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純正クルーズコントロールのレバーを装着しました。
(2013 Dec.)


前々からネット情報で気になっていた逸品。なんと頂きモノ☆にてDIY装着しました。
作業そのものは,一定の注意さえ払えばじつにカンタン。


!! Caution !!

DIY作業全般に言えることですが,作業は必ず自己責任のもとで実施してください。

仮に当ページを参考にされる場合でも,
それにより生じたいかなる事故に対しても当方は一切の責任を負いかねます。
 特に,本件ではエアバッグの脱着を伴うためバッテリー(−)の取り外しが必要です。 

ご注意ください。


まずは部品のカクニン。
首都高@夜景組さんからいただいたのは,写真左側。
スバル純正のクルーズコントロール・レバーと逃げ穴の開いたステアリング裏側カバー。もちろん,スバルDラーで部品として取り寄せることも可能。

右側はtommitz号のステアリング。
知ったかぶりの取り外し方は後ほど詳述。

このほか,小粒だがピリリと辛い重要となる「ストップランプ・スイッチ」は別途新品にて調達。
お約束の,ステアリングコラム回りの内装外し。
ペダル類を枕に頭を突っ込んで撮影。

ストップランプ・スイッチを交換するため,現物の確認と作業シミュレーションをしなければいけません。
黒タイラップ2本で巻かれているのが,現物。

ちなみに写真上側がバウ,写真右側がポート。写真右寄りのパイプ状のものはステアリングコラム。
取り外した純正装着ストップランプ・スイッチと,調達したクルコン対応品。
部品番号は,「83370AA001」。
純正状態から逸脱となるため,Dラーで「装着してくれ」と言えば拒否されるだろうけど,部品はあっさりと手配してくれます。ハイ

この部品は,クルコンの重要な安全機能である「フットブレーキで,即・クルコン解除」を行うためにブレーキングを検知するもの。
ブレーキランプ点灯機能への付加となるため,スイッチ内部の端子が1極増えます。

なおナットの位置でブレーキペダルとのクリアランスが決まり,これによってブレーキペダルによるクルコン解除の感度が決まります。
車両ハーネスはというとクルコン対応のコネクタが未使用状態でちゃぁんと伸びてきているので,新しいストップランプ・スイッチはそちらに差し込みます。

もともと軋み音防止目的と思われるスポンジテープが巻かれていましたが,あいにく手頃なものがなく・・・住宅用の「すき間テープ」を使用。。。
つづいて,ステアリング本体の取り外し。
遅くともこの作業までには,エアバッグの暴発を防ぐため,バッテリーのマイナスターミナルを外し十数分間放置しておきましょう。

そして。
ステアリングの直進位置を出しておきましょう。

スタボー側からステアリング裏側のカバー部分を撮影。
凹み部のボルトをT30トルクスレンチで緩めます。このボルトは完全には外れない(脱落しない)ようになっているので,「引っ張ってません緩める」意識で作業。
エアバッグ/ホーンボタンをまっすぐ手前に引くと写真のように外れます。

ケーブルのうちポート側がホーンスイッチ,スタボー側がエアバッグ配線。
エアバッグの配線は,背面の赤・黒コネクタの黄色いツメを写真のようにまっすぐ手前に起こして取り外します。
エアバッグ部分を完全に撤去するとこんな感じ。つづいてステアリング本体の取り外し。

顔面ヒット防止のため,クロスレンチでセンターのボルトを半分ほど緩めた状態でステアリングをガゴガゴと揺すっていきます。
ステアリング取り外し後。

中央のロータリースイッチは,あとあと厄介なことにならないよう,くるくる回さないように気をつけます。
ちなみに,コーション・ラベルにはこんな記載があります。
いよいよ,クルコン・レバー/ステアリング裏側カバーの装着へと移ります。

カバーは,ステアリング本体に上側のビス2本と下端2ヶ所のツメで留まっているので,これを外して交換します。

写真は交換後につき,既にレバーもくっついてます。
クルコンのコネクタは,ロータリースイッチのうちポート側に挿し込みます。

コネクタの配置は,写真の位置において[クルコン]−[ホーン]−[エアバッグ]の並び順。
エアバッグ,ホーンを接続し直したうえ,逆の手順でステアリング,エアバッグの装着を終えた状態。

   おおぉ! <感動

ちなみにクルコン・レバーの端部が半円状ですが,これは比較的初期のものに限られており,現在新品で取り寄せると角張ったタイプとのこと。 >レアもの,あざーす!!
操作方法は,次のとおり。

 ・端部ボタン「←」
 ・任意速度でレバー「↓」
 ・クルコン作動中にレバー「↓」
 ・手前へ引く or ブレーキング(ペダルにて)
 ・クルコンキャンセル時(メインスイッチON中)のレバー「↑」
 ・クルコン作動中にレバー「↑」


:クルコンのメインON/OFFスイッチ
:クルコンをセット
:設定速度1km/hダウン(レバー倒し続ければ,連続して減速)
:クルコンの解除
:前回設定速度での作動
:設定速度1km/hアップ(レバー倒し続ければ,連続して加速)

なお,変速のためクラッチを切ってもクルコンは解除されます。(純正ではMT車への設定がないため,取説には記述なし)
そして作動範囲は,40〜110km/h。
情報によれば,この状態から
クルコンのメインスイッチを入れると,タコメーター内の「ECO」表示が消え,代わりにスピードメーター下側に「CRUISE」が点灯します。



あれ?


点かない!?
なんと・・・_| ̄|○

推測ですが・・・

3.0RspecB(6MTだけ?)にはそもそもどんなOPコードでもクルコン装着仕様が存在しなかったため,メーターパネルASSYが別仕様になったのかも。これこそコストアップじゃね?

ホントは「CRUISE」点灯が望ましいけど,機能上問題ないのでまぁヨシとします。

こんな,子供騙しのようなスイッチ付加作業だけでクルコン化が成ってしまうのは,
電子スロットル車ならでは☆



そして。

いやホント,ひとたび慣れればスバラシイ★★★

過去のワタシ自身も含め,未経験のヒトは
アクセル操作から解放される分だけ「眠気」を催すことへの懸念があるかもしれないけど,
実際にはむしろ逆。

これまでよりも,ハンドル操作と前走車との間隔保持へ集中できるようになりました。

そして,作動範囲(速度)の点からも高速走行への執着?が薄れました。
90km/h程度,せいぜい100km/hで十分かなという感覚に自らが変化。
これはオドロイタ。

おかげで,当然のこと高速燃費は向上。

ま,これが
アイサイトに代表されるアダプティブ(追従)型のクルコンになると,
鬼に金棒の安全性になる反面ねむくなるかも。。。zzz

Special Thanks to: 25SE 改め
ユウウツな悪魔 もしくは 首都高@夜景組 さん





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