恋の放浪者


     ミニから伸びた 白い太もも、

     デスク下のペンひろい、そっと見る

       魔女の仕掛けた罠に落ち 

       わざと落として そっと見る

       心の居場所は万華鏡


  開いたミニから伸びた足

  魔女の罠に、はまり込み 

    イモリの黒焼き飲まされて

    ピンクの花びら魅せられて

    魂の居場所は万華鏡

      


  心の弱みにつけ込まれ

  妻に内緒で 旅に出る

  乱れた浴衣 こぼれる白い内もも

    思いのままに 操られ

    心の居場所は万華鏡 後は悲しい 恋の放浪者 


 
                   2003.04.07 terutaka 

               
あとがき!
  魔女はどこでも自由に入れるが、入った所からしか出られないと云う
  放浪者にならないよう、出口はしっかり確保しておこう。


                           background by Paper Company