フロントフォークのOH
前回のOHから早7年ほど経過しているのです..(^^ゞ。当然綺麗な動きをしているはずもありませんね。おまけに先日の走り初めでコーナリング時に倒し込み初期に妙な切れ込みを感じた上、以前からなのですがサスがフニャフニャ!これを機会に大幅にリファインしようと思います。
今回はかなり程度の良い..とにらんでいるフロントフォークをストックしておきましたのでそれをOHすることにしました。だって今付いてるヤツは..前足外して数日ほっておけるような状況ではありませんから..(^^ゞ。
←これが今回のストック品。アウターも艶があって綺麗v(^^)。オイル漏れもなくダストシールも綺麗です。これなら分解清掃&オイル・シール交換程度で済みそうかな..!でも滅多に分解するところではないのでとりあえず消耗品は全て交換しましょう。
【2004年1月13日】  寒いけれど晴天..♪
さぁ、「まな板の鯉」です..(^^ゞ。なにか分解するのが勿体ないような状況ですがでもでも素性が分かりませんから開けてみなくれば内部は分かりませんね!!
L側は水は入っていないようですが、R側は開けてビックリ!これでもか!というほどのサビ・サビ&サビでありました..(T_T)。R側画像は、あまりのショックで取り忘れました..(^^ゞ。
外してみたシール廻りです。R側はひどいですねぇ〜。このまま換装していたらと思うとゾッとします。バックアッププレートなんかグズグズと崩れていくような状況です。
こんなオイルシールは見たことがありません..(@_@)。バックアッププレートのサビを受けた上にスプリングも跡形もなく消滅しているんですね。サークリップも最悪の状況。L側はこれほどではありませんでしたが..。
ピストン廻りはR/L共にこんな状況でまだまだ大丈夫そう。まずまずですね。
オイルロックピースも変形もなく再使用出来そうです。フォークパイプブッシュもOK!
【2004年2月1日】  寒くて曇り。
ボトムケース内部。オイルに溶けたサビがヘドロのように底にビッシリと張り付いているようです。分解時粘度のある真っ黒なオイルが出てきました。これも綺麗に洗浄しなければなりません。
フォークスプリングにも結構サビが浮いています。が擦ったら綺麗になったので本体は大丈夫みたい。ヘドロの付着でしょう。自由長な約3mmほど短くなっていますネ。下が新品のスプリングです。
全バラ状態..。本日は日没サスペンデッドでここまで..(T_T)。とりあえず仮組に戻して保管。この次はいつ出来るだろう。早くオイルまで入れないとインナーのサビが怖いからなぁ〜!!
まずはケース内部の洗浄です。洗浄油でシャカシャカ..棒にタオルを巻き付けてグリグリ..底にこびり付いたヘドロは頑固です。パーツクリーナーを底にためてシャカシャカ..穴を塞ぐ指が凍りました..(T_T)。
ピカピカになりました..v(^^)。苦労の甲斐あって二本とも新品のような輝きに。このくらい綺麗なら大丈夫でしょう。
フォークパイプも磨いてやります。こちらはサビもほとんど無くて良い状態ですが、とりあえず鏡面仕上げ用研磨剤で縦方向にだけ手動研磨。これが疲れるんですねぇ..(T_T)。お陰でタオルで掴むとスルっと滑ります♪。
ケースブッシュも新品に交換しました。躍動面のテフロンにはほとんど当たり面の編摩耗も見あたりませんが、保険ということで。でも新品部品は輝きが違いますねぇ〜。
今回交換する新品部品達です。結構な点数になりますね..(^^ゞ。画像はありませんがもちろんフォークスプリングも交換です。これから暫くがんばってくれることでしょう!。フォークスプリングとリバウンドスプリングのメーカー在庫がそろそろご相談ぽいのでした..(^^ゞ。後者は予備にもう1セット確保しておきました。
組み立て..一本目、ケースブッシュを打ち込みすぎてフォークパイプの動きが非常に渋いのです。オイルシール打ち込んだ後に気が付いたのですが、しょうがないので組み直し。今度はOK。ほんとはまずいんだろうな〜(^^ゞ。オイルシールプッシャーがあったのでとても楽に打ち込めました..v(^^)。
やっと完成です。でもまだオイルいれてません。メスシリンダーを忘れてきてしまった..(^^ゞ。フォークパイプの動きも実にスムーズで上から離すとスーっとボトムまで落ちて行きます。外した部品は使えそうなモノは一応ストックとして非常用に保管しておこう。オイルは早めに入れておかないと..保管中にいらぬサビサビを呼んでしまいそうですね。とりあえず満足・マンゾク..v(^^)