朝駆けショート 「雲海」を見下ろす旅  夏本番..仙人の気分を味わう♪
<2004/07/28>
ようやく福島も梅雨が明けたv(^^)!。となればじっとしてはいられない!..のだが暫くキャブをOHに出していて愛馬は仮死状態だった。梅雨明けと同時にマイスターから完全復活したキャブが届いた。速攻でセットする。その後最初のツーリングである。どんな風に変わるのか..楽しみで仕方がない♪。案の定、前夜は興奮してグッスリ眠れなかった。相変わらず子供のような自分が可笑しくなった。
いつものポイントまで真っ白な霧の世界だった。濡れるほどではないが、カウルのお陰で快適である。さていつものように缶コーヒーで起きがけで乾いたのどを潤す。缶コーヒーをゆっくり飲み終える頃に霧がだんだんと晴れてきた。さぁ、もう少し駆け上がれば完全に雲の上に出るだろう..。
霧を蒸発させながら登る朝日が眩しい!。愛馬の調子も最高だ。まるで別のバイクになったと錯覚するほどの気持ちよさ♪
さてそろそろ仙人の気分を味わいに出発!!。
今駆け上がってきた道を振り返ると広大な雲の平原が広がる。
陽が高くなってきたので雲も薄くなってきた。下界でも太陽が眩しくなってきたに違いない。いつものコースを巡ってくることにしよう。
前夜、天気予報は曇り..だった。しかしこの時期の天気は朝になってみないと分からない。密かに雲海の上に駆け上がる機会を伺っていたのだ。長年の勘で朝の雲を見ると、厚い雲なのか、霧から派生した薄い雲なのかが分かる。とりあえず4:30AMに起きて雲を見た。灰色だが所々に薄いブルーがかすかにのぞき見える。GO!サインだv(^^)。そそくさと着替えながら気合いを入れて愛馬に跨る前の儀式を済ませる。復活したキャブのおかげでエンジンは一発で乾いたうなり声を上げて回り出した。以前に比べてアイドリングも滑らかになった。楽しそうな走りの予感♪ シールドをおろしていつものコーヒーブレイクポイントを目指す!。
程なくして頭上が真っ青になり、眼下には雲海が広がる。雲の上だ!
いつ見ても荘厳な気持ちになる。こんな景色もいまは独り占めである。今年初めての雲の上!もう帰りたくない気分だ。
エンジンを止め静寂の中でしばし見とれる!。静かだ。雲の擦れ合う音が聞こえてくるような気がした。まるで生きているような雲の動きが印象的である。夏の雲はまことに大雄々しい!。
レークラインも夏の装いである。もうトンボが群れを作って飛んでいた。先日衣替えした愛馬の外装も気持ちがいい!ようやく本来の姿と調子を取り戻した愛馬がとても愛おしく思えた。また来よう!
今年初めての雲海を見下ろす旅に心が洗われる思いがした。こんな旅は、なかなかにタイミングが難しい。一年に何度もは実現しない貴重な時間である。復活したキャブの調子も素晴らしく、明らかに以前より数倍も軽やかで気持ちの良い走りが出来るようになった。今年後半も楽しい旅が待っているに違いない。本当に楽しみである。でもまだまだ手を入れたいところがあるんだなぁ...(^^ゞ。