悪夢 投稿者:ちゃま 投稿日:11月28日(水)11時28分40秒
脳死の人の身体と、心臓死の人の脳を一つにしたら、死体がしゃべりだすのだろうか・・
個とは? 投稿者:ちゃま 投稿日:11月28日(水)08時18分35秒
人の数を一人、二人、と数えることはできない。
僕らはすでに、そういう世界に生きていると認識すべきじゃないだろうか。
脳提供 投稿者:森岡正博 投稿日:11月27日(火)20時10分21秒
そうなんですよね、以前にもこの掲示板で話題になりましたが、脳細胞は心臓死後でも生き続けていて、研究や移植に使えるんですね。脳の細胞が生き残っているのに心臓が止まった時点で一律に「死」としていいのかという疑問は依然として残っていると思いますが、いかがでしょうか? 脳外科の本とかを読むと、心臓が止まったら、数分〜数十分(だっけ?)のあいだに、脳細胞も死滅するって書いてあるはず。でも、ほんとうは違うんだね。
死後の脳提供の意思表示 投稿者:てるてる 投稿日:11月27日(火)19時56分02秒
死後の脳提供を求めて、福島県立医大が意思表示カードを作ったというニュースがあります。http://www.asahi.com/science/news/K2001112500065.html
Truog教授からのコメント 投稿者:森岡正博 投稿日:11月27日(火)14時48分37秒
「脳死の人」第1章の全訳が完成し、英語ページにアップしてますが、トゥルーグ教授からコメントをいただきました。下記にアップしました。好意的な評価ですね。
自民党 投稿者:森岡正博 投稿日:11月24日(土)19時04分09秒
それは、どういう案になるんでしょうか? 町野案?
だとすると、食い止めなければ!
小児脳死移植に法改正の動き 投稿者:tity 投稿日:11月24日(土)15時22分47秒
自民党の脳死・生命倫理及び臓器移植調査会は22日、都内で会合を開き、15歳未満でも脳死での臓器提供ができるようにするため、臓器移植法の改正に向けた検討を始めた。
調査会では、「国民も小児移植を望んでおり、早急に実施できるようにすべきだ」との意見が出た。(11月22日、朝日新聞夕刊、一部省略)
とうとう動き出しました。痺れを切らしたのでしょう。
最短なら、来年春の通常国会で提出されます。
冒頭で出ればおそらく審議入りするでしょう。
むむむ・・ 投稿者:森岡正博 投稿日:11月24日(土)07時31分24秒
>単に今回の事務局が杏林大だったので偉い人を探したら竹内氏になっただけでは?そう言われると、きっとそうだろなって気がしてきた。
そういう「なーんも考えてない」ところが、医学界にはある。
その結果、こういう「しょーもない」発言がなされ、誰かが問題視しない限り、みんなで聞き流しておいて、「今日はすばらしい啓発されるお話をありがとうございました」ってことになるのが医学界。
RE: 竹内発言 投稿者:tity 投稿日:11月24日(土)00時40分59秒
> 「不妊学会が、竹内さんをまねいて脳死妊婦についての講演なんかをさせたのか??」
単に今回の事務局が杏林大だったので偉い人を探したら竹内氏になっただけでは?
講演録を当たってみてはいますが、大学の先生の方が手に入れやすいと思います。なぜ今回はみな飛べるのか?
tityさん 投稿者:てるてる 投稿日:11月23日(金)23時10分27秒
私も、クリックしたら飛べました。
脳死出産……本人の事前の意思表示があればいいとか、家族が承諾すればいいとか、考えたのでしょうか……
でも、脳死と診断された人、自分がもともと妊娠していた赤ちゃんならおなかのなかで育て続けられるけど、他の人の赤ちゃんをおなかのなかで育てることができるのかな。
できるかどうか、最初は実験のつもりで実施するのでしょうか。
そんな人体実験……>党議拘束
臓器移植穂は党議拘束をはずしたので成立した、というあたりに興味がありました。
それと、個人的に、夫婦別姓にも関心があるので。
掲示板のテーマからはずれて申し訳ないと思ったけれど。
ごめんなさい。
竹内発言 投稿者:森岡正博 投稿日:11月23日(金)23時07分08秒
>脳死した女性の借り腹を検討課題だと話されたようですこれ、たしか私も以前に架空の話として、どっかに書いた覚えがあるなあ。どこだっけ。でも、竹内さん、本気で言ってるんですかねえ。ドイツのエアランゲン妊婦が、どのくらいの大問題を引き起こしたか知ってるのかな。まあ、竹内さんと言えば、立花さんの脳死判定基準批判を最後まで無視して聞き流した張本人ですからね。でも、医学界の「ボス」が、こんなこと言っていいんですか? 例によって、だれも公然とは批判できないだろうね。医学界って、そんな体質。
それと、もっと気になるのは、なんで
「不妊学会が、竹内さんをまねいて脳死妊婦についての講演なんかをさせたのか??」
という点です。こっちに要注目だ!
>tityさん 講演録とか、入手できたりしないんでしょうか
tityさん 投稿者:りんご 投稿日:11月23日(金)22時15分17秒
コピペしなくても、見れましたよ(^^)。
脳死出産に思う 投稿者:tity 投稿日:11月23日(金)22時03分12秒
竹内一夫氏が日本不妊学会で行った講演の記事を下記に掲載しました。
(またコピーペーストでしか見られないかもしれませんけど)
脳死した女性の借り腹を検討課題だと話されたようです。
かなり行き過ぎの発言だと私は思います。てるてる様の「党議拘束」の投稿の意図は何でしょう。
ちょっと分からないのですけど。
たまたまそういう記事があったという程度に捉えればよいのですか?http://isweb26.infoseek.co.jp/family/tity/topics.htm
党議拘束 投稿者:てるてる 投稿日:11月23日(金)20時03分32秒
Yahoo!ニュースで、民法改正案が見送られた話が臓器移植のところにふられているので
なぜかと思ったら、こんなことが書かれていました。>臓器移植法のように自民党が党議拘束を外せば、民主党や公明党などの賛成で法案成立の可能性が出てくる。ただし、この場合は自民党の「抵抗勢力」が嫌がる「自民・民主連携」であり、政局的な思惑も法案提出へのためらいにつながっているようだ。
>自民党が党議拘束を外して議員個々の賛否に委ねる決断をしない限り、民法改正案は延々と国会の外でくすぶり続ける運命にある。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20011124-00000018-mai-pol
病理学者 投稿者:森岡正博 投稿日:11月23日(金)14時47分47秒
病理学者だっていうこともあるかと思われますが、しかし、脳外科の臨床やってる医師でも、脳死の維持期間などについては、知らない人はすごく多いですよ。これ、ほんと。問題点のひとつは、そういう医師が、医学の権威のもと、下記のようなことを書いたり、しゃべったりして、それを聞いた人が真に受けているということです。あるいは医学界の偉いさんが公言すると、下のほうの医師・看護婦・パラメディカルたちは、従うしかないというところにも問題がある。
Re 専門家が「脳死」について全く知らない医師の好例 投稿者:なな 投稿日:11月23日(金)07時53分16秒
> 1.脳死と植物状態
> 重症脳損傷の病態の中に、重篤な神経脱落症状を呈しながら数カ月以上生命維持が可能である「植物状態」と、予後が絶対に不良でたかだか1週間しか生存できない「脳死」の状態がある.これでは確かに、脳死=予後が絶対に不良、たかだか1週間しか生存できない、と断定されてしまっているように受取れます。 生存期間だけで語られる「植物状態」と「脳死」の分け方には問題があります。
> 脳死の解説を書く医師に、こういうのは多い。勉強してない。
これは臨床に携わることがほとんどない病理学者ということが関係しているとお考えですか?
そもそも「神経脱落」の全体像は、死後病理解剖でしか確定的所見は得られないはずで、脳死の医学論争のポイントのひとつは、脳死診断と病理解剖の神経細胞学的な所見との「合致」の確実性の問題があっただろうと思います。
専門家が「脳死」について全く知らない医師の好例 投稿者:森岡正博 投稿日:11月21日(水)22時13分04秒
1.脳死と植物状態
重症脳損傷の病態の中に、重篤な神経脱落症状を呈しながら数カ月以上生命維持が可能である「植物状態」と、予後が絶対に不良でたかだか1週間しか生存できない「脳死」の状態がある.昭和大学・医・第一病理:諸星利男 著 (↓のページ 2001年8月作成)
__________________
脳死の解説を書く医師に、こういうのは多い。勉強してない。
ちなみに、このページの上位の「脳死と臓器移植」の法的・倫理的解説はよくかけていると思う。
http://wwwedu.showa-u.ac.jp/~noushi/m_pathology1/index.html
かしわばらさんへ 投稿者:てるてる 投稿日:11月21日(水)11時48分37秒
森岡さん御紹介の「臓器移植法改正ページ」からリンクしている、私の論文
「臓器移植法の見直しをめぐる論点」は、現在提出されている臓器移植法の改正案、つまり、
町野案、森岡・杉本案、てるてる案、日本移植者協議会案を比較対照して解説しています。
こちらを読んでから、各改正案を読むと、わかりやすいと思います。また、過去ログハウスからリンクしている、FAQのコーナーも参考になると思います。
てるてる案の、質疑応答形式の抄録をアップしました。↓
トゥルオグ教授のおなまえについては、Truogと英字で書いております。http://members.tripod.co.jp/saihikarunogo/teruteruqanda.html
トゥルオグの名前 投稿者:森岡正博 投稿日:11月21日(水)08時17分35秒
最近、例のハーバード大学のトゥルオグ教授とやりとりをしていますが、名前の発音の仕方を確かめてみたところ、We pronounce it as the word "true" with a hard "g" on the end, all in one syllable.
とのことでした。つまり、「トゥルーグ」と発音するってことでしょうね。
今後どうしましょうか。論文とかで書くときに。
かしわばらさん 投稿者:森岡正博 投稿日:11月20日(火)23時19分38秒
下記の臓器移植法改正ページのリンクをていねいに見れば、たいがいのことは分かります。
・6歳未満は臓器移植を受けられない → 出典を教えてください
・15歳未満 → 様々な提案が出ています
・子どもの脳死が回復する → どこに書いてありましたか?http://member.nifty.ne.jp/lifestudies/ishokuho.htm
http://www.lifestudies.org/jp/ishokuho.htm
はじめまして 投稿者:かしわばら 投稿日:11月20日(火)16時42分40秒
学校で臓器移植に関してのディベートをやっている者です。(「15歳未満の臓器提供を可能にすべきである・肯定派」)
来週が本番なのですが、疑問だらけでとても困っています。
図々しいと承知の上ですが…お力添えいただけるでしょうか?
質問があります。
・6歳未満は何故臓器移植を受けられない(レシピエントになれない)のでしょうか?
・臓器提供を15歳未満も可能にした場合、おそらく本人と親の意思になる訳でしょうが、
物心つかない子供(まだ本人の意思表示できない)などはどうなるのでしょうか?
・子供の場合、いったん脳死になっても再び脳が回復することもある訳ですがそれについてどうお考えでしょうか?長々とすみませんでした。返答していただければ幸いです。
用件だけで申し訳ありませんが失礼いたします。
倉持さん 投稿者:森岡正博 投稿日:11月20日(火)16時10分06秒
さっそくの書き込み、ありがとうございました。
いま見直してみましたら、たしかに、これは、古川さんからの引用ですね。失礼しました。引用部分が段下げされてなかったので、てっきり、地の文かと思ってしまいました。しかし、古川さんも、根拠を示さずに回復例があると書くのはかなりまずいのではと。これ、ほんとうだったら、たいへんなことですよ。しかし、脳深部の脳波が取れるのなら、法的脳死判定が終わった脳死の人できちんと測定してみたらいいと思います。それで、脳波が見つかれば、脳死概念は崩壊します。
臓器移植ネットワーク財政難 投稿者:てるてる 投稿日:11月20日(火)11時40分09秒
YOMIURI ON-LINEに、日本臓器移植ネットワークが財政難だという記事が載っています。
赤字解消のため、広報誌を休刊したり、公共広告機構を使っての啓発活動をやめたりする
そうです。
財政改革案に、臓器提供施設への交付金をやめることと、移植施設から斡旋料を徴収する
こととが、挙がっています。
これは、もしかして、USAのUNOSが、臓器の獲得で収入を得ていたのと同じ方法を実践する
ことではないかしら。
スペインでは、一人の脳死患者から15個以上の臓器を獲得できた臓器獲得スタッフには、
ボーナスが出ていましたが、そういうお金も、結局は、移植施設からの徴収料が財源に
なっていたのかな。
この、外国の臓器移植斡旋機関の収入源について、まだよくわからないのですが。http://www.yomiuri.co.jp/04/20011120i501.htm
森岡先生のご質問 投稿者:倉持 武 投稿日:11月20日(火)10時39分19秒
書き方が悪かったようですみません。ご指摘の個所はp.250と思いますが、そこは古川哲雄氏は意識のもんだいについてこう考えていますよ、と紹介したところで、古川氏の論文「脳死者に意識はないのか?」(注5、p.273)からの引用個所です。さらにご指摘の文章の、古川氏が挙げている根拠が、唐沢氏との私信ですから、ここで古川氏の使っている「全脳死」がいかなる判定基準によるものであるのかは確認しておりません。ただ、唐沢氏の『脳死判定ハンドブック』(羊土社)には「いわゆる脳波=頭皮上脳波が一見平らに見えても頭蓋内脳波(・・・)に波形が見られた例がある」(p.209)とはありますが、「全脳死」と判定されたとか、回復したとは、ありませんね。この件については、無責任なようですが、古川氏か唐沢氏に尋ねてみるしかないようです。私自身の見解としての主張でしたら、確認した上で書きますが、紹介でしたので、申し訳ありませんが、この点は未確認です。私自身としては、厚生省基準で脳死と判定された者に意識がないといいきるためには、1)臓器摘出時に体動を生じさせるストレス、痛覚、意識の連続性、非連続性2)外的(刺激に応答する)意識覚醒に対する間脳網様態の役割3)脳損傷による意識消失と麻酔によるものとの同一性と差異性4)外的意識と自我意識の関連の解明が必要ではないか、と考えています。ですから、脳死の人にも意識はある、という立場です。倉持 武
倉持さん 投稿者:森岡正博 投稿日:11月20日(火)09時15分42秒
ご著書「脳死移植のあしもと」松本歯科大学出版会を拝読しました。
そこで、書かれている以下の文章、>全脳死と判定されて頭表脳波が平坦になった患者でも、脳室内に入れた電極からは活発な
>活動波が得られる例があり、その何例かは回復して通院している(船橋市立医療センター、唐沢秀治脳神経外科部長、私信)。という箇所は、ほんとうでしょうか? ここで言う全脳死の判定は、移植法成立後に法的脳死判定を行なった例ではありませんよね。いわゆる臨床的な脳死の判定のことだと思われます。無呼吸テストは行なったのでしょうか? 竹内基準が厳密に適用された例からの回復例が存在するのなら、それ自体、大スクープだと思います。このことについて、倉持さん(見てるかな?)どう思われますか?
家族の絆 投稿者:モイナ 投稿日:11月17日(土)22時41分03秒
山田昌弘氏の「家族というリスク」を購入"ドナーの遺族"というときの"家族"について
再考が必要なのだと思いました。
ドナー遺族 投稿者:てるてる 投稿日:11月17日(土)22時10分03秒
YOMIURI ON-LINEに、ドナー遺族が心境を語る、という記事が載っています。↓http://www.yomiuri.co.jp/top/20011117it12.htm
倉持さんのご本 投稿者:森岡正博 投稿日:11月17日(土)21時24分06秒
いただきました。m(_ _)m ありがとうございました。冒頭に、てるてる案のチェックカード(+α?)が・・・。
森岡・杉本案への批判もありますね。松本歯科大学出版会という地味目のところから出版されていますが、関心ある方は読むべきでしょう。
倉持武著「脳死移植のあしもと」 投稿者:てるてる 投稿日:11月17日(土)20時05分08秒
倉持武さんの著書「脳死移植のあしもと〜哲学者の出番です〜」が松本歯科大学出版会から
出版されています。目次
第一章 「脳死」について
第二章 1968年 札幌 ドナー
第三章 「脳死」と「脳の死」
第四章 「脳死移植の問題」
第五章 政策としての脳死--脳死の思想を考える--
第六章 脳死・移植・自己決定
第七章 脳死移植と自己決定権
第八章 臓器移植を考える
第九章 脳死移植の基本問題脳死判定について、厚生省基準に対する立花隆の批判のことがとりあげられていて、ちょっと
おもしろいです。
>立花氏は厚生省基準を、終始、死亡判定基準として使用されるものとして捉え批判しつづけて
きた。しかし当基準の作成者たちは、終始、報告本文に明記されている立場、つまり「サジ投げ
判定基準」としての立場から、立花氏の批判を論じ続けてきた。 (p.116)「サジ投げ判定基準」という言葉が、個人的に気に入ってしまいました。
第九章に、町野案・森岡案・てるてる案のことが出てきます。
それでもって……「はじめに」にチェックカードのことが出てきます。倉持さんは、「臓器交換社会」の共訳者です。
tityさんのアップ 投稿者:りんご 投稿日:11月 7日(水)13時12分16秒
コピペで見ることができました。
高度先進医療の仕組み 投稿者:tity 投稿日:11月 7日(水)02時51分26秒
厚生労働省から資料をいただきましたのでアップしました。
ご参考までに。http://isweb26.infoseek.co.jp/family/tity/files/20011106.pdf
高度先進医療 投稿者:てるてる 投稿日:11月 4日(日)01時35分15秒
17例目の脳死患者からの移植で、心臓移植には、高度先進医療が適用されたそうです。
移植手術を受けた患者は、約300万円の手術費と、搬送費を負担するということです。
国立循環器病センターの総長は、医療保険が適用されるようになるための第一歩だと
言っています。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20011104-00000112-mai-soci
RE: 17例目の脳死患者からの移植 投稿者:tity 投稿日:11月 3日(土)20時51分37秒
本来、原疾患名などは臓器提供施設マニュアルで公表することになっているので
今回のようにそれを非公開とするなら、例えば、家族の書面を公開するとか
そういったことぐらいはすべきだと思います。
また、今回、当初病院名も公開されませんでしたが、
これも十月のマニュアル改正で公開することになっています。
逆に、当初「家族の希望」で非公開としていたのなら、
どうして病院名を公開したのでしょう。
説得したのなら、どうして原疾患の方は説得しなかったのか。
結局、家族の意思などではなく、病院側の裁量次第で
どうにでもなっているということなのでしょう。森岡先生、リンクありがとうございました。
17例目の脳死患者からの移植 投稿者:てるてる 投稿日:11月 3日(土)11時08分36秒
17例目の、法的に脳死と判定された患者からの移植手術がおこなわれています。
患者の家族の意向で、病名は公表しない、ということです。
これは、現在だけのことでしょうか。
それとも、後の検証会議でも、公表しないのでしょうか。
検証会議そのものが非公開ならば会議の中では公開するとか?
医学的な研究報告は、これまでの移植手術でも全部出ているはずだと思うのですが、手術直後でなくても、後になって、一般の人が、資料を入手できるように、医学的な情報は、報道もできるように、してほしいと思います。
なんだか、家族の意向といえばなんでも秘密にできるとかんがえているようですが、患者本人と今後移植医療に関わるすべての人々のため、情報を共有する必要があると思います。
家族は、臓器提供の最終判断もできるし、提供先も決められるし、情報の開示も制限できる。
本人じゃなくて、家族の意向を優先することで、臓器移植を推進する。
そういうやりかたは、個人の命と意思というものを軽く見ているのではないでしょうか。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20011103-00000152-mai-soci
移植患者の会をつくった人 投稿者:てるてる 投稿日:11月 1日(木)19時53分37秒
新潟県で生体腎移植の第一号となった方が、移植患者が話し合う会を作ったことが紹介されています。↓http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20011030-00000002-mai-l15
交渉 投稿者:森岡正博 投稿日:11月 1日(木)12時02分09秒
リンクしておきました。こういうねばり強い交渉は、ほんとうに大切ですね。
厚生労働省交渉 投稿者:tity 投稿日:11月 1日(木)00時30分31秒
4月に行った厚生労働省交渉の議事録をアップしました。
以前こちらでも問題提起した臨床的脳死が必要でないというその根拠、
レシピエントの予後についてどのくらい行政が把握しているのかなどをうかがっています。
http://www.geocities.co.jp/SweetHome-Brown/4651/50/noushi_050.htm
http://www.geocities.co.jp/SweetHome-Brown/4651/
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20011030-00000002-mai-l15
[21世紀・新潟の100人]/96 患者の話し合いの場作った・石田さん /新潟
◇自身の闘病生活原点に−−患者の話し合いの場作った・石田芳英さん
腎(じん)移植を受けた患者で組織する「新潟移植者の会」は、98年10月に発足した。
「当時、移植患者の会がなく、交流の場がなかった。(移植患者は)移植から第一歩が始まり、みなそれぞれに悩みがある。患者同士の情報交換や話し合いの場にと始めた」と石田会長。
移植すれば即、みな健康になるわけではない。免疫抑制剤の副作用で糖尿病や高血圧を併発する人もいる。移植腎がうまく機能せず、腎炎になる人もいる。移植した腎臓が20年もつ人がいれば、10年もたない人もいる。
普通の生活が送れても、病気を理由に就職ができない人もいる。移植したことで、一緒に透析を受けてきた仲間との関係に悩む人もいる。みなそれぞれに悩みを抱えているという。
現在、会員は36人。富山や長野の患者もいる。2カ月に1度集まり、情報交換や悩みごとなどを話し合う。年1回、移植医を招いて勉強会を開いたり、移植関連資料の配布なども行っている。
石田さん自身も中学時代に闘病生活を送った。76年12月、慢性腎炎が手遅れで見つかり、腎不全と診断された。中学2年の時だった。薬物療法や食事療法なども試したが、好転せずに77年12月に透析治療に入った。
病院に併設された養護学校で中・高校時代を過ごした。1日置きに5時間の透析を受け、合間に授業を受けた。透析による貧血で立っていられない。水分も1日200ミリリットルに制限され、口が渇くと氷をなめて過ごした。「当時は水をいっぱい飲みたい、ずっと横になって休んでいたいという欲望しかなかった」という。
子供のころから透析を受け続けると、骨がもろくなったり、心臓が肥大するなどの合併症が出るため、移植を勧められるケースが多いという。石田さんも80年7月、新潟市の病院で母親から生体腎移植を受けた。それが県内初の成功例となった。
「移植後、貧血が改善されて動き回れるようになれたのが大きかった。『勉強したい』『どこかに行きたい』という意欲が出てきた」と振り返る。
97年10月に臓器移植法が施行された。しかし、移植医療への理解はまだ十分とはいえない。
「腎臓、角膜、すい臓はもともと心臓死(のドナーから)でも移植できたが、(臓器移植法施行後は)脳死でないと移植できないと思われて献腎移植が減っている」と指摘する。
「移植は誰かの犠牲の上に成り立つから抵抗があると思うが、推進しないと透析などで医療費を圧迫することにもなる。する、しないは個人(の意思)によるが、移植も選択できる普通の医療になってほしい」。石田さんはそう訴えている。【斎藤毅】
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◇いしだ・よしひで
新潟移植者の会会長。三条市在住。39歳。
◇私の町・私の夢
脳死の普及も時間がかかるだろうし、移植の推進も時間をかけて解決するしかない。移植患者はこれからも増える。その人たちのフォローをしていきたい。(毎日新聞)
[10月30日19時23分更新]