9月19日(日曜日)

朝起きてみると、昨夜洗った私の洗濯物はしっかり乾いていました。でも一緒に洗ったnekoさんの洗濯物は生乾き。アイロンやドライヤーを駆使して、何とか荷造りできる程度まで乾かそうとおおわらわでした。やはり「バスタオル脱水」の威力は絶大です。(^_^)

今回の旅行は、「無理にみんなの予定を合わせることはないね」ということになっていました。今日から数日間、nekoさんは別行動です。というのも、nekoさんはどうしてもベルリンフィルハーモニーオーケストラの演奏を聞きに行きたいということだったのですが、ベルリンフィルの演奏は週末のみのため、旅程上みんなでベルリンへ移動するのは無駄が多過ぎる。そこでnekoさんだけが別行動でベルリンへ行ってくることになったのです。ホテルをチェックアウトした後、nekoさんと別れて、私と福さんの2人で、次の目的地、ローテンブルクへ向かいました。

ローカル列車を乗り継いで、ローテンブルクodt駅に到着。さすがにドイツ・ロマンティック街道観光の目玉だけあって、日本人の姿も大勢目に付きます。駅から歩くこと10分弱で、城壁に囲まれた“中世の宝石”ローテンブルクにたどり着きました。まるでファンタジー小説の世界に迷い込んだかのような風景です。ほら、街の入り口には「魔道師求む」の張り紙が…(嘘)
(写真:ローテンブルク、シュピタール門)

街の中も中世そのまま。石畳の道の両側に、いかにもヨーロッパらしい建物が並んでいます。1階はお店になっていて、ショーウィンドゥには様々な工芸品が並んでおり、ぶらぶら歩くだけで楽しめます。1階が食堂で、2階が宿屋になっているガストホーフもありました。
(写真:ローテンブルク、マルクス塔付近)

街の中心には市庁舎の塔があり、そこからローテンブルクが一望できるようになっています。入場料はDM1(約70円)。観光客でごった返す狭い通路をやっと登っていくと、このような素晴らしい景色が広がっていました。この日は珍しく(^^;)、天気が良かったんです。赤い屋根、木々の緑、そして青い空のコントラストが見事です。この景観を乱さないようにとの配慮からか、屋根の上の衛星放送受信アンテナまで赤く塗ってあるのには驚きました。
(写真:市庁舎の塔からの眺め)

街を囲む城壁の内側はこんな感じです。城壁って思ったよりも高いんですね。城壁の上部は歩いて一周できるようになっています。壁には城壁の保存のために寄付をした人達の名前を刻んだ石が埋め込まれているのですが、よく見ると日本人の名前も結構あったりします。ま、日付を見るとほとんどがバブル絶頂期の頃みたいですが・・・
(写真:城壁内側)

ここはローテンブルクを代表するスポットのプレーンライン。ガイドブックには必ずここの写真が載っています。なんでもドイツ人の美的センスによれば「ドイツで最も完璧なアングル」なんだとか…
(写真:プレーンライン)

ガイドブックには「市庁舎の時計塔がライトアップされている」と書いてあったので、夕食後行ってみたのですが、ライトアップは夏の観光シーズンだけらしく、この日はやっていませんでした。残念。でも市庁舎前の広場に何やら人だかりができています。そこへ行ってみると、魔道師風の衣装を着て杖とランプを持った人が、何か話をしていました。どうやら観光客向けのサービスのようです。ものすごく面白い話をしているらしく、聞いている人達がさかんに笑っているのですが、悲しいかな、私の英語力ではほとんど聞き取ることができませんでした。(涙)

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