森岡正博さんの「脳死・臓器移植」専用掲示板過去ログハウス 2001年03月09日〜03月17日

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ドナー情報が早くわかる仕組み3 投稿者:yukiko  投稿日: 3月17日(土)00時01分51秒

確かに難しい問題で、まとまらないままの書きこみになります。
わたしはMSWのかかわりについて記事を読んだ当初は、船橋市立医療センターのMSWは、
生活者支援というMSW独自の視点を失なわないなら、チーム医療を具体化する現実的な
試みをするだろう、と評価しました。その方が患者本人に対しても親切だと思った。
今もそう思っています。

でも、臓器移植専門委員会の話を聞くと、医療全般に対する信頼感を欠いている現状では、
杓子定規に形式を守ることにも意味がある、と思いました。
それに大塚委員がおっしゃったように、その場になればカードとは違う展開もありうる。
そこまで言うと、カードそのものが無効になります。
だからご家族の立場に立てば、カードなんて無効だ、と思われた場合には、最後まで何も
言わないでいいのじゃないか、と思います。
必要だと思った家族の方は自らカードについて発言をするでしょうから。
この辺は、唐澤さんが「5) 最後に、死の実感についてお話しします。」において
プレッシャーを与えてはならない、と書かれた通りです。
専門委員会の議論は、そういう現状のままでは提供数が上がらなくて困る、ということなわけですが。

専門委員会には、家族がだまっているのは問題だ、といいかねない雰囲気がある。
前述したように、わたしは本人の意思を生かすべき、という『気持ち』は分かるのです。
でもそれはわたし自身の個人的な気持ちであって、現実に制度を利用する家族とは
何も関係がない話です。

家族の当事者性を疑うような考え方は、医療や福祉の現場には馴染まないと思います。
本人を支援すると言っても、かならず家族が関わるし、家族が本人の意思を拒否した場合は、
別に臓器提供に限らず、家庭への退院であってもうまくはいかない。
これは気持ちの問題であって、いいとか、悪いとかの話ではないと思います。

曖昧な書き込みになりましたが、わたしはこの問題を結論付けることは、当面できそうにありません。
むしろ、将来、船橋市立医療センターを利用された家族がどう思われたのかを知りたいです。


ドナー情報が早くわかる仕組み2 投稿者:yukiko  投稿日: 3月16日(金)23時59分57秒

○大塚委員
…小柳先生のおっしゃったこともよく理解できるのですが、例えばきちんと脳死に至るまで
救命救急医療が貫徹されたかどうかといわれましたなら、これは当然ながら第2回目の
脳死判定で脳死というふうにいったときでないと先に進めないのです。もっと極端にいいますと、
臨床的脳死というものはもうやめてもらいたいです。非常にこれは臨床の中では
混乱してしまうのです。一般に臓器提供に向かわない脳死もいっぱいいるのです。
そういう場合の脳死判定と、臨床的脳死判定との区別は全くついてないのです。
ですから臨床的脳死判定の中では、無呼吸テストはやらなくてもいいといっているのですが、
現実にはやっているところもあります。やらないところもあるというふうに非常に曖昧です。
そういう意味では、私は本当に脳死は死であるということを徹底するのであれば、きちんと
2回目をやった段階で脳死というふうにいっていただきたい。その前に、勿論、
臓器移植の術前の準備はありますからお気持ちはよく分かりますが、そこは難しい、救命医療を
ちゃんとやったのかといわれると、私のほうは困ってしまいます。
それから井形先生がおっしゃったように、救命センターに入院されるときに、ドナーカードを
出しなさいというのも、これも救命センターの中ではかなり異論があります。
そういうことをやることによって患者さん側にとってみると、脳死になったら臓器を取られるのではないかと
思われてしまう。非常にそのあたりは微妙です。ですからその辺りのことをもう少し整理していただいて
クリアにしていただくことがまず重要ではないかと思っております。

○野本委員
…もうひとつ、井形先生、谷川先生、大塚先生のそれぞれからご意見の出た意思表示カードの
確認の時間です。
これは菊地君や小中君と対策本部長をやっているときにすごく悩むことです。確かに
何かの方法で、やわーと確認できる方法を考えていただけないか。とにかくどぎつくは
いけません。どぎつく、お前見せろというルールを作ると僕も嫌だと思うのですが、やわーと
何となく、抵抗なく、意思表示カードが出ているというのがやはり何とか工夫しないといけない。
これは工夫と知恵との問題かと思います。そのベースは患者さんやその周囲の人達に対する
優しさがベースでやんわりにしていただきたい。我々の医療サイドからのやり易さでいきますと、
どれほどシステムを作ってもリセットされますので、大塚先生あたりいい知恵をお願いします。

〇大塚委員
 困りましたね、たいへんに難しい宿題ですね。

〇野本委員
 難しいと思いますがね。

〇大塚委員
 私は現場で見ておりますと、ドナーカードというものも全面に100%信頼できないのではないかと
思っているのです。と申しますのは、元気なときにはホイホイと○をつけるのです。
でも現実に土壇場になって、その時点になると、いやちょっと待てよという考え方が
動くのではないかという感じがするのです。
 ですからドナーカードをもっている人がすべてもっていますよというふうに提出されるとは、
私は思ってないのです。

http://www1.mhlw.go.jp/shingi/s0011/txt/s1117-1_11.txt


ドナー情報が早くわかる仕組み1 投稿者:yukiko  投稿日: 3月16日(金)23時44分29秒

船橋市立医療センターの唐澤秀治さんの「脳死判定・最新の研究から」を拝読いたしました。
読みやすかったです。わたしは特に後段「正確な脳死判定のために」の
「5) 最後に、死の実感についてお話しします。」に注目しました。

船橋市立医療センターではドクターではなくてMSW(メディカルソーシャルワーカー)が、
患者さんの受付時にドナーカードを預かるのではありませんでしたっけ?
たしかそういう新聞記事を読んだことがあります。
その記事を読んだ後、昨年の11月17日の臓器移植専門委員会(↓URL入れています)で
ドナー情報を早くわかる仕組みについて話題になりました。
で、関係する発言を抜粋してみました(前後を省略していますので一続きの会話ではありません)。

○井形委員
…ドナー情報があるのに、移植に結びつかなかったというのは非常に多いのですね。死後に
ドナーカードが見つかったとか、或いは後でわかったとか、そういうケースが多いので
報告書の中にも書きましたが、できれば、入院のときに、そういう情報がもっと早くわかる
仕組みが欲しいという事を書いてございます。
救うための病院に、死んだときにどうしますかという項目を作るのは、かなりきついことで
ありますので、私の個人的なものとしては、医療行為について、ご希望、ないしは
意思がおありですか?という項目を作って、その中の一つに例えばドナーカードなどとか、
尊厳死であるとか、エホバの証人の輸血拒否とか、そういう代表的な項目を幾つかあげて、
その中にさらりとドナーカードをお持ちですかということを書くようなことで、
病歴の間に普及させるのは、少なくともドナーの情報がありながら移植に結びつかなかった例が
非常に多いのは、一部解消するのではないかと思います。

○小柳委員 
…2回目の脳死判定の後でなければ、ネットワークから直接に連絡してはいけないということに
一応はなっております。または法解釈で解釈権は厚生省にあると、私は過去に
いわれたことがありますが、そうしますと今は、ネットワークは1回目の脳死判定の後で
移植を前提に患者さんの検索を既にしていますね。ですからコーディネーターも派遣されています。
1回目の脳死判定以降にね。ですからそこには矛盾があるかなと思っています。
1回目の脳死判定以降に移植施設への連絡、という一行を加えていただくだけで
実現可能ではないか、対応ができるのではないかと思います。これは法の原則ではありませんで、
専門委員会で検討していただければいいかなと思います。

○谷川委員
…先ほど井形先生がおっしゃった、臓器移植ネットワークの中で、
これから法を改正しなくても改善するということの一番大きな点は、いろいろな
医療機関に入院された方、或いは救命に入った人はドナーカードを持っているかどうかを、
きちんとチェックするということは非常に重要なことではないか。
少なくとも外国では、個人の意思というものを、もし個人の意思が脳死の場合に提供したい
というときに、回りの人ができなかったということになると、これは個人の意思に対して十分に
応えられなかったということで、一番大変な基本的な問題にも関わることでございますから、
入院患者或いは救命の方々にドナーカードを、井形先生もおっしゃったように多少は
微妙な点もございますが、ここをうまくして、ドナーの提供が多いように努力することは
これから重要なテーマであると思います。

http://www1.mhlw.go.jp/shingi/s0011/txt/s1117-1_11.txt


高校生さんへ 投稿者:森岡正博  投稿日: 3月16日(金)23時27分55秒

そうですね。大人の場合よりも、子どもの場合のほうが、犯罪に巻き込まれる確率は高くなるかもしれません
ね。それと、子どもは大人の意見に左右されやすいとも思いますが、それは大人の場合でも同じことだと
私は思います。大人でも、かわいそうな病気の子どもの映像を見せられると、容易に意見を変えてしまいます。
私の「中央公論」論文を読んで、意見を変えた大人もいるようです。
あと、引きこもりとか、非行とかを考えてみると、大人の意見を聞かない子どもも
たくさんいるということかもしれませんね。

高校生さんへ 投稿者:おせっかい  投稿日: 3月16日(金)20時34分29秒

私もあなたのご意見のように考えてる者のひとりです。
もし、お時間があれば、上にある、過去ログハウスをクリックしてみませんか?
あなたと同じお考えの方が意見をおっしゃっておられるようです。

あなたなら、どのようにしたらいいとお考えになりますか?
または、15歳以下の人に問うことはむちゃくちゃなことだとお考えでしょうか?
まず、ご自分の気持ちを確かめてみるのも、ひとつの方法かと思います。


返事を頂ければ幸いです。 投稿者:高校生  投稿日: 3月16日(金)15時12分45秒

今、15才未満の児童からの臓器摘出について調べています。
スリランカなどの国では、臓器狩りが発生し、問題になっていると聞いたのですが、法律が改正されて
15才未満の児童からの臓器摘出が可能になった場合、日本でもそのような事が起こるのではないでしょうか?
また、ドナーカードを書かせる場合、15才未満の児童にどうやって周りの大人の意見に左右されずに
自分の死後を決めさせるのでしょうか?15才未満の子どもではどうしても親などの意見に従ってしまう
と思うのですが・・・。
これについての森岡先生のご意見をお聞きしたいです。

脳死情報 投稿者:森岡正博  投稿日: 3月14日(水)19時40分51秒

船橋市立医療センター脳神経外科 唐澤秀治氏による「脳死判定・最新の研究から」を、移植
法ページにアップしました。シューモンの研究、ラザロ徴候、脳死判定における薬剤の影響、
無呼吸テストなど、脳死に関する最新情報の、専門家からの情報発信です。注目論考ですの
で、ぜひご覧ください。(唐沢さん、ありがとうございました)

http://member.nifty.ne.jp/lifestudies/karasawa01.htm


ありがとうございます 投稿者:森岡正博  投稿日: 3月12日(月)02時46分28秒

行けました。
でも、検索して行く方法しかないんですね。なんでだろう。

米国議会の検索 投稿者:tity  投稿日: 3月11日(日)22時04分12秒

http://thomas.loc.gov/
の方が具体的に探せます。
gift of life
で検索すれば、どの委員会に出ているか分かります。

ごめんなさいm(_ _)m 投稿者:てるてる  投稿日: 3月11日(日)21時39分05秒

U.S. House of Representatives

The Legislative Process

Congressional Record, 107th Congress
そして、
Gift of Life Congressional Medal Act of 2001を入力します。
そしたら、一番上に、以下の記事が出てきますから。
1 . INTRODUCTION OF THE GIFT OF LIFE CONGRESSIONAL MEDAL ACT OF 2001 --
HON. FORTNEY PETE STARK (Extensions of Remarks - February 14, 2001)

説明が要領悪くなってすみません。
m(_ _)m


The Legislative Process 投稿者:てるてる  投稿日: 3月11日(日)21時33分02秒

Access to information about bills and resolutions being considered in the Congress.
という説明文がついています。

U.S. House of Representatives 投稿者:てるてる  投稿日: 3月11日(日)21時31分04秒

U.S. House of RepresentativesのURLです。↓

このサイトの検索ページで、Gift of Life Congressional Medal Act of 2001を入力すると、見つかりました。
日本の国会議事録の検索ページに似ています。
というより、日本のほうがまねをしたのでしょうか。

http://www.house.gov/


てるてるさん 投稿者:森岡正博  投稿日: 3月11日(日)19時33分28秒

アメリカ政府のURL、行けませんでした。ダイレクトリンクは、どこでしょう。

USAの75000人の待機患者 投稿者:てるてる  投稿日: 3月11日(日)18時59分50秒

下記の法案のなかに、75,000人の移植待機患者がいるというくだりがありますが、
3日9日の、UNOSのニュースのページでもそのことが取り上げられています。↓

http://www.unos.org/frame_Default.asp?Category=75000


Gift of Life Congressional Medal Act of 2001 投稿者:てるてる  投稿日: 3月11日(日)18時41分20秒

↓これですね。

http://thomas.loc.gov/cgi-bin/query/D?r107:1:./temp/~r107JQpVgb::


ドナーに勲章を贈る法案 投稿者:森岡正博  投稿日: 3月11日(日)17時18分46秒

アメリカでは、いま、ドナーに勲章(メダル)をおくる法案が準備されているようです。
以下のような文章が回ってきました。

I was searching the U.S. House of Rep. website for other information
>when
>I came across the HR 708 IH which was introduced 2/14/01 and is now going
>to
>three sub-committees for consideration. The bill, designated asGift of
>Life Congressional Medal Act of 2001', states that "The Secretary of the
>Treasury shall design and strike a bronze medal with suitable emblems,
>devices, and inscriptions, to be determined by the Secretary of the
>Treasury,
>to commemorate organ donors and their families.. ..Any organ donor, or the
>family of any organ donor, shall be eligible for a medal" Though living
>donors and dead donor families will get the medal, they must donate an
>organ;
>tissues such as corneas and eyes don't qualify for a medal!


ワークショップの感想 投稿者:りんご  投稿日: 3月10日(土)22時48分00秒

日本集中治療学会の「臓器移植とヒューマンケア」を聞いてきました。

まず、脳死、心臓死、生体からの臓器移植をひとくくりに考えてよいのかとちょっと疑問に思いました。

生体でしか肝移植をしたことのない東京大学の佐野圭二先生は、「健全なドナーにメスを入れるのは、
心苦しい」というような趣旨の発言がありました。
じゃあ、脳死の人からだったら、正常に機能している臓器を取り出すためにメスを入れてもいいの?
健全って何?

また、北九州市立八幡病院救命救急センター脳神経外科の辻村雅樹先生は、「脳死もターミナルケアとして
考え、家族が受容できるような配慮が必要」と言いつつ、脳死を受容したと思われた時点で、
家族の同意だけでできる腎臓の提供をオプションとして選択肢に入れた説明を行っているそうです。
この場合の脳死が、臨床的脳死なのか、法的脳死判定をしたのかどうかは、聞き逃しました。
とにかく、本人が臓器提供に関して何の意思表示をしてない、意思表示カードもない状況で、
30人の家族に説明をしたところ、20人が心臓停止後、腎蔵の提供をしたそうです。
まるで、医療者側は、腎臓がほしいがために、ドナーになってしまう家族に親切にしているように聞こえ、
違和感を感じました。

きっと、聞き逃していることもあると思いますが、正直な感想です。
私の考えすぎなら、いいのですが・・・。
会場で、質問する時間がなくて確認できませんでしたm(__)m。


>ネットで百科訂正 投稿者:アルキメデス  投稿日: 3月10日(土)21時45分06秒

業績の落ちこんでいる中での対応は、他の業界も範とすべきですね。
自動車とか、牛乳とか、最近企業の経営倫理を問うような事件が多かったですから。
一方、メール作戦の送り先の議員さんで、3人から活動報告を頂くようになりました。
こちらから意見とか、激励のメールをお送りすると、答えを頂けます。選挙区は違うのに・・・

倉持さんの報告 投稿者:てるてる  投稿日: 3月10日(土)11時22分20秒

あの倉持私案の倉持さんの「生命倫理コロキウム」での臓器移植についての
報告があります。↓森岡修正案・町野案等についてとりあげています。

http://pe-med.umin.ac.jp/transplantation.html


ネットで百科訂正 投稿者:森岡正博  投稿日: 3月10日(土)02時12分54秒

以前に話題になった、平凡社のネットで百科の脳死項目の誤りについてですが、以下のリンク
のような訂正文がでました。誠実な対応だと思いました。

http://ds.hbi.ne.jp/netencyhome/update.html


韓国の臓器移植法 投稿者:てるてる  投稿日: 3月 9日(金)21時44分23秒

韓国の臓器移植法が全文掲載されているウェッブページがあります。
翻訳しているのは、町野朔さんたちのグループです。

韓国の臓器移植法は、1999年に制定され、2000年に施行されています。
その特徴を幾つか挙げてみます。

>第3条「定義」の第4項
>「生きている者」とは、人の中で脳死者を除いた者をいい、「脳死者」とは、この
>法による脳死判定基準及び脳死判定手続に従って、脳全体の機能が不可逆的な状態
>で停止したと判定された者をいう。

>第17条「脳死者の死亡原因」
>脳死者がこの法による臓器等の摘出によって死亡したときには、脳死の原因と
>なった疾病又は行為によって死亡したものとみなす。

こうしてみると、脳死は、法的に生ではないが、脳死と判定された人が、死体と
みなされるわけでもないようです。
生、脳死、死と三つの法的に異なる状態を認めているようです。

また、臓器提供の承諾については、以下のようになっています。

>第18条「臓器等の摘出要件」
>生きている者の臓器等は本人が同意した場合に限ってこれを摘出することができる。
>脳死者と死亡した者の臓器等は、次の各号に該当する場合に限り摘出することが
>できる。
>1 本人が脳死又は死亡前に臓器等の摘出に同意した場合。但し、その家族又は遺族が
> 臓器等の摘出を明示的に拒否する場合は除く。
>2 本人が脳死又は死亡前に臓器等の摘出に同意又は反対した事実が確認されない場合
> であって、その家族又は遺族が臓器等の摘出に同意した場合。但し、本人が16歳
> 未満の未成年者である場合には、その父母が臓器等の摘出に同意した場合に限る。

ちょっとわからないのは、第20条の「解剖又は検視の優先」の項目です。
これは、私の読んだところでは、どういう場合であっても、臓器の移植が先に
行なわれるというように読めるのですが、よくわかりません。
ただ、USAのマイアミでは、事件で傷ついたような臓器は、移植に適さないので、
検視は、移植の後に行なう、それでさしつかえない、という方針がとられているらしいです。

http://www.mainichi.co.jp/eye/feature/details/science/zouki/199906/19-4.html

また、1996年に発表された、韓国の臓器移植の現状についてのレポートの載っている
ウェッブページもあります。

http://square.umin.ac.jp/amsaj/mainpaper.html

韓国では、腎臓移植は、生体からの移植が90%以上を占めていたが、1992年に
韓国医学界が脳死を認知し積極的に判定するようになってから、脳死後の臓器
提供が行われるようになり、生体からの移植の割合は減少した、とのことです。
仏教、キリスト教と、儒教とで、移植医療の受け止め方が異なること、臓器不足
とブラックマーケットの問題、発表後の質疑応答など、なかなか、くわしくて
おもしろい報告になっています。
これは、アジア各国の医学生が集まって発表する、国際的な催しのなかのものですが、
こういう集まりがあるというのも、おもしろいな、と思いました。

http://homepage1.nifty.com/n-k-b/korea.html


韓国「臓器等の移植に関する法律」(2000年2月9日施行)