ここでは、私の過去の体験に基づく実例や、その他新聞記事などから原書方式に基づく解析を行いたいと思っております。皆さんもデータ等ございましたらご提供いただければ幸いです。素人遁甲愛好家の私による時盤中心の解析ですので不備、不完全であり、大変恥ずかしいのではありますが、最終判断は皆さんにお任せしたいと存じております。物見程度にご観覧くださいm(__)m    
         
 

 

例01 小泉総理再訪朝を考察する

小泉総理の再訪朝出発日時をもとに今後のこれからの日朝関係、拉致問題等の進展を考察してみます。
出発時は羽田を飛行機が離陸した2004年 5月22日 午前6時48分とします。時刻を修正すると壬辰刻となります。
甲申年 己巳月 辛丑日の節気は小満中元、陽遁2局。
 六儀は庚


心  壬
景  庚


蓬  乙
死  丙


任  丁
驚  戊

柱  癸
杜  己

 

   辛


冲  己
開  癸

ゼイ 戊辛
傷  丁

英  丙
生  乙

輔  庚
休  壬

東京から平壌を西とするとまず注目しなくてはいけないのが兌宮。
八神は九天。これにより一定の成果は期待できるということが読める。
ただ、この場合急に悪くなる意味合いも含まれ軽重はあるにせよ害を受ける恐れもある。
この場合の九星も重要かもしれない。
天冲星は、木に属し金剋木で落宮との相剋は良くない。ただ巳月だと天冲星の力量はやや強いので
完全に悪いとは言い切れないと思う。基本的に次吉星で吉凶半々である。
ただ、外交上の問題を云々するには力が足りないように思う。吉意が出ても長く持たない。
天地干の剋應は己癸で地刑玄武格。病や訴訟の災いあり。
土剋水であり水が染み込むように悪くなる。外交上もじわじわ問題が浮上するのかもしれない。
注目すべきは開門があるということ。
開門は金に属しこの場合比和。開門は大吉門だが秘密事も明らかになるので
この場合日本側の思惑が向こう側に読まれていた恐れもある。
が、基本的には吉意が出ることには変わりない。総理のしばらくの追い風もこれが影響しているかもしれない。
総じて吉に凶が混ざったような組み合わせだが、吉の意味合いが長く続くことはないように
見受けられる。 そもそも開門自体のパワーも今回は弱い。
この盤からは相手方の様子も少しわかる。
これから見ると相手は小泉総理よりもかなりのつわもので並大抵ではいかない。
が、うまくするとかなりの協力者にもなりえたはず。そのチャンスを生かせなかったのは
小泉総理の能力によるものであったのかもしれない。
しかし 、今回の会談が無謀とか評価に値しないとかそういうレベルで片付けられるべきものではない。
小泉総理が金総書記と面会できたことは未来の日朝関係において十分意義があったと私は思う。
ただ、長期的に見るに以前と同じようにごたごたはあるものの一歩一歩前に進むような感じで
急転直下の全面的解決はありえないと推察できる。

外交上の問題は月盤を用いて判断する方法もありますが、
私自身月盤と年盤の存在にそもそも疑念を抱いておりますのでここでは割愛します。
また、素人判断ですのでどなたか知識のある方のご意見お待ちしております。


 
         
 

 

例02  とある温泉旅行の例

7人で旅行に行こうという話が出て私が日を決めることになりそのついでにある流派の見方で日と方位を選ぶ。
時は2001年 4月14日 出発時は乙巳刻。方位は南西。目的は温泉旅行。
辛巳 年 壬辰月 丁未日 陽遁7局。 六儀は壬。


任  己
驚  丁


冲  癸
開  庚


輔  丁
休  壬

蓬  辛
死  癸

 

    丙


英  庚
生  戊


心  乙
景  己

柱  戊
杜  辛

ゼイ 壬丙
傷  乙

ちなみに金函玉鏡だと景門 青龍になる。
目的地到着後はまず大きな宿泊施設に向ったが、ホテル関係者の対応もよく感じのよいところだった。
近くを散策したりして夕食までの時間を過ごす。
夕食も豪華でおいしかった。温泉も申し分なくゆっくり満喫。
翌日は地元の動物園に行くことに。とても楽しい旅となる。
記憶にあるのは笑いの耐えない旅行であったという点。
また行こうよが皆の口癖になりそうなくらい楽しかった。
帰宅後、この7人の結束というか連帯感が高まったということが際立った事象。
その他は臨時収入や頂きものがあった以外は目立つ象意があるというより
悪いこともなくとても安定した毎日であった。
人間関係がとても好転したという実感も大きい。
考察するに休門は水に属するため土剋水で休門の力は弱いが三奇丁があり奇門がそろう形に。
確か時の挨星もよかったような気がする。


日・時とも吉であったため吉の象意が長く続いた。
おまけに地干には甲も回っており吉と感じることが多くあったのかも知れない。
私はこの当時には挨星はあまり見ていなかったがこの時はたまたま吉と合致していたと思う。
休門落宮の位置は決して良くはないが他の要素が吉が多かったため休門の力不足が補われたのかもしれない。
結局この例だけではどの作盤が効果があったのかこの実験だけでは云々できないが、
十時一局だけは凶方となっていた。

 

 
         
 

 

例03 新潟中越地震母子行方不明事故の考察  3/8 New!

皆川優太君の奇跡的な生還があったにせよ、残りの母子二名は無情にも死亡という
関係者には辛い結果となってしまったあの土砂崩れの事故。その出発時から何か読み取れないか
方位の考察をしてみようと思う。
地震があったのは10月23日。皆川母子三名はこの日の午前八時頃自宅を出発している。
自宅は新潟県小出町。目的地は新潟市。方位は北。
甲申年 甲戌月 乙亥日 庚辰時 陰遁2局。六儀は己。


心   癸
休   丙


蓬   己
生   庚


任   辛
傷   戊

柱   壬
開   乙

 

    丁


冲   乙
杜   壬


ゼイ 戊丁
驚  辛

柱  庚
死  己

輔   丙
景   癸


まず北方位である坎宮をみると極めて悪い組み合わせです。
庚己は刑格の凶格です。庚本来の悪い意味を強めてしまいます。
また己には甲が隠れるため伏宮格の大凶格でもあります。すべてに良くありませんが、
この格は交通事故での死亡も暗示しています。
おまけに死門の門迫で凶意を強く発しています。八神は白虎であり突発性を意味してますし、
事故の意味もあります。事故というキーワードが重なっているのも特徴的です。
この時間に北の方位へ向うことは大凶となります。
新潟市内に1〜2時間滞在してますので、
もしかするとこの出発時の凶意が帰りに出てしまったのかも知れません。
帰りの時間は午後一時過ぎとのことですので、時差を修正しても未の刻だとすると、南の離宮は
天干戊・丁 地干庚 景門 天ゼイ星 六合 伏吟 です。伏吟の場合は、凶格ですので
動くことは凶であり、出行には向きません。天地干もいずれも悪く、出発時の凶意と相まって
帰りに凶意をいっきに出してしまい、事故にあった恐れもあります。
卜的な感覚を取り入れて考察してみると、帰りの時干は癸であり、癸落宮には驚門があります。
八神は騰蛇があります。この騰蛇はとても複雑なこともあらわしますし、そういう動きも指すので
びっくりするような動き(土砂崩れ、地震)なりに巻き込まれる意味があると解釈できないでもありません。
おまけに火剋金であり、この時間に南方位に向うのは凶となります。
皆川母子の出生年月日時がわかるともっと細かく分析できるのでしょうが、不明ですので割愛します。
とても胸の傷む思いの事故です。この事故が教えてくれたのは
出発時の大凶格と死門、白虎の組み合わせだけは避けたほうがいいということをではないでしょうか 。
謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

 

 
         
   
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