MR20000系
■概要
2002年、MR10000系での実績を踏まえナナ快電鉄との相互直通運転が2004年から行われることに先立ち、畠山車両製作所・来栖川重工の2社で製造された。
製造当初からナナ快電鉄乗り入れを意識し、1次車7連6編成、3連8編成が新造されたが諸般の事情から相互直通運転が2007年まで延期されたため2次車以降は
MR8000系とMR10000系の一部編成を置き換える目的で6連24編成、4連22編成が製造され1次車も電装品の配置変更と編成組み換えで2次車と同じ編成となった。
■車体
MR10000系列から引き続きアルミダブルスキン車体を採用、先頭部はFRP構成。
種別・行き先表示機は3色LED式で正面は助士側窓上部に列車番号表示機、運転台側窓上部に行き先表示・列車種別表示器をそれぞれ設置している。
車内は運転台がナナ快電鉄乗り入れに伴って左手ワンハンドルマスコンブレーキ弁となり、客室はセミクロスシートを採用した。
■スペック
制御装置:IGBT3レベルVVVFインバーター制御、加速度3.0km/h/s、減速度3.7km/h/s(非常制動時4.5km/h/s)、最高時速130km/h
MT比:(6連)3M3T・(4連)2M2T、ユニット制御はMR9000系以来の1C4M制御となった
保安装置:CS-ATCとナナ快ATS-P(2010年よりGPS機能追加のATS-P+に更新)と非常制動・信号炎管発火・パンタグラフ強制下降同時作動のTEスイッチを搭載しブレーキは純電気ブレーキと留置用のパーキングブレーキを搭載
■運用と最近の動向
営業運転開始当初は自社線のみの運用であったが、2010年より東西電気軌道線との相互直通運転が開始されたのとナナ快電鉄からの要請で中坪〜七郷国際空港間の普通車運用に
入ることになり現在に至っている。3次車にあたる元26121〜26130F・24121〜24130Fが東西電気軌道に譲渡され、東西電気軌道9000系として運用に入っている。
2017年から全般検査で入場した編成から順次セミクロスシートをオールロングシートに変更する工事を行っている。
■編成表
←高速萌原 咲江・海神・かなで新町→
24401+24301+24201+24101(24101F)
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24420+24320+24220+24140(24120F)
26601+26501+26401+26301+26201+26101(26101F)
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26620+26520+26420+26320+26220+26120(26120F)