078:ソアラ2.5 GT−L (’91.06 JZZ30 4AT DM SR 05.07-06.10 1;03)
ソアラは好きな車ですがなぜか縁遠く、必死で手に入れても使用することなく廃棄するか手放してしまっています。この車の前オーナーは唯一の外国人です。もちろん書類がそうなっていただけで全く存じ上げない方です。日本の車検制度は公道を走るすべての車にナンバー取り付けや車検証の備え付けを義務としているようで、外国人が日本国内で保有する場合も同様と思われます(推測)。名前や住所などがローマ字で書かれた「一時抹消登録証」や「譲渡証」などの書類が信用できるのか心配で、急いで所有者を自分へ名義変更するため「陸運事務所」へ出掛けたものです。問題なく自分用になりました。さて、この車はデジタルメーター、オートドライブ、サンルーフなどの好きなおまけが全部着いていましたが、光が弱かったり開け閉めがスムーズでなかったりと不具合が多く、いじりがいの有りそうな車で楽しめると思っていました。外装は写真のように艶も残っており結構いけると思っていました。ところがなんと雨漏りがひどいのです。サンルーフが着いているので当然直せると思っていたのですがサンルーフは白で、どうもリヤウインド周囲からの雨水の浸入のようでした。都合が有って何日間も放置したことがあったときですが、後席足元がひたひたと水がたまり、カーペットやシートが水浸しになり室内の金属部分が錆びだらけになってしまいました。一番困ったのはATシフトロック機構が錆により本当にロックしてしまい全く前後に動かなくなってしまったことです。雨漏りはずいぶん以前からあったようですが、使用している間は何とか影響も小さかったけれど使用しないで放置したことで一気に問題が大きくなってしまったようです。はじめての体験ですが、リヤウイドウの周りをすべて住宅用の「シーラー」で埋めて見ましたところ雨漏りは無くなりました。大成功ですが邪道です。本当はウンイドウガラスを取り外して錆び穴をきちんと処理しないと長くは持ちません。ATシフトは「ロック機構」を破壊して何とかシフトレバーを動くまでにはし、車の移動は出来るようにしたのですが、このソアラにすっかり興ざめしてしまい放置されることになりました。そのうちに他の車で次々とガソリンタンクの中が錆びてガソリンを送るポンプがダメになることが多発したため、この車もいずれ動かなくなることが予想されたので、「雨漏り室内汚れ部品取り車」として売却する事になりました。もったいない!
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