2002.11.16日処女作
 
晩秋の日曜日の朝

 南太平洋のリゾートビーチ

 青い珊瑚礁を犬が走る

 私は素っ裸で追っかける

   


 遅い!何故か遅い!それでも力一杯走る

 突然犬が!会ったこともない美しい女性と入れ替わる

 抱きあった瞬間!朦朧とした頭が現実への通路を歩きはじめた

 

                

 カーテンの開く音で目が覚める、夢?? 夢か!

 新しい朝が眩しい

 もう9時よ、起きたら!と顔に蒸しタオル

 日曜だよっと! ベッドに横座りの妻を抱き寄せる

 お馬鹿さん!もう9時よと立ち上がる



 バスローブを着てしぶしぶ階下に降りる

 真っ白なテーブルクロスにハイビスカスがお出迎え

 カップの中で湯気が楽しそうにワルツを踊ってる

 お湯と入れ替わりにコーヒーがそそがれる



 クロワッサンとサラダに戴き物の柿が今朝の食事

 コーヒーを一口飲み、そ〜っと妻を見ながら

 砂糖は!と小声で言うも、気づかぬふりして知らぬ顔

 昨夜は帰りが遅かったのでご機嫌斜め?

 優しい横顔を感じながら、ま〜いいか!

 愛しい妻の変化を感じながら・・・・・・自分でミルクを入れる

                                 
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