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メーカー

ぱじゃまソフト

発売日

CD初回限定版:2003/02/28
DVD版:2003/03/28

価格

\8,800

ジャンル

にゃんとドキドキは〜とふるアドベンチャー

原画

かんなぎれい

シナリオ

しげた/長野ヒロユキ/まろにぃ

音楽

Manack

音声

主人公以外、全員フルボイス

対応OS

Win98/Me/2000/XP

備考

メーカーで、アップグレードファイル及び、修正パッチ公開中

〜はじめに〜

記念すべき、レビュー第一弾ですので、至らないところもあると思いますが
どうぞ、暖かく見守ってくださいf(^^;)

文章のほうがメッチャ長いですが、ご愛嬌という事で・・・w

誤字脱字が無いとも言えませんが・・・(汗)


〜シナリオ〜
評価:
(80点)

主人公(矢口翔一)は、望見ヶ丘の街の中にあるケーキ屋「ひよこ館」の長男。
パティシエを夢見ながら、店長である親父と一緒に「ひよこ館」を盛り上げてきたが
2年前のある日、ある出来事がきっかけで、ケーキが嫌いになり(もちろん親父も)
望見ヶ丘から家出同然のように離れ、一人学園生活を送っていた翔一の元に
1人で「ひよこ館」を切り盛りしていた親父から、一本の電話が・・・

「腰をやっちまった。ひよこ館を頼む」

突然の話に困惑気味の翔一でしたが、ひよこ館の窮地を救うべく、
店長代理として、再び望見ヶ丘の地へ戻っていくのでした・・・

ひよこ館に戻って来た翔一に、幼馴染み・父親の替りにケーキを作り続けている、パティシエール(女性パティシエ)
真向かいのライバル店「ショコラ・ル・オール」のオーナーの娘が出迎えてくれますが、
謎!?の猫魔法使いの登場で、事態は急変。
どうする?ショーイチ!w


プロローグで、猫魔法使いの「ミオ」によって「猫化」の魔法をかけられた翔一は、
昼は人間、夜は猫として(時間差あり)の生活を余儀なくされ、
ゲーム終盤近くまでは、ひよこ館のメンバーを主に繰り広げる「ドタバタ日常」が展開されます。
終盤になると、自動的に攻略対象キャラのルートに突入。そのままED一直線です。
後半になっても、攻略対象以外のキャラもちゃんと見せ場を作る点は嬉しい配慮。
個々のキャラクターに共通イベントはさほど無いので、新鮮な気持ちでプレイできるはずです。

故に攻略難易度も簡単で、お目当てのキャラを追っていれば、簡単にクリアできます。
(移動時に、そのキャラがいない場合は、みちるOr茉理選択すればOK)

パティにゃんのウリはやっぱり「テキスト」にあり!
ドタバタ日常で繰り広げられる、翔一と皆との会話は必見!!
必要に応じて、フォントが大きくなったり、小さくなったり・・・読んでいて飽きませんし
キャラの個性が如実に現れるセリフの数々は、
萌えの一言に尽きます。

そして、忘れちゃならないのは「シナリオ後半のキャラの独白部分」
シナリオ後半部分で、攻略中のキャラが、自分の過去を振り返るように独白を始めるのですよ。

この演出はかなり秀逸でした!(≧∇≦)/

しかし、キャラクターによって、シナリオの質・ボリュームに落差があったのが悔やまれるべき点か。
攻略順序によっては、初プレイで物語の中核が判明してしまう点もマイナスポイント。

特に、亜里咲シナリオは不完全燃焼気味・・・(ノ_<。)
まるで、冬華ルートのハズレみたいな扱いでBAD。
茉理シナリオも、ヒロイン攻略失敗ルートみたいな扱いで×
上記の2人のを目当てでプレイすると、肩透かしを喰らう場合があるかもしれません。
(一応、お色気サービスみたいのはありますが、個別イベントはかなり少ないし、
えちぃも無いです(爆))

シナリオの比重(個人的意見)ですが、

ミオ>冬華>みちる>かなで>亜里咲・まちゅり(茉理)
ミオシナリオがこのゲームのシナリオの中核を担っている故、
上記でも述べましたが、攻略順序を間違えると手痛いです(ノ_<。)

ミオシナリオは最後に攻略することをオススメします。

それにしても、ジャンルの「にゃんとドキドキは〜とふるアドベンチャー」が物語るように、
終始、和んだ気持ちでプレイできるところが良いですね。
癒しの効果!?があるシナリオ設定に感謝です(≧∇≦)/


〜システム〜
評価:(85点)

システムの面では、色々充実してます。

CG鑑賞・シーン回想(Hシーンのみ)・音楽再生モードをはじめ、
オプションでは、右クリックの操作の切り替え・メッセージスピード及びオートスピード設定
BGM・音声・SE音声5段階設定、はたまたHシーンの音量調整も完備!
既読スキップ、オートモード、バックログ表示(ホイール対応)もあり好感触です。、

ただ、気にするほどでも無いのですが、
メッセージ(既読)スキップが少々遅く感じます(汗)
後は、バックログ表示の中で、音声再生モードが無かったのが痛かった・・・
テキストやセリフが秀逸なゲームだけあって、残念の一言に尽きます。
(プレイ経験がある人ならわかると思いますが、プレイ中にもう1度聞きたいセリフってありましたよね?w)


尚、セーブ箇所は
8箇所×8ページ(計64箇所)
セーブすると、ゲーム内の日時、セーブ日時、セーブ時の表示画像が表示され、
特に、セーブ時のイベントの小見出し(タイトル)が付く点は良かったですね。
(なかなか面白いタイトルがたくさんありました(≧∇≦)/)

(例) 冬華シナリオ 12月1日(日)午後パート(冬華選択イベント)
タイトル名:「なんちゃってサンデー」
一瞬「マーベラスサンデー」が脳裏をよぎりましたw


何気にタイトル画面が、実際時刻とリンクしている小技にビックリw


〜BGM音声〜
評価:(90点)

結構、レベルが高いですね!

その場その場にマッチしたBGMの数々、レベルの高いOP曲・ED曲(計3曲)は秀逸モノです。
管理人は特に下記のBGMが気に入りました。

・Snow Angel(ミオのテーマ)
・私の営業日誌(みちるテーマ)
・カラメル色の屋根
・届かぬ想い
・ひよこスクランブル
・砂糖菓子の記憶
・君と奏でる季節 On Piano
・笑顔にメリークリスマス(ED曲)
・君と奏でる季節(ED曲)

なにやら、8月29日に「サントラ」が発売するようなので、管理人は迷わず買います!
(ちなみに、ゲーム中のボーカル曲3曲フルバージョンは、CD初回版特典として封入)

キャラボイスの方もなかなか上手いです。
特に、ミオに関しては
上手すぎです!そして萌えました!(≧∇≦)/
他のキャラもなかなか上手いのですが・・・
どうも
、幼馴染みの「かなで」のセリフあたりに違和感を覚えたのは気のせいでしょうか?

ロード画面、ゲーム終了時にもキャラボイスがランダムで再生される点はポイント高し。
ただ、運が悪いと、冬華の親父の「修一郎」のボイスが流れますw
「あの日のことを思い出すのかい?」⇒「思い出したよ・・・」
迷わず、減点対象かとw

最後に、効果音でも芸の細かさを発揮。
ゲーム中でも、その場に応じた効果音の各種を拝むことが出来ます。
お気に入りは、
「FISH ON!」時の効果音w


〜グラフィック〜
評価:
(75点)

CGが少なすぎじゃないですかい!?

それが正直な本音ですf(^^;)

CG鑑賞で見れるCGは全76枚
各キャラ共通CGもあるので、実質72枚です(爆)
(まあ、CGの中には複数のパターンが存在するのもありますが・・・)

キャラクターの立ち絵に関しては、色々な表情のパターンがあって良いと思います。
移動画面のチビキャラも、アクションがあっていい感じです。
(チビキャラのかなで・茉理の判別が難しいのですが、気のせい?w)

ただし、立ち絵のキャラと、イベント時のキャラに少々ギャップを覚えました。(気にするほどでは無いですが)
後は、背景のエキストラの皆さんの手抜きとか。
でも、背景が立体的でよく表現されてますし、雪が降る部分もアニメーションで表現されていて、芸が細かいです。

余談ですが、みちるさんが倉庫で着替えているCGの下着が3色あったのですね(爆)


〜キャラクター〜
評価:
(85点)

各キャラクターに萌え要素あり。

〜芹沢かなで(せりざわ かなで)〜
(C/V 神村ひな)

主人公の幼馴染み。

登場キャラクターの中で一番まともですが、それが故にインパクトに欠けました(泣)
幼馴染みの特権をフル活用し、毎朝主人公を起こしにやってきます。
ただし、起こし方はキャラクターに似合わないような過激なものばかりw
1度ご賞味あれ!(爆)

料理は和食全般が得意。紅茶を淹れる技術は一級品。
怒っていても、笑顔は絶やさない女性でありますw
ちなみに、主人公のことを「翔ちゃん」と呼び、口癖は「みう〜」

「必殺技は、四次元エプロン!!」


〜矢口茉理(やぐち まつり)〜
(C/V 豊田マコト)

主人公(矢口翔一)の妹。

主人公がひよこ館の店長を任されて間もなく訪れた絶体絶命のピンチの時に、
留学先のウィーンから飛んでやってきた救世主!?
この日から、ひよこ館のムードメーカーとして君臨することにw

性格はお転婆を絵に描いたような娘ですが、きちんと周りの人たちの気持ちを考えることが出来る良い妹です。
但し、寝起きの悪さと、茉理自身が作る「オリジナルケーキ各種」は凶悪そのものw

猫魔法使いのミオとは、漫才コンビみたいで良いです。
が、少々ミオを玩具にしている点は否めませんがf(^^;)

夢は、みちるさんの様な「パティシエール」になる事。
故に、みちるさんは憧れの存在・・・

「まちゅり!みちるさんの胸を揉みしだくのはヤメイw」

ちなみに、主人公のことを「お兄ちゃん」場合によっては「お兄様〜ん」と呼び、
ミオの事を「ミーちゃん」と呼び、そのミオからは
「まちゅり」と呼ばれてますw

口癖でもある「てぃひっ!」は、緊急回避用に重宝されているとかw


〜秋月みちる(あきづき みちる)〜
(C/V 岬友美)

天才パティシエール(女性ケーキ職人)。
管理人一番の萌えキャラ(≧∇≦)/
主人公の父親の代わりに、ひよこ館を支えているパティシエール。
ケーキを作る腕前は超一流。見た目も「クールビューティー」が似合う女性・・・

が、ケーキを作る事以外に関しては、ザルに近いものがありますf(^^;)
そのギャップの差に、管理人は萌えたのですがねw

そして、自分の作ったケーキを喜んで食べる姿を見て嬉しがったり、ミオにおだてられて照れたり、
勝負事に熱くなる点、悲しい時には迷わず泣く・・・etc
仕草そのものに萌えました はい。

また、みちるさんの愛機「ブルーメテオール君」(ママチャリ)の活躍もお見逃しなくw
出番は少ないですが、ブルーメテオール君の末脚は必見です!!

でもやっぱり、みちるさんというと・・・
「F−91の衝撃!(爆)」(管理人命名)
主人公のことを「店長代理」と呼びますが、みちるルート後半からは呼び方が変わります。

パティにゃんユーザーの中では、みちる派はあまりいない模様ですが、自分はめげずにみちる派の方向で。


〜綾小路冬華(あやのこうじ ふゆか)〜
(C/V 海原エレナ)

ライバル店「ショコラ・ル・オール」オーナーの娘

プロローグで、主人公との最初の遭遇者。しかも最悪の出会いにw
見た目は、わがままそうお嬢様ですが、それを覆すような行動の数々には笑わせてもらいましたw
特に、
「冬華ちゃん」と呼ぶと確実に壊れますw

毎度、主人公に突っかかるのも、構って欲しい本音の裏返し。
父親が仕事人間ゆえ、とっても寂しがり屋。でも、負けず嫌い&プライド高しw

物語後半部分は、ミオに次ぐ盛り上がりを見せます。
そこで、冬華の本来の魅力を垣間見ることが出来るでしょう。

無二の親友の亜里咲とはいいコンビ。このコンビの繰り出す妙技も必見w

「ちゃ、ちゃ、ちゃ・・・ちゃんらーん!」


〜結城亜里咲(ゆうき ありさ)〜
(C/V 森野花梨)

冬華の名軍師!?

常時、冬華の背後にいて目立たない存在ですが、出番にはちゃっかり出て来て、存在感をアピールしますw
冬華の為なら、自分のキャラクターを変えることも厭いません。
性格は、人見知り激しすぎですが、思いやりのある娘です。
そして、全登場キャラ中「怒らせると一番怖い」キャラかもしれませんw

見た目はトロそうですが、頭の回転は速く、頭脳明晰。冬華の軍師みたいな役割もこなします。
が、案の定、体の動作が遅く、失敗に終わることも多いとか・・・
後は、茉理の凶悪オリジナルケーキも美味しいと感じる味覚も凄いですw

それにしても、亜里咲が半ば「サブキャラ扱い」だった事に、かなり凹みました。
途中で不完全燃焼気味で終わってしまうシナリオに対しても、無念の一言に尽きます。
萌えたキャラだっただけに、あと「ワンパンチ」ぐらい欲しかったですね。

何気に、みちるさんに次ぐ胸の大きさだったりもする(審議)


〜ミオ(みお)〜
(C/V 倉見つくし)

ケーキ好き猫魔法使い

管理人が2番目に萌えたキャラ。

このゲームのキーマン的キャラクターで、プロローグで主人公に勘違いで猫化の魔法をかけてしまうほどのドジッ娘ですw

考え方は猫魔法使いゆえに「猫並み?」もとい幼すぎで、見ていて飽きません。
怒ると「ムキー!!」と主人公に襲い掛かる気性の荒さも露呈します。
ちなみに、必殺技は「魔法各種」「噛み付き」「ケーキつまみ食い」「猫パンチ(だだっこパンチ)」w

プロローグ以降、ミオはひよこ館で「三食昼寝つき」で住み込みで働く事になります。
実際の報酬は大好きなケーキのみですがf(^^;)

最初は、慣れない人間の仕事に戸惑うばかりで、ミス連発しまくりますが、
物語が進むにつれて、ミオもひよこ館の従業員としての自覚が出てきて、かなり成長していきます。
その過程を楽しむのも、
ミオシナリオの醍醐味かと。

それにしても、ミオは可愛いですわ・・・萌えの一言です。
ひよこ館ウェイトレス制服姿も良いのですが、自分としては「物語終盤」で
あの服を着たミオに劇萌えしましたがw

シナリオも、最後は感動モノなのでオススメです(≧∇≦)/ (最後にプレイ推奨)

ちなみに、口癖は「にゅーん」これがまた可愛いのですよw
主人公の事を
「ショーイチ」と呼び、茉理の事を「まちゅり」と呼びます。

最後にもう1度〜!「にゅーん!」


〜えちぃ〜
評価:
(50点)

可もなく不可もなく・・・

各キャラ(まちゅり、亜里咲を除く)に終盤一回だけ「えちぃイベント」が用意されてます。
ゲーム終盤にえちぃを持ってくるのは王道パターンですね。
イベントのほうも短めで、とてもソフトになってます。
故に、少々物足りないと思う人もいるかもしれません。
ましては、まちゅり、亜里咲萌えの人にとっては、少々痛かったかも。

がっ、ミオのえちぃはそれなりに萌えましたし、
みちるさんは、自分の最大の武器を惜しみなく発揮してくれましたし(審議)
管理人はそれだけで満足です(爆)


〜最後に〜

シナリオ

A(80)

システム

A(85)

BGM

S(90)

グラフィック

B(75)

キャラクター

A(80)

えちぃ

C(50)

総合評価:80点 格付「G1級」

萌えキャラ:みちる>ミオ>亜里咲

ダラダラ長い文を読んでいただいて、誠に有難うございましたm(_ _)m

パティにゃんのほうですが、ケーキが題材だけあって、ゲーム中に「ケーキ屋に行きたい!」と何度思った事かw
そもそも、ケーキを題材にしたゲームって珍しいですよね。
ケーキは心を豊かにする・・・プレイして改めてわかった気がします。
本当に、心が癒される作品でした・・・

ささやかな希望ですが、全年齢対象版移植希望。(もちろん、追加イベントを盛り込んで)

密かに、みちるさん萌え萌えイベント増量希望(爆)

それでは、これからもレビューのほう頑張っていきます(≧∇≦)/
応援よろしくおねがいします!

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