巌流島決闘の仮説
佐々木小次郎の正体(2)
岩流は渡辺小次郎ではないかという新説がある。(「木刀之記」)
福岡の大塚家に巌流島の決闘に関する資料が既に発見されており、長い間未公開であった。
岩流の名は筑前中納言秀秋の元家臣の渡辺小次郎、決闘の日時は慶長十三年、六月二十九日。
場所は、もちろん舟島である。今後の研究が期待される。
(歴史研究 第508号 2003年9月号 「小次郎」考−新史料をもとに− 中野喜代)