ものがたり通信

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座右の銘

                                                     2014年9月14日 柴田昭彦 新規作成
                                                 2022年2月19日 追加




新著「旗振り山と航空灯台」(2021年1月にナカニシヤ出版から発行)の冒頭に、「座右の銘」を掲げておいた。

次のようなものである。注記は追加したもの。


<筆者の座右の銘>

山高きが故に貴からず、樹あるを以て貴しと為す  (実語教) 

故きを温ねて新しきを知る    (論語) 

為せば成る 為さねば成らぬ 何事も、成らぬは 人の為さぬなりけり    (上杉鷹山) 

人は人 吾は吾なり とにかくに、吾行く道を 吾は行くなり     (西田幾多郎) 

世界の終末が明日であっても、自分は今日リンゴの木を植える

(ドイツ・ヘッセン教会の回状、1944年)

(注)C.V.ゲオルギウが『第二のチャンス』でルターの言葉として引用しているが、ルターの言葉には見当たらず、1944年に初出する。

 

この秋は雨か嵐か知らねども 今日のつとめに田草取るなり 

  (横山丸三の道歌を少し改変したもの)

(注)多くの人が、二宮尊徳の道歌として紹介しているが、長年にわたって広められてきた俗説で、尊徳の全集には全く見当たらない。

 


※ さいごの二つ、リンゴの木の名言と、道歌については、「ものがたり通信」の「真実を求めて」を参照のこと。



この「温故知新」は、筆者の座右の銘を書いた下手な色紙作品。

「快鶫」(かいとう)は、筆者の「自称雅号」です。

アマゾンへの投稿ネーム「快答ジバコ」から発想したもの。

ネット検索して、「かいとう」に相当する漢字として、他で誰も称していないと思われるものとして、鳥名「鶫(つぐみ)」の漢字を入れて創作した雅号。

筆者が高校生のとき、某受験数学雑誌への投稿名として、北杜夫の「怪盗ジバコ」と「シバタ」から、「快答シバゴ」の投稿ネームを使用したことがあった。

アマゾンへの投稿ネーム「快答ジバコ」は、「快答シバゴ」から「少しだけ」北杜夫に寄せたもの。