さあ、奇門遁甲をしている人には最も興味のある分野の話だと思います。私も若輩ながら数限りない方位の実験を行ってきました。その中で、おそまつながら自分が実験して思ったこと、感じたことがあります。このコーナーでは全くの個人的素人遁甲愛好家の意見を中心として論展開していきたいと考えております。そのあたりをご了承の上、また特定の流派等を揶揄するものでもありませんので気楽に読んでいただければ幸いです。 | |||||
奇門遁甲が開運、造命の術として用いられていることはここにこられている方々には説明不要と存じます。 が、何故に開運、造命と銘打つ術が現在存在しているにもかかわらずそれを学ばれたであろう方々が ある人のように転々と師と仰ぐ遁甲家を捨てたり、流派を変えたり、他の遁甲に興味をもったりするのでしょうか? 単なる知的趣味だからでしょうか? 中にはそういう方がおられても何の不思議もありませんが、 それ以外でおそらくその答えに3つ程選択肢が浮かんできます。 まず一つは、今学んでいる遁甲に効果が無いということがあげられるでしょう。 私も過去、ある遁甲を実践し何度も苦しい目や行き詰まりなどの目に遇っています。 私の徳や能力の無さからそうなるのは仕方ないことですが、努力しているにもかかわらず それすら効を奏さないというのはいったいどういうことだろうと大変疑念に駆られたことがあります。 そういうときに初めて他の遁甲に目を向けてみようと思ったものです。 二つめは奇門遁甲の使用方法を誤っている場合です。 各流派などにより奇門遁甲の使用方法、使用基準などはまちまちです。 奇門遁甲としての統一のやり方はあまりみかけません。 ですから、この二つ目の要因は流派のやり方そのものを手順どおりしていなのではということです。 手順を間違っているだけで効果が無いと感じている方もおられると思います。 三つ目は奇門遁甲自体に効果が無いということです。 これは私自身奇門遁甲を愛好しているのでそうであって欲しくない(笑)のですが 台湾や大陸には奇門遁甲は迷信とする向きもあり荒唐無稽?な話ではないようです。 とはいえこれが結論となると論展開していかないのでここではこういう可能性もあるという書き方にとどめます。 以上のような理由で奇門遁甲を愛用されている方が様々な遁甲を求め歩くのではないかと思っております。 私の体験談を少し披露してみます。私は奇門遁甲という存在は高校の頃から知っていたのですが 本格的に取り組んだのは大学後半からです。そのなかにおいて、 私の一番初めに学んだ奇門遁甲は遠方に出かけ一泊程度の旅行で開運できるという内容のものでした。 その当時家族や友人を誘い旅行等行っておりました。しかし、いっこうに思うような結果が出せないんです。 道草もしていないし、ちゃんと一泊もしている。何が悪いのだろうと頭を悩ませられました。 夜中や早朝に出発することも多々あり家族や友人の反感もかったことがあります。 友人と旅行をする際も時間を厳密に設定してしまうので軋轢なども生まれてしまい 逆に人間関係がぎくしゃくした面もありました。そこで悟りました、この遁甲使えないじゃん・・・。 そしてはじめて他に目を向けることになります。次に学んだ遁甲もまた同じような開運法を述べてありましたが、 ところ変われば品かわるではありませんが判断方法などは当然違います。 この時の正直な感想は、前の遁甲っていったい何だったんだよ。って感じです。笑 この方法に変えてから多少の効果らしきものがあったように思えます。が、完全ではありません。 効果があるのかないのかわからない曖昧な遁甲をする意味があるのかと当時様々な葛藤に悩まされました。 その当時私が抱いていたおもしろ話に、奇門遁甲は古来兵法と使われていたらしいけど、 戦の前にわざわざ遠方に出かけて一泊などしてから攻撃開始するものなんだろう・・・ なーんてな非現実的な妄想もしていました。笑 今思えば幼稚な想像ですが 当時の私にはそういう面倒くさいものなんだろうと思っていました。笑 その葛藤が続く間、私は国内の著名な遁甲家の様々な書籍に目を通すようにしました。 でも実験する気にならなかったんです。正直なところこの頃には奇門遁甲には 大変懐疑的な眼差しで取り組んでいたのでただの趣味でしかありませんでした。 そういう時にインターネットを介して視野を広げていくことになります。 今では、原書、大陸書、台湾書、日本の古書等を読み一種独自のやり方で方位実験をしています。 今のやり方でそこそこ効果があがるので今のところそれ中心に研究していますが、 まだまだ不完全の部分も多く作盤を変えてみたり色々研究しています。 で、何が言いたいのかというとどの奇門遁甲云々よりも方位の実験を行うと 何かしら吉凶を伴う事象にでくわすということです。こう紆余曲折するにも理由があることをいいたいのです。 私が紆余曲折したのも率直にいって効果があがらないからです。ですから色々な奇門遁甲に走ることになりました。 で、一つ盲点なのですが、書籍に書かれていない部分も存在するということです。 よく秘伝やら正宗やら真伝やらという言葉がありますが、各遁甲家、研究家さんたちの多くはこれを有しているようです。 こういう重要事項は書籍には書かないために書籍のみでの開運法というのにも限度があるということです。 ただヒントにはなります。私はどちらかというと高い金積んでまで秘伝や何やらを追及しようとは思いません。 そもそもお金積んだ上に効果のない秘伝やらなにやらを教えられたりしたらと思うと 少しあまりにリスクが大きすぎるかなと思うからです。笑 というより素人の私には占いがすべてではないですからね。笑 だから、書籍のヒントを基に謎ときをやる感覚で研究しています。ま、そんな簡単に謎なんて解けはしませんが・・・・・。笑 そもそも正宗奇門遁甲なんて存在するのかどうかも疑問です。台湾ではもう本物は消滅したとする向きもあるようです。 ただ、こういう奇門遁甲の本物などというテーマを今回取り上げると はるかにスケールの大きな次元に突入するのでここでは割愛します。(^_^;) さてさて、なんだか本筋が見えなくなってきましたが(汗)、ここまでで言えることをまとめると、 方位には何かしらの吉凶効果があり、その効果を見極めるのに奇門遁甲も有効ではないかということです。 次にどのやり方がよいのかということでしょう。 ここで何々流、何々系、何々派、何々氏流はちょっと・・・なーんて批評できるはずもないので大変抽象的な話になります。 それぞれの流派の良し悪しはそれを極めて初めてわかることなのでしょうが、 そんな悠長なことは言ってられない(歳とってジジイになってこれは間違いだったなんていいたくない。笑)ので 一般書や刊行されてる専門書である程度効果があるなしを見極めていいと思います。 肝心な内容は伏せてあっても、はからずとも書籍として販売しているのですから(筆者の性善説を信じて) ある程度の効果くらいあがらなくてはいけません。ゆえに一つの基準にこれを設けていいと思います。 これで検証して効果がまるっきりあがらなければそれは使えない遁甲だと思います。 次に実験結果を冷静に判断することです。聞いた話ですが、ある先生の遁甲を学ばれた方が そのやり方にのっとって吉方位を自分で割り出し吉方に行き、 先生に報告したところ実はそれは凶方位だったという話があります。 しかし、その生徒さんは先生に言うまで吉方位に行ったと思ってますから、 悪いことがおこってもいいように解釈してしまって、結果吉だったと思い込んでいたようなんです。 なんとも滑稽な話です。(^_^;) 絶対的な先生から教わったものは正しいという考えからきた 完全なプラシーボ効果ですね。ですから吉凶の判断は客観的に見る必要があります。 主観がはいるとどうしても先例のように誤った判断をしがちです。 そもそも吉と凶という言葉を用いるのであれば、吉ならば何か自分にとって良いことであり、 得るものがなくてはなりません。逆に凶ならば自分にとって不利あるいは被害を受けることです。 どんなに気分的にめげてないとはいえ凶なんです。 上記のようにして効果のあるなしを確かめたら次はどのようにすればより効果が・・・?という課題になります。 知り合いから聞いた話だと徒歩による遁甲も効果が高いということです。 私も今は徒歩遁甲の研究をしています。徒歩も効果があるのではと思っております。 もちろん遠方の方位使用も高い効果があります。私も何度となくこれで助けられたことがあります。 両者を比較すると徒歩の方がお金もかからずなんといっても健康的です。笑 ダイエットにもいいかもしれません。 具体的技法はこれは各自の信ずる流派の技法で行ってくださいとしか私からは申せません。 ただ、この文章を読んでお分かりとは思いますが、あまりに一つの流派にこだわりすぎるのも 木を見て森をみらざるのごとくに陥りかねないのでよほど信奉していない限り自由に研究した方がいいと思います。 ま、一つの流派を最後まで徹底的に究明するぞというなら話は別ですが・・・・・。 最後に、まだまだ書き足らないんですが、そうなると文章もめちゃめちゃ(今でもめちゃめちゃです 汗)になって 本筋を誤るおそれもあるのでここら辺で打ち止めにします。 奇門遁甲はうまく使えばとてもいい人生の武器になると思います。 私は余暇に文献を読んだりするのが日課でした。(今ではHPの管理が日課になりつつあります 笑) 奇門遁甲の研究はのんびりいきたいと思います。 また、私はプロの占術家でも研究家でもなくただの素人愛好家ですので書いている内容に不備などもあるかもしれません。 大体プロの専門家や占い師さんたちがこんなことをいちいちわざわざHP上述べたりしないですよね。 本物の遁甲家は黙して語らずなのかもしれません。 ただ私はみなさんと意見交換したいので体験的に基づいて感じたことの一部を披露したつもりです。 一人一派といわれるくらいの奇門遁甲ですから私以外にも様々なご意見、信念をお持ちの方も当然おられると思います。 そういう方々と様々な意見交換していきギブアンドテイクでこれからも研究愛好していきたいと思います。 お後が長くなりそうなので、それではこれにて一件落着?? といたします。笑 長文なうえに駄作な文章を最後まで読んでいただきありがとうございました。
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