バー　海橋 入り口が良く見える　中央のスタンドに腰かける 来る筈のない　顔を思い浮かべながら・・・　 いつもと違う　ストレートの　ダブルが注がれる　 　　　　　　　 マスターが　遅いですねと　小声で・・・・・

フクロウ時計が　２０時を知らせる　 　　　突然　ドァ−が開き　女性の顔が半分覗く 　　　瞬間男の眼が光り！　がっかりした表情に　 　　　寂しさを伝えたいのか　遠くで霧笛が　・・・・・・ 　　　　 　　　想いばかりつのる　逢いたい！

逢えない思いが 　　切ない心を　真っ赤に燃やす 　　　　心よ早く離れろ　もう苦しい 　　　　　　　残りのバーボンを 　　　　　　　　　　　一気に飲み干す

※コメント：名にし負はば逢坂山のさねかづら　人に知られでくるよしもがな（三条右大臣）
　　　　　　後撰集からの抜粋ですが、時は移り変わっても、男と女は・・・・変らない
　　　 　逢う事を許されない二人！なのに今やらねば　いつ出来るって！誰かがささやく！

　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2004.0１.18日　terutaka作