.105)
「ホトトケサ」(鹿児島県) 17(5-p.105)
「ホトトコエス」(岩手県九戸郡) 17(5-p.105)
「ホトトゲス」(富山県) 17(5-p.105)
「ホドドギス」(山形県村山地方) 17(5-p.105)
「けさのあさけ なこ」 (796年、桓武天皇)(※今朝の朝方鳴く、の意味)
   (『類聚国史』延暦一五年四月五日) 
15(p.57)
「たひらはちよ(平らは千代)」(813年、藤原園人)(※泰平な世が千年も続く) 15(p.58)
「ともにちよに(共に千代に)」(813年、嵯峨天皇)     (『日本紀略』)
「ときはかきは(常磐堅磐)」(『続千載和歌集』) 15(p.60)
            (法性寺入道前関白太政大臣の歌)  
  (※永久に変わらないことを祝っていうことば。
     堅固な岩のように不変である、の意)
「ととさへ、かかさへ」「父へ母へ」 (名古屋付近) (ととさ:父、 かかさ:母) 13(p.12, 28)
13(p.105)
「時過ぎにけり(トキスギニケリ)」  7
「時すぎにけり」 (『万葉集』巻十四の東歌の結句) (東国) 15(p.50)
(※後藤利雄『東歌難歌考』桜楓社、1969年、で初めて、鳴き声と指摘された)   (p.231)
「死出の田長(しでのたをさ)」 (古今和歌集) (ホトトギスの異名、鳴き声) 15(p.64)
「シデノタヲサ」   (※伝説から生まれたホトトギスの異名が鳴き声となった。) 15(p.209)
「シデタヲサ」 31(p.79)
「ケフハトギソ(今日は砥ぎそ)」 (各務支考(かがみしこう)『牧童ガ伝』) 15(p.66)
        (江戸時代)
 (※今日は砥ぐな、の意味) (砥取山(=砥石を取る山)で鳴くホトトギス)
「和尚とんでってこい」
「特許許可局(トッキョキョカキョク)」   (出典不明) 2〜7、18、19
(1),(3), 23, 24
   ※中西悟堂氏が、知友某氏から聞いたもの。 15(p.49)、25
17(5-p.105)
17(10-p.272)
29、Q、S、54、56
「東京特許許可局」 11
「トウキョウトッキョキョカキョク」(東京特許許可局) 53
「キョッ・キョッ・キョキョキョキョ」 42(p.698)
雌はただ「ピ・ピ・ピ・ピ」と鳴く。 42(p.698)
「オンチョン、チョケサコ、イモジョハニエタカ、トックリツケタカ、オッカッカ」 17(5-p.104)
 (肥後国五箇荘地方、安部幸六氏採集)
「オタタカチョウ」 (宮城県遠田郡、牡鹿郡) 17(5-p.104)
「オタタカチョ」 (山形県) 17(5-p.105)
「オタタカショ」 (福島県) 17(5-p.105)
「オットコイシ」 (北信の或山村) 13(p.24)
     (※「夫恋し」妬み深い女房の魂が此の鳥に化身)
「オトットコイシ」    (長野県北信地方)(この方言には物語りもある) 17(5-p.105)
「オトット恋し(弟恋し)」 57
「弟こいし、弟こいし」(兄が弟を殺して腹を見たら、おかゆだけで、鳥になって可愛そうと鳴くという) 58
「弟恋し、掘って煮て食わそ」(能登・越中の境あたり) (※山の薯の昔話) 13(p.26)
「弟恋し掘って煮て喰わソ」(能登半島の辺) 57
「弟(おとと)かわいや、ほーろんかけたか」 (奈良県添上郡に伝わる昔話より) 15(p.68)
  (※『日本昔話大成』の「時鳥(ほととぎす)と兄弟」の伝説)
「オトットコエシ」  「オトツトコエシ」   (弟恋し)  (岩手県平館) 63
「オトトガカワイヤ」 48(p.554)
「オトットキッタカキヨキヨキヨ」 (信州の名郡) 13(p.14)
「オトットキッタカ(弟切ったか)」 57
「オットキタカ、キヨッキヨッキヨッ」(信濃伊那大河原付近) 31(p.82)
「オトットコロシ」  (信州の越後に接した郡) 13(p.14)
「オトットコロシ(弟殺し)」(新潟県) 57
「オトトツッキッタ」 (信州の越後に接した郡) 13(p.14)
「オトットツッキッタ(弟つっ切った)」(新潟県) 57
「オトットツキッチョ」 (東京府下の西部山村) 13(p.14)
「オトノドツキッチョ」  (東京近くの青梅八王子) (※継子のひがみから疑って弟を殺した話) 13(p.25)
「オトハラツキッチョ」 (東京府下の西部山村) 13(p.14)
「オトハラ、ツキッタ(弟腹、突った)」 (長野県) 15(p.66)
「包丁(ホチョ・ホッチョ)かけた」  (遠野)   (柳田国男『遠野物語』53) G、J
「ホチョカケタ」 13(p.14, p.26)
「ホッチョカケタ」     (東北地方)(民話) 55
「包丁かけた、弟恋し」     (「時鳥と兄弟」の昔話) 32(p.55)
「ホーチョカケタカ、オトトコイシ」
  (兄が弟を殺して腹を見たら骨ばかりで包丁の刃が欠けたので鳴く)
58
「ホーチョータテタ(包丁立てた)」 (岩手県) 15(p.66)
「ホウチョツキッチョ」 (山梨県上野原地方) 17(5-p.105)
「ホッタンタケタカ、イモクビクタカ(御飯炊けたか、芋首食たか)」 (大分県) 15(p.66)
「オンタンタケチョコ・イモクビクタカ」(彦山) 42(p.698)
 弟の竹太が病気で寝ている兄を看護していたが、兄が「弟は芋の良い所を食って、自分には蔓首のみ食わせている」と邪推して弟を殺し、弟の腹の中をのぞくと、蔓首のみとわかり、恥じて兄は自殺し、その霊魂が、このように鳴くと伝わる(安部幸六・1948年による)
又「トッケンタケタカ・イモクビクウタカ」とか「ハッチヤン・ドケタカ」とも鳴くともいう。
「おんたんたけちよこいもくびくたか」 44(p.1)
「ツルクビクータカ」 48(p.554)
「トツケントケタカ」 44(p.2)
「ハツチヤンドケタカ」(西谷方面ノ人ガ主トシテ云フ、 44(p.2)
        ハツチヤンハ勿論人名、ドケタカハ何処ニ行ツタカノ意) (英彦山)
「ホッチョンタケタカ」 (奈良県宇陀郡、長野県等) 17(5-p.105)
「ホッチョカケタカ」 (信州南安曇郡、秋田県下) 17(5-p.105)
「ホッチョカケタカ」 (飛騨高山付近、信濃伊那郡) 31(p.82)
「タンタンタケショウ」   (肥後)
「タンタンタケシヤウ」   (肥後方言)  (『古今要覧稿』) 7、31(p.80)
「タンタンタケジョ」(大分)  「タンタンタケシロー」 48(p.554)
「ハッタンタケショウ」  (肥前)
「ハッタンタケシヤウ」  (肥前方言)  (『古今要覧稿』) 7、31(p.80)
「ハットンカケタカ」(隠岐国知夫郡あたり) 31(p.80)
「ウンテン・ペーガサー」(沖縄)   (『沖縄野鳥研究会編、1986) 7,J
「クンチャンカケタ」 (沖縄県国頭郡) 17(5-p.105)
「ホトサクタ」       (奥州方言)  (『古今要覧稿』) 7,J、31(p.80)
「ぽっと裂けた」 25
「ポットサケタカ アッタアッタタ(ぽっと裂けたか、在った在ったた)」 (岩手県) 15(p.67)
「ホットトケチョ、ポットサケタ」 17(7-p.18)
「ホットトケタカ」(紀伊有田郡中部) 31(p.82)
「アチャトデタ、コチャトデタ、ボットサケタ」  (奥州、青森・秋田の昔話より) 13(p.15)
 ※弟が、そっちへ隠れ、こっちへ隠れて、(兄に内緒で小鍋焼きを食べたら)
 背中(腹)が裂け、死んで、ホトトギス(異名:コナベヤキ、ナベコドリ)になった。
 ※「アホヤトデタ」とあるのは甲鳥書林版の誤植で、角川版「アチャトデタ」が正しい。
「アチャイッタガ、コチャイッタガ、ケッツァサゲダガ、オトトコイシー」(西根町)
「アチャトテタ」      (滝沢村)
「アッチャトッテッタ」   (二戸市)
「アッチャトンデッタ」   (盛岡市)
「アッチャトンデッタカ」 「アツチヤトンデツタカ」(岩手県平館) 63
「アッチャトンデッタカ、コッチャトンデッタカ」「アツチヤトンデツタカ、コツチヤトンデツタカ」(岩手県平館) 63
「アチャトデタ」 (岩手県、九戸郡、二戸郡、岩手郡) 17(5-p.105)
「アチャトデタン・コチャントデタン」  (羽後大館) 13(p.18)
「アチャトデタカ」 (鹿角郡の宮川村、又は南部の野辺地、盛岡) 13(p.18)
「アチャトテタ、コチャトテタ」(青森県北津軽郡小泊村) 32(p.43-53)
「あちゃとてたこちゃとてた」「アチャトテタベガナ、コチャトテタベガナ」(西津軽郡深浦町) 
「アッチャトッテタカ、コッチャトッテタカ、長八ドッチャイッタ、ドッチャイッタ」(三戸郡新郷村)
「あっちゃとてたー、こっちゃとてたー」(下北郡大間町)
「あつちやとてた、こちやとてた、ぽつとさけた」(岩手県胆沢町)(菅江真澄の日記)
         (※以上、昔話「時鳥と小鍋」)
「あっちゃとてたか こっちやとてたか」(西津軽郡木造町)(「鍋鳥になった盗人」の話)
「アチャトテタ」「アチャトンデタ」(あちらへ飛んでった、の意味)(青森・岩手・秋田県) 48(p.554)
「どちゃへ飛んでた」         (盛岡)  (柳田国男『遠野物語』53)
「どこちゃへ飛んでた」 51(巻末7)
「小豆ァネータカ、餅ァかてたか(小豆は煮えたか、餅は搗けたか)」(富山県) 57
「トットーオキタカ(おとうさんは起きたか)」(富山県) 57
「トッツァ起キサッシャッタカ」 (飛騨、大野郡) 9
「トッツァオキサッシヤッタカ」 (飛騨大野郡) 31(p.82)
「トッ・パ・ヅレ」   (江戸時代、千葉県・銚子)(句碑が建っている) 37(p.20)F
「ツイタテ トッタカ」 (2007年6月2日、大阪府泉南市新家団地、上野下池の近くで聞こえてきた鳥のさえずりが、筆者(柴田昭彦)には、このように聞き取れた。あまり一般的でないさえずりかもしれないが、ホトトギスと思われるので、紹介しておく。) (左記参照)
「東京、行って来てよ」
「東京おっかっさん」
「君、許可証!」
「今日、寄れよ」
「ちょっとそこの人、とまんなさい早く、ほら早く」
「ちょっと寄ってって」
「チョッピリかゆい」
「いっちょうやったろか」
「お茶ちょうだいよ!わかったわよ」
「でっかい北海道」
マガモ(真鴨) 「ゲエ・ゲエ・ゲエ」 37(p.26)(48)
マヒワ(真鶸) 「ジュウエーン(10円)、ジュウエーン」   (青森県津軽地方) 7
(野鳥編集部「鳥の声のききなし」、『野鳥』Vol.46,No.4,p.18-20,1981)
「十円 十円」 (6)
マミジロ(眉白) 「キョロン、チー」 38
「ちょぼいち」  (「ちょぼいち」とは、1個のサイコロの目を当てる博打のこと) 26
「チョポ・イチー」「チョロン・チイー」「キョロン・ツー」(※マミジロは山中の眉白の博徒) 37(p.23)(26)
「ちぼいち、ちぼいち」 44(p.26)
ミソサザイ 「一ぃぴー、二ぃとく、三ぴー、四ぃなん、五ちいち(イチィピー、ニィトク、サンピー、 2
  (鷦鷯)  シィナン、ゴチイチ)、ぶんぷく、ちくりん、ちゃん」
「一ぃぴー、二ぃとく、三ぴー、四ぃなん、五いちぃ、ぶんぷく、ちくりん、ちゃん 4
(イチィピー、ニィトク、サンピー、シィナン、ゴイチィ、ブンプク、チクリン、チャン)」
「一ぴい二とく三ぴい四なん五ちいち(いちぴいにいとくさんぴいしいなんごちいち) ぶんぷくちくりんちゃん。」 5
「一ぴい、二とく、三ぴい、四なん、五ちいち、ぶんぷく、ちくりんちゃん」
「一ぃぴー、二ぃとく、三ぴー、四ぃなん、五いちい、ぶんぶく、ちくりん、ちゃん 6
(イチィピー、ニィトク、サンピー、シィナン、ゴイチイ、ブンブク、チクリン、チャン)」
「一ィピー、二ィトク、三ピー、シーナン、五チイチ、ブンプク、チクリン、チヤン」 10
川口孫治郎氏が、『続飛騨の鳥』(郷土研究社、1922年)において、「下呂地方の訳(やく)なりとて、中島定吉郎氏より教えられた」ものとして、大正7年1月に報告している聞きなしである(『全集日本野鳥記5』19頁参照)。
誤って引用している書物があるが、「五イチイ」ではなく、「五チイチ」が正しい。
また、『全集日本野鳥記5』所収の『続飛騨の鳥』では「ブンブク」(bunbuku)となっているが誤植で、原書の『続飛騨の鳥』(1922年)では「ブンプク」(bunpuku)とある。
(2007年6月7日に記録、6月10日に修正)
「一ィピー、二ィトク、三ピー、シーナン、五チイチ、ブンプク、チクリン、チャン」 19
「一ィピー・二ィトク・三ピー・四ィナン・五チイチ・プンプク・チクリンチャン(囀り)」 51
「一ピイ二イ得(トク)三ピー四イナン五チーチ文福チクリンチャン」 17(11-p.173)
「ちゆ、ちゆ、ちゆ」 44(p.33)
「ミシシッピー川アマゾン川ライン川長い川」
「味噌作って味噌かぶって夢見い見い寝よ」
「そんな事言ったってもうしょうがないじゃんよ、どうしろって言うのよー」
「お花畑に行って花を摘んだら、きれいな花がたくさんあった」
「とうちゃん酒かっくらって、かあちゃんお茶碗わって、僕叱られた」
「ぐうたらぐうたらしてるなよー、デブになっても知らないよー」
「宿題やったのか、そんなことじゃダメだぞ、もっと勉強しろよ、がんばれよ」
「赤をぬいたぞ、青をぬいたぞ、黄色をぬいたぞ、1番は緑だ」
ムクドリ(椋鳥) 「ギャー」「ギュ」「キュル」 5
「ジュル」 5
「ぢや ぢや」   (小椋鳥) 44(p.40)
メジロ(目白) 「長兵衛、忠兵衛、長忠兵衛(チョウベエ、チュウベエ、チョウチュウベエ)」(出典不明)      1、2、(2)、16(p.209)、
   (繍眼児) 20、23、24、28、Q
「長兵衛、忠兵衛、長忠兵衛(ちょうべい、ちゅうべい、ちょうちゅうべい)」 P、56
「十平、忠平、十平、忠平」 57
「千代田の城は千代八千代(チヨダノシロハチヨヤチヨ)」  (出典不明) 6、7、19、(3)
「千代田ノオ城ハ・千代八千代」 37(p.25)(41)
「チルチルミチル青い鳥」 3(p.42)、T、U
「チルチルミチル」 18、A、C、24
◆「豆伊豆伊(ついつい)」   8(6-p.307)
◆「比伊豆留(ひいつる)」   8(6-p.307)
メボソムシクイ 「銭取り」 6(p.57)
  (目細虫喰) 「銭取り、銭取り(ゼニトリ、ゼニトリ)」      (出典不明) 1〜4、7、24、54
「銭取リ・銭取リ・銭取リ」   (※現在、全盛となっている聞きなし) 37(p.24)(33)
「塵、塵、塵、ごみ取れ、塵取れ、塵取れ(チリ、チリ、チリ、ゴミトレ、チリトレ、チリトレ)」 4
モズ(百舌) ◆「苦苦(くうくう)」      8(6-p.267)
   (鵙) 「コトゴトシク」 (『利頼髄脳』)(平安時代の歌論集)  (※大げさな、の意味) 15(p.55)
  (百舌鳥) 「吉・吉・吉……」 37(p.22)(21)
「キチキチキチ」   (秋の高鳴き)
ヤイロチョウ 「黒ペン、白ペン(クロペン、シロペン)」 4
 (八色鳥) 「白ペン、黒ペン」 24、29、Q
「ボーヘン、ボーヘン」  (遠くから聞いたとき) 29
「ポポピイー・ポポピイー」或は「白ペン・黒ペン」と笛の様な声で鳴くということである 42(p.693)
「黒ぺん、白ぺん(クロペン、シロペン)」 (高知県のいい伝えに由来) 6、7、19
(漁師の飼っていた愛犬の名前。漁師の霊が八色鳥になり、今でも愛犬の
 名を呼んでいる。)
(伊藤和貴「四国山中で八色鳥の巣籠り」野鳥Vol.5、No.7,p.5-13,1938)
「白べーん、黒べーん」   (高知の伝説。「白べん」「黒べん」は二匹の猟犬) 33(p.179)
「与七、小七 (人の名)」 (よしち、こしち)   (宮崎県)  7
 (野鳥編集部「鳥の声のききなし」、『野鳥』Vol.46,No.4,p.18-20,1981)
ヤマガラ(山雀) ◆「豆伊豆伊(ついつい)」     8(6-p.303)
「にいにいにい」  (※鳥暦(とりごよみ): 2月22日 ヤマガラの日)
「うれP、たのP、やっPだ」
「ワッショイ・ヤー、ドッコイ・ヤー」
「どんどんシャララ、どんどんシャララ、どんどん」
「チンパンジー、チンパンジー、ペッペ」
「いちに、いちに、体操」
「今日は楽しー一日よ」
「どんどんチャー、ドンドンチャー、どんどん」
「ヘイヘイホー、ヘイヘイホー、あれ?」
ヤマドリ(山鳥) 「ほろほろ」 (玉葉和歌集)    (ほろ=母衣打ちの音) 7、9
(※実際は、山鳥は、ホロホロと鳴かない。川口氏はキジの羽搏ちの音という。)
「ドドド」(雄が翼を羽ばたいて出す音)(俗に母衣を打つという) 38
(ヤマバト) (→キジバトを参照)
ヨタカ 「きよきよきよ」 44(p.14)
 (夜鷹・蚊吸) 「ホイップ・プア・ウイル」(哀れなウイリアムを勇気づけて!) 43(p.195)
「チャック・ウイルズ・ウイドウ」(お口説き!ウイリアムの後家さんを) 43(p.195)
ルリビタキ 「ルリビタキだよ、ルリビタキだよ」   A、C
 (瑠璃鶲) 「ルリビタキだよ」 (1) P、54
「ルリビタキ・ダヨー」 37(p.23)(25)
「俺ルリビタキ!」 25
「ボクはルリビタキだよ」 27
「リュリビタキです」
「一寸見に来て呉れ・一寸見に来て呉れ」「来て呉れ・来て呉れ・来て呉れ」        37(p.23)(25)
「ちょっと見にきてくれ・見にきてくれ」 51