森岡正博さんの「脳死・臓器移植」専用掲示板過去ログハウス 2000年10月17日〜10月28日

過去ログハウス入り口


RE:学会 投稿者:てるてる  投稿日:10月28日(土)07時07分21秒

28日のプログラムに入っている、
Jurgen Simon (Germany) Human dignity as regulative principle
に、ちょっと、興味があるんですが…

実のりあることになる・・。 投稿者:le pissanlit  投稿日:10月27日(金)22時00分22秒

筑波の学会楽しみです。英語のレジュメ今までの経緯等明確です。
きっと外国の方にとり参考になることでしょう。
森岡先生の発表により実のある議論がなされるのでは・・。

なお医療の南北問題からの考察等あるでしょうか?。いずれにしろ学会が終られてから
何らかのシェアをと期待しつつ・・。


土屋さん 投稿者:森岡正博  投稿日:10月26日(木)21時35分05秒

ありがとうございます。
ということは、むしろヘルシンキ宣言は、患者や発展途上国の権利を守るほうに向けて
改正されたということなのですね。

ヘルシンキ宣言改訂論争(2) 投稿者:土屋貴志  投稿日:10月26日(木)16時57分16秒

>みなさん

ヘルシンキ宣言の改訂について、先日の私の書き込みの内容に一部間違いがありましたの
で訂正します。

「治療的研究」と「非治療的研究」の区別に関しては先日の書き込み通りでいいのです
が、「最善の治療法の提供」に関しては、

《発展途上国での臨床試験においても、貧しくてほとんど治療されないというその国の実
状に合わせたプラセボ対照試験でなく、現在の医学で最善の治療と認められた治療法を、
試験中のみならず試験終了後も与えなければならない》

ということになったようです。

先日の私の書き込みでは《「その研究によって定められた identified by the study」と
いう但し書きがあるので、その国の実状に合わせた試験が行われるかもしれない》という
主旨のことを述べたのですが、この但し書きのある第30条は、臨床試験の終了後、試験に
参加したすべての被験者(対照群も含む)に「その試験によって判明した identified by
the study」最善の治療法が受けられることを保証しなければならない、ということを定め
ていたのでした。つまり、その臨床試験によって新しい治療法の効果が確かめられればそ
の治療法を、確かめられなければ従来の標準的な治療法を、それぞれ被験者に与えなけれ
ばならない、ということです。それを私は(改訂前の条文の内容に惑わされて)完全に読
み間違ったわけです。

《臨床試験においては、現在確かめられている最善の治療法と比較しなければならない》
ということを明確に述べているのは(30条でなく)29条でした。ここには「現在確かめら
れている最善の予防・診断・治療法 the best current prophylatic, diagnostic, and
therapeutic methods」と書かれているだけで、何の但し書きもありません。対照群をプラ
セボないし無治療とする試験が認められるのは、こうした予防・診断・治療法がないとき
だけに限られます。

以上のことに気づいたのは、あるメイリングリストで以下の記事を紹介されて読んだおか
げです。

Martin Enserink,
"BIOETHICS:
Helsinki's New Clinical Rules:
Fewer Placebos, More Disclosure"
in:
Science
Volume 290, Number 5491, Issue of 20 Oct 2000, pp. 418-419.

印刷版の雑誌ではまだ確かめてはいないのですが、この記事は、今回の改訂は、プラセボ
対照試験を行えるようにするためにヘルシンキ宣言の規制緩和を求めた米国食品医薬品局
(FDA)とロバート・ルヴァインらの完全な敗北に終わった、とみています。

米国内の臨床試験は主にプラセボ対照で行われているので、FDAやルヴァインはヘルシンキ
宣言を米国内の慣行に合わせようとしたのですが、患者アドボカシー団体や発展途上国の
研究者は、プラセボ対照試験では対照群に割り付けられた患者は何の治療も受けられない
ので反対していました。ルヴァインらの提案は世界医師会でも完全に拒絶され、むしろ反
対に、患者の立場を強化する改定案が採択されたということです。研究資金の出所や利害
の衝突関係を明示すること、たとえ試験の結果効果がないとわかった場合もその結果を公
開すること、なども、患者側に立った内容だ、と評価しています。

ただし、これで、米国内ではヘルシンキ宣言を守ろうとするとFDAの規制に抵触することが
明確になったので、実際にヘルシンキ宣言がとりわけ米国で遵守されるかどうかは不明瞭
だといいます。ヘルシンキ宣言は法的効力のない倫理綱領にほかならないからです。

私自身は、条文を読む限りでは、それほどはっきりした内容とは受け取れなかったのです
が、やはり議論の経過を知らなければ条文の意味もわからない、ということですね・・・。


学会 投稿者:森岡正博  投稿日:10月26日(木)10時36分42秒

>ドクター乱夢さん

おひさしぶりです。新しいHP活気づくといいですね。また、いろいろ教えてください。
福井の学会は、私は参加できません。が、その直前にある筑波の学会のほうで発表します。
海外からのメンバーは、きっと、筑波から連足で参加しているんじゃないのかな?

>みなさん

筑波では、日本の臓器移植法改正について発表します。
そのレジュメを英語ページにアップしておいたので、よければご覧ください。

http://lifestudiesnetwork.com/specialreport01.html


ご無沙汰しています 投稿者:ドクター乱夢  投稿日:10月25日(水)22時38分07秒

森岡先生、大変ご無沙汰しています。乱夢からドクター乱夢にHNを変更しました。
以前は面白脳天乱舞塾という掲示板だけオープンしていましたが、故小渕首相の治療に
関して断定的な書き込みをしたことがきっかけとなり、やむなく掲示板を閉鎖しました。

今回、まだ未熟ですが、新しく、新面白脳天乱舞塾というHPをオープンしました。
堅い話や柔らかい話があり、支離滅裂的かもしれませんが、よろしく。

なお、日記欄に11月2日、3日に開催される第7回国際生命倫理福井セミナーの
プログラムを入れておきましたので、興味があり、参加希望の方はご連絡下さい。

http://www.geocities.co.jp/Technopolis-Mars/3218/


URLが抜けていました 投稿者:匿名希望  投稿日:10月24日(火)03時34分29秒

すいません。
↓のURLにヘルシンキ宣言修正版(英語版)の全文が2000年10月7日付で載っていました。

http://www.wma.net/e/policy/17-c_e.html


ヘルシンキ宣言について 投稿者:匿名希望  投稿日:10月24日(火)03時18分33秒

今回の掲示板での話題について、自分なりに考えている間に、
大変貴重なコメントがUPされ、正直圧倒されています。実は
遠からずそういう環境に身をおく当事者でもあるわけですが、
正直いって、ここまで深い解釈をしたことがありません。
以下に、大変お恥ずかしいですが、自分なりに考え、UPしようと
思っていたことを、ありのままに載せます。わたしの今の時点での
こういう考えを、どのようにお考えになられるかご師事頂きたいです。
どうかよろしくお願い申し上げます。

>山本真理様、森岡正博先生
↓のURLにヘルシンキ宣言修正版(英語版)の全文が2000年10月7日付で
載っていました。
日本語版は、いずれ(いつ頃かはわかりませんが)日本医師会のHP
http://www.med.or.jp)に全文が掲載されると思いますが・・・。

また、信州大学の立岩真也先生のHPに、読売新聞の記事の抜粋
http://ehrlich.shinshu-u.ac.jp/tateiwa/1900/64hd.htm)が
すでに掲載されていました。
◆20001002
ヘルシンキ宣言を大改定へ…世界医師会総会
読売新聞ニュース速報
 日本医師会など各国の医師会で組織する世界医師会の総会が三日から、
英国・エディンバラで開かれ、人間を対象とした医学研究で医師が守る
べき倫理規範を定めた「ヘルシンキ宣言」の大幅改定を行う。
 …(略)…今回の改定は、宣言の採択時には想定されていなかった
ヒトゲノムやクローンなどの研究が進み、これまで区別していた基礎研究と
臨床治療の境界があいまいになってきたため、これらの研究の規定を一本化
するなど、大幅な修正を目指している。
 総会で検討される宣言案では、「人間を対象とした医学研究では、
研究対象となる患者の権利に対する配慮が、科学的、社会的な利益よりも
優先しなければならない」という文言を宣言の緒言に移動させ、より被験者の
人権を尊重する姿勢を強調。〈1〉被験者には、最善と証明された治療法が
受けられることを保証する〈2〉スポンサーや被験者への謝礼など、研究上の
金銭の出納について透明性を確保する――ことなどを勧告する内容となっている。
[2000-10-02-15:32]

これは余談ですが、今回のこのような動きに関しては、実際に研究に携わっている
当事者ひとりひとりが、いち早く、かつ最も関心を寄せるべき事柄だと思うのですが、
情報として入ってきても、それを自身の問題として、このように深く、十分に考察する
ことは、実際には出来ていないように思います。その理由としては、その都度当該大学
内し設置されている「医の倫理委員会」に審議の要請をするという形になっているため、
そして、日々の忙しさのため(^^;)に、その重要性は認識しつつも、ついつい後回しに
なってしまう等が挙げられるのではないかと思います。


京橋にて 投稿者:ゆう  投稿日:10月24日(火)00時24分02秒

京橋(大阪)に行ったら、「○○ちゃんに、海外心臓移植の道を」というかんじで、
街頭募金を呼びかけていました。何か鬼気迫るものがありました。
「家族の悲痛な叫び」というやつなんでしょうか。

僕も一生懸命脳死や臓器移植について考えてはいるけれど、
個人の問題として家族に脳死や、臓器移植問題が降りかかってきたらどうなんだろう。
頭で考えた、自分の理想通りに行動できるのか・・・。

ほんとにどうなんだろう。


ありがとうございました 投稿者:山本真理  投稿日:10月23日(月)21時39分26秒

私自身「精神病」者でありますので、日常的に飲んでいる薬のこととりわけその薬がどうやって開発されたのか、という問題を考えざるを得ません。
またとりわけ強制入院制度のある精神医療の場での実験については注目というか神経をとがらさぜずにいられません。
WNUSPの仲間の精神医療ユーザー・サバイバーも同じだと思います。
最近読んだ新聞記事では中立国スイスはECの基準に従う必要がないので、スイスの製薬会社が東欧から集めた被験者にECの基準に反した治験を行っている、とのことでした。
エイズの薬をアフリカの人たちは高くて使えないとか自主的に作ることが特許の関係でできないとか言う話もありますね。
井上さんのメールで何が問題になっているのか分かりました。でも森岡さんのおっしゃるとおり、現実に改定がどういった影響を与えるのかまだ見えませんね。

土屋さん 投稿者:森岡正博  投稿日:10月23日(月)17時16分26秒

情報と解説、ありがとうございました。南北問題、治療/非治療などが論点だということは
理解できました。これを改訂したことで、具体的にどういう効果・影響があらわれるのかと
いう点が見えにくいのが、難しい点ですねえ。土屋さんの研究されている、人体実験全体の
歴史学という視点から押さえないと、見えてこないんじゃないのかな。ヘルシンキ宣言の
土屋訳がHTMLになってアップされたら、教えてください。すぐにリンクしますので。

今度の生命倫理学会はブラジルか・・・。


ヘルシンキ宣言改訂論争資料(1) 投稿者:土屋貴志  投稿日:10月23日(月)16時58分21秒

>山本さん、森岡さん

はじめまして。土屋と申します。
ヘルシンキ宣言の改訂箇所について整理した資料を作って森岡さんに送ったら、ちょうど
掲示板で議論になっていると、発言を誘われました。

私も改訂論争をリアルタイムでフォローしていたわけではないので、完璧に分かっている
わけではないのですが、最近読んだ関連論文がいくつかありますので、そのレジメから抜
粋してアップします。

まずは、改訂の主唱者格のロバート・ルヴァイン氏の論文です。

     -------------------------------------------------
     Robert J. Levine, "The Need to Revise the Declaration of Helsinki," The New
     England Journal of Medicine 341 (7) [August 12, 1999], pp.531-534.
     【巻頭句の訳】
     ヘルシンキ宣言は二つの重要な点に関して欠陥があるので改訂が必要である。第一に、ヘ
     ルシンキ宣言は治療的研究と非治療的研究の区別に依存しているが、この偽りの区別に依
     存する全ての文書は、著者の意図せざる誤りを犯すことになる。第二に、ヘルシンキ宣言
     は今日の倫理的思考からするとひどく的の外れた条項を含んでいるので、多くの研究者た
     ちは日常的にヘルシンキ宣言に違反する結果を招いている。このような日常的違反とそれ
     に付随する研究者たちの態度は、ヘルシンキ宣言の信頼性を失わせることになる。
     ------------------------------------------------------

次に、論争に関するサーベイ論文から、論点について解説した節の要約です。

     ---------------------------------------------------------
     Udo Schueklenk & Richard Ashcroft, "Background Briefing: International Research
     Ethics," Bioethics 14 (2) [2000], pp.158-172.

     THE ISSUES
     ・ヘルシンキ宣言の内容、地位、および運用法をめぐる問題に焦点。
      (1) 治療的/非治療的という区別を維持すべきか?
      (2) すべての被験者に現時点で証明されている最高の診断・治療法を提供すべしという
     要件は、先進国と発展途上国の両方で実行可能なのか?また、この要件は維持すべきなの
     か?
      (3) ヘルシンキ宣言や他の国際的研究倫理綱領は誰のものなのか?意見の深刻な不一致
     があるのに、どうやって国際的ガイドラインの改訂を決定できるのか?
     ---------------------------------------------------------

これらの論争がどう決着したのかは非常にわかりにくいです。

 治療的研究と非治療的研究の区別は文言上は放棄されたような形になりました(第5版
の序説第6段落の全文削除)。しかし「C. 治療に結びつく研究のための追加原理」という
章が残っているので、読み方によっては、それ以外の原理はすべて非治療的研究について
述べているとも解釈できます。

 最高の診断・治療法の提供に関しても、30条にこの言葉自体は残っていますが、末尾に
「当該研究によって定められる」という但し書きが入ったので、第三世界の実情に即して
ベスト、と定めても構わないように読めます。

いずれにせよ、少なくとも、今朝の朝日新聞の社説のように《被験者の権利を擁護する方
向が強化された》とは一概にいえないし、まして《最近のゲノム研究など医学研究の進歩
に対応した》という解説があまりにも皮相的すぎることは確かです。

ヘルシンキ宣言最新版の日本語訳はまだ見かけていません。日本医師会の坪井会長が世界
医師会会長になったことだし、日本医師会雑誌などに、そのうち出るのではないでしょう
か。
私が作った資料は、そのうち自分のホームページに、html化して載せたいと思っています
(最初からhtmlで作ればよかった・・・)。

ちなみに、森岡さんが言及しておられた24条は、被験者の法的同意能力が欠けている場合
に代理者からインフォームド・コンセントを得ることについてですね。また、被験者がし
ばしば集団とかpopulationという単位になっているのは疫学研究を念頭に置いているから
でしょう。

《被験者本人やマイノリティの利益よりも、社会や人類一般の利益を重んじているので
は》という批判や《マイノリティ侵略になるのでは》という批判は、ヘルシンキ宣言だけ
ではなく、医学研究そのものにあてはまります。
ですから、そのこと自体よりも、ヘルシンキ宣言改訂論争のポイントは《南北問題》すな
わち誰が被験者になり、誰が実験の利益を得るのか、という点における不平等・不公平の
問題にあったと、私は考えています。
この問題こそ国際生命倫理の最大の課題で、2年後にブラジルで行われる国際生命倫理学
会大会のテーマは「Power and Injustice」です。

http://www.lit.osaka-cu.ac.jp/~tsuchiya/index.html


やはり、起ってしまった。。 投稿者:net.watcher  投稿日:10月23日(月)16時04分22秒

こんなニュースが。。

http://www.cnn.co.jp/2000/HEALTH/10/20/donor.brother.ap/index.html


金田案 投稿者:森岡正博  投稿日:10月23日(月)02時45分09秒

>てるてるさん

金田案は、違法性阻却案のはずです。ただ、ぬで島さんが指摘しているような、全面的な
包括案となるのかどうかは分かりません。子どもをどうするのかもわかりません。てるて
る案が、彼らの参考になるはずです。金田さんのHPは、以下↓なので、メールを出して
聞いてみたらいかがでしょうか?

http://www2.hotweb.or.jp/kaneta/welcome.html


ヘルシンキ宣言改正 投稿者:森岡正博  投稿日:10月23日(月)02時31分26秒

>山本さん

正しいURLは、↓のところですね。

そこで、見てきましたが、全体としては個人の権利を守るという主張のように読めましたが、どうなのでしょうか? 気が付いたのは、24aあたりで、実験によって利益を得る人々の集団、あるいは人口について考慮すべしという規定がありますが、これのことかな? 反論の趣旨が分かればいいんですけどね。この問題に詳しい方のコメントがほしいですね。

http://www.wma.net/e/helsinki.html


ヘルシンキ宣言 投稿者:山本真理  投稿日:10月22日(日)20時53分22秒
ヘルシンキ宣言「改悪」というのが流れたのは
world network of users survivors of psychiatry (WNUSP)のメーリングリストです。
ここは過去ログがない上、その批判メールを保存していなかったもので、批判内容を正確に再現できずかつ英語力の不足で原文を理解できないのです。私の理解した範囲では医療技術的な問題と言うより、患者個人の利益より、社会というかいわゆる「人類一般の利益」を優先しているのではと言う批判で、それはさらにマイノリティの人権侵害や侵略を肯定すると言うことにまで触れていたのですが
(例として南アメリカの先住民への侵略のことに触れていました)、改定案と原稿のものを英語で読んでも英語力の不足と前提の知識不足でそのあたりよく分かりません。
改定案については世界医師会がアンケートをとっています(もう決まったのでしょうか
閉鎖されているかもしれませんが)
http://www.wma.net./e/helsinli.html
なおWNUSPのメーリングリストへの登録は以下です。
http://www.topica.com/lists/wnusp


背景 投稿者:てるてる  投稿日:10月22日(日)17時36分10秒

この掲示板の背景の、あの灰色と白色のまざった模様はどうなったのでしょうか。
見えませんが。

移植法の情勢? 投稿者:てるてる  投稿日:10月22日(日)17時35分02秒

>le pissenlitさん
>現時点までのそれぞれの案が日記に整理され助かりました。

ほんとですよね。
(1)町野案、(2)移植学会案(まだ出てない)、(3)森岡案、(4)違法性阻却案、(5)移植法廃絶案
とありましたが、このうちの(4)に含まれている金田案というのはどういうものになるのでしょうか?

17日の衆議院議員会館の集会で金田誠一議員はぬで島さんの「世界」論文のことをとりあげていましたが、ぬで島さんの案を反映させたものになるのでしょうか。
「てるてる案」も参考になると思うんですけど…(^_^;)
両方ドッキングとかできないのかな?


ヘルシンキ宣言 投稿者:森岡正博  投稿日:10月22日(日)01時39分22秒

ヘルシンキ宣言改正についてのニュースは、読売新聞で流れていました。ですので、おそらく読売新聞のサイトに行くと、速報があるのではと思います。私もそのレベルでしか知りませんが、「改悪」というのは、臓器移植や遺伝子バンクなどを肯定することを明記するというあたりなんでしょうか。「改悪」の主張をしている英語サイトがありましたら、ここに紹介してください。よろしく。

ヘルシンキ宣言改定? 投稿者:山本真理  投稿日:10月21日(土)17時21分10秒

初めまして。精神科ユーザーの世界ネットのメーリングリストに、ヘルシンキ宣言「改悪」という主張が書き込まれていました。英語が不得意なもので、新旧のヘルシンキ宣言をならべて読んでもこの書き込みを見てもどうもよく分かりません。改訂版のヘルシンキ宣言含め日本語の資料がどこかにあったら教えていただけませんか?
どなたかご教授いただけたら幸いです。


le pissenlitさん 投稿者:てるてる  投稿日:10月21日(土)06時23分21秒

>心から好意を持って拝読させていただきます。
恐れ入ります!
掲示板での議論と学習の成果の総集編、といった感じです。私としては。
いまは、いささか脱力気味。
これって、マタニティブルーみたいなものか? (^_^;)

拍手 投稿者:le pissenlit  投稿日:10月20日(金)14時48分16秒

現時点までのそれぞれの案が日記に整理され助かりました。
てるてるさんの卒論のようなものですね。現代文明学研究のアップ
心から好意を持って拝読させていただきます。

更新 投稿者:森岡正博  投稿日:10月20日(金)01時20分11秒

日記、更新しました。移植法改正について、見てください。
それと、「てるてる案」最終版が『現代文明学研究』に掲載されました。
いっきにグレードアップされた必読文献です。

http://www.lifestudiesnetwork.com/jp/civil/0302.htm
http://www.kinokopress.com/civil/0302.htm


ありがとうございます 投稿者:le pissenlit  投稿日:10月19日(木)23時31分49秒

カエルさん
レポートを読ませていただきました。いつも生き生きした文章で楽しいです。
今回はいつもと雰囲気が違い楽しいという感じでなかったのですが、ことがことですから
そのような時もあるでしょうね。
おまけがなくても意欲の程通じますよ。おまけはむしろおまけなりでした。
お気を遣わしたのでは?
カエルさんがおしゃるように内輪もめ的雰囲気でなく、あくまでも「議論」になるような
雰囲気が保たれるようにと念じています。
反対集会という襷がけの雰囲気でなくと思うのですが・・。
どうぞこのHPのお仲間としてカエルさんに一言襷はかけることのないようにと。
勿論大本教さんの明確なお立場に尊敬しつつですが。
はっまったりすると体力がいるのではと国会議員さんの集会の疲れてのいねむりを
思いだしつつお案じする次第です。

とこいけんいちさん
池袋というと立教大学ですよね。ここを良く通る者として「優生思想シンボのお知らせ」
目に留まりました。公務ありで伺えませんがサイト参考になりました。
良いシンボになりますように!。

てるてるさん
カエルさんのレポートやご自身及びyukikoさんの報告でてるてるさんらしいと
つい微笑んでしまいました。サイトいつもありがとうございます。


置き去り? 投稿者:モイナ  投稿日:10月19日(木)19時01分49秒

昨日のNHKニュース10
「なぜ移植できないの・置き去りにされる子供たち」
これは見逃してしまったのだけれど、内容は見なくても分かりますね。

海外で臓器移植を受けようとしている子供が「私を助けてください」とTVで訴えることは
可能ですが(実際にそうしているが)、ドナーになろうとしている子供が「私を助けてください」
とは『言えない』ないんですよね。

置き去りにされているのはドナー(なるであろう子供)も同じこと。
最近「移植法改正」についてのニュースを見る機会が増えたけれど「ドナー側の視点から」の
報道はほとんど無いんじゃないのかな。


船橋市立病院のMSW 投稿者:yukiko  投稿日:10月19日(木)08時15分47秒

この記事をよんだ後、ワーイ!!って新聞持って踊ってしまいました。
おなじSWが、クライアントのニーズを同じように捉えて、現場で頑張ってるんだ!、と
思うと、すっごく嬉しかったです。船橋市立病院のMSW、新しい仕事、がんばれ!

でもちょっと妬ける。「いい仕事してるなー」って。わたしも頑張るぞ!


10月19日付の朝日新聞(朝刊)より引用 投稿者:yukiko  投稿日:10月19日(木)08時10分37秒

15面「臓器移植法3年」二つの死 救命揺らす より

「…… 
厚生省のマニュアルに従えば、『意思確認』の役割が主治医に回ってくる可能性が高い。
これを、治療に関係ないスタッフが入院時から担おうというのだ。
千葉県の船橋市立医療センターは、入退院手続きや福祉相談をする医療ソーシャルワーカー(MSW)が臓器提供の相談も引き受ける態勢をとる。
最近、交通事故で意識不明の重態だった二十代の男性が回復して退院した。運ばれてきた時、臓器提供の意思を示したカードを治療スタッフが見つけたが、MSWにカードとともに意思確認が必要な場合の責任もバトンタッチした。
唐沢秀冶・脳神経外科部長は『おかげで治療に専念できた。態勢があることで治療する側として気も軽くなります』と話した。」


移植に関する資料 投稿者:てるてる  投稿日:10月19日(木)07時53分22秒

先日の反対集会で、実際に医師として多くのこどもの死にたちあってこられた阿部知子さんが、
脳死状態の人からの臓器移植に反対されるのをみると、もう全然反論できないように思えて
きます。また、同じく医療の現場にいる方が、臓器移植法が施行されたことによって、脳死と
みなされそうな状態になった人への医師たちの救命治療がマイナスの影響を受けている、
もっと救急医療の充実をはかるべきで、脳死状態の人からの移植には反対、という御意見を
きくと、それもまた、全然反論できないと思えます。

しかし、一方で、脳死状態の人からの移植を受けた方のホームページを読むと、移植を
受けた方の積極的な生き方を無条件に応援したくなります。
ひさしぶりに若林正さんのホームページを読みましたが、そこからリンクしている、
「移植情報室」は、レイアウトがうつくしく、資料が充実しています。
まあ、私の「資料紹介」のページが無味乾燥すぎるんですが。
資料の傾向が全然違い、コメントのつけかたも全然違い、移植を受ける立場の当事者と、
そうでない人間との違いがよくわかるなあ、と思いました。
↓に資料室のURLを紹介します。

http://member.nifty.ne.jp/transplantation/


追加 投稿者:カエル  投稿日:10月19日(木)00時28分58秒

森岡さん、いいえ、どういたしまして。
次回の集会、ぜひとも善処してください。(←議員語うつった)
一日たちまして、レポートに「おまけ」なんぞ追加してみました。
興味あるかたは是非どうぞ。

ケロケロレポート 投稿者:森岡正博  投稿日:10月18日(水)20時22分30秒

>カエルさん

↓ですね。臨場感あふれるレポート、面白かったです。いつもありがとうございます。
私も、ああいう場所に行くべきでしょうかねえ。うーん、前向きに考えさせていただきます。
(←いきなり国会議員ことばになっている)

http://www.geocities.co.jp/CollegeLife/4728/noushi03.html
http://www3.justnet.ne.jp/%7Eelellis_fan2/jp3/noushi03.html


反対集会 投稿者:yukiko  投稿日:10月18日(水)02時37分27秒

きょうの衆議院議員会館での脳死・臓器移植反対集会に行ってきました。
これまでにでてないところをいくつか。

小松さんは、改正案が現行法より拡大することは避けたい、とおっしゃっていました。
また、町野案の問題について、脳死が人の死とされている点、組織・臓器による営利行為・人体の商品化を容認している点をあげていらっしゃいました。
民放を中心としたレシピエントの子どもの命を助けよう、というキャンペーンには、国会で決議するはずの議員自身がはまってしまうかも、とも。

阿部知子さんは、あくまで臓器移植法廃絶、とのことでした。
同法は、国が率先して推進することが前提となっているため、現場が影響を受けないはずはない、との主旨でした。今後は、金田さんたちと「脳死は人の死ではない」とする会をつくるそうです。

「脳死」臓器移植に反対する市民の会、「脳死」臓器移植による人権監視委員の方々がこれまでの臓器移植事例について、8例のうち、4例を弁護士会に人権救済申し立てた、という報告がありました。特に、福岡の徳洲会の臓器摘出においては、脳死判定の際、ドナーに咳反射があったのに、なぜ脳死と判定されたのか納得できない、脳死の人がドナーカードをもっていても、救急医療に力を尽くすべき、とのお話がありました。

考え方の違う場所だ、という雰囲気がカエルレポートにも出てきますが、そのなかで、てるてるさんは、自説を丁寧に説明されました。あとで、「自分と考え方は違うけれど、よくやったね」と小松美彦さんが、てるてるさんに声をかけていらっしゃいました。記者さんたちもいらっしゃって、面白い考え方ですね、と少してるてるさんとお話になっていました。記者さんたちは掲示板をご覧になっているそうです。

デビュー(?)するには、けっこう心臓な状況だったとおもいますが。てるてる案はともかく土俵に上がったぞ、と感じ、集会終了後、わたしゃ脱力してしまいました(^^;)


レポート 投稿者:カエル  投稿日:10月18日(水)01時23分52秒

昨日行われた、脳死臓器移植反対勉強会のレポートをアップしました。
今回は、なんかヤバイです。
興味あるかたは是非どうぞ。

http://www.geocities.co.jp/CollegeLife/4728/
http://www3.justnet.ne.jp/%7Eelellis_fan2/jp3/noushi03.html


そういえば 投稿者:森岡正博  投稿日:10月17日(火)17時30分47秒

ここのところ、10日間くらい、音信不通行方不明にしてたから、メディアは私を捕まえられなかったのかも。私のところには、どこからも、ぜーんぜーん取材が来てません。
(単に無視されただけかもf(^^;)) せめて、移植法HPは見てよねー。メディアのみなさん。
お願いします!

てるてるさん 投稿者:森岡正博  投稿日:10月17日(火)17時27分49秒

会合、お疲れさまでした。
「てるてる案」は、これからもいろんなところでしぶとく提示し続けていくうちに、
賛同者が増えてくるのではと思います。朝日新聞、さっそく見てみます。
でも、木村利人氏が、そのように言ってくれるとは、感謝感激でありまする。
(いままでのいきさつは、この際、無視じゃ!)

朝日新聞の記事 投稿者:てるてる  投稿日:10月17日(火)17時23分10秒

朝日新聞10/17日付第15面
「!臓器移植法3年 上」
「子どもの臓器提供 『本人の意思』焦点に」
「『親権者の承認で可能』厚生省側の報告が波紋」
ことしの夏休みの終わりに、厚生大臣に手紙を渡した小学生の話から始まっています。
USAで心臓移植を待ちながら亡くなった男の子のおにいさんたちが、こどもの意見を尊重して、「移植ができるように」と臓器移植法の改正を要望した話です。
写真は、この10月16日に、厚生省に、患者団体などでつくる、臓器移植推進連絡会のメンバーが要望書を手渡すところ。
インタビュー記事は、早稲田大学人間科学部教授木村利人氏
「『自発的意思』が必要」たとえ小学生でも本人が意思表示することを前提に考えるべきで、USAでは脳死や安楽死の問題を教科書に載せ、クラスで議論するとのこと。

もうひとり、上智大学法学部教授町野朔氏
「家族の承認だけでも妥当」

きょうの衆議院議員会館での脳死・臓器移植反対集会では、小児救急医療の体制が整わないのに、移植できるようにするとはとんでもないとのこと。看護婦さんの御意見で、たいへん説得力がありました。
「死は共鳴する」の著者の小松美彦さんが、町野案はいわば極端な案であって、厚生省は、だれかがもっと穏健な案を出してくるのを待っていて、森岡案は、ちょうどそれにひっかかってきた、と述べていらっしゃいました。

ついでに、質疑応答の時間に、「てるてる案」の要約を説明させていただいたんですけど、脳死は人の死ではない、とする考え方からすると、枝葉末節的なことにとらわれているとの御批判をいただきました。


今日は 投稿者:森岡正博  投稿日:10月17日(火)12時24分33秒

そういえば、法施行後3年が過ぎた日なのですね。
衆議院会館でのシンポも行なわれているはず。

毎日の記事 投稿者:森岡正博  投稿日:10月17日(火)12時22分55秒

ちしゃさん、ありがとうございます。
法案提出は、来年の次期国会ですか・・・・。長期戦になりそうですね。
でも、ほんとに、町野案で出して来るのだろうか。たぶん、そうなるだろうな。
移植団体も町野案だし。うーむ。

他の新聞の情報もありましたら、お教えくださいませ。>みなさま


10/9毎日の記事 投稿者:ちしゃ  投稿日:10月17日(火)04時42分06秒

10/9毎日の記事

[クローズアップ2000]臓器移植法3年 15歳未満の脳死者からの提供は…
がホームページに掲載されていました。

http://www.mainichi.co.jp/eye/feature/details/science/zouki/200010/09-1.html


優生思想シンポのお知らせ 投稿者:とこいけんいち  投稿日:10月17日(火)01時16分49秒

はじめまして。
とこいけんいちと申します。立教大学コミュニティ福祉学部(高橋紘士ゼミ)におります。
明学大学院の加藤秀一ゼミや柘植ゼミにも何とかもぐって食いついております。

森岡さんのHPは毎日チェックしております!忙しそうなのにしょっちゅう更新している
のはスゴイ!!今後もファンでいます(HPの)

公開講演会「優生社会の世紀を超えて〜ハンセン病人権侵害・失われた90年〜」

ハンセン病者、水俣病者、しょうがいしゃ、薬害被害者に対する20世紀の過酷な処遇を振
り返り、そこから浮かび上がる近代、優生思想を問う。来る「生命科学の世紀」に二度と
不幸を繰り返さぬため法は、社会は、私たちは何ができるか?

講師
国本衛(李衛) ハンセン病回復者、国立療養所多摩全生園入所者
栗原彬 立教大教員、水俣フォーラム代表
市野川容孝 東大大学院教員
鈴木利広 薬害HIV弁護団事務局長、薬害オンブズパースン会議代表

主催:とこいけんいち・立教大学ジャーナリズム研究会
日時:2000年11月15日(水)17:45−20:00
会場:立教大学池袋キャンパス8号館1階大教室
どなたでも参加できます!!(バリアフリーの教室棟です)
無料・不要予約

連絡:とこいけんいち
encounter_21@hotmail.com

近くの人どんどん誘って来てください!

http://www.hansenkokubai.com


カエルのケロケロレポート 2000年10月17日 脳死臓器移植勉強会、臓器移植法の見直しについて

「脳死否定論に基づく臓器移植法改正案について」(『現代文明学研究』第3号、2000年10月19日)
てるてる案