107:エスティマ・ルシーダ G ディーゼル・ターボ (’92.06 CXR11G 4AT 15.12-)

自動車税が高くて乗り続けることが出来なくなり、二束三文の値段で「103」のルシーダを売却したのが、半年前です。なんといっても沢山の荷物が載せられることが美点で、その後荷台をつけたZ32を使用し始めたのですがもの足りません。再びエスティマ・ルシーダ探しを始めて見つけたのがこの車です。価格は以前売却したルシーダの半分以下です。充実装備も半分以下でちょっとガッカリですが仕方がありません。良いところは、「貨物車登録」がされていることです。自動車税が格安になるはずです。また、ディーゼル・ターボエンジンが載っていて12万キロの走行です。燃費も良さそう?と思っています。
安い車には安い理由があります。今時解体屋さんが引き取る価格より安くなるのは、解体してパーツとしての商売が成り立たないことを暗示しています。古いことが理由の一つですが、パーツの品質が保てないことが主な理由でしょう。エンジンやトランスミッションあたりからの油漏れがひどく、ディーゼルということも災いして床下が真っ黒になります。タイミングベルトが未交換です。問題点をノートに書いてみたら30項目にもなり、箇条書きでも1ページが埋まってしまいました。


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引き取り走行で分かったことですが、ATが2速で滑り、平地で時速50キロ、上り坂は20キロまでしか速度が上がらなくなることが起きます。国道をこの状態で走っていると大問題、危険です。推定している原因は、冷却水の温度が異常で、オーバークールのようです。運転席のメーターには「オイルレベル異常」のランプが点灯し、冷却水温メーター針がごく低いことを表示しています。サーモスタットが開いたままになっている可能性があります。
この車は初期型で、エンジンオイル・オートフィーダーなるものがついています。オイルパンのオイルレベルが規定以下に下がると、自動的にエンジンオイルの予備タンクから不足分を供給するもので、エンジンのメンテナンス・フリーを狙ったシステムですが、このシステムは冷却水温の変化で動作を制御しているようで、 冷却水温があらかじめ予想される変化と異なると異常となり、「オイルレベル異常」のランプを点灯させて、障害を拡大させないためフェールセーフ動作となり、ATが2速止まりとなるみたいです。(これは自分の推測です。)
エンジンが冷えているときにスタートし、エンジンを止めなければどこまでも何時間でも正常に運転できますが、エンジンが暖まってからエンジンストップし、再度エンジン始動すると「オイルレベル異常」のランプが点灯しフェールセーフ動作になります。この後停止してエンジンを止め、冷えるまで待つと異常は消えるようで、冬場では4時間ほどかかります。エンジンオイル・オートフィーダーは、キースイッチでエンジンスタートさせるときにのみ動作します。トラックのように一度エンジンをスタートさせたら止めなければいいのですが、そのような使い方は出来ませんので、なんとしても正常になるよう修理しなければなりません。
走行距離が正しいならまだまだ使用可能なはずで、30項目の不具合を直して安心して乗られるようにしたいものです。まずは油漏れの修理とタイミングベルト交換から始めようと思っています。