もさっとした見た目の割にホールド性が良く,また
腰痛持ちにはありがたいランバーサポートも備わる純正シートですが
走行16万kmをむかえ,座面(特に,乗り降り時に擦れるスタボー側)がいささかヘタってきました。
当初は同一仕様をネットオークションや近郊の解体屋さんにて探していましたが,
前期仕様だけでもファブリック(布地)が3種もあって見つかりづらい | |
中後期はさらにファブリックの仕様がかけ離れ, さらに電動シート率が高まってたりしてハナシが厄介 |
まぁこのまま騙し騙し持ちこたえさせることも出来るとは思うのですが,
悪いクセでだんだん暴走し始め・・・
6月のある日,アホみたいにデカい段ボール箱が届いた。 おそるおそる開梱してみると・・・ |
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キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!! BNR32(=R32スカイラインGT-R)純正のシートです。 って,今ひとつオチになってないな |
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ということで,思いがけず簡単な(重いけど)シート交換の様子をご紹介します。 | |
シートは,四隅・4点でボルト固定されています。 バウ側はむき出し,スターン側はプラスチックカバー(こじればすぐ外れる)に隠されています。 意外なことに,潤滑スプレーを吹かずにボルトが緩みました。 |
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そうそう。 作業性を考えて,コンソールボックスと後席座面は予め取り外しました。 | |
シートをスターン側にごろんと倒した様子。 中央のはシートベルト着脱検知用の線(たしか)です。ひと呼吸おきながら忘れずにこのコネクターを外します。 あとは,レール末端で周囲を引っ掻かないよう注意して,右後ドアからシートを車外へ出します。 |
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‘新’‘旧’シートの2ショット。 クッションの厚みや座面の高さの違いがわかるでしょうか。 書き忘れてましたが,A31とBNR32とは基本的に共通シャーシなので,シートレールは(もちろんボルト位置も)共通。すなわちポン付け! シートに据え付けのシートベルト・キャッチャー(各座面上にちっちゃく写ってます)は,純正シートから移植します。 あとは逆の手順にて,いよいよ32シートの組み込み! | |
↑ そして移植後。さりげなく主張しつつも,おおよそ違和感なし。 でしょ!? ちなみに,スモーク仕様なので,かなり意識しても車外からは判りません・・・ |
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参考写真。 左側が純正シート上での目線高さからの撮影。右側はシート交換のみ終了後の,目線高さからの撮影。 実測はしていませんが,「座面3cmダウン」は堅いと思います,たぶん。 |
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シート交換の印象・付随する調整などは以下のとおりです。
「きっかけ=腰痛対策」なのにランバーサポート機能なしということで
こりゃ本末転倒になるんじゃないかと我ながら心配もしましたが,杞憂でしたね。まったく
シート本体の出来も噂どおりスバラシイし,
座面ダウンにより「深く座る・背筋伸ばす」の超正しいドラポジを強いられ,
結果的に腰痛軽減に貢献してくれてるみたい。
諸事情もろもろ考慮した結果,わずか数ヶ月で純正シートに戻しました。
シート自体の不具合ではなかったんですが。
32シートくん,ありがとう!