【01/11/29 関西旅行から二日後・自宅にて】

……はてさて。およそ一年近くに渡った「神威疾風奇譚(以下、神威)」の連載でしたが、何だか見事にタイムリーな時期に終了いたしました。実はラストどうしようか直前まで決まってませんで(疾風が敵をぶっ飛ばしたあたりで思考がストップしていた)、ものの見事に一昨日朝までかかった関西旅行の影響を受けてしまいました。威都樹は、疾風のお気に入りになってしまったので、死後は彼らの裏工作で神様クラスの存在に格上げされ、以後ずぅっと疾風達の側でこき使われます(笑) 童子丸=晴明は死後に神社に祀られたので、やっぱり彼らとずっと付き合いが続くのであります。

 その旅行ですが、11/20の夜に新宿を出発して11/27の朝に帰ってくると言う、現状のみねのが取りうる最長の日程で行って参りました。で、11/25に、京都で「神威疾風奇譚ツアー」やってきたんですね〜。北野天満宮から始まって、晴明神社と一条戻橋を見てきたです。しかし、紅葉シーズンだったためにバスが大混雑で疲れた……。特に北野天満宮の人出にはびっくりでしたよ。みねの、いつもはあそこは朝一番に行くんで、こんなに人がいるのは見たこと無かったんです。あと晴明神社も数年前のさびれっぷりからは考えられないほど観光客がいまして。最近の晴明ブーム凄いからなぁ。うちの童子丸、怒られやしないかと今もびくびくしております(笑) あ、念のため、作中の法師の元ネタは芦屋道満じゃございません。もっと童子丸の年齢が上だったらそうしたんですが。いや、落雷事件当時、晴明がまだ子供だったというのがかなり誤算だったんですぅ(汗)

 この小説はインデックスにも書かれている通り、Sayo様から戴いたイラストから着想を得て書いたものです。Sayo様のところのスティカ君と、或る意味で兄弟にあたるのですが、性格は見事に正反対。スティカ君凄く良い子なのに、うちの疾風ときたら我が儘放題(笑) 最初、画像表示をミスって異世界ファンタジーを考えていたところ、全部を見たらバリバリ和風だったので急遽設定を一からやり直した、なんてこともあったなぁ。それで、みねのとしては初の「史実元ネタあり」の小説になりました。しかし年表見間違えたり色々あって大変だった……上野の国立博物館でやってた天神様の展覧会にも行って来ましたよん。その後の生活苦しくなるのを承知でカタログも買ったし(爆) でもストーリー展開考えるのは楽だったかも。みねの、「話の間を埋める」のが苦手なんですが、珍しく最初の構想通り出来上がって自分でも驚き。

 みねのの中では、神威のキャラ達はかなり生きてきましたので(っつか、キャラが立ったわりに御雷なんか殆ど出番無かったし)、機会があったら続編書きたいなぁ、と思っています。でも大嘘炸裂の似非歴史ファンタジーだから、また資料集め大変なんだろうなぁ。

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