A31乗り(日産車乗り?)共通の悩みでもある,ダッシュボードの変形・変色。
ウチのセフィーロもご多分に漏れず(むしろ他を圧倒して),変形と表皮の浮き(=はがれ)が酷かったのです。
昨年11月に参加した「Crystal」オフ会でC33ローレル用ダッシュボードへの換装が話題となりましたが,
A31用と比べてブルジョワ?な雰囲気のC33用に魅力を感じる反面
@ | A31用ダッシュボードのデザインも捨てがたい |
A | 先に換装を果たしたakiraさんのおふるを頂けることになった |
B | C33用を違和感なく換装するには部分的に皮革張替えが必要で, コスト面で負担が大きい |
↑ これは換装作業途中,ダッシュ取り外し直前での1枚。若干ピンボケ(汗) ↑
画像中央でレザーが浮いてつっぱちゃってるのがなんとも痛々しい。
まさかこんなことになるとは思いもよらず,昔まさにこの位置に芳香剤を両面テープ留めしてたのです。。。
しっかしこんな凸凹したデザインを一枚革で包もうとした日産,無茶しすぎ!!
作業手順としては
1. | ステアリングを外す。 |
2. | コンソールボックス・シフトブーツ・オーディオパネル・オーディオを外す。 |
3. | インストロアパネル・グローブボックス・メーターフードを外す。 |
4. | メーターパネル・ルームミラー・Aピラー内張りを外す。 |
5. | 計5本の固定ネジを外し,ダッシュボードを外す。 |
6. | 手順1.〜5.を逆にたどり,新ダッシュボードを取り付ける。 |
まずはステアリングの取り外し。するのとしないのとでは作業性がまったく違います。 ステアリングのセンター・パッドを外し(手前に引っ張るだけ),タイヤ交換でも用いるクロスレンチでセンターナットを緩めます。 ハンドルロック装備の車種では,それに頼ってステアリングを固定してOKとのことです。(Dラーマン談) ここでC●C 5-56が大活躍。ビクともしなかったナットが,吹き付けてから1分後にはスルッと緩んでしまいました。これにはビックリ(゜o゜;) そして力ずくでステアリングを外します。 先にナットを完全に外してしまうと,ステアリングが外れた瞬間に顔面強打!となるので,外しきらずに残しておきます。 ※ここで紹介している手順はエアバッグ無し車の場合です。ご注意ください。 |
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そして外すとこんな感じ。 あとは,ステアリングコラム・カバー,ライト&ワイパースイッチ,シフトブーツ,コンソールボックス,グローブボックス,オーディオなどなど,手当たり次第に外していきます。 | |
で,外し終わった状態。 黄色のケーブルは自作フットランプ用のものです。今回この機会に整線しました。 メーターパネルもネジ4本+ケーブルのコネクタ4つで留まっているので,外します。 |
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ダッシュボード自体は,左右の下側(2本),右上,左上,メーターパネル奥の合計5本のネジで固定されていました。 右上のネジは,ダッシュ上面の隠しブタとAUTOライトセンサー(画像中央のハコ)を外すと現れます。 そして左上は日照センサーを外すと出てきます。 で,スピードメーターに刺さってるリング状のもの?をポート側にずらしダッシュボードから外しておきます。 あとは,Aピラーの内張りを外し,ダッシュボードをガサガサしながら上側手前に外していきます。 | |
これが完全撤去後。車齢14年にして初めての素っ裸状態。 (ノ_\)ハズカシイ せっかくなので,14年ぶんの埃をざっと水拭き。 以降は,これまでの手順を逆にたどって新ダッシュボードを装着し,周辺パーツも戻していきます。 ここで,ダッシュ裏側の中央にある突起をフレーム?の穴に挿すのが重要。ただの位置合わせ用だとは思うんだけど。 |
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てな感じで交換作業が完了した状態がこちら。 →→→ なかなか上手く写りませんが,いちばん上の画像と比べて凹部の皮革つっぱりが皆無であることがわかりますか? | |
おまけ。 エアコン吹き出し口の内装(メーターフード)を外したところなんだけど,なんとまぁばっちいこと! こんなところから出た空気を吸い続けてたかと思うとぞっとします。 したがってエアコンのダクト類もいったん取り外し,手の届く範囲で徹底洗浄!! |
どうもフロントウィンドウのキワが波打ってるなと思ったら(といっても殆ど気にならないレベルですが),
譲渡〜換装の期間の保管状況(水平に保管するスペースがなく壁に立掛けてた)のせいで
若干変形してしまったのかもしれません。(泣)
ご覧のとおり,撤去時はDIYにはもってこいの抜群の作業環境だったので
同時に自作電装の配線取り回しの整理なども行いました。
そしたら,昼開始というナメた作業日程も災いし22時になっても終わらなくなってしまいました。
作業が終了したのは,ひと晩またいだ翌日午前。(失笑)
肝心の「剥がれてた」部分は,運転中には見えづらい角度ですが,
それでもたしかに,見栄えをかなり取り戻せたことが実感できます。
もちろん,助手席側から見ればその差は歴然。
Special Thanks to: akiraさん,さとさん
アサッテクルージングさん